G-FP2DF1P69Y 小林ゆきBIKE.blog: 2009年7月

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2009年7月

2009.07.28

ライダーにとっての各政党マニフェスト比較

★追記と訂正あり★

突然というかようやくというか、衆議院解散と選挙を前に、果たしてライダーにとって各政党のマニフェスト(公約)はどのような影響があると言えるのか、さわりだけでも比較してみることにします。

一部政党分の抜き書きが非常に分量多いですけど、全く他意はありません。たまたまウェブでpdfが拾えただけでして。選挙のときだけ電話をじゃんじゃんかけてくるのはご遠慮願いたい。

それでは、私見も取り混ぜ、各政党のマニフェストの中でも、特にライダーに関係しそうな内容を抜き書きしてみます。

自由民主党(自民党)

2009年総選挙向け分のまとまったマニフェストは7月27日現在、まだのようですが、一部政策関連パンフのなかから、6月に発行された「経済危機対策―社会インフラ整備関連(国民生活利便性向上) 篇」によると。

・未開通区間をつなぐ道路整備

・内航海運・フェリー対策、離島航路対策

とあります。
中には無駄な道路もありましょうが、足りない道路、整備不足の道路(歩道・車道が分離されていないとか、右左折レーンが少なく渋滞を引き起こしているとか)という道路も数多くあります。必要な場所に必要なインフラというのが大切だと思います。

内航海運というのは、例えば瀬戸内海航路や九州・四国航路、九州・沖縄諸島航路のことを指すのだと思います。最近の燃料高、経済危機、輸送方法の振り替え(航空や陸運)などによって、次々に生活航路まで廃止され、とくに250㏄以下のオートバイが海を渡れないケースも出てきていますので、この政策はライダーにとってありがたい政策に認定しておきましょう。

ちなみに安倍政権時代のマニフェストには

● 環境立国への主導力 ●

世界に先駆けて、環境と「成長」を両立させる。

環境先進国たる日本の主導力を発揮する。

国際社会において、環境外交を戦略的に展開する。

とあるんですが、世界に先駆けて強固な規制を行なったガソリンエンジンの排出ガス規制と騒音規制は「成長を両立」させるどころか、マーケットを縮小させてしまっただけでなく、グローバルスタンダードにすらならず。さらには原油高騰とリーマンショック後はアメリカの国策で電気自動車へのスイッチも始まり、電動自動車の「無音・低騒音」に対するリスクの問題まで提起されるまでになった。これらの騒音規制の基準値はなんら科学的なエビデンスがなかったということか?

民主党

2009年政権公約がすでに発表されています。

・ガソリン税、軽油取引税、自動車取得税、自動車重量税などの暫定税率の廃止

・高速道路の無料化

高速道路の無料化」については各所で話題になっていますが、私見では民主党が発表している日程と財源不明のまま無料化というのは愚策ではないかと感じています。
確かに日本の運輸は陸運、それもトラック運送のシェアが過半数ですので、高速道路無料化で運送コストが軽減され、物価下落に影響を与えるかもしれません。しかし、政策、国策としてそれはフェアなやり方なのか?という部分で大きな疑問が残ります。
運送は海運、陸運のうち自動車輸送、鉄道輸送、空運の4つがあります。高速道路というインフラを無料にするなら、港湾使用料や航空使用料、鉄道輸送料も政策を及ばせられないのだろうか。

★追記★
もともとの償還年数を元に暫時、値下げか無料化を行なっていけばよいのではないかというのが、自分の意見です。それとともに、港湾・空輸・鉄道輸送をバランスよく行なえるような政策が望ましい。

暫定税率の廃止についてはある程度は賛成なのですけど、日本の経済規模から感じる適正価格は現在の100円から150円程度が妥当ではないかと。ガソリン暫定税率廃止だと いきなり半額の60円くらい 25円値下げになりますけど、それだと、輸送が全て自動車輸送に頼るようになったりして、環境に与える悪い影響が多大になるのではないかと思います。
これについては、社会実験をしっかり行なってから価格調整すべき問題かもしれません。


公明党

「2009年重点政策から」というものが発表されていますが。

・エコカーの推進

低炭素の交通・住宅・地域を推進

●電気自動車、ハイブリッド車など、CO2排出量の少ないエコカーの普及を加速するため、減税、補助金、公的導入で支援し、エコカー新車販売を2020 年に新車販売の70%へ引き上げることを目指します。

●CNG自動車(天然ガス自動車)や電気自動車などに燃料等を供給するステーションの設置など、エコカーのためのインフラを整備します。

ドクターヘリの全国配備50 機を促進

●2012 年をめどに全国に50 機の配備を目指します。2009 年度中に24 機まで達成し、残りの配備も急ぎます。さらに、1機当たり1億円の運航経費を補助します。

ドクターヘリの機能強化への整備
●日没後の救急対応が可能となるよう、山間部など医療過疎地を中心に夜間照明付きのヘリポート(災害広場兼用)の整備を推進します。また、フライトドクターなどドクターヘリ関係医療スタッフを育成します。

都市型ドクターカーの普及を推進
●都市部の救急医療体制の強化には救急車搬送に加え、ドクターカーの普及が不可欠です。ドクターカーの適切な配備を実現するため、維持運営費を拡充します。

スポーツの振興
●スポーツ振興政策の抜本的強化を図るため「スポーツ基本法」(仮称)の制定を目指します。

●生涯スポーツ社会の構築や国際競技力の向上、スポーツ観戦の推進など、スポーツ振興を総合的に進めるため「スポーツ庁」(仮称)の設置を目指します。

高速道路料金の大幅割引
●物流の効率化を図るため高速道路料金をさらに引き下げます。
●現在の高速道路料金割引制度の恒久化を目指します。

●歩行者、自転車、自動車の安全な通行環境を確保するため、道路空間の再配分等により自転車専用の走行空間を新たに1,000 路線で整備するともに、駐輪場の整備を図るなど快適な自転車利用の普及に努めます。

●市街地幹線道路、歴史的町並保全地区、観光地などの無電柱化事業(10 年間で2.2 万㎞、残り約1.9 万㎞)を実現します。併せて沿道の植樹を進めます。

過疎地域など条件不利地域へ配慮
●離島・半島・豪雪地帯・山村地域などの条件不利地域の生活交通手段の確保などの生活基盤整備に配慮します。
フェリー等の運賃の低減などの離島航路対策により島嶼(しょ)地域の生活コストを低減

