G-FP2DF1P69Y 小林ゆきBIKE.blog: 2006年11月

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2006年11月

2006.11.30

MFJライセンス継続者早期割引は本日消印まで

MFJ 財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会のライセンス更新は、本日11月30日消印まで申請すると、継続者割引料金が適用され、1000円の割引となります。

たとえば、ロードレース国内ライセンス 9500円のところ、8500円となります。

郵便局の振り替えは夜9時までCD機が使えるところがあるので諦めずに1000円割引を目指してはいかが。

また、現金書き留めでもライセンス更新ができるので、郵便局の本局なら24時間窓口が開いているところもあり、23時59分まで諦めずに1000円割引を目指してはいかが。

しかしこのMFJのライセンス、クレジットカード化によるライセンス保持者の囲い込みとか、自動引き落とし継続とか、MFJライセンスを持ってるとサーキットライセンスが割引になるとか、複数年更新などの改革がなぜ進まないのでしょうかねぇ。

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2006.11.29

桶川最終戦に草野球など、ロードレースライダーのファンサービスイベントが続々。

12月は全日本や世界選手権で活躍するロードレースのプロライダーによるファンサービスイベントが目白押しです。
12月5日(火)には神宮球場で野球のイベント、12月17日(日)には桶川スポーツランドでワンメイクレースに、それぞれ世界選手権や全日本で活躍するライダーが集結するそうです。
どちらも入場無料なのがうれしい。

まずは、レーサーによる野球のお知らせから。詳細はJMRA(ロードレースの選手会)のサイトにて。

■開催日時:12月5日(火) 10:30~15:00
■開催場所:明治神宮球場(地下鉄外苑前下車 徒歩5分)
■スケジュール
10:15~11:00 ウォームアップ・練習
11:00~12:45 第1試合(対モーターマガジン社)
12:45~13:15 昼食・ファンサービス
13:15~15:00 第2試合(対タンデムスタイル)
     15:00 終了

○参加ライダー

1 井筒仁康
2 沼田憲保
3 辻本聡
4 坂田和人
6 生見友希雄
7 加賀山就臣
13 鎌田学
19 松戸直樹
20 吉川和多留
21 藤原克昭
23 岡田忠之
24 青木拓磨
33 伊藤真一
41 芳賀紀行
45 武田雄一
54 清成龍一
61 芹沢太麻樹
64 青山周平
73 青山博一
81 亀谷長純
83 安田毅史
100 玉田誠
193 高橋江紀
999 青木宣篤
(背番号順)
解説 阿部典史


次に、12月17日(日)の桶川スポーツランド 最終戦にもトップレベルのライダーが集結するという情報です。
詳細はOSL桶川スポーツランドサイトから。

開催場所: 桶川スポーツランド
〒363-0027 埼玉県桶川市川田谷上野7921-3
日程: 2006年12月17日(日)

スペシャルレース開催時間:開催4日前くらいにタイムスケジュールを発表します。

【出場ライダーと応援に来てくれるライダー】
↓↓どの選手がレースに参加するかは当日のお楽しみ!!

・高橋裕紀 選手
・青山周平 選手
・青山博一 選手(スケジュール調整中) 
・中野 真矢 選手(交渉中)
・関口 太郎 選手
・小山知良 選手 
・山口 辰也選手   
・小西 良輝 選手
・伊藤 真一 選手(交渉中) 
・渡辺 篤 選手
・今野 由寛 選手 
・手島 雄介選手 
・安田 毅史 選手  
・森 新 選手  
・高橋 江紀 選手 
・高橋 巧 選手
・波多野 祐樹 選手
・竹内吉弘 選手 
・富沢祥也 選手
・山田亮太 選手
・生形 秀之 選手
・小野 真央 選手
・赤間 清 選手
★ 岩城 滉一 さんにも交渉中です!!

