自動車技術会の二輪車をテーマにしたデザインフォーラムに行ってきました
日本最大の学術学会、自動車技術会の春季大会の中で開催されたデザイン部門フォーラム、「ミニマムモビリティでワクワク移動」を聴講してきました。
発表された内容は次の通り。
・基調講演 2030年私的ミニマムモビリティ考察……松井 龍哉氏(フラワー・ロボティクス)
・ミニマムモビリティでワクワク移動-未来にみる二輪車の原点-……守谷 安則氏(スズキ)
・温故知新・革新は化学変化から生まれる……三輪 邦彦氏(ヤマハ発動機)
・ミニマムモビリティー戦国時代……福本 圭志氏(川崎重工業)
・二輪が創る「ワクワク世界」……小濱 光可氏(本田技術研究所)
このあと、名古屋大学大学院の木村徹氏を司会にディスカッションと質疑応答が行われました。
当日は撮影・録音禁止だったので、手書きのノートをもとに、要点を書き起こしてみます。あくまでコバヤシが気になったものだけメモしてますんで、皆さんの発表をすべて網羅しているわけではなく、また意訳でまとめている部分もあるのはご容赦くださいませ。
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(ロボットデザイナーの松井氏)
(「新しいプロダクトの企画で「鳥かご」を企画。出来上がったのは、籠のない鳥かご。水を張ったトレイの中にセンサーを仕込み、子機は寝室などへ。朝、鳥がやってくると子機が反応し、鳥のさえずりで目覚める。窓の外には小鳥たちが。「空間全体を鳥籠に見立てる」という新しいデザインの発想、というものを紹介しつつ)
「われわれデザイナーは昔から美大など先生から「機能は美しい」ということを学んできた。それは自分たちが学生のころも、今も変わらないと思う。
しかし、その機能とは、機能を加えると人間の能力を少し超えるものになる、というものだった。
これからの機能とは、「様相」というか、「モダニティ」とでも言い換えられるけれども、(能力、性能ではなく)様相を少しだけ換えるようなもの=システムのデザインになっていくと思う。
地球環境の中に加えられるデザインの中で何が出来るか。(箱に守られていて顔の見えない四輪と違って、風を感じて走る二輪ならではの特性があるのだから)二輪の立場から発信していくことで、未来型の乗り物を提案する上で説得力が出てくるのではないか。」
(まだまだ続く)
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