G-FP2DF1P69Y 小林ゆきBIKE.blog: 2022年3月

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2022年3月

2022.03.02

バイク交通安全Tips~並走状態を作ってはいけない

Dsc_6745-2

けっこう前なんですが、

なんで??

どうして???

いやいやドライバーからわたし(バイク)見えてるのに????

という交通事故に遭ったことがありました。

状況としてはイラストのような感じ。

Dsc_6746-2


片側2車線で、都心のまあまあ混雑する道路です。
わたし(250ccのバイク)は左側の車線を、クルマは右側の車線を直進していました。

前後にはクルマがいて、車間もぎっちりという感じの状況を、時速30~40キロくらいでゆったり進んでいる状況でした。

右側のクルマよりもたまたま自分が少しだけ前を走っている感じになっていたとき、突然、

Dsc_6747-2

ドンッ!!

と右側のクルマがわたしのバイクのマフラーあたりにぶつかってきました。

そのまま歩道に押し出されて転倒してしまったのですが……。

自分が右側のクルマより少し前にいたはずなので、当然、ドライバーから見えてると思ったのですが、実際にはバイクの存在に気づかずぶつかってきたそうです。

不幸中の幸いで怪我はなかったのですが、マフラーが凹んだりしたので、その分は補償してもらいました。

さて。

このような形態の事故。
いや、まっすぐ走ってただけなのに防ぎようがないだろー、とか思っていたのですが、いろいろ経験を重ねていくと、少しは防止に役立つんじゃないかなという走り方が見えてきました。

それは、

同じ速度で並走しない

ということです。
今回紹介した事例のように、ドライバーから確実に見えているだろう位置を走っていたとしても、同じ速度での並走だとドライバーからは停止しているような関係となり、意識から存在を消されてしまうというわけです。

動物は、視覚的に動いているものに意識が行く、という特性があるそうです。

ですから、できるだけ速度差を付けて、ときには相手よりスピードを上げて見える位置に出るまで追い抜く、というような運転が、このような事故を防げるかもしれません。

ふと思い出したのでブログに書いてみました。

この冬休み・春休みで免許をとって路上にデビューするライダーさんも多いと思います。
ぜひ、「ドライバーの死角に入らない」「同じ速度で並走しない」を心がけて事故防止に役立ててくださいね。

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