G-FP2DF1P69Y 小林ゆきBIKE.blog: 2011年12月

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2011年12月

2011.12.31

帰省先の親やきょうだいに伝えて欲しい「飲酒運転絶対禁止、信号と横断歩道は守れ」

年末なのに苦言を呈すようなことを、ほんとは書きたくないのだけど、師走だと言うのに、たて続けにぞっとすることを見聞きしたんで、あえて書きますけれども。


【飲酒運転を何とも思ってない元教員】

ある会合の帰り道。
元教員という人と帰り方向が一緒(しかも二人ともバイク)だったので、駐輪場まで話ながら歩いていましたところ。

わたし「いや~辛い料理ですっかり身体が温まりましたね~、汗かくくらい。でもバイク乗ったら一気に冷えちゃうな」

元教員「酔いが一気に覚めますよ」

もちろん、わたしはお酒は一滴も飲んでいないけれど、その人はたしか飲んでたような。もしかしたら記憶違いかもしれないけど。
飲んでないとしても、(気温が低いのでバイクに乗ると)「酔いが一気に覚める」などという発言からして、飲酒運転容認という風に聞こえ、びっくらこいたのでした。
地方ではまだまだ飲酒運転に対する認識が甘い地域もあると聞きますが、まさか東京で東京の人からそのような言葉を聞くとは。
咄嗟のことに反応できなかったのが悔やまれますが。


【クルマが少ないから赤信号無視して道路を横断しちゃったと笑いながら話す老人】

恥をしのんで書きますけれども、わたしの愚かな親族の発言です。
もちろん、こってり説教です、はい。

このブログで何度か書いたかと思いますが、わたし自身、遠縁の親族に、二人も交通死亡事故の加害者がいます。だからというわけではありませんが、何となく重い十字架を背負っているような気持ちが常にどこかにあるのは確かです。

もし、横断歩道の数や位置、あるいは信号の間隔が長いなど、道路のシステムに問題があると感じるのなら、信号無視という手段ではなく、しかるべき行政に問題を訴えるなり、政治家に陳情をお願いするなりすればよろしい。

皆さん、年末年始ということで帰省される方も多いかと思います。交通事故は被害者だけでなく加害者の周りの人びとも不幸をもたらします。ですから、皆さんの身近な人にどうかルールを守るよう伝えていただければな、と思います。

当たり前ですけど、飲酒運転は絶対禁止。信号は守る。横断歩道の場所も守る。ナナメ横断禁止。「横断禁止」場所の横断は禁止。

交通にはルールとマナーがありますが、大前提としてまずは「ルール」をしっかり守っていただきたい。
年末年始のお願いです。

それでは、皆さん良いお年を。

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2011.12.30

バイクがわんさか!映画「ワイルド7」は公開中

なにしろ、シートが赤いんです。
そんな映画「ワイルド7」は全国公開中。

登場バイクの詳細は、日経 映画エンタメのこの記事でとても詳しく紹介されておりますのでご参考まで。

映画「ワイルド7」公式サイト(←※注意※音が出ます)

韓国映画「クイック」(※注意※音が出ます)もなかなか面白そう。年明け、まだ群馬で見ることができるみたいです。

昨シーズンの「トロン レガシー」といい、今春の「キリン」(※音が出る!)といい、バイクをフューチャーしている映画が続いていますね。

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2011.12.29

映画「キリン」は来春3月3日から公開!


監督/大鶴義丹、主演/真木蔵人による映画「キリン」。
いよいよ、来春3月3日から順次、公開が決まったとのこと。
待ち遠しいですね!!

映画「キリン」公式サイト←※注意※音が出ます

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2011.12.28

JAFのロードサービスは理由を問わず利用できる

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会員になると、各種ロードサービスが無料で受けられるJAF(じゃふ=日本自動車連盟)。
2005年からは原付、オートバイにもサービス対象を拡大し、ライダーにも頼れる団体となりました。

バイクで一番多い出動依頼内容は……。

1 過放電バッテリー
2 タイヤのパンク(バースト、エア圧不足含む)
3 キー閉じ込み(シート下トランク、サイドボックス等)
4 事故
5 燃料切れ
6 破損バッテリー(劣化含む)
7 キャブレター機構
8 スパークプラグ
8 ハンドルロック(キー作動機構含む)
10 発電機(充電回路含む)

(以上、2011年11月度 JAF統計より)

となっています。

一番多いのがバッテリー上がりということですが、出先の急なトラブルではない場合、JAFにバイクの移動を依頼してもいいの?

