G-FP2DF1P69Y 小林ゆきBIKE.blog: 2009年11月

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2009年11月

2009.11.30

二輪車にもエコバイク購入補助、エコバイク減税、エコポイントを!

住宅版エコポイントに政府は1000億円の予算を計上するそうです。(参考:ヤフーニュースvia読売新聞の記事など)

エアコンやテレビなど家電製品のエコポイントの予算は約3000億円だそう。

自動車のエコカーなんとかについては、エコカー購入補助が予算額約3700億円エコカー減税約2100億円の予算を計上しているそうです。

オートバイは燃費も、重量的に路面に対するインパクトも自動車よりエコなので、エコポイントやエコバイク減税、エコバイク購入補助(というか、ほとんど全てのバイクが政府のいう“エコ”になるだろう)を設けておかしくないのに、検討されたとか業界が陳情したという話を聞かないのだけど、もしそういう話があれば情報くださいお願いします。

で、エイのノムさんがずいぶん前に「バイクにもエコカー減税を」と書いていたような気がするので、ここでは、さらに進めて、じゃあ予算はどれくらい計上すればいいのか、まるっと計算してみました。

2009年の日本国内の二輪車の総販売台数見込みは約40万台(←下方修正してみた)。

詳しい数字は出さないけれど、停めるところがないから販売台数が急激に落ちていると思われている126㏄以上は実はそんなに販売台数は落ちていなくて、実は急激に下降しているのは50㏄以下の原付です
その数字、実に10年前と比べると半減。原付二種以上はだいたい2~3割の落ち込みで済んでいるので、停めるところがある原付は、ヘルメットをかぶらなくていいし、二人乗りできて、信号無視とか通行すべき場所や逆走などの違法行為をほぼ黙認されている自転車や電動アシスト自転車にシェアを奪われたと見ていいと思う。

それで、日本国内で販売される約40万台全ての二輪車にエコバイク購入補助とエコバイク減税の予算を計上してみるとどうなるか。

まず、エコバイク購入補助について。エコカー補助やエコポイント制度は、だいたい販売価格の1%から20%くらいの補助が出るので、ここでは仮にバイクの価格の5%としてみる。
40万台のうち、だいたい25万台が原付で、あとは原付二種が7万台、軽二輪が5万台、小型二輪が3万台くらい。(以上、10月までの販売台数からまるっと概算してみた)
改めて、悲惨な二輪マーケットの中であえて言えば原付二種はバカ売れしていることがわかる。

ですますに戻しまして。
二輪車の平均販売小売価格を、まあ、原付からスーパーバイクまで合わせて台数で割って、まるっと概算30万円としましょう。

そのうち、エコバイク購入補助を価格の5%とします。するってーと、1台1万5000円。
1万5000円×40万台=60億円。

エコバイク減税は、重量税に対して軽二輪6300円×5万台=3億1500万円、小型二輪7500円×3万台=2億2500万円。

これらを足してみると、60億円+3億1500万円+2億2500円=65億4000万円。

もう一度、自動車のエコカー補助とエコカー減税の予算額を出すと、合計で5800億円。
二輪車ならまるっと60億円くらいの予算を計上すれば、1台につき、2万円くらいの補助になるわけです(注意:あくまでもまるっと筆者が勝手に概算した数字ですので。ご参考までという数字ですので)。

じゃあ自転車はどうなんだっていうのはまた別の話。

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2009.11.29

スペクタクルの創出としてのダート

オートレースは小型自動車競争法という名の通り、二輪車だけでなく、かつては四輪車のレースも行なわれていた。1973年(昭和48年)に四輪のオートレースは廃止されたそうだ。

その、四輪のオートレースの写真、しかもコースがダートだった時代の写真が、川口オート公式サイトに掲載されている。

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(川口オート公式サイト「60年代のバトルと感動」より)

他にもリンク先には60年代当時の四輪・二輪のオートレースの写真が掲載されているのだが、それを見て感じるのは、ダートの土埃は スペクタクル(迫力)を創出するのだなあ、ということだった。