●自動車整備工場におけるエコカー検査技術の支援を早急に行います。
●サービスエリアや道の駅にプラグインハイブリッド自動車や電気自動車用の急速充電装置の設置を推進します。高速道路の壁面への太陽光発電設置を推進します。

全体的に新聞記事を読んでいるような印象。「~します」「~します」とあるが、そのためにどうするのかが政策からは見えない。
もしこれらが実現するのならそれはそれでありがたいとは思う。
自転車駐輪場には言及されているけど、オートバイ駐車場には言及されていないみたい。
スポーツ庁、ドクターヘリ、ドクターカー、電線地中化なんかは直接的にライダーやオートバイ業界に関係してくる部分。


社会民主党(社民党)

とくになし。

共産党

とくになし。

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2009.07.26

そろそろライトオン~2009鈴鹿8耐

途中で土砂降りだとか、いろいろな情報がミクシ経由で入ってきます。

そろそろライトオンの時間。

あー、現場にいられる皆さんがとてつもなくうらやましい!!

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2009.07.24

鈴鹿8耐を前に

もう10年も経つのだなあと懐かしく思えるときもあり、しかしあのスタート前のグリッドのサークルで、こだまするアナウンス、頬を撫でる夏の生暖かい風、観客のざわめき、遠くに見えるトップエントラント、そしてシグナル、ライダーの笑顔、ずっしりと重いパラソルと……、そういう皮膚感のような感覚を伴ってつい昨日のことのように思い出すことができる、それがわたしにとっての鈴鹿8耐です。

1999年の8耐取材や、スーパーNK参戦などをきっかけに、わたしはチームを結成して2000年から2003年まで4年間、鈴鹿8時間耐久ロードレースにチーム監督として参戦していました。

いろんなことがありました。

このごろ、モータースポーツやオートバイ界隈の現場に来ると、8耐の経験があるからこそ理解できてることが、けっこうあるなあと感じます。

何がっていうと具体的には説明が難しいのですが、モータースポーツって個人競技(あるいは耐久であればライダー二人、三人組のチーム競技)に思われがちだけど、実はライダー+メカニック+ヘルパー+サポーター(スポンサーやファンの皆さん)が一丸となって挑むチーム競技なんではないかなぁ、そこから派生するあれこれ、それぞれの立場からの内面とかいうような部分です。

4年も8耐をやっていれば、もし今また参戦するとすれば何が必要か、どうすればいいのか、どれくらいお金を用意したらいいのか、ある程度は把握できるでしょう。
でも、きっとあのとき参戦できたのは、人。人でした。協力してくれる人、ライダーもメカニックもヘルパーもスポンサーも応援してくれるファンの皆さんも、あのタイミングでしか集まらなかったのではないかなあと今にして思います。

8耐をやる前は、そういうのはお金でなんとかするものなんじゃないかと漠然と思っていましたけど、お金でなんとかならないことが本当にたくさんある。8耐だととくに。

いろんな期が熟して、8耐を経験することができました。

もしかしたら、8耐を観戦しに行く、そういう経験ですら、期が熟さないと行くことはないかもしれない。

だから。

今年、鈴鹿にいる皆さんが本当にうらやましい。

現場にいるチームの皆さん、関係者の皆さん、ファンの皆さん。
きっと、暑かったり、涼しかったり、雨が降ってきたり、難しいことが起きたり、疲れたり、いろんなことがあると思います。
でも2009年の鈴鹿8耐は今しかなくて、きっと2009年の8耐が何かの糧になって、何か次につながっていくのだと思います。

どうぞ、大事に今年の鈴鹿8耐の時間を過ごしてくださいね。

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2009.07.23

夕方から晴れたので急に思い立って庭木の剪定をするの巻

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今日は朝から雨。

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しかも、大雨。

仕方ないので(仕方なくないけど)

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図書館で調べ物をして

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ランチはルート66でマンクスビーフバーガー

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お腹いっぱいになったので、そのままOUTBACK(パブ)に流れて、ブッシーズのスペシャルバージョン、クラシックを昼間っから飲んじゃったので、そのまま帰宅。

すると、5時ごろから突然晴れてきたので、なんとなく思い立って

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庭木の剪定を勝手にしてみました

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犬のブルーノも参加中(気分だけ)

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2009.07.22

日食がまったく話題に上がらない

日本では日食の話題で持ちきりなんでしょうか……。

こちらでは全く話題に上がっていません。
というか、みんな知らない、という程度。

この島でいま持ちきりの話題と言えば、カベンディッシュかも。(ツールドフランス)

つぶやいてみたけど、ツイッターってどうなんでしょうか。

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2009.07.20

TTコース60km歩くための旅支度

数年前から温めてきたプロジェクトなんですが、今年こそ、TTマウンテンサーキット一周60kmを歩きで調査するぞと決意し、道具から揃えてみることにしました。

これまで、基本的にバイクに乗るための装備しか持っていなかったので、徒歩調査用というか、ウォーキング用とか、トレッキング用の装備を準備するのは初めてに近いです。
というか、旅のためにわざわざ事前に買い物をすることは、あまりしません。現地で必要に迫られて買い物するのが、けっこう楽しみだったりするので。
しかし、今回必要かもと思ったものは、イギリス圏では高いし(そもそも消費税に相当するVATが15%ほどもする)、サイズが合わないことが多いので、しかたなく事前に準備することにしました。

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どのサイズを準備するか迷ったバックパック

まずはバックパック。
「1万円以下のものはいくらデザインが良くても持たないし、なんかしら問題を抱えている」
とのエキスパートの助言に従い、ICI石井スポーツとかムラサキスポーツとかスポーツオーソリティをはしごしてみました。
インターネットでもチェックしてみたんですが、実物を見て質感とか縫製の仕上げを確かめたり、実際に背負ってみるとでは大違い。
歩くには軽い方がいいだろうと思い、自転車競技用の7リットルとか12リットルのものを見てみたんですが、あまりにも小さいのと、素材が薄すぎるのでやめました。

