G-FP2DF1P69Y 風が吹けば桶屋が儲かる式をバイク業界に当てはめてみると: 小林ゆきBIKE.blog

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2008.12.18

風が吹けば桶屋が儲かる式をバイク業界に当てはめてみると

風が吹く→寒い→銭湯に入りに行く→銭湯に行くには桶が必要→桶屋が儲かる

だと思っていたけど、どうやら本来の意味は違うようですね。でもまあいいか。

さて、「風が吹けば桶屋が儲かる」をバイク業界に当てはめてみますと。


1) 不況に突入→ユーザーは新車を買わない→所有している車両を乗り続ける→乗り続けると消耗部品が消耗する消耗部品屋さん、消耗部品メーカーが儲かる

2) 不況に突入→ユーザーは新車を買わない→所有している車両を乗り続ける→乗り続けると故障が増える修理屋さんが儲かる

3) 不況に突入→ユーザーは新車を買わない→所有している車両を乗り続ける→乗り続けると故障が増える→故障した純正部品はもはやメーカーでは製造・ストック中止純正部品のOEM、レプリカ部品を作る会社が儲かる

4) 不況に突入→ユーザーは新車を買わない→所有している車両を乗り続ける→乗り続けると不具合が増える→不具合を抱えたまま走っていると事故が起きる修理屋さんが儲かる

5) 不況に突入→ユーザーは新車を買わない→所有している車両を乗り続ける→乗り続けると不具合が増える→修理したいがバイク屋さんに出すほどのお金がない自分で修理をしようと試みる工具屋さんが儲かる


こんなところでしょうか。

まとめると、不況時のバイク業界は、

・消耗部品メーカー
・修理ができるバイク屋さん
・純正部品のOEM、レプリカ部品メーカー
・工具屋さん

あたりに商機があるのでは、と思います。

特に、純正部品欠品問題は、80年代、90年代あたりのモデルは切実なのではないでしょうか。
かくいうわたしの愛車、1989年式GPZ900Rもブレーキ関連の部品が出なくてたいへん困っております。純正の重要保安部品がないというのは本当に困った。カスタムはあまりしたくないし。中古部品を探す日々が続いておりますが、それもいつまで続くやら。
ヴィンテージ、という領域に突入してしまえば、イギリス車のようにいつまでも補修部品を作って売るところが出てくるのかもしれませんが。


修理屋さんに関しては、メカニック一人あたりメンテナンス台を5台くらい割り当てて、部品が揃うまで放置できるような環境が整えば、なんとか修理屋さんでも採算が取れるのかなとも思いますがどうなんでしょうか。

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