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2006.11.28

第一回モトルネ筑波の成果と課題

さる2006年11月26日(日)に、第一回モトルネッサンスin筑波が筑波サーキットにて開催された。

モト・ルネッサンスは旧・TIサーキット英田、現・岡山国際サーキットで開催されている草レース(アマチュア・レース、サンデーレース)。約10年の歴史があり、そのレギュレーションやクラス構成は関東や鈴鹿で開催されていた草レースを手本に、参加者本意で作られていった経緯がある。

ここ数年、筑波サーキットで行なわれていた草レースの開催カレンダーには異変が起きていた。詳しくは昨年書いた「モトルネの関東開催に期待すること」に詳しく述べたが、開催主催者の世代交替問題、筑波サーキットの運営の厳格化(財団法人の立場による機会均等、公益の均等化のための使用希望日のくじ引きや、使用料の厳格徴収など)、開催クラスの疲弊(カテゴリーによってマシンが古くなってメンテナンス困難になったり、入手困難により新規参入ができない)などの問題があって、そもそもイベントレース自体の開催さえ危ぶまれているものもある。もはや、カテゴリーをちょっといじっただけでは対応できないのだ。

そんな現状を踏まえつつ、関東開催を目指したモトルネは、昨年11月に「お試し走行会」を実施した。意見交換会も実施し、それを踏まえてこのたび、第一回モトルネin筑波がめでたく開催された。

当日はどんよりと曇って寒いあいにくの天気だったが、パドックで会う人会う人言っていたのはこんな言葉。

筑波のパドックがこんなに埋まったのは久しぶりだね~

「賑やかなのはやっぱりいいね~」

ピット側のチームテントスペースはもちろん、ウォーミングアップ場からタイヤサービス、ドラサロまで、出店数は実に35店、ぎっちり埋まった。
また、今回は一参加者に対して4枚の入場招待券が配布され、参加者の関係者や友人、家族らが多数訪れるきっかけを作っていたように思う。これまで筑波の草レースの場合、ヘルパー用のクレデンシャルが数枚配られたが、これはあくまで当日受付をしてからもらえるもので、受け渡しをどうするかが問題だった。けれども、事前に招待券を配布することで、参加者自身が知人に事前に配ることができ、これが来場者数を増やしていた要因だったと思う。

実際、グランドスタンドは全日本ほど満席というわけではなかったものの、そこそこ埋まり、1ヘアのスタンドもけっこう埋まっていた。

目を引いたのは、「上田宗箇流」の野点会場である。これは出陣(レース)前のひとときを武家茶でもてなすという趣旨で開設されたもので、お着物姿の女性がお抹茶を振る舞い、大会に華を添えていた。
このような大がかりな趣向は決して採算が取れるようなものではないが、これを経験した参加者や来場者の心には深く刻まれ、「モトルネ面白かった」「また来たい」と思わせるにくい演出であったと思う。

驚いたのはスタッフが観光バスでやってきていたことだった。もともと岡山に本拠地がある主催者だけに、関東開催は現地スタッフだけではなかなか円滑に運営できないだろうし、それならば手練のスタッフを連れて行ったほうが得策、と考えてのことだろう。しかし、これも毎回毎回、観光バスで動員するわけにもいかないだろうから、これからはどのようにスタッフを確保し、育成していくかが課題となるだろう。

もう一つ課題として挙げられるのは、やはり開催クラスの問題である。筑波で行なわれてきた草レースは、BOTT(シングル・ツイン系)、タイムトンネル(ビンテージ系)、TOF(旧車・4発系)など、参加者も来場者もはっきりとカラーが分かれていたように思う。そのカラーこそがそのイベントレースの面白さでもあったわけだ。
岡国のモトルネの場合は、その全部が混ざってバイクの運動会的要素があったが、果たしてそれが関東人の気質に合うかどうか。

また、今回の賑わいは、関西以西からの参加や出店もあってのことだった。これはもちろん、第一回目の御祝儀参加、御祝儀出店であったことは否めない。課題は第二回目以降もこの賑わいを維持できるかどうか。
参加した人、観戦しに来た人は、きっと楽しい思いを感じてくれたに違いないので、あとは運営いかんでリピーターが付くかどうかにかかっていると思われる。

