G-FP2DF1P69Y 小林ゆきBIKE.blog: 2011年8月

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2011年8月

2011.08.25

「レースとは人生だ」のコピペがものすごい勢いで広まっている

レースの本質を付いたコピペが、Facebookや海外ブログなどで、ものすごい勢いで広まっているのを目撃しまして。

Racing is something that most people will never understand.

レースとは何か、ほとんどの人びとには決して理解されないでしょう。

It's not just a sport or something to do on Sunday.

それは、単なるスポーツとか、日曜日にやる暇つぶしじゃない。

It's a way of life.

それは、生き方そのもの。

Once your in it, it's in your blood.

レースをするようになったあなたには、レースの血が流れている。

The track or paddock is home away from home.

サーキットやパドックは、あなたの第二のふるさとです。

You smell that race fuel, rubber, and when you hear those engines scream it's music to your ears.

レースガソリンやタイヤのゴムの匂いを嗅ぎ、エンジンの甲高い音を聞いたとき、それはあなたにとって音楽のように心地よく聞こえることでしょう。

Repost this if you love racing... (^__^)

もし、あなたがレースを愛しているならば、これをコピペしてちょ

以上、意訳ですが、Once your in it, it's in your blood.の文節がちょっと難しかったです。もっと上手い邦訳はないですかね。

しかしこれ、元ネタはどこからなんだろう?

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2011.08.23

9月1日(木)は都内で防災訓練に伴う大規模な交通規制が行われます

毎年9月1日は、関東大震災が起こった日にちなんで「防災の日」に定められ、各地で防災訓練・避難訓練などが行われます。

その来週の木曜日、9月1日の午前9時から約10分間、防災訓練に伴い、東京都内約100か所にも及ぶ大規模な交通規制が敷かれます。

以下、警視庁のサイト「警視庁震災警備総合訓練に伴う交通規制」についてから抜粋して引用します。

防災訓練に伴う大規模交通規制(都内約100か所)のお知らせ

交通規制を行う時間は

 9月1日(木)午前9時00分から午前9時10分までの10分間

 です。(信号周期により数分の時間差があります。)

交通規制の内容について

○ 環状7号線の 20交差点 おいて、都心方向への車両通行禁止

○ 国道16号の 4交差点 において、都心方向への車両通行禁止

○ 国道16号から東側の都県境 12交差点 において、車両通行禁止

○ 上記以外の幹線道路の61か所(区間)において車両通行禁止

※ 自転車も交通規制の対象となります。自転車から降りて歩道上を通行してください。

リンク元には詳しい地図もありますので、近隣を走行予定の方はご注意を。
10分間の通行止めですけど、都心の幹線道路は完全封鎖に近いかたちで通行止めになってしまいますね。

9時30分とか10時始業で会社に向かって都内を走行する予定の方などは、遅刻しないよう、余裕を持ったスケジュールにした方がよさそう。

あと、この日に限ってマイカー通勤や営業車の使用、バス通勤が自粛されることが予想され、その余波で鉄道や地下鉄が大混雑することも予想されますね。

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2011.08.22

競技|プレス|観客、マン島TTレースの場合

F1やインディで走っているドライバー、佐藤琢磨さんのファンの方ブログ、佐藤琢磨×F1 blogの2011年08月22日付けエントリー

トライアル観戦 『それを阻む一部メディアの“壁”』

で、ツインリンクもてぎで行われたトライアル世界選手権の日本人(?)メディア(一部)たちの状況を嘆いておられます。一部を引用しますと──。

観戦している観客の前に平然と立ち、観戦の妨げに。

(中略)

手前に座っているのが実況の方、そしてカメラさえ構えず、
無意味に立っているのがメディア。

(中略)

仕事だからと視界を急に阻まれるのは納得に値しません。

自由に動き回れるメディアと制限がある観客。
観客は一度決めた場所から その場所を離れる時意外は動けません。
なぜなら観客同士が詰めあって観ている為、横に動くスペースは無いのです。