最終的に選んだのはこちら。

ドイタートランスアルパイン25です。
基本的には自転車用のザックですが、歩き用にもちょうどよいサイズ。

良い点

・色がハデ(今回はオレンジを購入しました)なので、クルマからの視認性が良い
・胸と腰でベルトで固定できるので、歩いているときバックパックが安定する
・サイドにボトルなどを入れるポケットがあってすぐ取り出せて便利
・腰のベルトに網のポケットがあり、濡れたハンカチなどを入れておける
・財布などをつなげるクリップ付きのひも
・すぐに取り出せるし、ベルトとクリップで固定できるレインカバーを標準装備
・中が二室に分けられていて、ジッパーで一室づかいにすることも可能
・(自転車用の)ヘルメットホルダーにジャケットなどを固定することができる

もう一つだった点

・男性用なので肩幅がやや広い(女性用の肩幅が狭いサイズもあるが、内容量が少ない)
・二室を分けている部分の布が薄い
・ベルト類が全体的に長め
・ヘルメットホルダーがちょっと仰々しい

バイクに乗るときは基本的にバックパックを背負うのが苦手なんですが(撫で肩なので疲れる)、普段づかいにもちょうどよいサイズなので買ってみて良かったです。

防風は防寒を兼ねる

今回はインナーも新調しました。
長らく、RSタイチさんで出していたゴアテックスウインドストッパーのインナーを愛用していました。
背中のポケットに折り畳んで収納できるタイプで、軽いし、ちょっと寒いなーと感じたときにこれを中に着ますと、薄いのにものすごく体温が保たれます。
RSタイチさんで出していたものは、フロントがジッパーでフルオープンするタイプで、それも気に入っていた点でした。
しかーし。先日、たぶん名古屋かどっかの新幹線の乗り換えで落としてしまったようなのです。廃版商品なので返す返すも残念。

そこで、ゴアテックスウインドストッパーでできているジャケットタイプ(フロントフルオープン)で、薄くてインナーとして使えるものを探していたんですが。
多くは男性用でサイズが大きかったり、バイク用だと素材が真冬用だったり。

そんな折り、ららぽーと横浜に行ったら、ノースフェイスのアンテナショップで見つけちゃいました。

ノースフェイスのゴアテックスウインドストッパーのフライトシリーズ。今年の新商品だそうです。

サイズSはわたしにちょうどいいので、けっこうタイトなデザインだと思います。
全てゴアテックスウインドストッパー素材なのではなく、フロントと肩の前側、腕の前側のみとなっています。おそらく、自転車競技やランニングを対象としているのだと思いますが、バイクで使っても効果絶大。寒い飛行機の中でも効果絶大。

良い点

・薄い。軽い。
・フロントフルオープン。
・腰をゴムで絞れる
手の甲まで覆うようになっていて、親指を出す穴がある
・アゴまでカバーする襟
・ちっちゃいポケット付き

もう一つな点

・素材が薄いので切れないか心配
・けっこうお高かった。10年は持たせたいなあ


高機能靴下の効果はいかほどか

次に、機能性靴下を導入してみました。

毎度ストレートなネーミングが素敵な、小林製薬の「歩くたすけ」。
キャッチコピーは、

履くテーピング靴下

だそうです。
実際使ってみると、

これはスゴイ!

とくに、足の指の付け根(甲の周囲)をしっかりテーピングしたような効果を感じます。
毎日、10~20kmくらい歩くんですが、足の疲労感が全然違うように感じます(個人的感想)。
けっこう分厚くて、履くとききつい感じがしますが、歩いているときはクッションが効いていていい感じ。
足袋式に親指が分かれているのもいいのかもしれません。
わたしは足がデカ目(イタリアサイズで40とか)なので、男性用のMがちょうどいいサイズでした。

良い点

・上記の通り。

もう一つな点

・足首がやや短いかな
・中高年のウォーキングや山歩きを対象としたネーミングなので、買うときちと恥ずかしい


ワコールCW-Xを10年以上愛用してます

最後に。
これは新規導入ではなく、いままで使っていたものがヘタったので、新品・ニューモデルを買ったものです。

ワコールCW-Xとの出会いは、RSタイチさんがもともとモトクロス系のライダーに勧めていたものを、ロードレース系ライダーにもということで紹介していただきました。
走行後の疲労感がまるで違う、と。
当時はイチローが履いていたりすることもなく、半信半疑でしたが、今ではもうオールシーズン、暑い夏でも手放せないほど。
サーキットでは、インナーメッシュの代りに、CW-X+RSタイチクールマックス長袖シャツを使用しています。

CW-Xのラインナップは現在、

・エキスパートモデル
・スタビライクスモデル
・プロモデル

があるんですが、エキスパートはスタンダードなもの、スタビライクスモデルは立ち姿勢のスポーツに向いているのではないかと思います。プロモデルは、100mスプリントだとかそういう競技系かも。
いずれにせよ、サイズやフィット感、実際に動いてみてどういう感じになるかは、実際に試着してみないことにはわかりません。
ワコールショップか、各サイズ・各種類揃えているきちんとしたスポーツショップや登山用品店で試着してみることをおすすめします。
自分は足短めなので、ウィメンズのSサイズでスタビライクスモデルを選びました。

良い点・良くなった点

・一時期、CW-Xは安っぽい素材になったけど、再び、しっかりした素材感になった。というか、初代CW-Xより格段によくなった気がする
・腰紐が輪になったので洗濯のとき紐が抜けちゃったりしない
・腰紐が平らになったのでゴワゴワ感が減った
・腰の内側に鍵や小銭を入れるちっちゃいポケットが付いた
・びっくりするほど、ホールド感が違う。歩いたあとの疲労感、回復力がまるで違う。
・後ろ側にフックが付いたので、干すのがラクに

もう一つな点

・当たり前だが、脱ぎ着がたいへん(でもだから効果があるのか)
・色がつまらない。色付きモデルはワコールならではの毎回微妙なデザイン。仕方ないので今回は黒を購入。
・お高い。高いよ。
・扱っている店がけっこう少ない。あってもサイズ切れとかが多い

夏でもCW-Xを履いてるよ、と言うと、たいてい「暑くないの?!」と聞かれるんですが、素肌にGパンで汗をかくより、化繊素材の方がさらっとしていて気持ちいいことの方が多いです。クールマックス素材のCW-Xはさらに涼しいし。


ちなみに、マン島でどうしても見つけられずに、日本から送ってもらった商品はこちら。

こちらではリングノートが主流で、中綴じのちゃんとしたノートが見当たりません。
ハードカバーの無線綴じはあるんですが。重いよ、それ。
あと、罫線がやたら濃いので、うっとおしい。

取材用に1997年から愛用している、ミケリウスのA6方眼リングノート。
別にミケリウスでなくてもいいんですが、

・サイズがA6
・リングノート(ペンをリングにクリップできるので)
・方眼
・罫線は薄め

が条件となると、ミケリウスしかありません。

あと、まだストックがあるのでいいんですが、こっちでは「2Bのシャーペンの芯」もないのでちょっと心配です。。。

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2009.07.19

BRETT! You become a World Famous!

