G-FP2DF1P69Y 次世代エンジンの主流は?: 小林ゆきBIKE.blog

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2007.01.12

次世代エンジンの主流は?

ガソリン燃料枯渇に対し、輸送機器メーカーは次世代エンジン代替燃料エンジンについて研究を進めている。

川崎重工業は、2010年を目途に二輪車の先端環境技術開発としてハイブリッド車エタノール混合フレックス車の商品化を目指すとのこと。

川崎重工業は2輪車で先端の環境技術開発に乗り出す。2輪車事業を担当する汎用機カンパニーに設けた「研究部」に、約10人の専任技術者を置き、2010年をめどにハイブリッド車(HV)や、エタノール燃料を混合して走行するフレックス車などの商品化を目指す。同社は従来、電子制御式燃料噴射装置(FI)などで環境対応を進めてきたが、FI搭載車の普及で、次世代技術に軸足を移すことにした。(ソース:ヤフー経由日刊工業新聞、のウェブ魚拓によるキャッシュ)

次世代エンジンに関しては、ややヤマハ発動機がリードしている感があり、電動スクーターがすでに商品化されているほか、水素を燃料とした燃料電池二輪車を開発している。(例:FC-AQEL(エフシー アクエル)) ヤマハの燃料電池二輪車はすでに静岡県にリース販売され、一般公道を走っている。

本田技研工業燃料電池二輪車、ガソリンエンジン+ニッケル水素電池のハイブリッド二輪車電動原付を開発中だ。

それではスズキはどうか。記憶に新しいのは、2003年と2005年の東京モーターショーで発表された、連続可変ミラーサイクルエンジンだ。これは、カムを三次元のプロフィールに加工しているのが特徴で、従来エンジンのヘッドだけ取り替えることもできるというもの。今あるガソリン燃料を大事に使う、という意味では画期的開発かもしれない。

中国の二輪界隈ではすでに、ガソリンエンジンからLPG二輪車電気二輪車への代替が進んでいる。
カセットボンベを燃料としたモペットも市販されている。(例:JORDAN MOTORS)
また、昨年のケルンショーでは、世界初のLPGとガソリンのハイブリッドエンジンを搭載したスクーターが発表されていた。(参考:LPGとガソリンのハイブリッドエンジン)

佐渡島ではガソリンよりLPGの方が安いので自家用LPG車(四輪)が普及している、と聞いたことがあるが本当だろうか。

日本のある学者は、「原油精製段階で出る天然ガスは、燃料以外に使い道がないので、石油資源を使う今のところは、バイオエタノール代替燃料への転換で砂糖やサトウキビ、トウモロコシ、大麦などの高騰を招くよりも、天然ガスを利用した方がいいのではないか」と指摘している。(昨年の朝日新聞の論壇に書かれていたけど元ネタ紛失にてうろ覚え。すいません)

天然ガス自動車も普及途上にあり、天然ガススタンドは全国に300余りだという。
仕事で実際に乗っている人に聞いたことがあるが、「パワーが圧倒的に足りない。航続距離が短いのにスタンドが極端に少ないので、営業に使っていると燃料切れの恐れにハラハラする」と言っていた。

代替燃料エンジンの普及は、代替燃料供給所の普及もカギとなってくる。

そういえば、球形ロータリーエンジンなんてのもありました。

次世代エンジンや代替燃料は利権争いでもあるからして、ベータ vs VHSや、ブルーレイvs HD DVD みたいなことに、今後5年くらいのうちになってくるのでしょう。

++++++日乗++++++
ノムさんにまたまた温泉ツーを却下され凹む。

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