G-FP2DF1P69Y カナダ道路事情: 小林ゆきBIKE.blog

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2007.08.20

カナダ道路事情

カナダのオンタリオ州はトロントに行ってきました。今回は仕事はまったく関係なく、ラヴレターフロムカナダな感じです。なんのこっちゃ。

1週間滞在し、あちこちクルマや鉄道で移動したのですが、見てきたままのカナダ道路事情をメモ。

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英国連邦だが右側通行

カナダはマン島やオーストラリアなどと同じく、英国連邦。英国連邦といっても現在は“緩やかな連合体”ということなので、国との結びつきはもはやコインにエリザベス二世女王の顔が刻まれている程度かも。
で、マン島もオーストラリアも日本と同じく左側通行なのですが、カナダは右側通行です。

赤信号でも右折できる

アメリカと同じく、赤信号でも規制がない限り、安全確認しつつ右折ができます。日本もこのようなシステムが欲しいところですが、クルマ対歩行者の事故が多い日本ではやらないほうがむしろいいのか。

最高速度は日本と同じ

一番びっくりしたのはコレ。速度表示はアメリカやイギリスが使っているマイル表示ではなく、ヨーロッパのほとんどで採用されている、日本と同じ時速キロメートル表示。
で、最高速度規制は、高速道路が100キロ、高速道路や都市高速(首都高のようなもの)で片側1車線の場合70キロ程度、一般道は60キロ、市街地などは30~50キロなんだそうです。

で、トロントのCNタワー前の直線路では、覆面パトカーがひっきりなしに速度超過の取り締まりを行っていました。

ご一緒したカナダ人曰く、「+10キロまではセーフだけど、+15キロ以上はヤバい(苦笑)」とか。

高速道路はやっぱり広い

高速道路システムはほぼアメリカと同じで、料金は無料。というか、先に税金で徴収されているわけですよね。
ちなみにカナダの税金は物品税が食品・衣料は7%、それ以外は州によって15%程度。所得税率は年収500万円で約30%など。税金はけっこうお高いです。(日本は消費税5%、所得税率年収500万円なら10%以下程度)

で、高速道路の広さ、車線の多さ自体はアメリカに似ていて、片側4~5車線のところはごろごろあったり。
でもジャンクションはけっこう強引にアールを作っている感があって、真剣に減速しないといけない箇所がけっこうありました。

道路表示自体もアメリカに似ていて、わかりやすかったです。しかし、ジャンクションを降りたところ、まさに降りるところの表示は少し分かりにくいのもアメリカに似ているかも。

駐車場の料金

さすがにトロント市街は高くて、市街中心部は1時間7ドルとか8ドルとか。2007年8月上旬現在、1カナダドル=113円前後ですから、高いですね。
ほかにも、物価は全般に日本よりちょっと高め。というか、円がまだまだ安過ぎるだけか。たとえば、牛乳1リットル2.5ドルとか。

ナイアガラの滝あたりは、1日5ドルの駐車場がたくさんありました。

ガソリンの価格

1リットル95セント程度ですので、日本円で約100円。
あら安い、と思うのは早い。以前はアメリカと同じくらいだったとかで、つまり、アメリカは1ガロン(約4リットル)1ドルとか2ドルの時代があったわけで、その頃に比べたら3倍4倍の価格に高騰したのだとか。
あと、住まいと自動車、仕事、買い物先の社会的構造がアメリカと同じく、公共交通機関を使うのではなく、基本的にクルマがないと生活できないような構造になっているので、ガソリンは生活必需品として税金が安く抑えられているようです。

バイクはたくさん走っているのか?

1週間の滞在でスクーターや小さいバイクを見かけたのは2度だけ。1台はビッグスクーター、1台はモンキーだかゴリラだか、趣味的に乗っている人。あとは、平日の日本の郊外と同じく、1日のうち数回たまに見かける程度。そのほとんどが、ハーレー・ダビッドソン、あるいはビクトリー、あるいはヤマハのロイヤルスターやカワサキのバルカンなどクルーザー系でした。

ところが、市街地に行きますと、10年~20年前の400~750cc程度の日本の中古?スポーツモデルがゴロゴロ走ってる。トロントの目抜き通り、ヤング・ストリートのとあるビルの裏手はまさにバイク置き場と化していて、日本車がたくさん停めてありました。

世界最長のストリート、ヤングストリート

日本語ガイドさん付きのツアーで知ったのですが、トロントの目抜き通り、ヤングストリートは世界最長のストリートで、全長1800km以上あるのだとか。
「1.8kmって普通やん」とかなんとか言ってたら、「違いますっ、センハッピャクキロですよ!」と訂正されてしまった。確かに長い。


……全体の印象として、アメリカとイギリスどちらも毎年のように行っているわたしですが、どちらかと言えばイギリス文化の方が親しんでいるので、イギリス文化が色濃く残るトロントはけっこう水に合っている気がしました。英語もアメリカ英語というよりはイギリス英語っぽかったし。

最後はステイ先のお母さんと激しくウルルンしたりして、また再びゆっくり訪れようと思いました。

++++++日乗++++++

着物のクリーニング3万円!

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