G-FP2DF1P69Y マン島TTレース最終日: 小林ゆきBIKE.blog

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2007.06.08

マン島TTレース最終日

さすがに決勝ウィークに入ると自分自身も忙しくなるのと同時に、回線の奪い合いとなるようだ。なかなかネットにつなげることができなかった。

土曜日のレースがツーリストの交通事故によるオイル漏れと天候不順で月曜日に順延、月曜日のレースとラップ・オブ・オナーが火曜日に順延。
ラップ・オブ・オナーでは日本からヤマハ元ワークスライダーの宇野順一郎さんが、2004年のときと同じようにトーハツの50㏄のGPマシンで走った。50㏄なのでさすがにTTコース一周はせず、スタートはクレッグニバーから。往年の名ライダーが全員スタートしたあと、彼らが帰ってくる前に宇野さんはスタートするので、グランドスタンドにゴールするのは一番先となる。一瞬の静けさの中、遠くからこだまする独特のカーーーーンという甲高いエキゾーストノート。ライディングスタイルもなかなかレーシーなもので、大注目、拍手喝采を浴びていた。
何がすごいって、宇野さんはラップ・オブ・オナーに参加することを事前の交渉からマシン配送の手配まで自力でやったことだ。招待されないと腰が上がらないライダーが多いなか、これは本当に立派なことだと思う。それだけ、当時からTTへの思い入れが強かった証でもあると思う。

今週に入り急速に天候が回復し、水曜日は日程通りレースが行われた。マン島らしくないいいお天気が続いている。

それにしても本当にバイクだらけという感じ。どこに行ってもバイク、バイク、バイク。一説によれば5万人のツーリストがマン島に来島し、2万台のバイクが来島しているとのことだが、8万人のマン島住人の所有バイクもあるし、ガレージに複数台所有していたり、別荘に預けていたりするバイクもあるので、実際には何万台走っていることやら。

今週は耐久レース世界チャンピオン北川圭一さんと同行させていただいているのだが、「文化の違いを見せつけられますねー」と驚いていた。

木曜日の夜はチャンピオン・ディナーという特別なパーティがあり、日本人唯一のTT優勝者、伊藤光男さんらとご一緒させていただいた。唯一のF1と二輪両方の世界チャンピオン、サー・ジョン・サーティース、ジェフ・デューク、アゴスティーニ、フィル・リード、グレーム・クロスビー、カール・フォガティ、ミック・グラント、フィリップ・マッカレン、サミー・ミラー、ジム・レッドマン、トミー・ロブ、ルイジ・タベリ、カルロ・ウビアーリ、芳賀紀之さんらそうそうたる面々。大興奮の夜でした。

今日は100周年のTTレース最終日。
火曜日にユニオン・ミルズで転倒した、日本でも活躍したニュージーランド人のショーン・ハリス選手の状況が思わしくないらしい。なんとか回復して欲しいと願う。

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