すいません、ごく私的なエントリーです。

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彼はマンクス博物館(入場無料)の警備員さん。
ブルーノ(ステイ先の犬)の散歩をしていたら、ばったり遭遇しました。

いつもは制服を着て、ぴしっと博物館を守ったり、来場者にライブラリアンのように解説したりしてますが、実は腕に刺青入れまくり。日本じゃ銭湯に入れないレベル(苦笑)。もちろん(?)三本脚マークも刺青入れてます。

昨日はマンクス御用達のパブを3軒、ハシゴしました。

観光客が来ないパプがいいんだよ、とかなんとか。

新参者は常連客に連れられて紹介されると、次から誰それの友だちとして認識されてパブを利用しやすくなるとか。

「一人でROSE MOUNT(ダグラスのローカルなパブ)に行ったことあるよ」
と言ったら
「それは無理だ!」
と即答。

あと、JACK'Sとか○○は本当に危険。
あそこのパブはフットボールパプだけど、リバプールひいきだから、とか。
マンチェスターユナイテッドが好きな客は敬遠しないと。とか。

マン島はリバプールが地理的に近いので、圧倒的にリバプールファンが多いらしい。
サッカーファンはご存じかもしれませんが、リバプールファンは、日本における浦和レッズ的?らしく。ねえ、ヒデちゃん。おめでとう。(←私的なメッセージ)

あと、肌をかなり露出したハデな若い女の子が街を闊歩しているので、そういう人はこの島にいないと知りつつも、

「ねえ、彼女たちはビジネス(立ちんぼ)? それとも普通の子?」
と尋ねると、
「この島にそういうのはないんだよ、freeだよそういうのは」
と返答。
そのfreeというのは、free of chargeの意味なのか、男女交際自由の意味なのかは諮りかねたけど、後者なんだと思う。
性風俗がそこいら中に蔓延して日常的に見聞きする日本とは大違いの部分です。

マン島におけるNGワードは、

R A T

なんだそうです。
直接、「ラット(鼠)」とは言わず、遠回しに「Rワード」とか言うらしく。
誰かから聞いたことがあるので、わたしは面白がって、

「ねずみ! ねずみ!」と連呼していたら、

「たいへん! 木に触らなきゃ!」

なんでも、鼠が出たり、なんか悪いことがあると、「木に触れ」というのだそうで。


なんだか、ホワイトの「ストリート・コーナーソサエティ
」みたいなフィールドワーク
になりました。

100年くらい前のアメリカのコミュニティも、マン島のコミュニティも、作法は変わらないんだなあ。というか、日本の郊外の居酒屋とかスナックも流儀は同じか。

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2009.07.18

マン島TT以外の公道レース、サザン100(ハンドレッド)に行ってきた

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マン島の南の元首都、キャッスルタウンのビロウンサーキットで行なわれた「サザン100(ハンドレッド)」を見に行ってきました。

サザン100は50年以上の歴史があり、一時期は英国選手権にもなっていました。
現在は、Duke ロードレース選手権シリーズの一戦になっていて、とくにアイルランドからの選手が数多く出てきます。
TTスター、イアン・ロッカー選手なども参加。

ビロウンサーキットで行なわれているレースは、TTの前のプレTTクラシックスと、現在はTTレースに組み込まれた旧スチームパケットレース、現TT125とTT250、そして毎年7月に行なわれるサザン100の合計3回行なわれます。

そのうち、このサザン100は、月曜日・火曜日が練習走行日、水曜日・木曜日がレースとなっています。
月~水は夜に道路閉鎖、木曜日は朝から夕方5時ごろまで閉鎖してレースを行ないます。

5月、6月、7月と行なわれるので、小中学校の休みの時期は、マン島の他の地域と少しずらしてあるのだそうです。

公道レースを転戦するライダーたちは、先週末はイギリス(ブリテン島、イギリス本島)のスカボローの公道レースに出て、そしてマン島のサザン100。
今週末はアイルランドのケルズの公道レース、という具合に、たいへん忙しいシーズンです。

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3台並ぶと懐かしさ倍増。

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上空を飛ぶのはプライベートエアクラフトではなく、フライビー(flybe)の通常運行便。空港がすぐ近くにあるので、ものすごく間近に見えます。

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コース沿いは観客が鈴なり。ちなみにこれは水曜日の夕方7時ごろ。ちなみに10m後ろは民家が立ち並んでいます。

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スタートシーン。

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インタラクティブに楽しんでいる子どもたち。

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常設の立派なクラブハウスの前でいつも古いバッヂや写真を売りに来ているおじさまがいらっしゃいます。1954年以降のバッチが入手可能。

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帰り道、なんじゃこりゃ~な乗り物集団を発見。横二人のツーシーターです。


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2009.07.17

台湾のバイク系掲示板

ちょっと調べ物をしていたら、台湾のバイク系掲示板を見つけました。

TTに関してのつりーなんですが、


曼島賽道全長約60.X公里
沒錯的話,應該是世界上最長的賽道

とか

是鈴鹿八耐才對 不是鈴木

とか

別半調子就以為可以教訓人才是真的

とか、台湾語が解らなくても、解ったような気になっちゃう。
わかんないけど。


関係ないけど、文中、うさぎみたいな動くキャラがかわいい。


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2009.07.16

【動画】TTXGPのゴールシーン~静音バイクとは?

