朝早くから近所の家に救急車が来てびっくりしたのですけど、そういえば自分はこれまで何度も救急車の世話になったことがあるなーと思い出しまして。
1.産まれるとき。母が救急車に乗ったものの、折からの大雪で救急車が動けなくなり、通りがかったタクシーを救急隊員が拾って(苦笑)タクシーで病院に行ったそうだ。
2.交通事故その1。バイク便時代、後ろからダンプカーに追突され、恥骨骨折の疑い。(バイク便の箱とタンクに身体がはさまれた)
3.交通事故その2。路地から出てきたクルマに進路をふさがれ、バイクで側面にまっすぐ衝突。首をもろに鞭打ち。
4.交通事故その3。クルマが突如ドアを開け、そこにバイクで衝突。全身打撲と下肢の捻挫、腫れで歩けず。
5.病気で意識不明に。一晩、ICUなるものに入院。無事退院。
6.階段から落ちて頭を打ち、わりと大量に出血。圧迫止血不足で血が止まらず自分ではどうにもならなかった。
……こんなところでしょうか。
あっ、サーキットでも数回あるなあ。
救急車にお世話になる場面は、病気、怪我、交通事故とあるわけですが、都市伝説化しているのが、交通事故の場合、救急車を呼ばないと保険が下りない、というもの。そんなことはナイ。
交通事故のとき、救急車を呼ばなくても保険の支払になんら関係はありません。というわけなので、歩ける人、意識がある人はタクシーで病院に行くか(タクシー代は相手が任意保険に入っていた場合、第一当事者に請求できる)、自力で病院に行きましょう。
交通事故でも怪我でも病気でも同じなんですが、自力で救急で病院にかかる場合、あらかじめ確認しておいた方がよい、ということがあります。
各地区、必ず「当番医」制度というのがあるので、夜間や休日の場合は、地元の医師会や自治体の救急当番医をお知らせする電話番号とかインターネットとかで調べてから行った方がよいです。
このとき、一度でもかかったことのある病院で診察券があるなら、なお可。病院側がカルテを持っていた方が、なにかと管理がしやすいらしいので。
交通事故とかだと、まれに断られたり邪険に扱われたりする場合もあるので、なおさら、事前に状況を連絡した上でかかるとよいのではないでしょうか。逆に、交通事故で被害者とわかって相手が保険に入っていることがわかると喜んで引き受ける病院もあるとかないとか。
自力で救急でかなりたいへんだったのは、家族が全身蕁麻疹でとんでもないことになったときのことです。夜中まで治まることがなく、仕方なく、当番医ダイヤルに電話してみたのですが、紹介してもらった5つくらいの病院は全てNG。皮膚科の先生がその日はいないとか、重体の患者さんを二人抱えていて手が開かないとか。仕方ないのでもう一度、横浜の当番医ダイヤルに電話したところ、近隣の川崎市の医師会の番号を教えてもらいました。すると、川崎市内のいくつかの病院と、距離的に近い東京都の病院のいくつかを紹介してもらえました。結局、いくつか電話したのち、川崎市内にあった病院で診てもらえることになったんですけど、そこは365日、皮膚科医が常駐しているんだそうです。皮膚科なんて命に別状なさそうなのになぜ?と思ったら、理由は、火傷外来のためでした。なるほど、火事などのやけどの対応はそこで一挙に引き受けているというわけなんですね。
話しはだいぶ逸れましたが、独り暮らしの知人がインフルエンザ?らしき症状で救急車を呼んだ、ということがあったそうなんですが、そんなときでも、やはり、救急車は意識不明とか下肢・背骨・頸椎骨折のような人のためにインフラを空けておくべきで、119番の電話ができるくらいなら、タクシー呼ぶとかすればいいんじゃないかなあと思い出し、このブログを書いている次第です。日ごろ、病気に縁がない方だと、そういうことまで気が回らなかったのだと思います。40度近い熱が出て「死ぬんじゃないか」と思ったそうなんですが。熱痙攣とか夢遊とかあると、ちとヤバいですけど。
で、近所のお宅なんですが、我が家の本当にすぐ近所(歩いて15分、クルマで3分)に三次救急の病院もあって、自家用車もあるお宅なので自力で行った方が早いじゃん、とか思ったのですけど、担架に人が載せられて、救急車が出発するまでに15分くらいはかかっていた(受け入れ先を探すのでしょう)ので、けっこう重傷・重体なのではないかと思われました。