【Youtube】Kommonちゃんねる に「Vストローム250SX 試乗会の帰りに夏の思い出を語る」をupしました!
YoutubeではKommonちゃんねる というチャンネルを運営しております。
少し間が空きましたが、2023年の夏はどんな出来事があったのか、バイクで走りながら語っております。
ポッドキャスト/ラジオ代わりに聞き流しでも。
ぜひご覧ください。
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少し間が空きましたが、2023年の夏はどんな出来事があったのか、バイクで走りながら語っております。
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今年もマン島TTレースの季節がやってまいりました。
わたしは5月23日~6月14日(現地)の日程でマン島に来ています。
今年もTTレースの記事は「バイクのニュース」さんに寄稿いたします。
さっそく、第一弾の記事
「【現地】2週間の長丁場! 2023年の「マン島TTレース」は日程が大幅に変更」
が掲載されました。
こちらの記事はヤフーニュースにも配信されます。
【現地】2週間の長丁場! 2023年の「マン島TTレース」は日程が大幅に変更(ヤフーニュース版)
1996年から27年目。マン島研究の知識を活かした解説をくわえながら記事を書いていこうと思います。
※メディア/メーカーの皆さまへ
写真・動画で取材対応が可能です。お気軽にお問い合わせくださいませ
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このたび、令和5年3月7日付で一般財団法人 全日本交通安全協会(会長・河村隆氏)より『優良二輪車安全運転特別指導員』として表彰されました。
去る4月15日(土)に二俣川の神奈川県運転免許試験センターで行われたグッドライダーミーティングにおいて表彰式が行われ、表彰の縦と記念品を拝受いたしました。
この表彰は全国で約40人前後が毎年表彰されるもので、わたしは2013年から活動を初めて10年間主に神奈川県で活動してきてこのたび受賞の栄誉を承ることとなりました。
受賞にあたり、記念の縦と名前入りボールペン、そして二輪車普及安全協会からもお祝いをいただきました。
この「二輪車安全運転指導員/特別指導員」の活動ですが、きっかけはさかのぼること学生時代に通った「限定解除」の試験中でした。
試験場で「原付の義務講習の指導員をやりませんか」とリクルートを受けたのですが、当時は違反歴もあって応募できる状況にありませんでした。
そののち、行きつけのバイク屋さんでも指導員をやってみませんかと誘われましたが、やはり違反歴があって応募できず。
記憶の片隅にいつも安全運転講習会のことがありましたが、10年ほど前に大学院での研究活動が満期を迎え、そろそろ社会貢献活動をしていかないとなと思い始めたところ、免許歴が“キレイ”になったことを思い出しました。
まず実行したのが、各地の二輪車安全運転講習会に参加することでした。
そのためにネイキッドの小さめのバイクの方がいいかなと考え、ヤマハTZR125を購入しました。
幸い、東京地区ではかなりたくさんの講習会が開かれており、月に2回ほどあちこちの講習会に参加していろいろなスキルを学びました。
その頃は2年近く、あちこちに通ったと思います。
特に着目していたのは、講習会の運営方法や指導員さんたちの指導方法です。
中でもひじょうに丁寧に実施していると感じたのが神奈川の講習会で、ついに神奈川県の指導員資格審査に応募し、試験を受けました。
合格してもすぐに指導員活動ができるわけではなく、神奈川の場合は自分から問い合わせないと活動に加わることはできません。
何度か研修生という立場で参加し、そこから指導員活動が始まりました。
最初の数年は自分の仕事を明かさずに活動していたので特に気づかれることもなく笑
ほんと自然に皆さんに接していただき、いろいろとご指導をいただくことができました。
指導員活動をしようと思ったのは、社会貢献活動もそうですが、自分のためでもあります。
・自分のバイクのスキルアップ
・伝える技術の向上
・イベント運営の組み立てを学ぶ
・初心者/リターンライダー/ベテランライダー、それぞれ陥りがちなウィークポイントを知りたい
・“今”のライダーやバイクの現状を肌で知りたい