このような状況は、例えば鈴鹿8耐の表彰式でも問題になったことがたびたびありました。

デイトナ200の場合、表彰式が行われるウイナーズサークルは非常に神聖な場所のようにしてあって、メディアでもごく限られた人数の許可された人しか入ることができません。
うまく導線で選手とプレスと観客との壁をコントロールしているな、さすがエンターテイメントの国だな、と感じました。

メディアの撮影場所・マン島TTレースの場合

ところで、モータースポーツ文化では一日の長があるマン島TTレースではどのようになっているのでしょうか。

観客と競技の物理的距離が近い、観客は(わりと)自由にどこでも観戦できる、という意味では、TTはトライアルの観戦スタイルに近いものがあります。

もちろん、コーナーのアウト側など観客が入れないエリアもあって、事前に告知されているほか、現場には看板や規制線が引かれ、現場のマーシャル(日本で言うところのコースオフィシャル)がロードクローズ(道路閉鎖)中は厳重に観客やメディアを管理します。
その管理の方法は、法律で警察と同じ権限を与えるという強いもので、無断で立ち入り禁止エリアに入ったり、コースを横断しようものなら、逮捕されて刑務所行きになったり、何十万円もの罰金という処分が待っています。

TTの場合、フォトゼッケンを付けたカメラマンは観客よりも入れるエリアが多いのですが、一番迫力ある写真を撮れる場所は案外、観客と同じ目線だったりもします。

ですから、観客が多い場所で観客目線で写真を撮ろうとすると、必然的に観客の前で構えることになります。

マン島TTレースは基本的に観戦は無料なわけですが、大陸やイギリス、アイルランドを走って、船に乗って、時間とお金をかけてやってくる観客はプレスより立場は当然、上、ということに暗黙の了解でなっています。

たとえば、

20070604_tt_0037s

こーんなことになっちゃう人気の観戦スポット、バラフブリッジでは──。

20070604_tt_0012s
(手前にしゃがんでいる人たちがカメラマン。後ろに鈴なりになっているのは、柵の外にいる観客)

「カメラマンはしゃがんで下さい」とマーシャルに言われます。気付かない新参者には、マーシャルが注意して回ります。

(追記)写真ではカメラマンたちが腰を下ろしていますが、本来、カメラマンはお尻を地面に着けて座り込んではならないとこになってます。何かあったときに、直ちに逃げられるようにするためです。
原則は地べたに座り込むと注意されますが、このバラフブリッジのこの場所はコーナーのアウト側ですがクリッピングポイントの手前なので、長年の経験でほぼ安全と見なされているのでしょう。(そうでないと観戦もできない)
場所によっては(たとえばラムジーパーラメントスクエアのアウト側)なんかは、バイクが飛び込んでくる恐れがあるので、座り込まないで、と注意されることがあります。


Img_1037

しかし、マウンテンエリアの終わりの見どころ、長い下りから豪快に右にカーブするクレッグ・ニ・バーではこの通り。ずらりと大柄なカメラマンたちが長いレンズを構えています。

彼らの背後はクレッグ・ニ・バーというパブ&レストランで、建物内にはお客さんがいるのですが、観戦を楽しみたいお客さんは建物の2階に上がるので、ここでは問題に付されません。(※2011年の場合、VIPエリアとして事前にチケットを購入した人でないと建物内に入れなかったので、さらに問題は少なくなりました)

競技>観客>プレス

レース中、カメラマンだけでなく、観客も、カメラのストロボ(フラッシュ)を光らせてはいけないことになっています。
これは、フラッシュの閃光がライダーの眼を惑わせる、という理由で、かなり昔からそういう決まりになってます。
自動的にフラッシュを炊いてしまうコンパクトカメラに対しては、マーシャルがストロボをふさぐ黒いテープを持ち歩いて、見つけるとふさだり、マーシャルが「フラッシュ禁止」の看板を持って練り歩いて注意喚起する場所もあります。