例えば、明らかに放置してたことが原因でバッテリーが上がっちゃって、でもバイク屋さんに修理に持ち込みたいけどトランポはないし、バイクショップに搬送を依頼すると料金が高い……。こんなときでもJAFさんは来てくれますか?

と、東京モーターショーのJAFブースで担当者さんに尋ねてみました。

答え:「JAFは理由を問わず、出動いたします!」

とのこと。
以前、自宅でクルマが壊れたとき、クルマのディーラーさんに電話をしたら

「JAF入ってますか? 会員になっているようなら、JAFさん呼んで、修理工場まで持ってきてもらえませんかね~?」

と言われ、びっくりしたことがありました。自分とこの顧客のクルマの搬送にJAF使ってもいいんだろうか?

JAFさんによりますと、クルマやバイクショップのトレーラー代わり、トランポ代わりにJAFを呼んでもらって全然構わない、とのこと。
このような依頼内容は想定していて、出先での事故や故障など突発的なこと以外の理由であっても、かまわないんだそうです。
むしろ、会員になってもらった方が、より資力をネットワーク拡大や機材の拡充に使えるようになるので、バイク屋さん等が顧客に積極的に入会をおすすめしていただけると助かります、とのこと。

なお、JAFの場合、個人会員は個人単位で入ることとなっていて、会員本人なら何台持っていても一人分の入会で利用することができます。逆に、1台を家族で使い回している場合、本人以外は家族会員になって利用することとなります。

ちなみに、JAFの会員になるには、

入会金 2000円(加入年数に応じた割引あり)

年会費 4000円(JAFカード加入等により優遇あり)

となっていて、ロードサービスのうち、たとえば車両の移動は、

〈会員〉

15kmまで無料 (15km超過1km毎に700円)

〈非会員〉

基本料金 16,000円 、作業料 4,500円、合計 20,500円

牽引料 1kmにつき700円

などとなっています。

最近は、自動車保険にロードサービスが付帯している場合もありますが、注意しなければいけないのは、事故時のみ無料対応など、付帯サービスには条件がある場合が多いとのこと。

あと、JAFの故障受け付けは、迅速な対応をするために、電話オペレーターが故障の内容を細かく聞くことはないそうなので、ある程度故障の内容がわかっている場合は、オペレーターにその旨伝えておくと作業員に伝えてくれ、作業員は適切な工具などを準備しやすいそうです。

ところで、上の写真は「こめんきょ」というもの。東京モーターショーや、JAF関連イベントで、お子さん対象に作っているものだそうです。
免許証番号が、JAFのロードサービス救援コールの電話番号になっているのが面白いですね。
(#8139 ハイサンキュー)

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2011.12.21

「バイクによる町おこし」のまち、埼玉県小鹿野町

昨日の、「昭和の景色が残る埼玉県小鹿野町を愉しむ」に続きまして、バイクによる町おこしのまち、埼玉県小鹿野町(おがのまち)の今がどうなっているのか、ウエルカムライダーズおがの主催のいちにちレディースライダー宿にゲスト参加しつつ、見てまいりました。

「バイクによる町おこし」については、「埼玉県小鹿野町でオートバイによる まちおこし事業」のエントリーに詳しく書きました。2008年からの事業なので、今年で4年目となるのですね。

ステッカーやキャップなど、小鹿野町 バイクによる町おこしグッズは、通販でも入手可能ですが、ここはぜひとも現地で手に入れたいですね。

4年目となる町おこし事業がどのようになっているか、今日は、それらを写真で紹介します。

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小鹿野町の商店街アンテナショップとして誕生したのが夢鹿蔵(ゆめかぐら)。産直の野菜や食品、バイクによる町おこし事業のオリジナルグッズが販売さているほか、奥には喫茶スペースも。
入口には屋根付きのバイク置き場があって、ヘルメットや荷物を預けられるロッカーも完備しています。