そんな目的もあります。
そんなこんなで神奈川の二輪車安全運転講習会に指導員として継続的に活動した結果、特別指導員の資格も試験に合格して得ることができ、そしてこのたびの栄誉をあずかりました。
最近はYouTubeでの仕事が増え、顔や声を出して活動しているため、受講生さんに課題のアドバイスをしているときに突然「小林ゆきさんですか?!」と気づかれることも多くなりました。
これからも講習会の中ではわたしはイチ指導員として活動していきます。
ぜひ、神奈川県の皆さん一人でも交通事故防止につなげるため、ご参加をお待ちしております。
また、特別指導員なので全国で講習会を開催可能です。
ショップやバイクチーム単位などでのワンポイントアドバイス、屋内での“走らせないバイクレッスン”も開催可能ですので、お気軽にお問い合わせください♪
以下は、本年度神奈川県で開催されるバイク講習会の一部です。
全国でいろいろな講習会が開催されていますので、皆さんぜひ自分の技量の確認のためにもご参加をおすすめします♪
◆神奈川県警主催・二輪車安全運転講習会◆
4月29日(土) ※申し込みは締め切り済
5月27日(土)
6月24日(土)
7月22日(土)
9月23日(土)
10月14日(土)
11月11日(土)
12月9日(土)
◆グッドライダーミーティング神奈川◆
7/17(月・祝) 厚木中央自動車学校 ※初参加優先受付day
9/16 (土) 神奈川県運転免許センター ※レディースday
10/9(月・祝) 厚木中央自動車学校
◆神奈川バイクリカレントスクール◆
5月6日(土) 8時~13時 (二俣川・運転免許試験センター)
その後、数回開催予定
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(写真は「サンデーGX」公式サイトより)
2022年10月19日発売の『サンデーGX』(小学館)11月号、連載中の『ジャジャ』(えのあきら先生)に、なんと! わたくし小林ゆき の写真が使われるとか!
今回、ご使用にあたって編集ご担当の方から丁寧なメールをいただきまして、とある場面にわたしのマン島で撮影した写真を下絵として使わせていただきたいとの連絡がきました。
もちろん、こんな光栄なことはありませんので、ぜひよろしくお願いしますと返信をいたしまして、このたびの発刊となりました。
どの場面か、ぜひサンデーGXでご確認ください
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今年のマン島TTレースに関する記事は「バイクのニュース」さんに寄稿しています。
最新記事は「マン島TTレースで見た、走りながらTTレースの安全な運営を担う「トラベリング・マーシャル」の存在」
です。
トラベリング・マーシャルについての詳しくは記事を読んでいただくとして、2007年から現在までのさまざまなトラベリング・マーシャルの走行シーンや活動風景を32枚もの写真で紹介しています。
ぜひ、写真のスライドショーもお楽しみください。
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「ゆきズムスピンオフツアー」皮切りは7月9日(土)、原宿にあるオシャレなバイクカフェ、Lusso Cafe Harajukuさんにて、「マン島TT土産話会」を開催いたしました。
それと同時に、わたしと小森義也さんとで手がけるビーズアクセサリーのブランド Kommonうでわの展示販売もさせていただきました。
マン島のトークショーは19時30分からの予定で行ったのですが、時間前から満席となりました。
途中からいらした方が入りきれなくてすみませんでした。
質疑応答コーナーもいろいろとディープなお話しをすることができ、閉店まで情報交換に花が咲きました。
ルッソカフェさんで美味しいカフェご飯もいただき、心地よい疲労感とともにイベントを終えることができました。
また、ぜひ原宿でこじんまりとアットホームな会を催したいと思っておりますので、そのときはぜひご参加ください。
「ゆきズム」スピンオフツアー、このあと7月23日(土)藤枝、24日(日)箱根、30日(土)北海道と続きます。
それぞれトークショーのテーマは違いますが、オートバイ文化を軸としたお話し、そして小森義也さん(This Time)との音楽ライブを開催いたします。
ぜひ、イベントにてお会いしましょう!