また、給油などを行うピットエリアには、原則的にはカメラマンは立ち入ることができません

たとえば、TTのスーパースター、Relentless Suzuki by TAS Racingのゼッケン3番、ガイ・マーティンのピットイン時もこの通り。

Img_2137s

テレビクルーもスチールのカメラマンもいません。
写真に写ってないですけど、フレームの外側に安全確認のためのレースオフィシャルが数名います。

先日、鈴鹿8耐のドキュメンタリーを放送した「紳助社長のプロデュース大作戦!」の中で、ピットインしてきたマシンに轢かれそうになっていたカメラマンがいて唖然としました。
有力チームがピットインしてくると、そこにテレビやスチールのカメラマンが群がる、といった構図は、メディアスポーツ化したモータースポーツでは日常茶飯事の光景なのですが、マン島TTにあっては、そのようなことはまず起こりません。

明確に、競技>観客>プレス、という優先順位が実践されているからです。

「なんでカメラマンはピットに入っちゃいけないの?」とオフィシャル(日本で言うところの運営事務局とか競技監督的なポジションのこと)に尋ねると、

「電気式のカメラは、ガソリンに引火する恐れがあるから」

とのことでした。
もちろんそれは、今となっては大義名分のようなもので、本当のところは、レースの進行を妨げないことと、グランドスタンドからピット作業がよく見えるように、との配慮なのでしょう。

デイトナではある年からピットの屋根が無くなりました。グランドスタンドからピット作業が見えやすいように、との配慮なのだそうです。


とはいえ、こんな迷惑オッサンカメラマンもいるこたぁいる

でも、マン島にだって、中にはこんな迷惑なオッサン カメラマンもいます。

Img_2166
(「何だよこのオッサンら…」とガンを飛ばす(嘘)松下ヨシナリ選手)

TT最終日のメインレース、シニアTTが終わり、グランドスタンド側に向いている表彰台で表彰式が始まったところ、数名のカメラマンが塀の上へよじ登っている……。もちろん、レース運営で禁止されている事項ですから、マーシャルが注意するのですが、どく気配がありません。

余談ですけど、TTはレースが終わっていなくても、とっとと表彰式を始めちゃいます。ですから、国歌が流れている間も、背後ではエキゾーストノートがそれをかき消す、なんていうシュールな光景となります。レースが続行されているわけですから、ピットロードの塀によじ登るだなんて言語道断なわけです。

話を戻しますが、TTのピットロードはこんな風になっていて、上側の観衆はグランドスタンドの有料チケットを買った客さんたち、下の柵越しに鈴なりになっているのはパスを持っているチーム関係者などです。

Img_2165
(マン島のグランドスタンド。上が観客席、下の柵越しは関係者)

ちなみに、プレスは原則としてグランドスタンドで撮影することは許可されません。

で、またまた話を戻しますが、この塀の上のカメラマンたち、とくに柵越しで表彰式を待っていた関係者からどくように文句を叫ばれてました。あくまでジェントルな内容でしたけど、

「カメラマンは特権じゃねぇ!」

「チームや観客がいなけりゃ、オマエの仕事は成立しねぇんだぞ!」

みたいな感じ。
何人かはその声を受けて、塀から降りたので、「あんたはジェントルマンだ!」「あんたは本物のカメラマンだ!」などと讃えられていましたが、右側の人は最後まで降りることはありませんでした。

んで、この方。公道レース界では大御所のカメラマンで、何冊も素晴らしい写真集を出版されている方です。
この表彰式のあとも、さらに困った行動に出ておられました。

Img_2191
(左がガイ・マーティン選手、右が勝ったジョン・マクギネスマギネス選手)

この写真はメインのシニアTTを終えての記者会見の様子ですが……。大御所さんが、選手のいるテーブル前でどーんとカメラを構えるもんですから、壁際に並んだ他のカメラマンさんたちが困惑すること、困惑すること。

ちなみに、記者会見会場はこんなレイアウトになっています。

2011ossan
(いつものように、左手マウスで描くマイクロソフト・ペイントによる図)

入り口側に選手が並び、中央にはラジオや雑誌記者など。壁際にテレビクルーとカメラマンなどが並んでいました。
……なのですが、なぜかこの大御所さんだけは、選手席の真ん前に陣取って動かない。ずっと動かない。動かないのにフォトセッションもない。いや、あったかもしれないけど。表彰式のフォトセッションでも、選手と50cmくらいの至近距離まで近づくオッサン大御所さん。

