TTコース60km歩くための旅支度
数年前から温めてきたプロジェクトなんですが、今年こそ、TTマウンテンサーキット一周60kmを歩きで調査するぞと決意し、道具から揃えてみることにしました。
これまで、基本的にバイクに乗るための装備しか持っていなかったので、徒歩調査用というか、ウォーキング用とか、トレッキング用の装備を準備するのは初めてに近いです。
というか、旅のためにわざわざ事前に買い物をすることは、あまりしません。現地で必要に迫られて買い物するのが、けっこう楽しみだったりするので。
しかし、今回必要かもと思ったものは、イギリス圏では高いし(そもそも消費税に相当するVATが15%ほどもする)、サイズが合わないことが多いので、しかたなく事前に準備することにしました。
どのサイズを準備するか迷ったバックパック
まずはバックパック。
「1万円以下のものはいくらデザインが良くても持たないし、なんかしら問題を抱えている」
とのエキスパートの助言に従い、ICI石井スポーツとかムラサキスポーツとかスポーツオーソリティをはしごしてみました。
インターネットでもチェックしてみたんですが、実物を見て質感とか縫製の仕上げを確かめたり、実際に背負ってみるとでは大違い。
歩くには軽い方がいいだろうと思い、自転車競技用の7リットルとか12リットルのものを見てみたんですが、あまりにも小さいのと、素材が薄すぎるのでやめました。
最終的に選んだのはこちら。
ドイターのトランスアルパイン25です。
基本的には自転車用のザックですが、歩き用にもちょうどよいサイズ。
良い点
・色がハデ(今回はオレンジを購入しました)なので、クルマからの視認性が良い
・胸と腰でベルトで固定できるので、歩いているときバックパックが安定する
・サイドにボトルなどを入れるポケットがあってすぐ取り出せて便利
・腰のベルトに網のポケットがあり、濡れたハンカチなどを入れておける
・財布などをつなげるクリップ付きのひも
・すぐに取り出せるし、ベルトとクリップで固定できるレインカバーを標準装備
・中が二室に分けられていて、ジッパーで一室づかいにすることも可能
・(自転車用の)ヘルメットホルダーにジャケットなどを固定することができる
もう一つだった点
・男性用なので肩幅がやや広い(女性用の肩幅が狭いサイズもあるが、内容量が少ない)
・二室を分けている部分の布が薄い
・ベルト類が全体的に長め
・ヘルメットホルダーがちょっと仰々しい
バイクに乗るときは基本的にバックパックを背負うのが苦手なんですが(撫で肩なので疲れる)、普段づかいにもちょうどよいサイズなので買ってみて良かったです。
防風は防寒を兼ねる
今回はインナーも新調しました。
長らく、RSタイチさんで出していたゴアテックスウインドストッパーのインナーを愛用していました。
背中のポケットに折り畳んで収納できるタイプで、軽いし、ちょっと寒いなーと感じたときにこれを中に着ますと、薄いのにものすごく体温が保たれます。
RSタイチさんで出していたものは、フロントがジッパーでフルオープンするタイプで、それも気に入っていた点でした。
しかーし。先日、たぶん名古屋かどっかの新幹線の乗り換えで落としてしまったようなのです。廃版商品なので返す返すも残念。
そこで、ゴアテックスウインドストッパーでできているジャケットタイプ(フロントフルオープン)で、薄くてインナーとして使えるものを探していたんですが。
多くは男性用でサイズが大きかったり、バイク用だと素材が真冬用だったり。
そんな折り、ららぽーと横浜に行ったら、ノースフェイスのアンテナショップで見つけちゃいました。
ノースフェイスのゴアテックスウインドストッパーのフライトシリーズ。今年の新商品だそうです。
サイズSはわたしにちょうどいいので、けっこうタイトなデザインだと思います。
全てゴアテックスウインドストッパー素材なのではなく、フロントと肩の前側、腕の前側のみとなっています。おそらく、自転車競技やランニングを対象としているのだと思いますが、バイクで使っても効果絶大。寒い飛行機の中でも効果絶大。
良い点
・薄い。軽い。
・フロントフルオープン。
・腰をゴムで絞れる
・手の甲まで覆うようになっていて、親指を出す穴がある
・アゴまでカバーする襟
・ちっちゃいポケット付き
もう一つな点
・素材が薄いので切れないか心配
・けっこうお高かった。10年は持たせたいなあ
高機能靴下の効果はいかほどか
次に、機能性靴下を導入してみました。
毎度ストレートなネーミングが素敵な、小林製薬の「歩くたすけ」。
キャッチコピーは、
「履くテーピング靴下」
だそうです。
実際使ってみると、
これはスゴイ!
