MFJのアクシデントレポート
MFJの会員向け機関紙「MFJライディング」2008年3月号に「アクシデントレポート」という項目があったので引用してみたい。
アクシデントレポート2000年から7年間にわたるアクシデントレポートが行われ、
1 7年間で死亡14件、後遺障害8件。
2 承認競技会の大排気量クラスに重大事故が多い。
3 年齢別に見ると30台(原文ママ)が多い。
4 月別に視ると(原文ママ)、7月、8月に多く発生している。
5 ST600が7件と最も多く、プロダクションクラスに多い。
6 決勝時の事故率は73%でスタートから2周以内に63%発生している。
7 死亡事故原因は胸部打撲が43%と増加している。
8 エアバッグスーツ、ネックブレス等安全装備について今後検討していかなければならず、2008年初旬には、作業部会を開催する。
(MFJライディング2008年3月号 p40)
短い文章だけれども、各項目とも重要な課題が隠されているように思う。
1については、ロードレース、モトクロス、トライアル、その他の競技、そしてそれぞれのクラスの内訳を知りたい。
2については、ロードレースの話しだと思うけど、なぜ承認競技会なのか、なぜ大排気量クラスに多いのか考えたい。
3については、なぜ30代なのか。そもそも年代別の分母はどうなっているのか、それを踏まえた上での議論をしたい。
4については、気温と路面温度、気温と体調については因果関係について調べてみて欲しい。
5については、なぜST600なのか、なぜプロダクションクラスなのか実証的な根拠が欲しい。
7については、胸部打撲から肋骨骨折→肺挫傷なのか、あるいは内蔵破裂なのか、それを防ぐ手だてはないのかもっとインフォメーションが欲しい。
交通事故のヒヤリマップのように、どのサーキットのどの位置でどのような事故が起こってどのような結果になったのか可視化していただけると、いっそう安全ライディングに役立つのではないかと思います。
++++++日乗++++++
ひなあられってそうでもないな。
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