時速30キロ規制、二段階右折がやたらと忌み嫌われている原付ですが、乗ったこともないのに文句も言えまいと重い、昨年、念願の原付を購入しました。
車種はスズキミニタン。
70年代のミニ・モトクロッサー・レプリカです。

昨年はミニタンで横浜~鈴鹿8耐、北海道ツーリング(約3000km)に行きました。
また、横浜市は原付が停められる駐輪場があちこち整備されてますので、大きなバイクが停めにくい近所はわりとミニタンで行くようにしてます。
実際に50ccに乗ってみますと、混合交通の中での30キロはいかがなものかと確かに思うのですが、右折に関しては無理やり右側に進路変更しなくて済むという意味で、わりと安全な方法ではあるなと思う反面、例えば左折レーンからの二段階右折だとか、そもそも二段階右折を理解していない背後のドライバーさんが、左端に寄っているのに右折ウインカーを出しながら直進するっぽく交差点を徐行し始める原付に戸惑っているのが見受けられたりと、原付需要が減るにしたがって二段階右折の肩身も狭くなりつつあるなと感じている今日この頃ではあります。
ところで、先日、仕事で千葉県の柏市に行ったんですが、珍しい『原付専用信号』というのを見つけまして。

場所は柏のセブンパーク。イオンタウンみたいなイトーヨーカ堂系のショッピングモールです。
なんで原付専用信号? と思いまして、見回してみますと……。
そこは、『トの字』の交差点なんですが、原付の二段階右折用の信号になっているんですね。
通常、『トの字』型交差点だと、原付二段階右折禁止にする場合が多いんですが、二段階右折用の滞留場がわざわざ設けられています。

ですが、グーグルストリートビューからもわかるように、かなり狭いスペースです。
通常、二段階右折の場合、交差点の先まで行って、向きを変えて信号が変わるのを待つというやり方じゃないかなと思うんですが、ここの場合は直進状態で待つ感じでしょうか。
あと、二段階右折したい原付が何台も来ちゃった場合、滞留場所からはみ出て危なくないのかなとか、いろいろ思いました。
確かに、交通量の多い国道16号で原付が右の車線に向かうのは危ないですし、原付が右折禁止されてないだけでもありがたいのかも。