交通事故死減少は矢印信号が増えた影響も?
先日、「平成24年(2012年)の交通事故死者数は4411人と減少傾向が続く」というエントリーで、交通事故死者数の減少の原因を探ってみましたが、大事なことを忘れていました。
もう一つの理由に、もしかしたら右折矢印信号の増加があるのではないかなと、ふと思い出しました。
とくに、矢印信号は二輪車対四輪車の事故形態で多い「右直(うちょく=直進二輪と右折四輪の衝突事故」を減らす効果があります。
ここ数年、全国的にLEDライトの信号機への掛け替えが進んでいます。
これに伴い、従来、右折矢印がなかった交差点に、右折矢印が新規に設置されたところもあるでしょう。
少なくとも、東京や横浜界隈では右折矢印信号機や、右折レーンが増えたなという印象があります。
右折矢印信号機は、二輪VS四輪の右直事故だけでなく、四輪対四輪、右折先の横断歩道上の歩行者や自転車との衝突事故という形態も防ぐ効果がありますから、交通事故を減らした一因とみてよいのではないでしょうか。
ところで、信号機に関する相談を警察庁は受け付けています。
「信号機BOX(交通信号機意見箱)」では、「「交通信号灯器が見づらい」、「交通信号機の青時間が短い」、「こうした方がいい」など、どのようなことでも結構です」とのことで、リンク先のさらにリンクをたどると、全国の都道府県警察の受付メールアドレスを公開しています。
同様に、交通標識についての相談も「標識BOX」で受け付けているそうなので、日々の疑問や困ったことなど、ライダー目線の情報提供をしてみてはいかがでしょうか。
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