いつ殴り合いのケンカになってもおかしくないのですけど。

暴力的な解決をさせないためには、オーガナイザーがそこまで面倒みないといけないのかな、なんて漠然と思っているところです。

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2011.08.16

何故わたしは真夏でも、長袖+長ズボン+グローブ+バイク用シューズ+フルフェイスでバイクに乗るのか

科学的な思考は、(研究者の)個人的な経験を排除して考えよう、という前提があるいっぽうで、対象者の(個人的な)経験を科学的に分析するという分野もあります。それでも、自分の行動はある程度、自分の経験によって規定されるのだな、なんてことを思いつつ。

ってな堅苦しい前置きはさておき。

長年バイクに乗ってますが、ある経験を境に、わたしは真夏でも長袖+長ズボン+グローブ+バイク用シューズ+フルフェイスヘルメットでバイクに乗るようになりました。

夏、真っ盛りになると、あの事件を思い出します──。

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あれは大学生時代、バイクの免許を取ったけどまだ自分のバイクを持っていなかった頃だったと思います。
大学の近くに引っ越し、日頃の移動の足として自転車を手に入れたわたしは、その日も何かの用事で自転車に乗って出かけました。

多摩丘陵まっ只中の山坂きつい横浜出身のわたしは、日常的に自転車に乗るという経験がなかったので、山手線の内側だけど下町風情が残る平らなその町で日々、自転車に乗ることをとても新鮮に感じていました。

その日は暑い暑い夏の日で、たしか、ショートパンツにノースリーブ、もちろんグローブなどせず自転車に乗っていたように記憶しております。

家を出て、ほんの50mくらい漕ぎ進めたところで“事件”は起こりました。

その道路は、幹線道路に出る手前のよくある狭い路地で、一方通行だし住宅街なので車通りはあまりないところです。
自転車ですから、やや左側通行していたと思うのですが、右側からスレスレに自転車の小学生が追い抜いてきました。

すると!

その小学生はどういうわけだか、追い抜きざまにこちらを振り向き、ぺっと唾を吐いたのです。
そして、その唾はわたしの顔に命中してしまいました。

一瞬、何が起こったのか判らなかったのですが、子どもの悪質ないたずらと悟り、自転車に乗ったまま、「こら!ちょっと待て!」と怒りながら、その小学生を追いかけました。
すると、小学生は止まるどころか、わたしの自転車の前に回り込んできて、急に脚を出してぶつかってきたのです。
わたしはその弾みで大転倒肘と膝をザザーっと地面にこすりつけてしまい擦過傷でみるみる血まみれになってしまいました。

それでも、すぐに起き上がって自転車に乗り、小学生を追いかけました。
すると、その小学生は、ちょうどその先のセブンイレブンに悠然と入っていくところでした。

自分も店内に入り、(多分、怒鳴り散らしていたとは思います)その小学生に「なんであんなことするの! どこに住んでる子? どこ小学校? お母さんは家にいる? お母さん呼んできて!」などと首根っこをつかみながら話しかけたんだと思います。
そのようなことをする小学生なので、答えもいい加減なもので、「お母さんはいない。買い物しに来たんだから手を離せ」などと言っています。
血だらけの大学生が小学生の首根っこをつかんで怒り散らしているわけですから、店員さんたちも見て見ぬふりであります。

親に連絡しろ、と言っているのに、その小学生ガキは首根っこをわたしに掴まれたまま、マンガを立ち読みし始めました。首根っこをつかんでいるヒジから血が滴っているというのに。
そのガキの異常な行動に戸惑っていると、突然、ガキは読んでいたマンガを投げ捨て、わたしの腕を振り払ってセブンイレブンの店内から外へ逃げていってしまいました。
当然、追っかけましたが、今度は見つかりません。

