二輪免許がないとバイク運転禁止~日韓・韓日バイク事情の違い
「125cc以下の二輪車、自動車免許での運転不可に」
というニュースが2009年1月14日付け朝鮮日報で流れていました。
内容を箇条書きしてみると、以下の通り。
・オートバイ事故を減らすため、来年から二輪車免許取得しないとオートバイの運転ができないよう道路交通法を改正する。・現行の道路交通法は、125ccを超える場合は2種小型免許を取得しなければならない。
・125cc以下の場合は自動車免許でオートバイを運転することができる。
・韓国で販売されているオートバイの95%程度が125cc以下。
・オートバイの運転教育を受けていない自動車免許所持者のオートバイ事故が多発。
・2007年、オートバイ事故死亡者は528人。
ヨーロッパのEU圏でも、免許条件緩和による市場拡大策として125cc以下のバイクは自動車の運転免許で運転できることになりましたが、韓国も追随していたとは。
125cc以下の割合が韓国では95%ということですが、日本は約80%。韓国では中型・大型バイクが普及していないのですね。
高速道路を二輪車が走れない、という法律も多いに影響しているのでしょう。
「オートバイの運転教育を受けていない自動車免許所持者」とありますが、日本では指定教習所の場合、普通自動車免許を取得時に、オートバイの運転教育が教習課程にあります。
韓国のオートバイ事故死者数は528人とありますが、日本では24時間以内事故死者数は、1031人(原付、自動二輪の合計数)。
日本の人口に対して韓国の人口は約40%ですので、1031人×40%=概算412人、ということになりますので、やはり韓国の528人というのは多いという印象です。
これもまた、二輪車は高速道路を走れない、というのが影響しているのでしょうか。
ただ、韓国の医療レベル、救急体制がわからないので、なんとも言えませんが。
関係ないけど、同じニュースの中で、
交通法違反の反則金納付をクレジットカードでできる制度を新設
というのもありました。
ある意味、これはアリかも、ポイント溜まるし、とか思っちゃいました。
| 固定リンク | 0
「ニュース」カテゴリの記事
- 2023年もマン島TTレースの記事は「バイクのニュース」(&ヤフーニュース)に寄稿します(2023.05.30)
- 「中免(ちゅうめん)」復活:免許と車両の種類/区分のねじれ解消へ(2023.04.01)
- 【かなり前に準備していた嘘記事です】道路交通法を知って交通安全! 国民皆免許キャンペーン発足、原付と小特の試験手数料1500円を先着500万人に助成(2020.04.01)
- BBB動画レポート【東京モーターショー2015】HONDA「GROM50」発売確定!?が公開されました(2015.11.13)
- 「世界でもっとも価値のあるブランド2014」ベスト100にオートバイメーカー3つがランクイン(2014.10.26)
「08.交通問題・道交法」カテゴリの記事
- 【4月1日】悲願・38年ぶりに2段階右折を見直しか(2024.04.01)
- 『週刊新潮』(2023年9/28号)の原付関連記事にコメントが掲載されました(2023.09.25)
- 停まるときはリアブレーキも使いましょう(2023.09.19)
- 「中免(ちゅうめん)」復活:免許と車両の種類/区分のねじれ解消へ(2023.04.01)
- 【記事寄稿のお知らせ】バイクのニュースで「マン島TTトラベリング・マーシャル」について書きました(2022.07.11)
「01.バイク」カテゴリの記事
- 2024年も小林ゆきはバイクざんまいでした!(2025.01.01)
- 今晩! 2024年12月13日(金)すきぱむラジオに出演(2024.12.13)
- 10月27日(日)“ワイルドボアで遊ぼう”マルシェ&ゆきズムin倉敷(2024.10.11)
- 9月15日(日)バイク女子部ミーティング-バイカーズパラダイス南箱根 「Kommonうでわ」で出店します!(2024.09.13)
- チェストプロテクターの説明が難しかった話(2024.09.11)
「四輪・クルマ」カテゴリの記事
- マニュアルのジムニー(JA11)に冬の北海道で乗ってきました(2022.01.09)
- 【YouTube】四輪『レーサー鹿島さん』バイクを語る!編をupしました(2020.05.06)
- 【かなり前に準備していた嘘記事です】道路交通法を知って交通安全! 国民皆免許キャンペーン発足、原付と小特の試験手数料1500円を先着500万人に助成(2020.04.01)
- 運転に必要なことは「危険発生 決めつけ運転」なんじゃないだろうか(2019.04.12)
- 小特免許改正へ~二輪メーカー主導なるか? 高齢化社会に向けて次世代モビリティ『超超超超モビ』計画発足(2017.04.01)