とはいうものの、第一回モトルネ筑波が大成功だったことは間違いない。
なんとかして次回のモトルネ筑波にはちゃんと自分のマシンで出場したいと思います。

続きを読む "第一回モトルネ筑波の成果と課題"

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2006.11.25

いかんともしがたいキーシャッターのトラブル

知人から相談の電話がありました。

「スクーターのイグニッションのキーシャッターが開かない! どうしたらいい?
スーツ着て、ジャケット羽織って、ヘルメットかぶって、いざ会社に向かおうとしたらキーシャッターが開かないんだよ! どうしてくれよう! 慌ててスクーター諦めて電車で向かったけどさ」

「都会じゃ電車が止まるのも当たり前だし、クルマやバイク通勤も何があるかわからないから、5分前行動じゃなくて、2時間前行動が必要ですね!
しかし、ヘルメット被ってんのに朝から呆然とするなんて、机の脚に足の小指ぶつけたみたいなやり場のない怒りのような……」

「それはともかく、シリンダーごと交換かなあ?」

「ああ、最近のイグニッション系って頑丈に出来てますからね、裏から削って外したりしないとダメかもしんないですね。まあ、近所のバイク屋さんでやってもらえば……」

「つか、キーが差さんねえわけだよ、そもそもバイク屋さんに乗ってけない」

「……うーむ」


キーシャッターさえ開けば問題なく走れるのに、という部分がイライラ感を倍増させられてる気が。

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2006.11.24

三宅島TTを推す石原慎太郎はマン島で豪遊したのか?

今年2006年6月に行なわれた石原慎太郎東京都知事の、オリンピック東京招聘のためのロンドン視察と、東京都諸島観光振興のための三宅島TT案へのマン島TTレース視察について、「3600万円もの税金を無駄遣い」との批判があがっている。

「石原都知事 ケタ違い 豪華外遊 クルージングや二輪レース見物 海外出張19回 3600万円の場合も」(しんぶん赤旗 2006年11月16日(木)付報道のウエブ魚拓によるキャッシュ)

はじめに追及したのは、日本共産党都議団で、11月15日に記者会見を行なったという。それに対して都庁に約200件の批判が届いたと東京新聞、朝日新聞などが追随して報道している。

さて、私は今年の5月~6月に行なわれたマン島TTレースに予選前から決勝終了後まで取材と研究調査のため滞在し、石原都知事が来訪した5月29日(土)には、朝、マン島ロナルズウェイ空港に東京都視察団が到着するところから、前田淳選手らの事故によって予選走行中断中の“囲み取材”(簡単な代表質問による記者会見)後まで密着取材をした。
石原都知事は翌朝朝7時過ぎにマン島政府官邸で首脳会談を行い帰途したが、東京都庁、三宅村、八丈町関係者らはそのまま数日調査のために駆けずり回っていたのを見たり聞いたりしている。
現場で石原都知事らの行動を見た上で、これらの視察が「豪遊」「税金の無駄遣い」なのかどうか考えてみたい。

以下、しんぶん赤旗の報道に対する私の意見である。太字は筆者による。

 石原慎太郎東京都知事の海外出張は、ガラパゴス諸島でのクルージング美術館見学など典型的な観光旅行が多く、一回平均二千万円をかける税金の浪費型―。日本共産党東京都議団は十五日、都庁内で記者会見し、石原知事の超豪華海外出張の実態を明らかにしました。

ガラパゴス諸島でのクルージングは、石原都知事が公約している、伊豆諸島など東京都諸島部の観光振興のための視察・調査である。マン島での会見で都知事は「東京のこんな近くにも美しい素晴しい場所があるというのに、日本人はすぐ海外旅行をしたがる。三宅島噴火による観光客の減少もあり、東京都にとって島嶼部の観光振興は大事」というような発言があった。そのような島嶼部の観光施策をどのように行なえばよいのか、グリーンツーリズムの先進例を現場で体感してきた、ということではないだろうか。