怪我をさせられたことよりもむしろ、「東京のガキはスレてる……」と都会の澱のようなものを垣間見て、ショックを受けたことを覚えています。

やり場のない怒りと不条理さをどうやっておさめたものかと思案しているうちに、「そうだ、これは交通事故だ、当て逃げなのだ」というアイディア(?)が沸いてきました。
怪我をさせられた悔しさと、買い物だなんだかんだと言いながら嘘を言われてその結果逃げられた悔しさもあります。
そこで、血だらけのまま、近所の交番に行ってみました。

大の大人がヒジやヒザを血だらけにして現れたものですから、そこにいた若い警察官は「ど、どうしたの?」と若干動揺していました。
話を聞いてくれそうなその態度に悔しさが一気に込み上げ、「こ、子どもに唾を吐かれたんですぅ……」と泣きながら訴えました。

「子どもに唾? どういうこと?」

と、おまわりさんはハテナ顔です。
しかし、ここからのお巡りさんの対応は今考えると素晴らしかった。

「まあ、いいからここに座りなさい」

とか言いながら、応急救護セットを取り出し、まずは怪我の手当てをしてくれました。
事件の顛末も、ただ話を聞くだけでなく、何やら調書のようなものを書きながら対応してくれました。
今考えると、それは被害届でも調書でも何でもなかったと思うのですけど(本格的に調書を取るようだったら、本署に連れて行かれたハズ)、キチンと話を聞いてもらえたおかげで、わたしの気持ちはほぐれていきました。

何しろ、コトは小学生の仕業です。警察が本格的に捜査するはずもなく、まあ、結局はわたしのやれら損なわけなんですけど、とにかく気持ちを収めるしかない。

そんな不条理な事件を経験したのが、まだバイク初心者だった真夏の出来事でした。


* * * * *


わたしの育った地元横浜は、

・駅まで徒歩8分ずっと下り坂(逆に駅から家へはずっと上り坂なので12分かかる)

・駅前の「駐輪場」に自転車が1台もない。原付しかない

・丘の上にあった高校経由のバスは、雪が降ると運休する(チェーンをしても勾配がキツすぎるので登れない、下ると止まれない)

・高校から駅に下るバス車内は、標高差で耳がキーンとなる

みたいな環境だったので、日常的に自転車に乗ることがない地域でした。
そのため、自転車に乗ることですら、この事件があるまでナメていたのですけど、たいしてスピードなんか出ていないにも関わらず、ちょっと転んだだけで、自転車でさえこんなに怪我をしてしまうということを経験で理解したので、バイクで転んだらなお酷いことになるんだろうなー、という想像力のもと、わたしは今まで真夏でも長袖+長ズボン+グローブ+バイク用シューズ+フルフェイスヘルメットという格好でバイクに乗るようになりました。

今まで道路で転んだことは(交通事故も含めて)10回もないと思うのですけど、まあ仮にこれまで40万km走行してきた中で10回転んだとしましょう。計算してみると、

10回/40万km

10万kmあたり2.5回

年換算で 0.4回/年

となります。
小林ゆきがバイクで転倒する確率は2年に一回あるかないか。
これが、多いのか少ないのかはわかりませんが。

これまで、デイトナバイクウィークの取材ですとか、とある撮影でノーヘルで走った経験もあるので、ノーヘルとかノースリーブやサンダルでバイクに乗る爽快感というのも理解しているつもりです。

ですが、わたし自身は、低い確率であってもやっぱり、これからも長袖+長ズボン+グローブ+バイク用シューズ+フルフェイスヘルメットでバイクに乗るつもりです。

そして、その信条を他人に強要・強弁するつもりはないことを書き添えておきます。

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【追記】

「想像力」が未経験の世界を補うのではないかなー、とは思っております。

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2011.08.11

ゲリラ豪雨に遭遇ちゅう

たまたま屋根のあるところに避難できてよかったわけですが…。目の前の山に落雷したりしてちょっとコワいだう

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2011.08.10

走るか、涼むか、潔く諦めるか

Simg_2366

ツイッターのハッシュタグ(※検索しやすいようにタグにしたい単語に♯をつけること)が日本語を使えるようになり、すっかり日本のツイッター内はハッシュタグ大喜利が流行中なのですが。