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バイクによるまち起し事業に協賛しているショップさんの前には、町おこしのシンボルマークの看板が出ていたり、バイク置き場があったりします。
この洋品店「カトウヤ」さんでは、バイクによる町おこしのオリジナルグッズも販売されています。


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2011年10月にオープンしたばかりの、小鹿野町観光交流館「本陣」。旧本陣寿旅館を改修した建物で、かつて宮沢賢治が宿泊したこともある由緒ある歴史的建造物です。


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小鹿野町役場前のバイク駐車場。
ご覧のように、シンボルマークは剥げはじめていますが、利用者が多いのか、それともクルマがこの上を通過するためにこうなっているのかは定かではありませんが、一番目立つ場所にバイクのマークがあるということは、「バイクは専用スペースに停める」ことへの、一定のアピールにつながっているのではないかと思います。


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古代秩父煉羊羹が名物の太田甘池堂。ここの前にも、バイクのシンボルマークが。


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いちにちレディースライダー宿のオープニングは、小鹿神社から宮司さんがやってきて、交通安全を祈願しました。 

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小鹿神社旧本殿は町指定有形文化財にもなっていて、バイクごと交通安全祈願をお願いすることもできます。また、小鹿野のバイクシンボルマーク入りの交通安全ステッカーも販売されています。


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おもむろにベルトを外して服を脱ぎ始めたのは、埼玉県巡査部長の山村卓也さん。白バイ隊員として、小鹿野の安全を守っています。
服を脱いだのは、トークショーに集まった皆さんに、胸部プロテクターを見せるため。最近、白バイ隊員は装着義務となったのだとか。

「バイクもきれい、外傷もほとんど見られなかったのに、胸部・腹部の打撲が原因で亡くなった」
という小鹿野町で実際に最近起こったツーリングライダーの事故死の事例を挙げ、
「趣味で大きなオートバイに乗る人は、ヘルメットはいいものをかぶっている。次は胸部のプロテクターを考えてほしい」

とのこと。

「事故はある日突然、知人や友人、家族を失ったり、被害者になったり加害者になったりして、こんな悲しいことはありません。この人口の少ない小鹿野町で警察官として事故に立ち会うこともあるが、本当にやるせない。ライダーの皆さんは、どうか、“よそ見”をどんどんして安全運転に務めましょう」

という講話が心に刺さりました。
(よそ見とは、もちろん、積極的に前後左右を見て走ろうという意味ですよ)

ちなみに、山村巡査部長は、小鹿野名物の小鹿野歌舞伎の役者としても活躍しているそうです。


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タレントで小鹿野観光バイク大使の山口良一さん、タレントの柴田奈緒美さんとともにトークショーに参加してきました。ディープなバイク話も含めて、あっと言う間に時間が過ぎました。
ところで、「ゆっきー節」ってなんぞ?


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テレビの取材も。
あと大手新聞社も取材されていました。


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OGANOせんべい、入手しわすれた~。


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「安全運転○×クイズ」に答えると、ミニタオルがもらえました。
超難問の地元ひっかけクイズなんかもあって、わたしは正答できず……。


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「みつはし」前。

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お昼は「みち庭(みちにわ)」さんで、美味しいおそばとこんにゃくをいただきました。
お店の前のオレンジのラインは、もちろんバイク駐車場です。
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レディースライダー宿の会場では、たわわに実ったカキが食べ放題でした。ほかに、しいたけ食べ放題も。


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Cowtailさんのハンドメイドレザー。

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入手した小鹿野土産の数々。
「転倒防止守」がいい感じですね。


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小鹿野産の食品やお菓子など。


あと、写真撮るのを忘れましたが、人生初のネイルをやってもらいました。女性向けのイベントということで、ネイルやハンドマッサージなどを格安でやってくれるブースがあったんですよ。