たいへんお待たせしました、2009年マン島TTレースで公式に開催されたエミッションフリー、カーボンフリー、主に電気動力を使った通称「グリーンTT」「エレクトリックTT」正式名称TTXGPに関する話題を上げておきます。

まずは、TTXGPのゴールシーンの動画をどうぞ。

スタート時は発進加速の音がほとんど聞こえず、

「え?スタートした?」

という雰囲気でした。

TTXGP参加チームはなんかものすごくアットホームというか団結力が強くて、スタートするだけで拍手喝采。
その拍手喝采でスタートしたことを知る、という感じでした。

ゴールも、通常はガバナーズブリッジ立ち上がり付近から音が聞こえて来るので、約数十秒後にゴールするからと待ち構えることができるのですが、TTXGPの場合、そういった音は全く聞こえてこないので、もうひとつの目安、撮影用ヘリコプターがグランドスタンド上空に飛んできたのを見て、「そろそろか?」などと確認し合う感じでした。

実際にゴールを間近で見てみると、スピードが出ていると、それなりに

・モーター音
・チェーンノイズ
・タイヤやロードノイズ

の音がけっこう聞こえているのがわかりますでしょうか。

通過後、なんとなくバタバタと音がするのは、撮影用ヘリコプターの音です。

それにしても、TTXGP関係者の声援が大きかったなあ。

音がしない乗り物に関する問題も最近は新聞社が記事に取り上げてくれているようで。

静か過ぎる自動車に対する問題についての記事(朝日新聞→すぐアーカイブは消えてしまいます

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最近の規制クリアされた新規オートバイはガソリンエンジンであっても、びっくりするほど静かなので、そのような問題に該当しないんだろうかとちょっと思いますが。

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2009.07.15

三輪車の起源

ラグジュアリーな乗り物とは的なブログ記事が続いているピストンさんにインスパイアされて、資料をさらってみました。

二輪車に“サイドカー”を取り付けたタイプの三輪車、今日本語で言うところの「サイドカー」タイプの乗り物の起源は──。

1893年、フランスの新聞社が、乗員を運べる自転車の技術賞を開催しました。

優勝者はフランス軍の軍人で、彼によって設計企画されたのは、自転車のフレーム2か所に箱を取り付けるもので(そのうち一カ所はステアリングステム付近に取り付けられる)でした。

それは“サイドカー”の誕生を意味していました。

(Higgins,L.R. 1953 Britain's Racing Motor-Cycles)

訳文は意訳ということで。

自転車が普及したのは、案外、蒸気自動車の普及の頃と変わらなかったみたいです。
空気入りタイヤが発明されたのは1888年ダンロップによるもので、それ以降、爆発的に自転車が普及したそうです。

で、Tricycle(トライサイクル、トライシクル)などと呼ばれる三輪車も案外、モータリゼーション初期に普及が始まったようです。

有名なのは、フランスのDe Dion。
1885年に蒸気三輪車、1896年にガソリンエンジンの三輪車を発売しました。

そのDe DionのTricycleを元に作られたのが、イギリスのBEESTON HUNBER。1898年製の写真がこちら。

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(バーミンガムのナショナルモーターサイクルミュージアムにて撮影)

このハンバーは前一輪、後ろ二輪ですが、前二輪タイプは、フロントに御婦人を乗せて、というスタイルだったみたいです。
下の写真の奥に、前二輪タイプのトライシクルが見えます。
自動車のような豪華な革貼りのシートです。

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下はもう少し年代が後になりますが、1928年のNer-a-car。
スカートをはいたまま乗れるデザインです。
アメリカでデザインされ、1921年のTTでヨーロッパ初お目見え、とアブストラクトに書いてありました。

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モータリゼーション黎明期の1880年代には、ガソリンエンジン、ガスエンジン、蒸気エンジン、電気モーターが混走するレースにトライシクルは出場していたようですし、1896年、いわゆる「赤旗法」撤廃でガソリンエンジンの自動車が合法的に走れることを記念した「ロンドン-ブライトンラン」(現在のロンドン-プライトン・ベテランラン)にもトライシクルは出場しています。

1890年代から1910年代ごろにかけてイギリスで盛んだった「ヒルクライム」レース(多くは公道や公園道などを使った)にもトライシクルのレースがあったようです。

大陸のレースで言えば、1899年のパリ-ボルドー都市間レースにトライシクルが参戦したという記録があります。

19世紀終わりから20世紀初頭にかけては、自動車やバイク、三輪自動車のちょっとした技術がパテントになる時代だったので、逆に普遍的なデザインの乗り物としてトライシクルが生き残れなかったのだろうか、などとも思ったり。

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2009.07.14

TTサイドカーコイン、ついに入手

イギリスポンドと同じ貨幣価値を持つマン島ポンドですが、UKからは独立しているので、お金自体は独自の貨幣を発行しています。

中でも有名なのは、バイクの絵の50ペンスコイン。
他にもたくさんの独自コインがありますが、最近だとサイドカーの絵が入った50Pが市場に出回っていると聞いて、なんとか入手できないか運に任せていました。

例えば、ガソリンはわざわざ3ポンド50ペンスとか、4ポンド50ペンス分給油して、50Pのお釣りが来るようにしたり。

55pの新聞なら1ポンド05pを支払ったり。

62pの新聞なら1ポンド12pを差し出すんですが、こちらの人はそういう引き算がたいへん苦手みたいで、黙って12pを戻されたりします。なので、50pでお釣りを下さい、とわざわざ言わないといけなかったり。

そんな折り。

ついに、サイドカーコインを入手いたしました!

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下段真ん中が2007年発行のサイドカー50ペンスコイン。

ちなみに、上段右は1997年発行のTTレース50ペンスコイン。よく手に入ります。
下段右は2008年発行のMILNER'S TOWER 50ペンスコイン。
下段左は2004年発行のクリスマス50ペンスコイン。

上段左は今となっては珍しい、やや大きいサイズの1987年発行のパソコン50ペンスコインです。
パソコンの形がデスクトップ横置き型ですね。

ついでなので、他のマン島独自コインも並べてみました。

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左より上から──。

1ポンド:ティンワルドの丘&聖ジョーンズ教会

20ペンス:RUSHEN ABBEY、カーラリー、農業用機械(耕運機?)、イギリスの王室の紋章の一種?

10ペンス:トリスケール、ST.GEROMANS教会

5ペンス:ケルティッククロス、ゴルフ、ウインドサーフィン

2ペンス:アルバート塔、帆船、自転車ロードレース、イギリス王室の紋章(?)

1ペンス:ANCIENT、ラグビー(?)


