クラッチ付きMT車の教習車はオフロードベースの時代に? カワサキKLX125&Dトラッカー125発表
カワサキがKLX125とD-TRACKER125を12月より発売するそうです。(参考:日経の報道)
折しも、国内4メーカーは、普通自動車免許で自動二輪の小型まで運転可能とするよう国に要請したところ。
ヨーロッパではすでに、普通自動車免許で125ccまで運転できるようになり、一時的に125ccクラスの需要が伸びた実績があります。
ここで問題になるのが、もし普免で125cc運転可になった場合、おそらく教習内容、または免許取得時講習などで自動二輪車の運転方法が付け加えられることになるのではないかと考えられますが、現在、新車で購入できる125のMTバイクは皆無なのが現状。
ホンダ系では教習車用にCBR150Rという輸入車を125ccにボアダウンして導入している事例があります。
そこでKLX125またはD-TRACKER125の教習車仕様を発売して、全国の教習所ならびに運転免許試験場に営業をかけるってのはどうでしょうか。オフロード車ベースなら、初心者がバンバン倒しても壊れにくそうだし。
全国の二輪教習を行なう指定教習所はおそらく約500から800くらい、運転免許試験場は約80か所。ホンダ・ヤマハ・スズキのお膝元、埼玉県、栃木県、東京都、静岡県、熊本県を除いたとしても、ものすごい需要がありそうだっ(妄想)。
教習車ベースがない、という問題は125ccMT二輪だけでなく、大型二輪も同様で、750ccが絶滅寸前の今、教習車は1000cc、いや1300cc、1400ccにまで大型化することが果たして初心者としての教習生のためになるのかどうか。だったら、普通自動車もハイエーススーパーロングに全員乗車分の重量を載せた状態の教習をしてもいいんじゃないか、とか、せめて室内ミラーで確認できない1.5トン箱トラックは教習義務付けだね、とか、とか。
戯言はともかく、トライアンフのボンネビルとかスラクストンあたりは、パワー的にも車格的にも価格的にも教習仕様としてちょうどいいと思うんですが。
まあ、それもこれも、二輪マーケットの現状と法律とが噛み合わなくなってきて放置された結果だと思うんですよ。日本の二輪車マーケットは明らかに官製不況の要因が大きいと思うので、早くなんとかならないものかと。
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