こんな感じで、小鹿野町のこじんまりとしてるけど、のーんびり日がな一日楽しめるイベント、レディースライダー宿のイベントレポートも織りまぜてお送りしてみました。

冬の小鹿野や秩父方面はかなり寒いので、これからツーリングにお出かけするライダーさんたちは、くれぐれも防寒対策と、タイヤのスリップにご注意くださいね。


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2011.12.20

昭和の景色が残る埼玉県小鹿野町を愉しむ

またしても2周遅れの報告になってしまいますが、10月29日(土)に、埼玉県小鹿野町(おがのまち)で開催された、ウエルカムライダーズおがの主催のいちにちレディースライダー宿に、タレントで小鹿野観光バイク大使の山口良一さん、タレントの柴田奈緒美さんとともにゲストとして参加してきました。

小鹿野町は埼玉県の北西部の奥まったところにあります。秩父よりもさらに15kmほど西に向かったあたりで、群馬や長野、山梨を結ぶ交通の要所にあたります。


大きな地図で見る

今年も小鹿野を満喫するため、前泊を敢行。昭和の香りが色濃く残る小鹿野町を堪能してきました。
今日は、その一部を写真で紹介しましょう。

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朝の日差しを浴びて。

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右側の蔵の前は柵で囲まれていますが、これはかつて馬をつないでおくために作られた造りを再現したもの、だそうです。

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昭和の看板群。奇跡的にバブルを乗り越えた。

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高校の前に、バイクと自転車の店が。

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バス停と公衆便所。

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ダルマストーブとか。

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路地。

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バイクのある風景。

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路地。

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お酒屋さん。

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お醤油屋さん。

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バイクのある風景。

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須崎旅館の露天風呂。

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2011.12.16

オーケーストア港北NT店の年末年始営業日と営業時間

バイクとはまーったく関係ない話題ですが、毎年恒例になりつつありますので、お知らせしておきます。

オーケーストア港北NT店年末年始営業日と営業時間のお知らせです。

【年末】

12月30日まで平常通り(8時30分~21時30分)

12月31日 8時30分~20時まで

【年始】

1月1日 お休み

1月2日 お休み

1月3日 お休み

1月4日 初売り、平常通り(8時30分~21時30分)

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2011.12.15

東京モーターショー、二輪4メーカーブリーフィング雑感の続き

24年ぶりに東京に戻ってきて、名実ともに「東京モーターショー」となった、第42回東京モーターショー。
プレスリリースによれば、延べ来場者数は10日間で84万人超で、前回の37%増と大成功裏に終わりました。

今日は、先にホンダのプレスブリーフィングを聴いての雑感(「東京モーターショー、二輪4メーカー・プレスブリーフィング雑感」)に続きまして、その続きです。

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スズキ

まず、驚いたのは、壇上に上がったのが鈴木修会長兼社長ではなく、副社長の本田治氏であったこと。
修氏はじめ、取締役の方々は、壇上には上がらず、脇で整列していただけであり、ぼちぼち幹部交代? を伺わせる役割分担でありました。

その副社長の第一声は、

「技術を担当しております本田でございます」

でした。

まさかのオサム被り!
まさかのホンダ被り!
まさかのVWの対面!

……は置いといて。

「技術を担当している」を冒頭に持ってくるあたり、スズキの性能や技術への取り組み重視が伺えます。これまで、スズキと言えば、廉価路線で成功してきたわけですが、技術だってスゴイんだぞ、のアピールにも思えました。

その言葉通り、ブリーフィングの内容は、「環境への対応性能」「いきいきとした生活を実現するためのクルマ」など、時代と実用に即したアピールが中心。
バイクも、今回コンセプトバイクとして発表されたeレッツなどの紹介が先に来ていて、速さや馬力という“従来型の性能”より環境性能を先にアピールしていました。

今回のモーターショーでは、全体的に、近未来と環境性能を思わせる「白と青」の色使いのブース構成やマシンのカラーリングが目についたのですが、特にスズキブースはその傾向が強く印象付けられる展開でした。