アメリカのダートトラック競技を見て感じたのは、とにかく今までに見たことも聞いたことも感じたこともない迫力だった。

すんごい迫力があった──と書いたり言うのは簡単だ。
もう少し具体的に詳しく説明してみる。

・見た目の迫力→圧倒的なバンク角と、タイヤから巻き上げられる土埃

・耳に感じる迫力→ハーフマイル(約800m)のトラックでさえ、鼓膜がしびれるほどの音圧。実際の数値はわからないが、日本のロードレースの排気音測定方式だと、130デシベルくらいあるのではないか。

・身体で感じる迫力→その音圧から来る皮膚感覚。お腹、皮膚の表面がジンジンとしびれるような身体感覚を感じる。

・あと、匂いも。巻き上げる土埃の匂い。わずかながら漂ってくる油っぽい香り。ひと昔前なら、2ストオイルの匂いとか。


おそらく、日本の当時のオートレースも騒音規制などたいして厳しくなく、ダートであることによる見た目の迫力とともに、耳や身体で感じる音圧の迫力もあっただろう。

スポーツが社会に与えるインパクトの一つに、環境問題があって、モータースポーツは特に、モータースポーツそれ自体に騒音、排気ガスの問題をはらむ。
路面をほじくると自然環境破壊のイメージがつきまとうから、三宅島で土系のイベントはいかがなものか、と書いたことがあるけど、今考えると、(ロード)レースで万が一重大事故が起こったら、今以上にオートバイ業界、ライダーのイメージが悪くなるから反対だという、なんだか、指を切ると危ないからナイフは禁止的な物言いだったなあ、なんて思うし、だったらどう理論的に科学的にリスクの担保を説明していけるのかずっと考えているところ。
起こってからじゃ遅いとは言うけど、起こらないためにじゃあどうしたらよいか考える、考えるだけじゃなくて実際に起こらないための努力を実行してみる、のほうが大切なんじゃないだろうか、というのが、今の自分の気持ち。

結果的に効果が少なくとも、ミチゲーションのための努力や検証は大事だし、それがオープンな空間かクローズの空間かで変わるかどうかも事前の検証が必要だろう。

なんか話が逸れたけど、今年のマン島TTレースのプログラムの中で世界初開催となったTTXGPこと事実上の電気バイクレース。懸念された通り、音がかなり静かなため、「スペクタクルの創出」という意味では、音がないとそれが生まれない、ということが検証された。それどころか、音がしないためにレース運営に多少の支障があったほどだ。わたしたちはそれほどまでに、安全を耳で確認しているということなのだった。

音とは、距離感、速度感、物体の大きさまでもを測れる道具なのであった。

見た目もどうか。世界グランプリ50㏄クラスの平均時速を超えられていない現状では、確かに遅いなあと感じてしまう。

スピードとは、物体が移動するときの単位時間あたりの変化の量だと言うけれど、実際に物体が移動すると起こることは、音の移動、音圧、風の発生、もろもろが起こる。日常的に時速80キロ、100キロを目撃していると、スポーツっぽい何かの中での70キロはたいへん遅く感じられてしまう。迫力はあんまり感じない。

なんか今日はまとまりないですけど、何かに挑戦するのがスポーツの第一義だとも言えると思うので、その中でさらなるスペクタクルを創出するには、味覚以外の視覚・聴覚・臭覚・触覚の四感を沸き立たせるような仕掛けをすると効果的なんだなと。

オチはないけど、理由はよくわからないが(←これをちゃんと説明しないとなあ)川口オートのダートの四輪レースの写真見たらカッコいいなあと思ったというお話しでした。きょうはおしまい。


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2009.11.26

ライド&パーク&ライド

ライド&パーク&ライド
千駄ケ谷エコステーションを利用して山手線130円で市ケ谷に向います。ここは最初の2時間無料でそのあと3時間100円だったかな、驚異的な安さです。8時半ごろはがらがらでした。車内の痰が絡む咳の方がコワイような。

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2009.11.20

のりもの専門書古書店

のりもの専門書古書店
神田神保町に来ています。菅村書店さんは「のりもの専門書古書店」。バイクの雑誌も充実した品揃えです。神保町にバイクを停めるのはコインパーキングでも至難のわざですが。