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今年は3年ぶりに5月25日から6月15日までマン島に行ってきました。
前回とまるで状況が違うのは、新型コロナによる水際対策もろもろ、そしてロシア・ウクライナの戦争による影響です。
まず、日本~イギリス便がそもそも大幅に減便されていましたが、ロシアウクライナ戦争の影響でヨーロッパの航空会社の便がかなり制限されたり、ルート変更を余儀なくされていて、乗り継ぎの時間などをかなり深慮しないといけない状況でした。
もともとマン島通いがメインのわたしは英国航空(ブリティッシュ・エアウエイズ(BA))をメインの航空会社として使っており、今回もBAの羽田~ロンドンヒースロー直行便を選びました。
ラッキーなことに、今年に入ってロンドンヒースロー~マン島の直行便ができた(ローガンエアとのコードシェア便)ため、以前のようにロンドンヒースローからロンドンガトウィックやロンドンシティ、ロンドンルートンへの乗り換えをしたり、ヒースローかヨーロッパのどこかで乗り換えてマンチェスターやバーミンガムへ行き、さらに1泊してマン島へ向かうということをしなくてすみました。
【イギリス入国に際して】
行きのイギリス入国に際しては、2022年5月25日時点では全ての規制が撤廃され、ワクチン接種の証明も、PCRなどの陰性証明も不要となりました。
ただし、帰国の際には必要なのでワクチン接種はほぼマストです。
帰国時に「MY SOS」「COCOA」のアプリは必ず必要となります。
スマートフォンの携行は必ず必要となるので、スマホを持っていない人はレンタルをしなければなりません。
出国前にこのMY SOSにワクチン接種の証明などを送る作業が必要となります。
また、帰国時は出国72時間以内のPCR検査で陰性証明が必要で、その書類を書き込むPDFがありますので、プリントアウトして持つ必要があるとの情報がありますが、実際にはPCR検査結果のメールでOKでした。
場合によっては紙が必要になるかもしれないので、念のためプリントアウトして持っていきました。
(帰国時PCR検査や検査結果フォーマットについて詳しくはこちら)
羽田~ロンドンヒースローの直行便は通常、11時間前後ですが、5月25日現在はロシア上空を飛べないため、大きく北回りとなり、15時間30分の飛行時間でした。
羽田空港では体温チェックの機械を通過したような記憶がありますが、あまり定かではなく……。
空港や飛行機内では全てマスク着用となります。
羽田空港の第3ターミナル(国際線ターミナル)ではやっている店が少なく、また今回23時35分発の深夜便だったため、全てのお店が閉まっていました。
イギリス入国に際しては、コロナ対策等のチェックは不要でした。
入国審査は日本人とEU、UKはレーンが異なるので、間違って長い列に並ばないようにします。
マン島入国も特にコロナ対策や入国審査はありません。
飛行機が到着したらそのまま空港を出ることができます。
マスク着用に関しては、ローガンエアはスコットランドがベースの航空会社で、スコットランドの条例で搭乗中はマスク着用が必要とメールでアナウンスがありましたが、実際には航空会社職員もマスクを着用しておらず、乗客も着用していた人はほんの数人という状況でした。
【マン島~英国から日本入国に際して】
2022年6月15日現在は、渡航国を青・黄・赤の3色に分けてそれぞれ必要な対策が厚労省で指定されています。
マン島と英国は「青」の国なので、必要なのは
・出国72時間前のPCR検査と陰性証明 (陽性の場合、日本に入国できない)・ファストトラックを使用したい場合「MY SOS」アプリを使えとあるが、JALはMY SOSが「緑」になっていないとチェックインできないため、MY SOSアプリ利用は必須
・いちおう、COCOAアプリ利用 (これは空港カウンターや入国の際、とくにチェックはありませんでした)
この3つです。
わたしの場合、出国72時間前のPCR検査と陰性証明というのがネックで、マン島現地だと翌日か翌々日に検査結果がわかるところしかなく、時間的に無理でした。
帰国便はヒースローでの乗り継ぎが5時間あったため、空港でPCR検査を受けることにしました。
ヒースロー空港でPCR検査が受けられるのは現在、ExpressTest というところのみです。
安い価格もありますが、日本入国で認められていない検査方法だったりしますので、わたしの場合は 4 hour PCR Fit to Flyという4時間後に結果がわかる検査を受けました。
