ここんとこ、久々に三多摩方面に何回か行ってきました。
いやー、府中街道の是政橋あたりの変貌ぶりは、鶴川街道の変貌に次いで衝撃でした。
さて。
さきほど、鶴川街道を通って帰って来たんですが、とんでもない出来事に出くわしまして。
い…いや… 体験したというよりは まったく理解を 超えていたのだが……
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「前のクルマが動かなかったので、寝ていると思われるドライバーを叩き起こすも、今度は信号が赤なのにドライバーは寝たままクルマがズルズルと進んだのでまた叩き起こすと、今度はわたしに向かってナンダヨテメーコノヤローと悪態をつき始めたが、その3秒後に再びドライバーは昏睡してしまい……」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…
自分でも何が起こったのかわからないのですけど、もう少し詳しく説明しますと、
・鶴川街道の交差点手前50mあたりの地点で、信号が3回くらい変わっても一向に動かない
・前方のクルマはクラクションを鳴らしたり、何事かを避けるため右車線に逃げるクルマ続出
・バイクの自分はその先で左折したかったので、3台くらい前で起こっているであろう何かを確認すべく、前に進んでみる
・すると、ワンボックスカー(レンタカー)のドライバーが頭をヘッドレストにもたれ、口を開けて爆睡状態に!
・なので、真横に付けて窓を叩いてドライバーを起こす
・一瞬、そのドライバー、ハッとして目を覚まし、クルマを前に進める
・しかし赤信号にひっかかる。そのワンボックスの前には家族連れのミニバンが一台
・すると、赤信号で前方にミニバンが停まっているにも関わらず、ワンボックスがズルズルと進み出す
・ワンボックスのドライバーを見ると、またしても口を開けて爆睡状態
・ミニバンの運転者はさきほどから様子がおかしいことに気付いていたので、ぶつかられないよう、バックミラーを見ながらじわじわ進むが、歩行者が横断中の横断歩道にさしかかってしまう
・その一部始終を目撃していたので、たまらずバイクを降り、寝たまま進むワンボックスに駆け寄り、激しく窓を叩いてドライバーを起こす
・すると、そのドライバー、窓を開けて「なんだよ、テメー、コノヤロー!」と罵声を浴びせてきて、クルマを丸腰のわたしの方へぶつけに来た!
・しかし、3秒後には再びドライバーは口を開けて昏睡状態に
・とっさにバイクに飛び乗り、赤信号だったが左折してすぐの交番に飛び込む
・幸い、交番には二人の警察官がいたので、「たいへんです! クルマが追突しそうになってる!」と、わけの分からない状況説明をしつつ、警察官にワンボックスを停めさせる
・しかし、警察官は徒歩だったため、ひと言ふた言声を掛けただけでワンボックスに走り去られてしまう
幸い、人にもクルマにもぶつからずに済んだし、警察官と、ぶつかられそうになったミニバンの運転手さんには感謝されましたけど、本当に恐ろしい体験でした。
「なんか態度悪かったっすね」と話す警察官の人と、
「なんかクスリでもやってんじゃないですかね?」と話してたんですけど。
よくよく考えてみると、居眠りを起こされて悪態つくってのは尋常じゃないし、声掛けて3秒後に昏睡状態ってのは、極度な疲労でも、春の陽気に誘われたのでもなく。
おそらく、道路交通法で免許の交付が制限される「発作により意識障害又は運動障害をもたらす病気」だったのではないかな,と思いました。
眠気ではなく、意識を失っていたとすれば、自分がどういう状態にあったのか判断が付かず(あるいは記憶がなく)、突然激しく窓を叩かれたことに対してキレる、という態度を取ったとも考えられる。
病気や障害に対して法律やその運用をどうしたらいいのかは難しい問題ですが、道路には今回のような状況にあるドライバーが実際にいるってことを肝に銘じなければならないなと感じたできごとでした。