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2009.11.15

「世界にはまだまだスゴイひとがいる」

今回は急な来萌だったにも関わらず、いろんな人がなぜか噂を聞きつけて「ウチに泊まりなさい」とおっしゃってくれてありがたい限り。

で、昨日までサイドカーの元パッセンジャーで何度かTTにも出たことがあるヘレンさん(女性)宅にごやっかいになった。

「世界にはまだまだスゴイひとがたくさんいる」

とおっしゃったのは、パリダカールラリーを完走された柏秀樹御大であったが。

ヘレンから聞いたサイドカーの世界もなかなかスゴイものがあった。

・サイドカーのチャンピオン(世界チャンプだったか欧州チャンプだったか)は、下肢の障碍があって車椅子を利用しているが、それでもサイドカーレースに出ている。運転操作はパドルシフトと手元ブレーキに改造してあるので問題ないし、コーナリングはパッセンジャーに任せればよい

・TTレースにも出ているサイドカーのあるドライバーは片足の股から下が義足で、サイドカーに乗り込むとき、義足をいったん外して乗りこむので、周りの人がギョッとする

・TTのサイドカーレースのトップエントラントのハンクス氏は今年63歳。しかし、そんなのは序の口、TTでは珍しいことではなく、誰それは70歳になってもTTに出ている

・長年、サイドカーレースに出ているある女性は来年、TTレースに出ることを決意した。彼女は60歳を超えている

「障害者、高齢者、女性……ハンディキャップなんか関係ないのよ、やりたいと思ったら不可能はないのよ」

とヘレンは語った。

今年のTTで大怪我を負ったニック・クロウとマーク・コックス両氏。とくにニックは片腕を失ったけれども、リハビリは順調で、先日のチャリティパーティで二人とも、なんらかの形でレースの世界に戻ると宣言したのだという。

ニック&マークの事故に関して、友人や関係者らの大規模な募金活動が行なわれてきた。
彼らには奥さんや幼い子どもたちがいること、手術やリハビリのためイギリスの病院にいて、何度も家族がマン島からの行き来を余儀なくされること、ACUのレース保険がびっくりするほど少額なこと、そして障碍を負ったあとの今後の生活……もろもろに対して寄付を募っていた。

好きでやってきたレースでの怪我、日本人なら「自己責任」という言葉が浮かぶが、友人らの募金活動はそんなことではくくれない文化を生み出しているのかもしれないと思い至った。

確かに高額の保険に入っていないと、万が一に備えられないのだけど、どんなに高額な保険でもカバーできない部分はあるだろう。たとえば、実際の介護、介助とか、医療費以外の部分とか。
システムとしての保険の整備ももちろん必要なことで、世界グランプリロードレースでは、リスクの対価としての賞金の引き上げをめぐって70年代前後に何度もボイコットがあったほどだ。

ニック&マークの友人らの活動は、「相互扶助」(相互扶助、という言葉自体、日本語にするとなんだかちんけに感じてしまうけれども)の精神の現われであり、保険システムだけでなく、レース関係者やレースファン、そしてライダーらの相互扶助、すなわち「心の支え」の文化を生み出しているのだと思う。
そのような「心の支え」のあるモータースポーツならば、ライダーたちは安心してモータースポーツ活動をしていくことができる。

このような心の支えを感じられ安心してレース活動ができるモータースポーツは、産業化した「モータースポーツ産業」では獲得しえないことで、これこそが「モータースポーツ文化」なのではないか。

念のため。レースそのもの、コースそのもの、レース運営そのものと、レース活動の裏支えは、それぞれのレイヤーで考えていかなければならない、と前置きした上で。

スゴイ、と感じたことは伝えていかなければ、と思った来萌でした。

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2009.11.13

13日金曜日、マン島は晴れ

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昨日は冷たい雨と風が強かったのですが、今日は晴れてます。

皆さまから預かったメッセージを届けてきます。

マンクスレディオの記事


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2009.11.10

[訃報]ケイコ・カランさん

訃報

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(今年のマン島博物館特別展ホンダ参戦50周年記念展で、自分の写真が展示されているのを見てはにかむケイコさん)