検査はネットで時間指定で予約することができます。
検査予約サイトには搭乗5時間以上前に検査することを強くおすすめします、と書いてあります。
自分の場合、乗り継ぎ時間が5時間でかなりギリギリでしたが、なんとか間に合いました。
4時間でわかるテストは119ポンドと高額ですが、BAの割引クーポンコードとJALの割引クーポンコード、両方を適用することができ、5ポンドほど安くなりました。
クーポンコードは飛行機に乗らない人も使えるようなので、ネットで調べてみてください。
テストセンターはターミナル2、3、5にあり、わたしはT2で受けました。
T2のテストセンターは、到着フロアから下に下がったところにあります。
テストセンターはスタッフが6、7人いましたが、並んでいる人は2人だけでガラガラといった印象でした。
鼻腔と喉に綿棒を10秒ずつ当てるのですが、くしゃみが出そうになるくらいソフトなタッチで、あっと言う間に終わったという感じ。
紙のフォーマットに証明を書いてくださいとプリントアウトしたものを見せたのですが、送ったメールで大丈夫ですよということで、そのまま
JALとBAのチェックインカウンターがあるT3に向かいました。
待ち時間の間にチェックインカウンターに行くと、MY SOSアプリが緑になっていないとチェックインできませんと言われ、そのまま3時間ほど椅子に座って待ちました。
検査結果は3時間30分くらいで届き、MY SOSアプリにそのドキュメントを送るのですが、「審査中」となってすぐには黄色から緑に変わりませんでした。
なので、チェックインカウンターでは陰性証明のメールを見せてチェックインすることができました。
イギリスは出国審査はなく、手荷物検査のみです。
現在も水ものは100ml以下だけでビニール袋に別に詰めて見せる必要があります。
また、PCやカメラもカバンから出す必要があります。
金属のベルトは外し、上着やくるぶしをおおうタイプの靴、ブーツも脱いでトレイに載せる必要があります。
搭乗口でもMY SOSが緑かどうかチェックがあり、わたしは黄色だったためここでも陰性証明のメールを見せました。
そしてJALの搭乗待合室ではマスク着用のポスターがあり、ここから先は機内でもマスク着用します。
寝ているときにマスクが外れているとアテンダントが起こして「マスク着用をお願いします」と表示されているタブレットを見せて着用を促していました。
【羽田空港での日本入国】
ロンドンヒースロー~羽田直行便にはそれなりに外国人と思われる方々が乗っていたのですが、羽田到着後、「先にシドニー乗り継ぎの方をご案内します」とのアナウンスでほとんど全員が降りていったので、やはりまだまだ日本入国はハードルが高いのだなと感じました。
飛行機を降りるとJAL職員でもなく、空港職員でもない制服の人たちが5mおきくらいに大量に立っていて、水際対策の案内をしながら、ファストトラック利用の人、体温チェックで引っかかった人を捌いていました。
あらかじめアプリを入れておいたり、どのように入国すればいいか予習をしておけばサクサクと滞り無く税関までたどり着けました。
(まったく並ぶことはありませんでした)
……というわけで、2022年6月16日現在の日本入国の状況でした。
ご参考まで。
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(写真は2022年5月29日(日)プラクティス第1日目のジョン・マクギネス選手)
3年ぶりのマン島TTレースにやってきました。
2019年を最後に2020年、2021年はCOVID-19の影響でTTレースは中止されていました。
今年は観客も入れての再開となります。
わたしは1996年から1997年をのぞく毎年ここに来ていますが、2001年に口蹄疫の影響でTTレースが中止(TTフェスティバルとしては開催)だったのに続く、ちょっと雰囲気の違うTTレースです。
3年ぶりということでいろいろ変化がありますが、その模様はいろんな媒体で発表していきますのでチェックをよろしくお願いいたします。
YouTube の Kommonちゃんねる
生配信なども積極的にやっています! (主に日本時間の20時ないし21時くらいから)
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けっこう前なんですが、
なんで??どうして???
いやいやドライバーからわたし(バイク)見えてるのに????