ついついハマってしまうのは、

#バイク乗りにしか 分からないあるある

というハッシュタグです。
togetterのまとめはこちら

「バイクだとこの時期涼しくていいね」とか言われるけど、実はむしろ暑いことを知られていない

的なツイートがいくつかあって共感。

バイク乗りは、エンジンは暑いし、日差しはまともに浴びるし、路面の照り返しもきついし、夏だって長袖・長ズボン・グローブにブーツだし。

だから、なんとなく、バイクの暑さに慣れていれば、去年や今年の猛暑も乗り切れるのだろうと思っていたのですけど、んなぁことはない。暑いものは暑い。

真夏のツーリングは確かに気分はいいのですが、さすがに気温が35度にもなれば、走っていても涼しくなんかならないわけで、そんなときは、木陰で涼むとかじゃなくて、もう、クーラーの効いたファミレスに逃げ込むとか、移動は夜になってからにするとか、大胆に潔く走るのを諦める、ってのもありなんではないかな、とか考えていたところ。

首都高の山手トンネルでは「気温上昇注意」という電光掲示板が出るほどで、びっくりしましたが、確かにあれはヤバい。バイクのエンジンにもよくないけど、もしも止まっちゃったら、ライダーもヤバいレベル。

たから、暑い日に暑すぎるトンネルを使わない、だとか、暑い日はツーリングを中止にする、という方向もアリだと思うのですよ。

ほら、バイク乗りって、降水確率50%以上ならツーリング中止、とかにするじゃないですか。
雨が降ってるので走るのやめる、と同じように、猛暑日はツーリング中止
40代以上のライダーさんは、そのくらい慎重であってもいいと思う。
仮にバイクに乗りながら熱中症になっちゃったりとか、心臓とか脳とかの不具合で事故になってしまったとしても世間的には交通事故にしか見られないわけで。

あと、大都市は光化学スモッグなるものもまだまだ発生してますし。

写真は関係ないけど暑い暑いツインリンクもてぎです。

Simg_2367

S字の向こう側では大規模な工事のまっさいちゅう。


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2011.08.05

未納保険料を10年間さかのぼって支払えることになりました。ライダーなら障害年金も含まれる国民年金に必ず加入しよう!

国民年金は、学資保険に似ている。

学資保険は、15年間くらい長い期間貯蓄のように支払うのに、満期には払った分程度しか返ってこないけど、万が一のときの医療保険とか生命保険部分の保障が利息のようなカタチでくっ付いていることがオトク、という商品。

国民年金も、最低25年以上払わないと老齢年金を受給できないし、若い世代は支払った分戻ってくるかどうかわからないし、寿命によっては損することだってあるけど、実は障害年金がくっついているので、支払いさえしていれば将来じゃなく今に対する保障が実はけっこうオトクだったりする、というわけで。

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* * * * *

本国会で、改正国民年金法が成立したそうです。

ポイントは以下の通り。

・国民年金の未納保険料をさかのぼって支払える期間を現行の過去2年間から10年間に延長

・将来的に年金受給資格期間(原則25年間)に満たず無年金に陥る可能性がある人を救済できる

・来年10月1日までの間に施行、3年間に限って納付期間を延長する

と報道されていますが、ライダーにとって大事なのは、将来受給する老齢年金ではなく、たった今必要になるかもしれない障害年金の部分です。

国民年金制度の議論は、歳をとってから受給する老齢年金のことばかり報道されていて、「支払った分、戻ってこない」とか「将来破綻するからもらえなくなるんじゃね?」なんて言われるのですけど、そんなことより(まぁ、歳をとってからのことも大事ではありますけど)今! 大事なのは今日、あるいは明日のこと。

国民年金はなぜかあまり報道もお知らせもされてませんけれども、老齢年金・遺族年金(加入者の子のある妻と、子を救済する制度)・障害年金の3つが一体となっている年金制度です。

国民年金の障害年金は身体障害も精神障害も、たとえば障害1級の場合、年額100万円近く支給されます。子どもがいれば加算もあります。
しかも、一生、受給することができます。(老齢年金に切り換える場合もあります。)