マン島在住のケイコ・カランさんが、2009年11月5日木曜日に逝去されました。

葬儀は11月13日金曜日 午前11時半より、ダグラス市墓地(Douglas Crematorium)にて。

ケイコさんは数少ないマン島に移住した日本人で、ホンダがマン島TTレースに初参戦した1959年以降、チームに活力を与えた人物として知られる方です。
ケイコさんは公式にホンダの仕事をされていたのではなく、日本から送った米がカビてしまって異国の地で食べるにも苦労しているというのを聞きつけ、温かいおにぎりを差し入れしたのだそうです。
「ケイコおばさんのおにぎり」は、ホンダ、そして日本のモーターサイクルスポーツの創成期に世界へ羽ばたく礎になったと言っても過言ではないでしょう。
現在もモータースポーツが大好きで、テレビで二輪から四輪まで熱心に観戦していたほか、80歳を越える高齢にも関わらず、TTウィーク時には必ずグランドスタンドにいらっしゃっていました。

ケイコさんとの思い出はたくさんたくさんありますが、これまでご本人が有名になることを拒んでいたため、わたしは雑誌記事でもブログでもほとんどケイコさんのことについて言及しませんでした。しかし、ホンダ関係の皆さん、並びにレース関係者の皆さんにお知らせしたく、記事をあげました。

ケイコさん、写真出さないって約束してたけど、ごめんなさい。

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青山博一選手に鳩山総理大臣からメッセージが届く

MFJのリリースによれば、青山博一選手に鳩山総理大臣からメッセージが届いたそうです。

<鳩山由紀夫内閣総理大臣よりお祝いのメッセージ>

青山 博一 様

青山選手、世界選手権チャンピオン獲得おめでとうございます。
チャンピオン獲得には大変な研鑽と努力の積み重ねが必要であったことと思います。青山選手だけでなく彼を支えたご家族、関係者の皆様にもご祝福の意を表させていただきます。
 世界における日本のアスリートの活躍は日本の若者に夢と希望を与えてくれる大変素晴らしいことと思います。
青山選手のこれからのますますのご活躍をお祈りいたします。
                            
                                        内閣総理大臣 鳩山 由紀夫

(MFJ公式プレスリリースより)

総理官邸ブログ Powered by Amebaでも言及していただけないかな……。野球の松井秀樹選手がワールドシリーズでMVP獲得には言及されてましたので。

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青山博一選手世界チャンピオン獲得の各紙報道状況

「日本人としてGP250クラスでは8年ぶり3人目」

「世界グランプリ選手権シリーズ最後のGP250クラス王者」

「博一と書いて“ヒロシ”と読む」

「弟も世界GPライダー、青山周平選手」

であるところの、青山博一選手が、2009年オートバイロードレース世界選手権シリーズチャンピオン、総合V、年間王者を獲得しました。

というニュースを、各新聞がどのように伝えているのか調べてみました。

情報はインターネットでも得ることができますが、その情報(ニュース)がその日のニュース全体の中でどのような位置づけになっているのかを知るには、まだまだ紙媒体の方が簡単です。

11月9日月曜日は新聞休刊日だったため、掲載は全て夕刊です。
なお、5紙ともに東京版です。
ほとんどの新聞で、3面あたりに本来朝刊で展開しているスポーツ面をぎゅっと圧縮して掲載しています。

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↑まずは東京新聞。
「青学大降格」より扱いが下。

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↑日経新聞。
「ボブスレー高山五輪逃す」より扱いが下。

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↑毎日新聞。
フィギュアスケートの下ですが、よくみるとボブスレー高山逃すの文字がすんごく大きい。

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↑朝日新聞。
なんかの大学スポーツより文字が大きくてほっとしました。

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↑読売新聞。
笑顔! 顔写真! カラー写真!! ページ数も2面の位置でした。

全紙ともに、記事中、名前を「青山博」と誤記しているんで、配信会社からのニュースを校正せずにそのまま流しているのかなあ、と。

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2009.11.08

今夜日本人チャンピオンが生まれるかも! オートバイロードレース世界選手権シリーズ最終戦の今日、GP250ランキング1位は青山博一

加藤大治郎選手以来、8年ぶりに日本人選手の世界チャンピオンが生まれるかもしれないというのに、なんだか静かな一般マスコミ。新聞もテレビもわざと無視してるんじゃないかってくらい報道がないんですが、どこかで報道されているのでしょうか。

ググったら、10月21日付け信濃毎日新聞で共同通信配信による西村章さんの記事が掲載されていた。

で、でも、えっと、それだけ?????