という交通事故に遭ったことがありました。
状況としてはイラストのような感じ。
片側2車線で、都心のまあまあ混雑する道路です。
わたし(250ccのバイク)は左側の車線を、クルマは右側の車線を直進していました。
前後にはクルマがいて、車間もぎっちりという感じの状況を、時速30~40キロくらいでゆったり進んでいる状況でした。
右側のクルマよりもたまたま自分が少しだけ前を走っている感じになっていたとき、突然、
ドンッ!!
と右側のクルマがわたしのバイクのマフラーあたりにぶつかってきました。
そのまま歩道に押し出されて転倒してしまったのですが……。
自分が右側のクルマより少し前にいたはずなので、当然、ドライバーから見えてると思ったのですが、実際にはバイクの存在に気づかずぶつかってきたそうです。
不幸中の幸いで怪我はなかったのですが、マフラーが凹んだりしたので、その分は補償してもらいました。
さて。
このような形態の事故。
いや、まっすぐ走ってただけなのに防ぎようがないだろー、とか思っていたのですが、いろいろ経験を重ねていくと、少しは防止に役立つんじゃないかなという走り方が見えてきました。
それは、
「同じ速度で並走しない」
ということです。
今回紹介した事例のように、ドライバーから確実に見えているだろう位置を走っていたとしても、同じ速度での並走だとドライバーからは停止しているような関係となり、意識から存在を消されてしまうというわけです。
動物は、視覚的に動いているものに意識が行く、という特性があるそうです。
ですから、できるだけ速度差を付けて、ときには相手よりスピードを上げて見える位置に出るまで追い抜く、というような運転が、このような事故を防げるかもしれません。
ふと思い出したのでブログに書いてみました。
この冬休み・春休みで免許をとって路上にデビューするライダーさんも多いと思います。
ぜひ、「ドライバーの死角に入らない」「同じ速度で並走しない」を心がけて事故防止に役立ててくださいね。
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タマさんと最初に出逢ったのは、2005年の夏ごろ、相模川の河原だった。
当時、河原にあったカート場でミニバイクの練習をしに行ったとき、手のひらくらいのちっちゃな彼が飛んだり跳ねたり、独りで楽しそうに駆け回っていた。
そのうち飛びついてきたので、めでたくウチの子になった。
連れて帰って来て、はて名前はどうしよう、と。
初めて飼う猫さんだから、猫らしい名前にしようと思って、ふと思いついたのが「タマ」だった。
乗っているバイクのロゴが「ユメタマ」のように見えるから、というのは確か後付けの理由で。のちに2015年に玄関先でミーミー鳴いていてウチの子になった、ちっちゃい彼女は「ユメ」という名前を授け、めでたく二人揃って「ZX-9R」=「ユメ」ちゃんと「タマ」さんということになった。
タマさんは小さいころから賢くて、それゆえ、「さん」付けで呼んでいる。
飼い主と違って、ものおじせず、人見知りもせず。
小さい頃からハーネスを付けてはお散歩したり。
特徴的な鼻の頭の模様、左右対象なお顔の模様、真っ白でふわふわの胸とお腹の毛並み。
誰に見せても「かわいい」「りりしい」「かっこいい」と言われる自慢のタマさん。
ポンポンしっぽ気味のしっぽを触るとコの字型に曲がっていて、最初は誰かに虐待されたのでは、とか、交通事故に遭ったのではと心配したのだけれど、調べてみるとそれはカギしっぽという和猫の特徴だということがわかって、ほっとした。
あるとき、とても大切にしていたアクセサリーを失くしてしまい落ち込んでいたときのこと。1週間くらいたったとき、階段からカランコロンと音がした。タマさんがそれを見つけて、2階からはたき落として教えてくれたのだった。
2006年はわたしにとって、心身ともに非常にしんどい年だった。ライフワークにしているマン島で大きな事故の目撃者となったり、別の事故にまつわる事件に巻き込まれたり。数か月ものあいだ一日中、暗い部屋の隅で体育座りをして泣いていると、タマさんはそっと寄り添って涙を舐めてぬぐってくれた。