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2009.07.13

ラリーマン島、日本人チーム参戦の観戦記

マン島で行なわれるクルマのラリーに、よもや日本人チームが参戦しているなど全く知らなかったので、パドックで日本人ご一行を見つけたときは最初、メカニックつなぎの若者集団を見て、「はは~ん、どこかの整備士学校の学生さんと先生ご一行さま?」などと思ったのですが、もちろん違いました。

「こんにちは~」

「あれ~日本の人?」

「はいー日本から……ですか…??」

「はい日本からです」

「えっと……?」

「参戦するんですよ、ドライバーはまだ来て……あ、あっちにいるかな?」

そんな会話からまずは接点を持ちました。

「すいません、わたし、バイク系のニンゲンなもので、クルマのことは何もわからないんです、いろいろ教えて下さい、ゼッケン若い方がすんごいんですよね??」

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「教えてください」

「トップの人たちはすごいですよ、イギリス選手権ですから。トップの人、マン島の人ですよ」

「あ、ヒギンス兄弟? 夕べ、新聞読んでそこだけは勉強してきました。兄弟のもう一人はWRC北京に行ってるんですよね?」

そのような会話をしつつ。
マシンを見せてもらいました。
ラリーなので当然、ナンバーが付いています。しかし。

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日本のものと同じ色、同じ書体のナンバーですが、漢字とひらがな部分はローマ字で表記されてます。
海外ツーリング系の方にはおなじみのナンバーですね。

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スタートは1分ごとに1台づつなので、100数十台参加しているこのラリーは、先頭から最後尾まで2時間くらいかかります。
なので、写真のように、グランドスタンドの給油ピットレーン側ですでにスタートしてますけど、道路側では二階建てバスの後ろをラリーカーが今パドック入り、なんていう光景が見られました。

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そして無事、ガレージグレースのミニがスタートしました。
今までだと前日夜にセレモニアルスタートだったのですが、今回はレース当日朝に行なわれました。
スタートフラッグはマン島の三本足旗が使われました。

さて。

「マンクスラリーは夜がカッコイイんだよ、ヘッドライトがついててきれいだよ」

と、地元の元TTライダーに誘われて、夜、SSを見に行く約束をしていたのですが、行ってみたらもう終了だとか。
セレモニアルスタートの件といい、三日間が二日間に短縮されたりなど、全体的に日程短縮の方向に四輪ラリーは行っているのだそうです。

仕方がないのでグランドスタンドのサービスの様子でも見ようということにしまして。
そしたら。

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なんか、ものすごく人だかってるなあ、と思ったら、日本人チームのサービスでした。いつでも人が集まってきてこんな状態になってしまうのだそうです。

それでも、メカニックさんが仕事を始めると、ファンの皆さんはささっとどいてくれます。さっきまで、窓の中に頭突っ込んでまでガン見だったりしてたのに。

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メカニックさんたちの美しいピットワーク。
8耐をやっていた経験からも、たいへん興味深く見学させていただきました。

さてさて。
二日目のフィニッシュはグランドスタンドで見学してました。
TTなどと違って、ほとんど入っちゃいけない場所はなく、なんと道路際で観戦することができました。

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↑どうですか、これ! 自動車を撮ったことが今まで一度もなかったわりには上出来(自画自賛)。

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チェッカーフラッグもセレモニアル形式です。
ドライバーの気谷さんの堂々とした英語のスピーチで会場内が沸いていたのが印象的でした。

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ともあれ、無事に完走、おめでとうございました!

マン島内はびっくりするほどラリーに関心がない感じがしましたが、それでも、どんだけスズキスイフトいるんだ?ってくらい、スイフトやらスバルやらミツビシやらがこの二日間は沸いて出てきました。

ラリーをやっているのを知らない人が多いほどの認知度なんですけど、それでも、かなりたくさんの道路を閉鎖して昼間っからラリーできるというのは羨ましい環境かも。

あと、観戦する側の情報としては、土地勘がないとSSのいい場所で観戦するのは難しいかもしれませんが、これだけ自由にサービスもスタート&フィニッシュ地点も観戦場所も近寄って見れるのは、他にはない醍醐味だと思います。ヒストリッククラスもなかなかいいクルマ揃いだと思いますんで、「ラリーマン島=萌ラリー」目当てにマン島を訪れるのもいいかもしれないな、と思いました。まる。

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2009.07.12

【動画】ラリーマン島、ヒストリッククラスのゴールシーン

萌ラリー、ラリーマン島の様子を少しだけ動画に撮って見ました。

二日間の日程の最終SSのゴールは、TTのスタート&フィニッシュ地点、グランドスタンド前です。

昨日のラリーのスタート時はお客さんが皆無?だったのですが、さすがに最後はそれなりにファンが並んでいました。

ぶつかって来そうでした。
実際、このあと、2台ほどガードレールにぶつかってました。
犬がビビってた。

ってか、この至近距離で自由に観戦できるって……。
ってか、犬連れて観戦できるって……。
どんなフリーダム・フローリッシュ?

もうゴールなので大サービスです。

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2009.07.11

ラリーマン島、日本人チーム無事スタート!

今日(7月10日金曜日)と明日(7月11日土曜日)の二日間行なわれるラリー・アイルオブマン

日本語表記は勝手に「ラリーマン島」と呼ばせていただきます。

あっ

萌ラリー」か?

さて。

今朝、10時にグランドスタンドをセレモニアルスタート形式にて始まりました同ラリー。
前半は英国選手権など最近の年式のマシンよるラリー、後半スタートはヒストリッククラスで、往年のフォードとかポルシェとかボルボとかルノーとかプジョーとかボグゾールとかミニなんかが走るクラスです。

四輪は全く門外漢なので、ひたすら琴線に触れたクルマ、つまり外観がカッコイイと感じたクルマの写真をたくさん撮ってきました。あとで淡々と写真をUPしようと思いますが、いい加減、電気バイクの記事もUPせねば。

さて。

TTと違ってグランドスタンドは閑散もいいところ。
観客はほぼ関係者のみ。
プレスもいません。

「ファンはすでにSSに向かっているのではないか」(日本人チーム関係者談)

「地元のラリーファンは、出場しているか、マーシャルしてるね」(マンクス談)

とのことで、人出が少なく、したがってスタート地点やパドックのセキュリティもゆるゆるです。
というか、コントロールすらしてない感じ。

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↑スタート台の横を乳母車を押す女性が悠々と通りがかります


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そしてそして。
ヒストリッククラスに出場している日本人チームも無事、スタートしました。

さて。

今晩はキャッスルタウンのお城の前というか街のど真ん中がSSになっているので、マンクスの友だちと見に行こうという約束になっているのですが、まだ来ません……。6時の約束ですが、もうすぐ8時です……。ここで島時間が流れるとは……とほほ。

