老舗のバイクショップ・用品店の閉店が相次いでいる?
最近知ったのですけど、板橋区にあったモトボックスセキさんが2月末で閉店されたそうで。27年続いたお店でした。
モトボックスセキさんのブログを読んでいると、サイドカーで有名だった大勝モータースさんも2月末に閉店とのこと。こちらは35年営業されていたとのこと。
ちょっと気になって、「バイク ショップ 閉店」で検索をかけたら、しゃぼん玉名古屋店も。こちらは、本店と一宮店の2店舗体制になるとのこと。
このようなニュースに触れると、バイク業界もいよいよ……と暗澹たる思いを禁じ得ないかもしれませんが、これらのケースは倒産ということではありませんし、背景を考えると致し方ないし、そんなに悲観的にならなくてもよいかも。
というのも、中堅どころや老舗バイクショップの閉店の背景には、
・80年代あたりのバイクブーム時代に出来たショップのオーナーさんは、ちょうどリタイアに突入する世代であること・創業20~30年のショップさんの後継者問題
・国産メーカーの正規販売代理店であっても、輸入車ディーラーの増加や大型中古車店の増加などライバル店が増加したこと
・車検や整備工場の「認証」を取っているショップであっても、パーツ交換だけでなく整備から車検まで出来る大型用品店という形態が出現し、顧客を取られた
などの、さまざまな要因があると思われます。
不幸中の幸いなのは、バブル崩壊後の90年代によく見られた「夜逃げ」という閉店形態は少なくなってきた印象がありますが、どうでしょうか。
用品店にしても、ふた昔前は、RSタイチとしゃぼん玉とD'Sと南海部品くらいしかなかったわけで、現在のように、ナップスや2りんかんなどなど全国展開の大型用品店があちこちにあるわけではありませんでした。そして、なんといっても、WEBショップの台頭があり、その上で用品店の再編があるのは、当然の成り行きでしょう。
とはいえ、ライダーの“居場所”、“町のかかりつけ医”のような役割を担っていたバイクショップが少なくなるのは寂しいものですね。
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