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カワサキ

挨拶の壇上に上がったのは、「モーターサイクル&エンジンカンパニーのプレジデント髙田廣氏。
その気になる第一声は……。

東日本大震災とタイの洪水の被災者の方々へのお見舞いの言葉でした。

あと、「Ninja」ブランドのフィロソフィーを語りつつ、ZX-14Rを紹介されておりました。という気がする。
「環境性能」に関しても語っていたけど、敢えてカワサキらしいと言わせていただくと、そもそも原付分野を作っていないカワサキだけに、電気バイク的な分野はもちろんないし、コンセプトモデルも無し。

ちょっと意外というか残念にも思えたのが、今回はカットモデルの展示がなかったこと。
カワサキはたいてい、ショーではフラッグシップマシンのカットモデルを展示してきたわけなんですが、これはひょっとして見せるほどの新技術はないってことか? などと勘繰ってみたり。(←そういうことではないとは思うのですけど。)
普段はバイクに興味がない人びと、あるいは、大学生などバイクのビギナーが数多く訪れるモーターショーなので、カットモデルはエンジンやフレームの内部構造まで見られる貴重な機会ですし、興味を持たせるという意味でも、やる価値があるんではないかなぁと感じた次第。

あと、お触りバイクが一台も無かった、という方向転換は賛否両論あるかと思いますが、出展されていることに意義がある(出展しなかった年もあった)という意見もあり。

個人的には、説明員さん(男性)のライムグリーン×ブラックの制服がカッコ良くて素敵だなと思いました。

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ヤマハ

冒頭何が語られていたのか。
ええっと、すいません、実は、ほとんど内容は記憶にないのです。
というのも、音響のバランスが良くなかったのと、スピーカーからの音量が低かったのと、あと社長のあまり抑揚のないしゃべり方、声のトーン、などなどの理由により、とても聞き取りにくいスピーチだったのです。
誰か社内で指摘できる方はいらっしゃらなかったのでしょうか。

なんとか聞こえてきた内容のうち、印象に残った点をいくつか。

「タイからたくさんのプレスの皆さんが来ています、ありがとう」とおしゃっておりまして、確かにブリーフィング中、数十人の東南アジア系の方々をお見かけしました。
ヤマハは全日本ロードレース選手権にタイの選手を派遣したりするなど、タイと日本の親交を深める活動をしていて、今回の大量にタイのプレスが取材しに来ていたのも、その一環なのだと思います。

あと、相変わらず、二輪市場に言及していたのは、4メーカーブリーフィングを聞き比べるとヤマハだけだったような。
東京モーターショーのプレスブリーフィングは、「今、これにチカラを入れてます!」「こんなことを研究してます!」「将来をこういう方向性で」などを語る場だと思うので、マーケットの現状はまた別の機会にすればいいのになーなんて思ったり。

あららーうららー、とか思ったヤマハのブリーフィングだったのですが、静かな闘志というかヤマハの本気度を感じたのはそのあとでした。
4メーカー全てのブリーフィングがヤマハで終わったので、何となくヤマハブース内で業界関係者と雑談大会のようになっていたのですが。
ふと気付けば、ブース内外にはかつて試乗会やらなんやらで見かけた顔・顔・顔……!
ほとんど全ての技術者や開発・商品企画担当者が集結していたのではないかという按配。
業界人同士の立ち話、雑談も耳をダンボにして聴かれているのではないか、というくらい、そちこちに立っておられまして。
もちろん、他メーカーも開発・企画・技術者らは来ていましたが、ざっと見て、ヤマハが一番、密度が高かったのではないかと思いました。まあ、あくまで主観ですけど。

ブースの配置にも、前回、前々回とは変化が見られまして。
ここ数年、ヤマハは趣味のバイク、高性能スポーツバイク押しが強かったわけなんですが、数から行けば、日本のユーザーの大半は電動アシスト自転車だったり原付スクーターだったりするわけです。
そうしたドメスティック市場へのアプローチと、環境性能のアピールの帰結として、「パーソナル・モビリティ」としての「二輪技術」が強く打ち出されたブース構成・展示内容となっていました。

今回のショーは2度、3度と訪れたのですが、このパーソナル・モビリティの思想は、ヤマハが一番打ち出せていたのではないかと改めて感じられました。

* * * * *

このように、4メーカーのブリーフィングを中心に東京モーターショーの雑感を綴ってみましたが、問題は、ショーのあと、どのように実車に展開されていくのか、という部分であります。
もちろん、企業としては売れないとしょうがないわけなんですが、二輪の本質だったり、環境性能にもアプローチしたフィロソフィーだったりという部分は、バイクだからこそ、クルマじゃできない枠で実現できるんじゃないかなと思うのです。