まあ、ラリーは夜11時くらいまで走るし、「夜暗くなってからの方がスペクタクルだよ!」というわけなので、問題ないのでしょう。

夜8時でもまだまだ明るいマン島です。

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2009.07.10

ラリーカーの島、マン島

7月10日(金)と11日(土)は Rally Isle of Man(ラリー・アイルオブマン=マンクスラリーと呼ばれていた四輪のラリー選手権)が開催されます。

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昨日あたりから急に、トレーラーで牽引されているラリーカーがわらわらと上陸してきたり、ピレリの大きなトラックが列をなしてグランドスタンドのパドックに向かっていたりと、雰囲気が出てきました。

街を行く観光客も、ちょっと風情が違う感じがします。

今日(9日)は車検と練習走行(??レッキじゃなくて。すいません、四輪はぜんぜん詳しくないもので)なので、グランドスタンドに見物に出かけてきました。

すると、すごいすごい。分野違いとは言え、英国選手権というステイタスのあるレースですから、パドックの独特の緊張感がたまりません。

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とはいえ、全体的にカリカリしている雰囲気がないような気もします。
あと、ギャラリーが非常に少ない(苦笑)。
少ない、というより、ほぼゼロかも。

TTなどのマーシャルをやっている人に、ラリーのマーシャルもやるのか尋ねたところ、何人かは「違う分野のスポーツだからねぇ…」と興味がなさそうな人も多かったように感じました。
かたや、TTのマーシャルしている人で、BMWとボグゾールの古いラリーカーのコレクションしているような人もいるし。

ヒストリッククラスもあります。

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パドックをうろうろしてたら、日本人のグループに遭遇しました。
聞けば、横浜のグレースガレージさんのチームで、ヒストリッククラスにミニでエントリーしているそうです。

クルマはとにかくよくわからないのですが、カッコイイと思ったクルマをとにかく撮影してみたら、けっこうな量になってしまいました。

のちほど改めてUPします。

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2009.07.09

洋書検索にBookFinder4uがめちゃくゃ便利な件

洋書は洋書でもハードカバーはやけに豪華で頑丈にできていて、1冊2キロくらいする書籍もざらであります。

普通のテキストだらけの本でさえ、写真集のような作りで、欲しい本を買い込むとあっと言う間に10㎏、20㎏になってしまい、それだけで飛行機の預け荷物はオーバーウエイト。
郵便で送るにしても、5㎏1万円くらいかかるので、洋書の購入はかなり躊躇します。

そこで、Amazonなどで買えないか検索するのですが、Amazonにもいろいろあって、日本で注文するとすごく入荷に時間がかかったり、Amazon.co.ukとアメリカのAmazon.comと価格とか送料を比較して買いたいよなー、でもレートの計算がいちいち面倒だ、送料の確認が面倒だ……などと思っていたところ、とても便利な一発価格比較サイトを見つけました。

BookFinder4u(ブックファインダーフォーユー)がそれです。

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アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、ドイツなど欧米のAmazonを代表とする160のショップから検索するほか、もちろん日本のAmazonも検索対象になってます。

そしてそして。
とっても便利なのが、為替の表記が選べるのと、どこの国に送るかを設定できるのが素晴らしい。

例えば、

為替表記→日本円、送付先→日本宛

で、送料込みの価格と検索結果がずらり並んで比較できるというわけです。

タイトル、著者名、ISBN、キーワードからの検索もできるので、和書も検索可能です。

というわけで、無駄に荷物を増やさずに済みそうです。
円高の今が洋書購入のチャンスかも。


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2009.07.08

心肺蘇生(CPR)とステインアライブとビージーズとマン島

胸部圧迫による心肺蘇生(CPR)を行う際、

1分間に100拍程度の速度で30回圧迫

が現在のガイドラインとなっています。

(参考:日本赤十字社NPO法人日本救急蘇生普及協会など)

では、一分間に100拍とはどのような速さなのか。

ピアノや電子オルガンをやっていたとか、ブラスバンドでマーチングをしていたとか、メトロノームでリズムの速さを身体で覚えてきたような人でないと、なかなか見当が付かないと思います。

あるいは、軽い運動で脈拍を100に整える、とかそういうトレーニングを日頃から積んでいないと、実感できないかも。

(例えばオンラインメトロノームなどで確認できる)

そこで、CPRのBGMとして、80年代のちょっとスロービートなディスコティークな曲を思い浮かべる、というのは、救急法の講習会では割とメジャーな言い伝えだと思っていたのですが、やはり、実際に救命につながればニュースになるというわけで。

WIRED VISIONが伝えるところによりますと。

名曲『ステイン・アライブ』で心臓マッサージ:成功例が複数

英語版の元ネタからは、実例のニュースが紹介されていました。

さて、「STAYING ALIVE(生き存える)」とはまさにCPRにピッタリの曲を歌っているのは、ビージーズ

グレイテスト・ヒッツ
ビージーズ
B000UU5EX8

で、ビージーズと言えば、ギブ三兄弟はマン島出身なのです。

今年、結成50周年ということで、マン島郵政省では記念切手や記念コインを発行しました。

Beegees_set

通販もやってますね。

で、そのビージーズのお二人、この金曜日にダグラスにいらっしゃるそうです。(IoMToday: Bee Gees to collect honour during Isle of Man visit)

わたしのホームステイ先のホストファミリーはセレモニーに招待されているとかで、かなりのはしゃぎっぷり。


ところで、話は元に戻りますけど、知人に仕事で救命法を教えている人がいるんですが。

その人によれば、メトロノームを使って、「これくらいの速さです」って言いながら大きな音を手拍子で立てて補助しても、10人に一人くらい、まったくリズムが取れない人がいるそうです。
いわゆるリズム音痴とでもいいましょうか。

身体論的に言えば、耳で聞こえている音の拍子を自分の身体で再現することができないタイプの人なのではないかなあ。

耳→脳→入力の判断→出力の判断→実際に身体が神経の命令に沿って動く/動かしたことがないのでイメージが沸かない

これは訓練次第でできるようになるかと思うので、上手にインストラクターが導いてあげればなんとかなる場合もあるし、とても時間がかかる場合もあると思います(元ピアノ教師談)。


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2009.07.05

ツールドフランスでもマンクスが活躍(予定)

