20kmほど自転車に乗ってみた感想
山坂が多い横浜なので、日常的にほとんど自転車に乗らないわたしですが、せっかくいい自転車を持っているので(いいかどうかわからないけど、マリンというマイナーなクロスバイクを持ってます)、せっかくだから、ちょっと遠乗りしてみました。20km走ることを“遠乗り”と言うかは別として。
以下、感想。
・ギアを最速にしてゆっくり漕ぐだけで時速35kmほど出ている。
・その昔、原付自転車の最高速度を30km/hにしたのは、「漕がないでも進む自転車」の感覚をそのまま当てはめたものではないか。
・「漕がないでも進む自転車」として完全に30km/hリミッター付きならばヘルメット着用不要でもいいのではないか、とか、いややっぱ自転車もヘルメット着用義務化した方がいいんじゃないか、アメリカ並みに、とか思った。
・ギアを2-4くらいにして走っても、時速20kmは簡単に出てしまうので、ヘルメットは必須だと思った。
・車道を走るのは意外と快適。クルマやバイクはけっこう自転車を考慮するようになったと感じた。昔は車道を自転車が走っていると、クラクション鳴らされたりしたものですが。
・というか、道路交通法に完全に従って走ってますよ。
・もちろん信号はクルマ側の信号に従う。(歩行者&自転車信号がある場合は別)
・停止線で停車してますよ。
・一時停止もしてますよ。
・手信号も完璧にこなす(30m手前、進路変更3秒前、とか)。
・でも、手信号時の片手運転がとても難しかった。
・片手運転は道交法上、危険行為なハズなのに、手信号はいいことになってるとか、矛盾じゃん。
・路上駐車を避けるためには、後方確認して安全なら右手を挙げ手信号を出しながら右側に避けつつ…って感じだけど、後方確認・片手運転・右側に進路変更、という3つの難しい行為をいっぺんにやるなんて、なんて危険なことでしょう。路駐の手前で一旦停止して、ゆっくり後方確認すればいいわけなんですが、都市においてはそこいらじゅうで止まらなきゃいけなくなっちゃって、漕ぎ出しも面倒だし、自転車にとって実用的ではなくなっちゃう。どうしたものか。
・一時停止すると漕ぎだしのときギアを低くあらかじめ設定した方がいいとか。けっこう面倒。止まらない人の気持ちがわからなくもない。
・停止線で止まると、そこにかぶせるように前に出るクルマ。気持ちはわからないでもない。
・意外と信号でクルマやバイクに追いつく。
・とはいえ、10kmほど進むには、バイクの倍の時間がかかる。
・少しでも上り坂になると、体力を使うので、ついつい口(クチ)呼吸になってしまい、空気が悪いと感じる。(乾燥していたのでホコリっぽいのもある)
・下り坂はさほど漕がないのに40km/h以上出てしまうけど、ブレーキで速度調整するのがとても難しいと感じた。
・速度調整はバイクの方が絶対に簡単だ!。
・ウチの周りはニュータウンなので、歩車道分離できちんと道路が整備されてますが、ほとんど自転車走行可能な歩道がない!
・今度、改正される自転車走行場所の条項、「3m以上の幅の歩道は走行可能」の要件については、意外と3m以上と即座に判断できるほど広い歩道は少ないなぁ、と思った。
・片側1車線、歩道のない道路での右折の方法がよくわからなかった。(二段階右折が正しいのでしたっけ?)
・片側1車線、歩道のない道路のY字交差点、T字交差点の自転車での右折方法がわからなかった。原付だと退避する場所がないため、二段階右折は禁止されるべき場所だけど、自転車だとどうしたものか…。
・車道の左端を走るわけですが、けっこうボコボコしているので、目線が前輪の先程度についついなりがちで、前方の遠くや、左右の確認なんかしている余裕はまったくなかった。
・総じて、バイクより注意すべきことがたくさんあって、まったく運転に余裕はなく、ケータイやスマホ片手運転とか傘片手運転するだなんて、よくできるなーと思った。
・残念ながら、自転車は楽しいとはまだ思えない。どうしたら楽しいと思えるようになるのでしょう。坂が多い横浜だからなのかも? 自転車専用のサイクリングロードをレジャー用途で走るなら楽しいのかも。
・サイクルメーターの正確さにびっくりした。キャッツアイ。
| 固定リンク | 0
| トラックバック (0)