文句つけたり、不平不満を言うのは簡単なんですけど──。

技術的にはほとんど可能なんです

と、文脈は違えど、4メーカー全ての技術者さんから、このような言葉を聞きました。
いろんな可能性に期待して日本のバイクメーカーを応援していきたいです。


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2011.12.07

東京モーターショー、バイクの駐車場所にご注意

昨日も東京モーターショーに行ってきました。

§バイクをどこに停めたらいいのかわからない

東京モーターショーの公式サイトには、バイクがどこに駐車できるのか、いっさい案内はありません。

「アクセス」のページの下部に

「※東京ビッグサイト駐車場、青海臨時駐車場も含めた空き情報がご確認頂けます。」

との文言があって、そのうち「東京ビッグサイト駐車場」のリンクをたどりますと、「東京ビッグサイト駐車場&空き情報」のページに飛びます。

しかし、そのページからは、バイクをどこに駐車したらよいのかはわかりません。

ページの左カラムに「よくあるご質問」という文言がありますのでクリックします。

下の方にスクロールしていくと、ようやく、

「Q バイクの駐車場はありますか? 」

と出てきます。
そこをクリックすると、やっとのことで、バイクをどこに駐車すればよいのか、料金はいくらかなのかが出てきます。

「A 東棟屋外駐車場、有明東臨時駐車場、東雲臨時駐車場の3か所のみ駐車が可能です。(各駐車場はイベントの開催状況に応じて営業します。)料金はいずれも1回300円となります。」

しかーし!!!! ここには罠が……。

§ 東棟屋外駐車場にはたぶん停められない

「東棟屋外駐車場」にも停められるとありますが、確かにプレスデーでは停めることができました。
でも、昨日行ってみたところ、東棟屋外駐車場のバイクエリアは完全に閉鎖され、バイク用としてはまったく運用されておりませんでした。

有明東臨時駐車場の方にはたくさんバイクが停まっていたので、おそらく、東棟屋外駐車場のバイク駐車エリアは運用停止しているものと思われます。

有明東臨時駐車場から東棟入場口までは徒歩で10分程度かかりますので、もし雨天の際は傘が必要かも。

あと、東京モーターサイクルショーのときのバイク駐車場として使われていた、「西棟駐車場」は、今回は試乗エリアとして使われていて駐車できないのでご注意を。

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2011.12.04

東京モーターショーはこう見る、ここを見る

これから東京モーターショーに行かれる方に、いくつかTipを。

公式サイトは→東京モーターショー2011

場所は→東京ビッグサイト、東館・西館

..※幕張メッセじゃないよ!

電車で行く人は→りんかい線「国際展示場駅」または、ゆりかもめ「国際展示場正門駅」。

バス水上バスで行く人は→

①東京駅丸の内北口から無料シャトルバス

②都営バスで東16系統(豊洲駅前経由)東京駅八重洲口、海01系統(豊洲駅前経由)門前仲町、虹01系統・浜松町駅

③空港バスで羽田空港、成田空港、東京シティエアターミナル(TCAT)

④横浜駅東口から京急バスの直行バス

⑤水上バスなら日の出桟橋から有明客船ターミナル下船

バイクで行く人は→

①高速道路
都心方面からは「台場出口」。
横浜方面からは「臨海副都心出口」。
千葉方面からは「有明出口」。

②一般道路
新橋方面からはレインボーブリッジを渡り有明へ。
銀座訪問からは、晴海通りを経由し有明へ。
葛西方面からは、湾岸道路を経由し有明へ。

★★バイクの駐車場は、東展示場の向こう側にあります。西展示場側から右折で入ろうとすると右折矢印信号待ちでとんでもなく時間がかかるので、「東京ビッグサイト」交差点を直進または左折で入るルートが吉。

チケット購入は→オンラインまたはケータイ購入が便利。あとコンビニでも買えます。

チケット料金は→大人1,500円、高校生 500円、中学生以下 無料

★★JAF会員なら、当日券でも1300円に割引購入可能!

