G-FP2DF1P69Y 右直事故対策は今すぐ道路システムで対応できる: 小林ゆきBIKE.blog

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2010.05.23

右直事故対策は今すぐ道路システムで対応できる

ちょっと思いついたので、ツイッターで呟くよりブログにまずはup。


いわゆる「右直(うちょく)事故」という事故形態があります。直進車と右折車が衝突する事故形態のことです。

二輪車の事故形態で特徴的なのが、「直進の二輪車vs右折の四輪車」の割合が高いことです。原因として、

【右折の四輪車側】

・二輪車が視覚的に小さく見えるため、接近速度・距離を誤りやすい

・直進車が右折する自分に道を譲ってくれるだろう・減速してくれるだろう、という思い込み

・そもそも直進車に気付いていない

・信号の変わりばな(矢印信号のないところ)で焦る気持ち

・右折矢印信号の無視

・直進矢印信号の意味を理解していない(直進矢印↑でも右折できると思い込んでいる)

・信号のない交差点、または道路の右折横断で対向車に十分注意が払われていない

【直進の二輪車側】

・そもそも交差点に進入する速度が早過ぎる

・目立つ服装をしていない

・信号の変わりばなで強引に直進

……とまあ、いろいろと要因はあるんでしょうが、ある程度は道路構造やシステムで事故を防げるのが右直事故だと思います。

例えば、カーブで単独転倒などの場合は、本人への交通安全啓蒙などといった抽象的な対策が必要ですが、右直は、そもそも右折と直進を分離させればいいわけで。

信号のある交差点であれば、(矢印信号を理解していない人の事故は防げないまでも)、直進と右折を矢印信号で制御すれば、青信号で右折タイミングを運転者の判断に委ねるよりはかなり防げるのではないかと。

また、交差点ではない場所の右折横断、たとえばファミレスやスーパー入口やなんかは、段差のある中央分離帯を設けて、そもそも右折できないように構造を変えてしまえばいい。

これまで交通安全策は何かと四輪車であれば衝突安全構造の向上、二輪車はライダーの安全装備着用、あるいは運転者に対する啓蒙活動が中心に行われてきましたが、矢印信号や中央分離帯など道路構造を変えることによる安全対策に税金を使うんであれば、それはそれでじゃんじゃん使っていただきたいな、と。

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