タマさんが小さいころは噛み癖があり、お腹空いた!の合図が、すねやアキレス腱を噛むことだったけど、3歳を過ぎたころにはそれもなくなり、お腹空いた! 宅配便が来た!(なぜかトラックが近くに停まっただけで、ウチへの配達かどうかもわからないうちにウチへの配達だとわかってしまうらしい)、シッコしたよ? うんちしたよ? 片づけて! 遊んで! 抱っこして! そんなとき、仕事をしているかたわらに来ては、にゃーと鳴いて教えてくれた。
そんなタマさんも、自分の病気のときは教えてくれなかった。抱っこをせがみ、ただただ息が荒くなっていき、病院に連れて行くと尿路結石で危ない状況だった。間一髪、手術で助かり、それからは健康そのものだった。骨格が大きかったのもあるけれど、最大で体重は6kgにもなった。
(ZX(ユメ)9R(タマ))
2015年のある日、窓の外で小さな仔猫がミーミー鳴いていた。我が家の周りは地域猫が愛されている土地柄で、これまでもいろんな猫さんが通りすがってきたのだけれど、その子は何かを訴えかけるような感じで、家の中を覗き込みながらミーミー必死に鳴いていた。
「ウチの子になる?」と聞くと、ミーと答えるので、その日からタマさんに加えてもう一人家族が増えた。前述したように、「ZX(ユメ)」と名付けた。
それから1年くらいは、同じ部屋にいるとフーフー言うくらい、タマさんはユメちゃんのことを受け入れなかった。いっぽうのユメちゃんも、負けじとタマさんに果敢にアタックを続けていた。
1年くらい経ったころ、ふと隣の部屋が静かになったので見に行くと、二人は愛し合っていた。それから大の仲良しになり、ひとときも離れなくなった。
タマさんは玉無しなので子どもができることはなかったけれど、少し弱ってきた今年の夏も、雰囲気だけではあったけれど愛し合っていた。
(ドライブも好きでした。病院に通い始めたついこのあいだの姿)
去年の夏から年末にかけて、タマさんの体重が半分くらいになってしまった。もともと好き嫌いはけっこうあって、大好きだった種類のご飯を食べなくなったり、いままで見向きもしなかったちゅ~るを食べるようになったり。
タマさんがウチに来た頃は、最期のことなんて想像もできなかったけれど、タマさんから学んだことは、猫の体重って人間の赤ちゃんに近いんだな、ということ。わたしはきょうだいがいない一人っ子で、子どももいないし、いとことも没交渉なので赤ちゃんを抱いた経験がほとんどなかったけれど、なるほど猫さんの温もりと重さがなぜだか幸せを感じるのは、そのサイズ感や体温の高さからくるものなのかもしれないと思った。
猫の寿命は10歳から20歳くらいだと言われているけれど、もしも自分に子どもがいたとしたら、親離れするのは高校生くらいだろう。子育ての期間はせいぜい18歳くらいまでだろう。そう思ったら、タマさんユメちゃんたちと穏やかに暮らし、そのとき──最期が来たならば、それは子どもが親離れするようなものなのだ、と自分に言い聞かせよう。
そう思っていた。
今年のお正月、丸三日間お水もご飯も食べなくなったタマさん。いつもの動物病院は5日からで、たまたま別の大きめの動物病院が開いていたので連れて行くと、肺に影が見つかった。それから3日置きくらいに肺の水を抜いたり、点滴をしたり。
治療が終わるとタマさんは決まってお散歩をしたがった。病院のロビーを猫さんがうろうろお散歩する姿は、動物病院とて珍しいらしく、看護士さんやお医者様が入れ代わり立ち代わり見に来ては笑顔でエラいね、賢いねとほめてくださった。
(診察前にうろうろお散歩)
最後の診察は先週の金曜日で、そのときはもう立ち上がることもできなくなっていた。
なので、いつも寝ている2階の寝室ではなく1階の居間で寝かせる準備をしたものの、朝になると気力で2階に上がってくる。
夕べ──土曜日の夜は1時間おきに様子を見ていたのだけど、いつの間にかベッドから廊下に降りていて、そこで倒れ込んでいた。いつものように1階のおトイレに自力で行こうとしたんだと思う。強いな、タマさん。
今朝。けっきょく最期も大きな声で鳴いて教えてくれた。わたしの腕の中で。いまも寝ているみたい。
ありがとね、タマさん。
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