マン島に到着後、東京都視察団はまずキャッスルタウンにあるキャッスルラシェン(ラシェン城)へ向かった。ラシェン城は現在、博物館となっている。これはキャッスルタウン市長の招きであり、旧マン島首都のキャッスルタウンとマン島の歴史を知ってもらう上で、マン島にとっては重要な行事であった。ラシェン城はもともと当主のお城だったが、のちに刑務所として使用されていたこともあったという。現在は博物館となっているが、歴史的建物を文化的遺産として活用する事例としての見学にもなっており、東京都にとっても役立ったのではないか。

石原都知事は「超豪華海外出張」だったのだろうか。
マン島滞在はダグラスにあるヒルトンホテルであった。マン島にはもっとグレードの高いホテルがいくつかあるが、あえてヒルトンだったのは、今回の視察団の人数が多かった(記者団含め40名ほど)のと、警備の都合によるものだろう。いわゆるSPと思われる人物は2名ほど常に都知事に着いていたように思う。日本の首都の知事がテロに遭うことなく安全に海外出張するためには、安全は金で買うしかないのではないだろうか。
マン島内の都知事の移動はマン島政府の公用車、ほかの視察団はマン島の観光バスを利用していた。

 石原知事の海外出張は、一九九九年の就任からこれまでに十九回。このうち、資料が入手できた十五回の総経費は二億四千万円を超えます。その目的のほとんどが、オリンピック、マラソン、観光などで、石原知事の個人的関心にもとづき計画されたもので、ばく大な税金を使っていく必要のないものです。

全ては「東京都」のための視察のはず。マニュフェストは個人的関心が出発点ではないのか。そしてその都知事を選んだのは東京都民ではないのか。

 南米・エクアドルのガラパゴスへの出張(二〇〇一年六月)では、二百六万円もかけて最高級の宿泊施設を備えた大型クルーザーで諸島を見物。石原知事だけで、約四百五十万円の経費がかかっています。ロンドン・マン島出張(〇六年五―六月)はオリンピックの調査は実質約一時間半で、マン島でのオートバイレース見物を含め、三千六百万円もかけました。

ガラパゴスのクルージングは前述のように、島嶼部の観光振興のための比較調査のために貴重な経験をなされたと思う。現場に行って見てみなければわからないことは多い。それを、部下に任せるのではなく、知事自ら見て経験することはもっと意義のあることだと思う。
ロンドン出張はヘリコプターを使って視察したとのことだが、あの時期、ロンドンはテロの不安があった。日本の首都の知事の安全のためにも、効率よく視察することに意味があったと思う。それに、東京都のオリンピック招致の要は「コンパクトに」というもの。狭い範囲で集約できるようなオリンピックを目指しているという。そういう意味でも、ヘリコプターで都市の全体像を一気に把握する視察の方法は正しい。
「オートバイレース見物」という言い方に「遊びに行った」ようなニュアンスを感じるのは私だけだろうか。現地で石原都知事と密着取材をしたとき、キャッスルタウンで行なわれたPre TTクラシックスでは、現地オフィシャルや日本から同行したレース関係者(MFJ会長ら)などに、休む間なく、運営方法や安全施策、観光施策、経済の状況などなど石原都知事は質問しまくりであった。
マン島に朝10時ごろ到着し、石原都知事らがホテルにチェックインして一服したのは午後の4時ごろ。1時間程度休憩して、再び夜遅くまで予定が詰まっていた。
なお、石原都知事には特別秘書の方がずっと付いていたが、その人は通訳も兼ねる才女。政府のVIPなどにも対応する専門通訳兼秘書業務もこなせる人であった。そのような貴重な人材の安全を確保し、分刻みのスケジュールの中打ち合わせをするのはファーストクラスが適当な場所ではないのか。

