二輪車安全運転大会の特練は“大人の部活”
訳あって、神奈川県の二輪車安全運転大会の特練チームに混ざって通称・二俣川で週末、練習させてもらってます。
この「二輪車安全運転大会」は、8月に鈴鹿サーキットで行われる二輪車安全運転全国大会に向けて、5月ごろに全国各地で都道府県大会が行われているものです。
各都道府県大会の日程はこちら→PDF。
(本年度の都道府県大会は全て終了しています)
大会の課題は、
・法規走行・技能走行(ブレーキング、コンビネーションスラローム、スラローム、コーナリング、応用千鳥走行、ストレートブリッジ、傾斜地走行、悪路応用走行、ブロックスネーク、レムニー走行)
となっています。
「ホントに安全運転に役立つのかコレ?!」と思われることも多い安全運転大会の課題ですが、二輪の運転技術の基本を突き詰めて基準化したのがこれらなので、一つ一つ課題の意味や目的を考えながら取り組むと、そのわけが見えてくるのではないかと思います。
そして、課題を10発10中、100発100中でクリアできるようになりたい! そう思ったとき、これはもう、ある種の「モータースポーツ」であるなと感じることうけあい。
安全運転大会の課題は、ジムカーナの要素もあれば、トライアルの要素もある。一本橋や悪路など難しい課題をクリアさせるためには平常心を保たなければならないわけですが、そういう意味では、武道的でもある。あるいは、決められた“型”を踏襲しなくてはならない部分もあり、空手の型競技のような要素もある。
そういう意味でも、安全運転大会の課題は実にモータースポーツ的であると感じた次第です。
さて。
安全運転大会の残念なところでもあり、チャンスでもあるのは、全国的に参加者が少なくなっているそうなので、全国大会へのハードルが低いところです。
たとえば神奈川県大会は今年、参加者が70人ほど。といっても、一般Aクラス、Bクラス、女性クラス、高校生クラスとあり、上位各1名づつ全国大会に選出されるということなので、実際の分母は多くても30人ほど。高校生クラスは片手ほどの参加者数だそうで。
ちなみに、今年の千葉県大会の内訳は、こんな感じ。
高校生クラスに至っては、参加者数3人とのことなので、全国大会への道はきわめて短い! 一本橋15mくらい短い!
東京都も昔みたいに何百人もいるわけではないそうなので、もし来年以降、全国大会代表を目指すみなさん、今から備えてみてはいかがでしょう。
ちなみに、神奈川県の「特練」は7月いっぱい毎週土日朝から夕方まで「二俣川」の二輪コースで行われています。
全国大会上位を目指す特訓会ですし、「常連さん」も多いので独特の雰囲気がありますが、来年の大会を目指す方、二輪のスキルを見て学びたい方、見学OKですのでどうぞ二俣川へお越しください。
というわけで、わたしは明日も朝8時から夕方16時過ぎまで二俣川に2RMでおりますよー。
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