今年、日本人選手がエントリーしていてますます注目度が高まっている自転車公道レースツールドフランス

「世界的な○○」なモノ・ヒトが多いマン島ですが、先日、 ミラノ~サンレモで優勝したマーク・カベンディッシュ選手もマンクスです。

J-SPORTにカベンディッシュの紹介文が出ています。

TTコースを歩いていて思うのは、趣味以上にトレーニングしているであろう自転車ライダーがけっこう増えてきたなあと感じます。
戦後すぐは、TTコースを使った「プッシュバイクTT」という自転車の公道レースが行われていて人気があったのですが、バイク人気に押されてなくなってしまいました。

※マン島では(イギリスでは?)、人力でこぐ自転車のことをプッシュバイクと呼んだりします。

世界的な自転車人気の高まりで、プッシュバイクTTの復活はあるでしょうか、ないでしょうか。

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マンクスキャットとトリスキールキャット

お待たせしました、猫の時間です。

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ピールの裏道をぷらぷら歩いてましたら。

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こっち見んな


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でも嗅いでみたい


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付いてくんなよ

(お、アナタ、そのオシリは?!)


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なんだおー、もぅー


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なんか用事?

(ええ、用事がありますとも! あなた、マンクスキャットですね?! ぜひお近づきになりたい!)


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めんどくせーなー、ほらよっと、尻尾なんかねーよ

(それじゃ尻尾、確認できないんだよね……)


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じゃあな!あばよっ!

(ああ、まさしくあなたはマンクスキャット!)


※解説※

マンクスキャットはマン島に生息している猫の種類で、尻尾がなく、顔はやや平べったく横長で、背中が丸く、後ろ足がやや長い、という特徴があるそうです。

今回遭遇したマンクスキャットは正真正銘マンクスキャットで、走り去っていくところを見ると、噂通り、うさぎのように、ひょこひょこと走っていました。

さて。

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(あらこんなところにも猫ちゃん。
さっきの黒マンクスと違ってフレンドリーねー)


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(そのオシリの突起は、もしやあなたもマンクスキャット?)

と思ったら……。


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いいから早くなでろー、マッサージしろー
「お痒いところはございませんか?」「はい左耳の後ろ側、ガシガシやってちょうだい」的にしっかり掻きまくれー


ト書きはともかく。

白いにゃんこちゃんは、三本足のトリスキールキャットちゃんでした。

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2009.07.04

日本にサムライ、マン島にはバイキング

今日、昼間は雨だったので、図書館で調べ物の続きをしてました。

ダグラスの図書館は以前にも増してTT関係の資料がごっそり公開されていて、しかも奥の広いテーブルの横にどさっと積んでありますので、仕事が進めやすいことこの上ない。

図書館は5時15分で追い出されるので、5時30分きっかりに終わるマンクステレコムへ直行。
ショートメッセージが送れなくなってて、どうしてか聞いてみると……。なんのことはない、電池を外して、再度電源を入れ直したら送れるようになりました。

そのあと急いで文房具屋さんへ。シャーペンが調子悪いので、なにか気の効いたシャーペンはないか今日も偵察に言ったのですが、5本まとめて4ポンドみたいな使い捨て的なものしか相変わらず置いてない。
フィールドワークには2Bの芯を、とどこかで聞いた覚えがあるのですが、この国ではBかHBかFしか置いてない。
ボールペンは0.7mmとか1mmの太いのしかない感じだし。

いったん帰宅して「tea」(軽食)を摂り、ピールへ。

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バイキングがマン島に上陸しました。

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合戦ののち、「続きは明日、あした!」と言って撤収。

実は(と言わなくてもお分かりだと思いますが)、バイキングフェスティバルの一幕です。20分ほどのお芝居でした。

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通りがかったバイクを避けるバイキングたち。

なんかシュール。


明日はサイドカーのトップランカー、 ニック・クロウとマーク・コックスの回復を願うチャリティで、サイドカー・プッシュ&プルTTラップが朝8時から行われます。
このイベントは、彼らのリハビリや家族への寄付のために、サイドカーを人力で押してTTコースを一周させるもので、ペイントされていないサイドカーに寄付すると名前を載せることもできるそうです。

週明けは「ティンワルド・デー」。1000年以上続く世界最古の青空議会のセレモニーがあるのと、イギリス選手権でもあるマンクス・ラリーが行われます。

なんだか忙しい。

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2009.07.03

TTコースを歩いてます

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今年はTTコースを歩いて調査しています。

グランドスタンドから出発しまして、晴れた日に少しずつ進んで、現在一周約38マイル(60km)中、18マイル(約30km)まで来ました。
だいたいバラフブリッジのあたりです。

1日、3マイル前後歩くのですが、前回到達地点までスクーターで行って、進めるところまで進んでまた引き返す、の繰り返しなので、実際には1日10kmくらい歩いています。

TTウィークも暖かかったですが、6月後半からとても天気がよくて、だいたい24度くらい、湿度も割と高めで、地元の人はバテてますね。

天気予報によれば、気温22-23度はvery warm、24度以上がhotと表すようです。
「日本じゃこんなのまだ夏じゃないよ」とか言ってますけど、緯度が高いせいか紫外線が強いのが難点。日焼けやまぶしさでもけっこうバテます。


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こっち見んな


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こっち見んな


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オレンジのTTコースのコーナー看板は常設。
道路法とは関係ないのですが、白/黒のペイントはコースが見えやすいように塗られているそうです。
看板とペイントがなければ、ここがレースが行われるなどとは思えないかも。


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マン島独特の流儀として、行き交う人、ドライバー、ライダー、サイクリストそれぞれすれ違うとき、必ずと言っていいほど、誰だか確認するために顔をチェックしている、というか、目が合います。
で、毎日のように同じような格好(いかにも山歩きの人、あるいは何かを調査している人)で歩いていますと、全然知らない人に挨拶されたりします。たまには知っている人かもしれない。

写真の人は双眼鏡片手に何かを調査していたのですが、話をしたら、17歳からTTのマーシャルをやっているという元教師で今はパートで木が折れないかの調査を請け負っているというロイさん。

歩いていると、こんな出会いもあるのが嬉しいです。

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ある日の夕飯。

・日本からのツアーの皆さんにおすそ分けいただいたチキンラーメンに野菜をてんこ盛り

・ホームステイ先でTTウィークのときにやったジャパニースナイトパーティ(照り焼きチキン&五目チラシ&から揚げ&抹茶寒天のアンコ添え)のときに不評だった日本酒。

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