印象に残った警察官の言葉、対照的な警察官の言葉
先日、ツインリンクもてぎで行われたモトGP日本グランプリを観に行ってきました。
ゲストとして栃木県警の白バイの警察官がいらしていて、場内放送で交通安全に関する講話がありまして。
「……ライダーの皆さん、ぜひ、よく“よそ見”をして走りましょう!」
もちろん、これは比喩的な言い回しで、彼の言う“よそ見”とは、
「前だけでなく周りを良く見ましょう」
「側方や後方を確認しましょう」
「バックミラーを見ましょう」「標識や信号を見ましょう」
「クルマの影や路地からの飛び出しなども注意を払いましょう」
など、四方八方に注意を凝らす、という意味での“よそ見”であります。
なるほど、こんなこと言い出す警察官はなかなかいないので、印象に残る講話でした。
いっぽう、対照的だったのは、交通事故のワーストなんちゃらのテレビニュースでコメントしていた埼玉県警の警察官。
「皆さん、前を良く見て運転しましょう」
なんて当たり前のことしか言えないんだ……、側方や後方確認しないで進路変更したりする人がいるから事故がなくならないんじゃんか……、などと思っていたのですが。
よくよく考えてみると、四輪車はカーナビや携帯電話、自転車も携帯電話をいじりながら走っている人が多いこと、多いこと。
二輪車ではナビやケータイ起因の事故は少ないかもしれないので気付きませんでしたが、四輪車や自転車ならナビやケータイに起因した事故が増えつつあるのかなぁ、と後になって納得した次第。
「よそ見(四方八方周りをよく見る)」と「前を見る」どちらも運転者にはたいせつなことです。
| 固定リンク | 0
「08.交通問題・道交法」カテゴリの記事
- 【4月1日】悲願・38年ぶりに2段階右折を見直しか(2024.04.01)
- 『週刊新潮』(2023年9/28号)の原付関連記事にコメントが掲載されました(2023.09.25)
- 停まるときはリアブレーキも使いましょう(2023.09.19)
- 「中免(ちゅうめん)」復活:免許と車両の種類/区分のねじれ解消へ(2023.04.01)
- 【記事寄稿のお知らせ】バイクのニュースで「マン島TTトラベリング・マーシャル」について書きました(2022.07.11)
「01.バイク」カテゴリの記事
- 2024年も小林ゆきはバイクざんまいでした!(2025.01.01)
- 今晩! 2024年12月13日(金)すきぱむラジオに出演(2024.12.13)
- 10月27日(日)“ワイルドボアで遊ぼう”マルシェ&ゆきズムin倉敷(2024.10.11)
- 9月15日(日)バイク女子部ミーティング-バイカーズパラダイス南箱根 「Kommonうでわ」で出店します!(2024.09.13)
- チェストプロテクターの説明が難しかった話(2024.09.11)
「四輪・クルマ」カテゴリの記事
- マニュアルのジムニー(JA11)に冬の北海道で乗ってきました(2022.01.09)
- 【YouTube】四輪『レーサー鹿島さん』バイクを語る!編をupしました(2020.05.06)
- 【かなり前に準備していた嘘記事です】道路交通法を知って交通安全! 国民皆免許キャンペーン発足、原付と小特の試験手数料1500円を先着500万人に助成(2020.04.01)
- 運転に必要なことは「危険発生 決めつけ運転」なんじゃないだろうか(2019.04.12)
- 小特免許改正へ~二輪メーカー主導なるか? 高齢化社会に向けて次世代モビリティ『超超超超モビ』計画発足(2017.04.01)