オートバイロードレース世界選手権シリーズGP250クラス、シリーズポイントのランキングトップは青山博一(ひろし)。マシンはホンダです。
現在のポイントは252ポイントで、2位のマルコ・シモンセリ(ジレラ)は231ポイントで21ポイント差。

トーチュウF1 EXPRESSによれば、

青山博一は11位以内でフィニッシュすれば自力タイトル獲得。シモンセリが優勝しなければ順位に関係なくタイトルが決定する。

とのこと。

レースはバレンシアで現地時間、2009年11月8日、12時15分スタート。
日本時間で今晩20時15分からスタートです。

レース情報は

モトGP公式サイト

CS放送日テレG+(ジータス)は今晩18時45分~23時30分まで生放送!

などで。
テレビが見れなくても、

Twitterの♯MotoGPのタイムラインあたりで実況っぽいつぶやきが覗けるかも。

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2009.11.07

もうすぐミラノショー

今年はパリショーが中止、東京モーターショーもあんな感じだったので、俄然注目が集まるEICMA ミラノショー。開催はもうすぐです。会期は11月10日~15日まで。
今だとミラノ往復航空券は6万円くらいからあるんで、思い付きでも行けちゃいそう。ただし、ミラノはこの時期、様々なショーの時期なんで、ホテルを取るのが至難の業だったりもします。1泊200ユーロ以上出せばなんとかなるかも。

公式サイトの英語版はこちら。音が出ますのでご注意を。

世界オートバイロードレース選手権モトGPの最終戦直後なんで、多くのGPライダーやWSBKライダーなどレーシングライダーがあちこちのブースに出没しそう。

あと、ミラノショーの凄いところは、外の「MOTO LIVE」会場。
広大な敷地に設けられたコースでは、単なる試乗会ではなく、なんと本物のレースが行なわれます。それも、エキシビジョンだけでなく、エンデューロは世界選手権だし、スーパークロスもヨーロッパ選手権
ほかにもドラッグレースやトライアル、クォード、スーパーバイクのエキジビジョンレースが行なわれる模様。

2000年以降、オートバイの展示会ビジネスの中心地はパリ、ミラノ、ケルン、ミュンヘン、(一応バーミンガムも入れておくか)で争われてきましたが、未曽有の経済危機後、結局、それを征したのはミラノショーということになるのでしょう。

ミラノショーに顕著なのは、「トレードショー」(商談がメイン)であること、それに「動くバイクを観せるショー」であることに尽きると思います。前者はバイク関連業者とプレスが集まり、後者は一般ユーザーが集まります。
東京モーターショーも、東京/大阪モーターサイクルショーも、そのどちらの要素も(ほぼ)ありません。

とにかく、日本のバイクショーとは規模も雰囲気もまるで違うミラノショー。バイク関係者の皆さまにおかれましてはぜひ一度ご覧になって欲しいなと思います。

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2009.11.06

チャレンジ三宅島'09モーターサイクルフェスティバルの思い出~前編

チャレンジ三宅島'09モーターサイクルフェスティバルの思い出。今日はその前編。

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東京の竹芝桟橋を夜22時20分に出航し、東京湾の夜景を眺めつつ太平洋へ。
まだ夜が明けきらないうちに、三宅島に到着。波や風、ガスなどを勘案して、三宅島では3つの港のどこに付くか直近までわかりません。今回は三池港でした。災害復興工事が終わったということで、けっこう立派な港でした。でも、港の周りにはなんにもない。

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緒事情により今回は水玉ニンジャレーサーではなく、もうすぐ20万kmニンジャを1週間前に預けて航送。
金曜日のボランティア活動はオフだったので、2周ほどツーリングしてきました。
一周約30kmの三宅島、「〇周した」というのがなんとなく達成感があっていいと思います。関連したスタンプとか関連グッズ(ステッカーとか)で上手いこと連携できないかな。三宅島観光協会で認定スタンプとかステッカー販売とか展開するとよいと思う。宗谷岬の「最北端到達証明書」みたいなやつ。

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用事があって郵便局へ。局員さんとは昨年、一昨年とイベントでお会いしたりしているので、何となく顔見知り。わたしのことを覚えてくださっていて、とても嬉しい。小さな島ならではだと思います。

