小林ゆきBIKE.blog

・とっつきはやはりデカい!

・タンクの幅が広いので、デカいイメージに拍車をかけている。

・しかし乗ってみると、幅広のタンクはタンク容量のためではなく、フェアリングの役割を果たしていることがわかる

・シート高850mmですが、身長161cm、RSタイチ公認の短足のわたしでも片足つま先立ちはできます。ただし、お尻はシートのはじっこにずらします。というのも、1Gの沈み込みがそこそこあるため。ちなみに、この日の体重は48kg程度。

・足付きは前述の通りですが、足を出すときにややステップの位置が邪魔に感じることも。ライディングポジション的にはちょうどよい位置なので、致し方ないことなのでしょう。もう少し体格のよい方なら、気にならないことだと思います。

・ハンドルの位置が絶妙に良い! かなり上＆手前に引けている位置までハンドルポストからぐぐっと伸びているため、わたしのような短腕なライダーでも楽ちんなポジションです。1000ccに乗っていることなど忘れちゃいます。

・走り出した第一印象は……トルクすごい! 1速のトルク感すごい。のちにわかるのですが、1速のギアレがけっこう下に振ってあるからなのかもしれないと思いました。というわけで、2速発進も楽々です。

・ギアレと言えば、5速、6速がすんごい上に振ってあるな、という印象も持ちました。100km/hだとうっかり4速のまま走ってたりします。ただ、ギアインジケーターがメーター上に常時表示されるので、あ、いけねと気付いて燃費走行に移ることができます。

・ABSはとにかく秀逸のひと言。リアのABSの効き具合は、右足の裏に「今効かせてますよ」と教えてくれるような軽い震動を伴うものですが、効き始め/効き終わりのタイミングは滑らかな感じでした。

・一方、フロントのABSはたいへん滑らかなもので、ハンドル周りに伝わってくるも感覚はありません。しかも、フロントをロックさせても滑らかにABS作動に移行し、ツツーーっと前に進むのみで怖さをまったく感じさせない。トラクションコントロールとの連携も秀逸で、とにもかくにも、ライダーが考える必要のない「賢い」ABS＆トラコンだと感じました。

・そんなわけで、オンロードチックなタイヤのまま、未舗装の林道に突入してみたのですが。しかも雨。しかもぬかるんでいる。しかも、大きな水たまり、大きなギャップ、大きな穴凹ありの林道でしたが、舗装路を走っている感覚と大差ない感じ、安定感のまま通過することができました。

ひとことにまとめるなら、

「転ぶ気がしない!」

ひとまず、V-Strom1000ABSの短観でした。

動画インプレではもっと詳しく語っておりますので、UPされるまで少々お待ちくださいませ。