仮に20歳から85歳まで受給するとなると、総額、6000万円以上になります。

ここまで厚遇な保険は、民間の保険では見当たりません。

十分な預貯金がある方でも、日本の医療や介護は、健康保険制度や介護保険制度に組み込まれていますから、制度外で利用するのはけっこう面倒かもしれません。

* * * * *

前置きはここまでにして。
もし未加入・未納期間があったら、これまでは2年前までしかさかのぼることができませんでした。

老齢年金の場合、25年間支払わないと受給できないということなので、これはこれでたいへんなことなのですが。

障害年金の場合、未納期間が支払い期間のうち3分2以上あると受給できない、ということがたいへん問題になってきます。

この「未納」「未加入」というのも問題で、昭和61年4月(学生は平成3年4月)以降に強制加入に制度が変更されたので、詳しいことは書きませんけども、現在、30代の人は要注意です。

【3分の2ルールに引っかかりそう、だけど今回の救済措置で救われそうなパターン】

現在、32歳。

一浪して大学を23歳で卒業。国民年金の免除申請の制度を知らず、未納。

卒業後23歳で就職。厚生年金に加入。

25歳まで働くも、留学の夢が捨てきれず、退職。

28歳まで海外に遊学。この間、未納。

帰国して職を探すが、なかなか正社員になれず、とりあえず派遣でつなぐ。現在まで国民年金に加入。

この場合、厚生年金加入期間が約2年間。海外遊学中の未納が約3年間。帰国して国民年金加入期間が約4年間。
最初に厚生年金に加入したときから9年間のうち3年間が未納なので、障害年金受給資格条件には微妙。
でも、今回の救済措置なら、10年間さかのぼれるので、3年間の未納分を完済できる、というわけです。

さかのぼって納付すると、将来、老齢年金がちょびっとだけ増えるというオマケ付き。

とにかく、国民年金は老齢年金だけじゃない! 障害年金部分こそがオトクな制度なのだ! 将来もらえるとかもらえないとか、若い人は損するとか、そんな議論に騙されるな! ライダーなら絶対に国民年金に加入しよう!!

* * * * *

もう、何度も何度も過去に書いていると思いますけど、再度、リンクを貼り付けておきますね。

国民年金は一番オトクな障害年金です
(↑ちょっと情報が古いですけど…)

大学生でバイクに乗るなら、国民年金は必ず入りなさい!!!

【無料】お金を払わなくても障害年金受給資格が得られる【タダ】

勘違いしないでください、何もせずにタダで受給できるんじゃなくて、免除申請さえしておけば「受給資格」を得られる、というお話です。

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2011.08.01

今晩21時からNHKニュースウオッチ9で鈴鹿8耐で優勝したイトシンさん特集が放送されます

今晩21時からのNHKニュースウオッチ9で、昨日の鈴鹿8耐で4回目・最年長記録更新での優勝を果たしたイトシンこと伊藤真一選手の特集が放送されるもよう。

ニュースウオッチ9

8月1日(月) 午後9時00分~10時00分

▽被災地に力を!鈴鹿激走レーサー

今年はイトシンさんに限らずですが、少しだけ鈴鹿8耐の一般紙の報道が増えたように思います。

・節電8耐(1時間繰り上げてスタート/ゴール。実際には雲行きの関係で18時15分にライトオンとなった)

・被災ライダーの参戦(イトシンさんだけでなく、茨城の高野弘毅選手(←の朝日新聞の記事)なども)

・チーム紳助の参戦(紳助社長のプロデュース大作戦というテレビ番組コラボ、サンドウィッチマンのメカニック参加(伊達ブログ)(富澤ブログ)、被災地出身ライダーなどの話題アリ)

このような一般紙でも食い付きやすい話題が揃ったことで、報道量が増えたような気がします。

観客数は自動車関連会社の土日就業の影響をあまり受けることなく、前年度比-1000人で微減の10万6000人だったとか。

レース自体は、トップ3が僅差の展開を見せ、来年はぜひ現場で見たい!と思わせるような8耐だったのではないでしょうか。

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