びっくりしたのは、人口3000人弱の三宅島には郵便局が5つあるのだとか。自分が住んでいる横浜のとある町も人口約3000人弱だけど、郵便局はないし、ポストは一個だけ。
三宅島の都市機能を調べてみると、離島だけど保育園はあるし、都立高校はあるし、警察署もあるし、空港だってあるし、銀行もあるし、インフラも整いつつあるし、コンパクトシティとしてはけっこう住みやすいのではないかな。強いて言えば、噴火の影響で商店が分散していて、路面店が集まる「ストリート」タイプの商店街がないのが残念なのだけど。
船の発着場所がなかなか確定しないので難しいと思うのですけど、イベント時、出航前に観光朝市ならぬ、観光昼市で港に出張販売しに来ていただけると、土産を買うチャンスが増えるかも、とか思った。現状、出港地が錆が浜だと歩きで土産を買いに行けるのですけど、そうでないと難しいので。

話は戻りまして。ちょうど配達の方が来たのでお話しをうかがいました。

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フロントフォークに穴が開いている。全島避難のとき置いて行ったのですか?と尋ねると、そうではなくて、都内で使っていた配達車を全島避難解除後に三宅島に持ってきたものらしい。わずか数年で鉄をも溶かす火山ガス+潮。自然の力ってもの凄い。

もっとも、配達員さんは「手入れが悪りぃだけだ、上司に怒られちゃうなー」とおっしゃってましたけども。

世界一の技術力を誇る日本の二輪車メーカー様にあらせられましては、ぜひとも「錆びない・朽ちないバイク」というのを開発していただけないかと所望する次第です。

昨年泊まった民宿の方は、一斗缶に入った液体シリコンを惜しげもなく乗用車に塗りたくっていた。「シリコンが一番錆止めに効く」んだそうな。
そういう、三宅島ならではの知恵をもっともっと伝授いただきたい。島のウリになる知恵の数々って、もっとたくさんあるのではないかな。

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島のところどころには赤・黄・青の回転灯が立ってまして。これ、火山性ガスの警告灯です。今回のイベント中は一部、レベル2が出てて、気管支が弱いわたしとしてはちょっと辛かったのですけど、メイン会場近くに風が流れていた昨年よりは全然ましでした。ガスに関しては、出方が日によりますし、風の流れでも影響がまるで違ってきます。個人差がとても大きく、ほとんどの人がまったく症状が出ない程度だと思います。この3年、三宅島に行っていて、自分も含めて症状が出てる人を目撃したのは4人だけ。二人は喘息症状、二人は皮膚のアレルギーでした。もともと喘息持ち、アレルギー持ちの人じゃなければ、まず問題は出ないと思います。

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三宅島一周道路のさらに海沿いの道の整備も進んでいます。

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天気がいいのもここまででした。すでに海は時化ってます。

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2009.11.05

ミスドは鈴鹿8耐に出てた

昨日のミスド大人買いに関して、全然バイクと関係ないようでいて、実は……。

1991年 ミスタードーナツレーシングチームが、鈴鹿8時間耐久ロードレースに参加

そう言えばと思い出したので、無理矢理な展開ではありますが、備忘録。

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2009.11.03

ミスドで大人買い

ミスタードーナッツで念願の大人買い

「全部、一つずつ」
と注文してもカウンターのお姉さんがたじろがないのは、そういう客がけっこういるからではないか。
後ろにずらーっと並ばせてしまった方々の視線が付き刺さりつつ。

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これだけ買っても5000円ちょっとでした。
食べ切るのに1週間かかりましたが。

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2009.11.01

2ストレーサーのリアサススプリングとか

デイトナのAHRMAのレースで知り合ったリッチーさんがやってるACCUという会社のDMから。

もともと、2ストオイルとガソリンの混合容器を作っていた会社なんですが、最近はレース部品の販売も手がけているみたいで。

TZ、RS系のリアサスペンションスプリングとか

本日、2009年の最終戦が鈴鹿サーキットで行なわれている全日本ロードレース選手権も、いよいよ来年度は250cc2ストクラスはなくなります。

しかし、世界的に見ると、125と250のGPレーサー、市販レーサーのクラスは、ポストクラシックレースとか、ちょっと古いバイクのレースカテゴリーとして人気が高まってきていて、マン島で8月に開催されているマンクスグランプリでも来年はクラスと年式が拡大される模様。

ということで、まだまだ2ストローク、2サイクル車やそのパーツにも需要の光が少しはある、かも。

電動ツナギ乾燥ハンガー」も面白い製品ですね。


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