時間限定の割引券もある! →

①アフタヌーン券 (月~土曜日15時以降の当日会場のみの販売)、大人 1,300円、高校生 400円、中学生以下 無料

ナイター券(月~土曜日18時以降の当日会場のみの販売) 大人 500円、高校生 200円、中学生以下 無料

★★バイクだけ見るなら、ナイター券利用の2時間だけでもなんとかなるかも?!

バイクの展示は→東展示棟にすべて二輪メーカー・輸入車各社の展示が集まっています。

バイクの試乗は→西展示棟の屋外展示場12月8日(木)から。

◇二輪メーカー・輸入各社以外のバイク関係の展示は→

・メルセデス・ベンツ(東展示棟)にAMGのドゥカティ

・ミクニ(東展示棟)に歴代のキャブレターの展示やレーシングマシンの展示ほか。

・ブリヂストン(東展示棟)にモトGPマシン

・NGK(日本特殊陶業(株))(東展示棟)に車種別プラグの展示と、車種別検索ほか。

・リョービ(東展示棟)に、いろんなバイクのダイキャスト部品で作ったバイクの展示ほか。

・オーリンズ(カロッツェリアジャパン)(西展示棟)に、カワサキZRX1200DAEGほか。

・JAFブースにはJAFのロードサービス・バイクの展示

・西展示棟のスマートモビリティシティの展示群には山ほど電気バイクが。

あと、西展示棟の工具メーカーのブースはやばい。物欲が刺激されすぎてやばい。

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2011.12.01

東京モーターショー、二輪4メーカー・プレスブリーフィング雑感

東京モーターショーのプレスデー第1日目に行ってきました。

久々に昨日は、モブログでいくつか簡単にブログを更新してみました。

東京モーターショープレスデー開幕 会場内ではFMX も!?

ホンダのプレスブリーフィング

バイク乗り必見・ミクニブース

2輪ブースよりスマートモビリティシティの方がバイクが多い

ニッシンブースにマルコのマシン


プレスデー初日は二輪各社がプレスブリーフィングを行い、各社のフィロソフィーや戦略を聞ける絶好の機会。
ということで、きょうは二輪4メーカーのプレスブリーフィングを傍聴した雑感を綴りたいとおもいます。

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ホンダ

ホンダのブリーフィング、伊東孝紳社長の第一声は既報の通り、モトGPで三冠を達成した件でした。この“枕”は、ホンダの原点がレースで技術を培って来たという点にあるという話につながるもので、黎明期のホンダのレースイメージを彷彿とさせるカラーリングをまとった電動レーシングバイクのコンセプトバイク、RC-Eをかたわらに、企業コンセプトの再確認・位置付けが語られました。

今回のコンセプトは

「にんげんの気持ちいいってなんだろう?」

という摩訶不思議なものですが、日本語のキャッチフレーズを持ってきたあたり、東京モーターショーはもはや国際展示会ではなく、ドメスティックなものとしての位置付けなのだなぁと感じさせるものです。

二輪のコンセプトバイクは、RC-Eだけでなく、E-CANOPYやMOTOR-COMPOが出展され、代替エネルギー、あるいは次世代エネルギーについては、結局、電気なのか? という答えを見た気もしますが、はてさて。

市販予定車については、新型700ccエンジンを搭載して同一プラットフォームで異なるカテゴリーの3機種が紹介されました。

が、日本のベーシックな免許である普通二輪免許で乗れる250cc、400ccクラス、あるいは原付のニューモデルについてはCRF250Lだけなのが若干、不満が残る点ではありました。ショーのコンセプトに、市販車ラインナップがまだ近づけていないのかな、とも。

ブース全体を見ますと、“お触り可能な展示車両”が他メーカーに比べて多めですし、モトGPマシンの展示などもありまして、バイク目当ての来場者にも満足いく内容なのではないかと思います。


★おおっと時間切れ、続きはまた後ほど加筆します~


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スズキ

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カワサキ

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ヤマハ

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