G-FP2DF1P69Y いかにして、ただまっすぐ走っていたバイクが突然、目の前で転倒したのか: 小林ゆきBIKE.blog

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2011.02.18

いかにして、ただまっすぐ走っていたバイクが突然、目の前で転倒したのか

ちょっと前に、「目の前を走っていたスクーターがひとりでに突然転んだ!」と前振りましたが、今日はその顛末をお話しします。

その日はたまたま、クルマで移動していました。

で、その日はたまたま片側3車線あるような大通りではなく、旧道っぽい片側1車線のところも通るルートを選択しました。

そのスクーターにまず遭遇したのは、片側2車線から1車線に狭まるあたりの交差点での信号待ちです。
2車線のうち左側の車線にクルマが1台、その後ろにそのスクーターが停まり、わたしはそのすぐ後ろに付きました。

右側の車線にも2台のクルマがいましたが、交差点の先で右側の車線の方が狭まるので、わたしは左側にいました。

その先で1車線に狭まるので、たいがい二輪はすり抜けして先頭に行きたくなるような場所ですが、そのスクーターは律儀にクルマの後ろに着いて停まっていたので、律儀な人だな~、ちゃんとしたジェッペルかぶっているな、ジャケットはイエローコーンだな、じゃあ、ピンクナンバー(横浜では原付2種はピンクです)だから普通二輪か大型二輪の免許は持ってるだろうし、普段は大きいバイクも乗っている人なのかな、などとそのスクーターの運転手の人と成りを妄想しながら、信号が変わるのを待っていました。

信号が青に変わり、そろそろとクルマがスタートしました。スクーターがわりあい、トロトロと発進したため、右側の車線にいた2台のクルマはスクーターの前に合流しました。

かくいう自分のクルマもエコのためもあるし、車種がヴァナゴンという図体のでかいクルマなので、たいがい発進はエコモードでトロトロと発進させます。

なので、そのスクーターとわたしのクルマは2台ともトロトロ発進しました。

が!!

なんだかそのスクーターの様子がおかしい。

発進するとき、極端にハンドルが左右にブレるのです。

例えて言うなら、そば屋の出前コントのよ うな感じ。ほら、あの、片手に何重もの器を持って、片手運転でふらふらと走るそば屋の自転車のコントのような……。

なんだ、なんだ? どこか壊れてるんじゃないの? 何がおかしいんだろ? アクスルシャフトが抜けそうなのかな? ホイールがぶれている? 次の信号待ちで教えてあげた方がいいかな?

などと思いながら、ついついじーっとそのスクーターの挙動を凝視してしまいました。

数百メートル走り進んだところで、はっと我に返り、いかんいかん、こんなに車間距離詰めたら、万が一、あのスクーターになんかあったり、対向車が急に右折したりはみ出してきたとき対応できないな、そうだ、車間距離を離そう、目の前のスクーターじゃなくて視線をもっと先に持っていこう。

そんなことを考えていた矢先。

しゅるっ!

ずりっ!

がしゃ! ずずず!

そんな音を立てながら、オッサン スクーターはなぜか右側に向いたかと思うとハイサイドっぽくもんどりうって、フロントは右を向いて、でもバイクは左側に倒れ、運転者さんはスクーターの下敷きになってしまいました。

確かにバイクはブレブレで走っていたのですが、状況的には、路面は問題なかったし、対向車もいないし、少しカーブしている場所でしたが、転ぶようなシチュエーションではなかったのです。

文字通り、

「突然、目の前のバイクが転倒した」

という状況でした。

あっけにとられる間もなく、即、後方確認してハザードを出し、救助に向かったのですが。


ああ、時間切れ。続きはまたのちほど。

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