とくに、足の指の付け根(甲の周囲)をしっかりテーピングしたような効果を感じます。
毎日、10~20kmくらい歩くんですが、足の疲労感が全然違うように感じます(個人的感想)。
けっこう分厚くて、履くとききつい感じがしますが、歩いているときはクッションが効いていていい感じ。
足袋式に親指が分かれているのもいいのかもしれません。
わたしは足がデカ目(イタリアサイズで40とか)なので、男性用のMがちょうどいいサイズでした。
良い点
・上記の通り。
もう一つな点
・足首がやや短いかな
・中高年のウォーキングや山歩きを対象としたネーミングなので、買うときちと恥ずかしい
ワコールCW-Xを10年以上愛用してます
最後に。
これは新規導入ではなく、いままで使っていたものがヘタったので、新品・ニューモデルを買ったものです。
ワコールCW-Xとの出会いは、RSタイチさんがもともとモトクロス系のライダーに勧めていたものを、ロードレース系ライダーにもということで紹介していただきました。
走行後の疲労感がまるで違う、と。
当時はイチローが履いていたりすることもなく、半信半疑でしたが、今ではもうオールシーズン、暑い夏でも手放せないほど。
サーキットでは、インナーメッシュの代りに、CW-X+RSタイチクールマックス長袖シャツを使用しています。
CW-Xのラインナップは現在、
・エキスパートモデル
・スタビライクスモデル
・プロモデル
があるんですが、エキスパートはスタンダードなもの、スタビライクスモデルは立ち姿勢のスポーツに向いているのではないかと思います。プロモデルは、100mスプリントだとかそういう競技系かも。
いずれにせよ、サイズやフィット感、実際に動いてみてどういう感じになるかは、実際に試着してみないことにはわかりません。
ワコールショップか、各サイズ・各種類揃えているきちんとしたスポーツショップや登山用品店で試着してみることをおすすめします。
自分は足短めなので、ウィメンズのSサイズでスタビライクスモデルを選びました。
良い点・良くなった点
・一時期、CW-Xは安っぽい素材になったけど、再び、しっかりした素材感になった。というか、初代CW-Xより格段によくなった気がする
・腰紐が輪になったので洗濯のとき紐が抜けちゃったりしない
・腰紐が平らになったのでゴワゴワ感が減った
・腰の内側に鍵や小銭を入れるちっちゃいポケットが付いた
・びっくりするほど、ホールド感が違う。歩いたあとの疲労感、回復力がまるで違う。
・後ろ側にフックが付いたので、干すのがラクに
もう一つな点
・当たり前だが、脱ぎ着がたいへん(でもだから効果があるのか)
・色がつまらない。色付きモデルはワコールならではの毎回微妙なデザイン。仕方ないので今回は黒を購入。
・お高い。高いよ。
・扱っている店がけっこう少ない。あってもサイズ切れとかが多い
夏でもCW-Xを履いてるよ、と言うと、たいてい「暑くないの?!」と聞かれるんですが、素肌にGパンで汗をかくより、化繊素材の方がさらっとしていて気持ちいいことの方が多いです。クールマックス素材のCW-Xはさらに涼しいし。
ちなみに、マン島でどうしても見つけられずに、日本から送ってもらった商品はこちら。
こちらではリングノートが主流で、中綴じのちゃんとしたノートが見当たりません。
ハードカバーの無線綴じはあるんですが。重いよ、それ。
あと、罫線がやたら濃いので、うっとおしい。
取材用に1997年から愛用している、ミケリウスのA6方眼リングノート。
別にミケリウスでなくてもいいんですが、
・サイズがA6
・リングノート(ペンをリングにクリップできるので)
・方眼
・罫線は薄め
が条件となると、ミケリウスしかありません。
あと、まだストックがあるのでいいんですが、こっちでは「2Bのシャーペンの芯」もないのでちょっと心配です。。。
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