親子連れ、未成年で賑わうバイク用品店
近所に大きなバイク用品店があるのでたまに行くんですが、夕べ久々に出向いて驚いたことがありました。
お盆とはいえ平日の夕方。
そこには家族連れと思われるグループが3組もいたのです。
一組は、大学生くらいの男性二人とご両親といった風情。
あとの二組は、中学生くらいの男子や女子が一緒でした。
誰がバイクに興味があるんだろう?と思いつつ、他のお客さんたちを眺めていますと、さらに気づいたことがありました。
それは、未成年と思われるお客さんで賑わっていたことです。そのほとんどは原付に乗っていそうな雰囲気なんですが、友だち同士で楽しそうにバイクの話で盛り上がっている姿をたくさん見かけるのは、90年代終わりごろ以来のような。
原付免許の平成24年(2012年)交付数は約16万件。
平成13年(2001年)は約36万件。
平成11年(1999年)は約41万件。
平成9年(1997年)は約45万件。
原付も運転できる上位免許(普通二輪や普通自動車)から取る人が増えたこともあるでしょうし、電動アシスト自転車の普及によって原付の需要が減ったというのもあるでしょう。
原付免許の交付数が15年間で3分の1にまで減ったというのは、オートバイの入り口としての原付という意味では、バイク業界にとって大きな痛手ではないでしょうか。
だからといって、気軽にじゃんじゃん未成年が原付の免許をとって原付を運転すればいいとは思いませんが、少なくとも、原付免許を取るということは筆記試験に合格しなければいけないわけで、たとえば自転車を運転するときも、運転免許を持っていない人よりはルールを知っているはず、ということで、持っていないよりは少しはマシなのではないでしょうか。
今年の春以降、未成年が無免許でバイクの事故を起こす・遭うというニュースが増えているというか、久々にそういう事例をニュースでよく見かけるようになった気がしてますんで、注意深く見守っていかねばとは思います。
▼さて、話は平日夕方のバイク用品店に戻るのですが。
もう一つ気になったのは、40代後半から50代くらいの女性が、上から下までバイクウェアで固めて、一人でお買い物をしている人も何人か見かけました。
何に乗っているのかひじょ~に気になったのですが、そこまでは確認しませんでした。
脳内の妄想ではピカピカのCBR600RR、もしくはその隣にあった250のオフ車?という気がしたのですが、また次回、観察しに行ってみようと思います。
確実に時代が変わりつつあるのを感じた、お盆の夕暮れでした。
上の写真は関係ないけど、マン島で見かけた少女。手にしているチェッカーフラッグは、少女のお手製なんだそうです。
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