G-FP2DF1P69Y 【ニュース】『MOTO NAVI』は新創刊して発売中!: 小林ゆきBIKE.blog

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2010.05.11

【ニュース】『MOTO NAVI』は新創刊して発売中!

MOTONAVI ( モトナビ ) 2010年 06月号 [雑誌]

MOTO NAVI』を含め、NAVIシリーズの雑誌が休刊するというニュースが流れたのは、今年1月のこと。

ヤフーのニューストピックスにも流れたため、世間的に話題にものぼった。その影響力は、歴史の長かった『クラブマン』休刊のニュースよりも大きかったように思う。

モトナビ休刊について、編集長の河西さん(≒アンジャッシュ渡部建)はブログでこうコメントしていた。

「ですが編集人としては、これは弊誌がその使命を終えたということではなく、

弊誌を取り巻く環境の変化を受けての、文字通り「お休み」だと思っています。」

わたしはこれを読んで、河西さんのことだから、何か次の展開を考えているんだろうなぁと強く感じた。

わたしはこれまで、バイク雑誌の休刊の報を聞くたびに、出版に関わるものとしてレクイエムのようなものをブログに著すことが多かった。

たとえば──、

チャンプU、ありがとう、さようなら

ツーリングマップルマガジンが休刊していた

しばしお別れ、ジパングツーリング。

さようなら、クラブマン。

こんな感じ。
ツーリングマップルマガジン以外は、自分が関わっていた雑誌であり、残念な気持ちもひとしお。
なので、ついつい休刊追悼ブログを書いたりしていたのだけど、今回のモトナビは違った。

河西さん率いるモトナビ/バイシクルナビは単なる雑誌刊行に留まらず、モトナビカフェなどインタラクティブな取り組みや、オリジナルグッズ開発など文化的な取り組みで、ユーザーを広げていこうという取り組み、ある種の思想、信念のようなものが感じられた。

正直、同じ業界にいてモトナビ創刊からの快進撃は嫉妬すら覚えるほどのものであったのも事実だ。
有名タレントさんや有名カメラマンさんなどを使ってオシャレな誌面を展開。
バイクはファッションじゃねぇ」などと言う精神論な旧態依然のギョーカイ関係者もいたけれど、ファッションも含めての文化じゃん、ってのがわたしのスタンスなので、なんというか、モトナビは眩しくて眩しくて仕方がない存在であった。
なにより、河西編集長が同世代である、という点もまた頼もしく感じられた。
(バイク雑誌業界は「上(バイクブーム世代より上の世代)がつかえている」現状があった)

だから、河西さんからコラム連載の依頼をいただいたときは、小さくガッツポーズしてから小躍りしたのは本当に事実だ。
1年間連載させていただいた後も、ちょこちょこと登場させていただく機会をいただいた。

中でいっしょにお仕事させていただいて感じたのは、本作りという点でも、乗り物専業やっつけ系出版社や編プロとは一線を画す方法で進められていたことだった。
「ゲラ」って言葉がまだ生きていたのは、バイク雑誌業界ではモトナビさんと別冊サイクリストさんくらいのような気がする。最近は「色校」ってことすらないみたいなんで。

……というような、わたしとモトナビとの間柄だったので、このままでは終わらないでしょう河西さん! という気がして、ヤフートピックスの煽動には乗らなかったというわけ。

さて、河西さんとはツイッターでゆるくつながっていたのだけど、休刊という衝撃的なニュース後にも関わらずそのつぶやきからは諦念も暗さも感じられず、なんとなく明るい光が透けて見える感じがしていた。

そしてついに。

4月24日、新創刊

残念ながら、創刊や新創刊という話が「ニュース」になることはほとんどない。

なので、もしかしたらまだ、モトナビは休刊したままだと思い込んでいる人がいるかもしれないので、当ブログでモトナビ新創刊を「ニュース」として取り上げた次第です。


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