G-FP2DF1P69Y 6月6日MAD SUNDAY(マッドサンデー)のグランドスタンド: 小林ゆきBIKE.blog

« 高速料金が迷走しているらしいので高速をある程度利用する人は二輪ETCを導入した方がオトクかも | トップページ | TTを利用してネイキッドマンが前立腺癌キャンペーン »

2010.06.06

6月6日MAD SUNDAY(マッドサンデー)のグランドスタンド

2010年6月6日日曜日、天候は曇り、気温は17度。

今日は「マッドサンデー」と呼ばれる日です。

グランドスタンドからTTコースを眺めるとこんな感じ。

うじゃうじゃバイクがいます。

マッドサンデーについて誤解が多いのでちょっと解説しておきますと。

マン島TTレースは、キリスト教教会の関係で日曜日に原則開催することができません。(数年前に延期の場合、条件付きで開催可能になりました)日曜日は安息日であり、日曜礼拝が行われるからです。TTコース沿いに教会も多く、物理的に共存することができません。ちなみにマン島の宗教分布はメインがイギリス国教会です。

このため、TTレースは現在は土曜日、月曜日、水曜日、金曜日の4日の日程で開催されます。

レースのない日曜日、自分のバイクでやってきたビジター(マン島では海外からやってきた観光客、観戦客をビジターと呼びます)は、レースコースを自分のバイクで走りまわります。

山のワインディングはそもそも制限速度がなく(マン島は最高速度規制が基本的にはありません。ただし住宅街などは規制が増えてきました)、レーシングアベレージで走るライダーも多く、いつしかその日は自然発生的にレースと同じ一方通行になる日として認知されました。

80年代は公式に一方通行になっていたこともありますが、90年代は双方通行にしていました。

ところが、一般ライダーの重大事故が多発し、多いときでは10名以上の一般ライダーが死亡しました。

さまざまな試行錯誤を経て2007年より、TTウィーク中の2週間ずっと、マウンテンエリアを一方通行にし、交差点やカーブでは車線規制をして事故防止に努めています。

したがって、「マッドサンデーの日は政府公認で一歩通行にして無秩序に走っていい日」というのは誤解で、実際にはマウンテンはいつでも最高速度規制がないですし、TTウィーク中は現在、ずっと一方通行になっています。

| |

« 高速料金が迷走しているらしいので高速をある程度利用する人は二輪ETCを導入した方がオトクかも | トップページ | TTを利用してネイキッドマンが前立腺癌キャンペーン »

06.マン島TTレース」カテゴリの記事

12.モータースポーツ」カテゴリの記事

01.バイク」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 6月6日MAD SUNDAY(マッドサンデー)のグランドスタンド:

« 高速料金が迷走しているらしいので高速をある程度利用する人は二輪ETCを導入した方がオトクかも | トップページ | TTを利用してネイキッドマンが前立腺癌キャンペーン »