G-FP2DF1P69Y サーキットに子どもは危ない?: 小林ゆきBIKE.blog

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2008.05.23

サーキットに子どもは危ない?

鈴鹿のミニモト4耐に出てきました。

もてぎや筑波のレースと雰囲気が違うのは、「子どもライダー」の存在がないことです。多少はいますが、鈴鹿サーキットの場合、ライセンス取得は運転免許があることが条件、またはSRS-Jというスクール生にのみ可能となっているので、15歳以下の選手層がほぼ皆無というわけです。

代わって目立ったのは、子ども連れでレース参戦や応援する姿です。
ミニモトに出場しているライダー層の多くは働き盛りの年齢層で、必然的に家族の協力や理解が必要になってきます。その結果、サーキットのパドックやピットには下はベビーカーの赤ちゃんから走りまわる園児、小学生であふれています。

また、イベントレース時は遊園地の入場料でパドックにも入場できる場合もあるため、レースの状況を知らない人がたくさん入ってきます。

お母さん(またはお父さん)ひとりが一人の子どもの面倒を見れればいいのですが、二人、三人と連れてきている場合はどうしても目を離しがちになります。

ピットには熱くなったエンジンを抱えたバイクやら、走り終わってほうほうの体のライダーがバイクに乗ったまま帰ってきたり、荷物の搬入搬出のために入って来る死角の多いワンボックス車やら、危険がいっぱい。

実際、4、5歳くらいの男の子がパドックを走りまわっていて、ピット裏の通路でコテっと転んだところに、ちょうど走行が終わったバイクが戻ってきて、あわや頭部を轢かれそうに……なんて光景もありました。

鈴鹿サーキットの場合、数年前から犬連れは禁止になりました。コースに入り込んでレース中危険なことがあったそうです。筑波サーキットでも野良犬だか放し飼いの犬だかが侵入したことがありました。

では、先日のミニモトのときのように子どもたちがパドックに大勢いる状況は、子どもが危険だから「子ども入場禁止」とすべきなのでしょうか?

子どもが危険にさらされる恐れのあるサーキットのレースこそ禁止すべきなのでしょうか?

レースを開催することも、子ども連れの参加や応援者が楽しむこともあきらめないためには、何らかの対策は必要かと思います。

例えば……。

・6歳以下の子どもはリード装着の義務づけ。(中国や台湾では一般的ですが犬のリードのようなもの)
・12歳以下の子どもは保護者が目を離さないだけでなく、手を離さないことを義務づけ。
・15歳以下の子どもはピットクルーパス義務づけ。
・ピットクルーパスはライセンス講習会を必須とする。
・パドックはエンジンかけての走行禁止。
・クルマでの搬出はレース後とする。
・パドック通路に警備員配備。
・託児所の開設。

などと考えてみましたが、どの対策も費用や不便を強いるようで現実的でないようにも思います。

安全のために隔離や禁止という方法を取るより、モータースポーツをスポーツという文化として成立させるためには、参加者も協力者も応援者も共栄共存していくためにどうしたらいいかを考えるべきではないかとわたしは思います。

まず出来ることは、親に限らず大人はこどもから目だけでなく手を離さないことをお願いしたいですし、自分も心がけようと思います。

++++++日乗++++++

リードは12Vだったんですね。エンジンかからずちょっと焦りましたが。

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