 (中略)地方自治体職員の旅費は自治体の条例で定められており、埼玉県知事はホテル代を条例の範囲内に収めています。しかし、石原知事はどの出張でも条例の規定の二倍から三倍、ときには六・六倍もの高額なホテル代を支払っています。

安くて安全に要人を泊められるホテルなどあるのだろうか?
私はこの夏、北海道の襟裳岬を通過中、天皇陛下とすれ違ったけれど、そのときは数百人体制の私服警官を数十キロに渡り配備し、通過前後の数十分ほどは完全に交通を遮断する念の入れようだった。はじめは税金の無駄遣い、と感じたけれど、日本の象徴が簡単にテロに遭うようなことになったら、世界に日本は治安が悪いと言うようなものになるので、象徴を安全に襟裳岬観光に連れ出せるような環境作りは国の政策なのだ、と理解した。

 

共産党都議団の吉田信夫幹事長は「石原知事が、福祉や暮らしを切り捨てる一方、自分は税金を使った超豪華海外出張を繰り返していることは許されない。こうした税金の浪費を厳しく追及していく」とのべました。

確かに、我が国の問題は「優先順位」であると常々思っている。石原氏のやり方、考え方に反論を感じる部分も多々ある。海外視察の前にやるべきこともたくさんあるだろう。しかし、現場を見ずして理解できることがあるのかどうか。一概に批判ばかりすればいいというものでもないと思う。

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2006.11.23

横浜市センター南駐輪場はバイク受け入れ開始

(2011年2月15日:追記・加筆修正あり)

横浜市都筑区にある横浜市営地下鉄センター南駅の駐輪場では、125㏄以上のバイクも受け入れてます。

浜市では条例で駅前公営駐輪場は今のところ自転車と原付のみとなっていますが、一部駐輪場では暫定的に受け入れをしていました。

センター南駐輪場の場合、係員はおらず、自動販売機での券売となっているため、本来は125㏄以下の原付のみの受け入れですが、黙認されてきた経緯がありました。

8月1日に、センター北寄りに第二駐輪場ができ、125㏄以上の「バイク」はそちらに停めるよう張り紙がありました。

気になる料金は自転車・原付は1日100円、バイクは120円 中型200円・大型300円となっています。

他に定期駐輪もあります。

詳しくは横浜市の自動二輪駐車場のサイトを。

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2006.11.22

新城ラリーのフィールドノーツ

先週の日曜日、11月19日(日)に愛知県新城(しんしろ)市に、新城ラリー2006を観に行ってきた。今回の視察は、「公道モータースポーツ」をテーマにした博士論文のための比較調査で、ざっくり全体像を観るのが目的。9月のWRCラリージャパン(十勝・帯広地方)に引き続き、クルマは門外漢の私だが、運営方法や地元住民の雰囲気などを感じることができた。

これからモータースポーツを地域活性につなげたい地方自治体やバイク関係者、地域団体のみなさん、画期的な前例として新城ラリーは参考になるのではないだろうか。

以下、フィールドノーツ(未完)から。


●新城(しんしろ)ラリーについて

・新城ラリーは地域活性法認定第一号として行政全面協力のモータースポーツとしては日本で初めて行なわれた。
・DOS(Do Outdoor Sports)地域再生プランは、自動車ラリー、パラグライダー、自転車レースなどアウトドアスポーツで地域振興を図るもの。
「新城市の地域資源である豊かな自然を活用したアウトドアスポーツのまちづくりを進め、経済の活性化と雇用の創出を図る。道路・河川使用許可等の条件整備を行い、アウトドアスポーツ大会を積極的に誘致し、流入・交流人口の増加につなげ、若者が恒常的に集う元気なまちの実現を目指す」(新城市役所のサイトから)
※地域再生計画は全部で5つ認定されている。DOSはそのうちの一つ。
・ラリーは3回目で地方選手権として開催されている。来年からは全日本選手権への昇格が決まっている。来年の日程は2007年11月8日~10日の3日間の予定で、全日本選手権の最終戦として開催される。
・DOSプランの一貫として、すでに自転車レース「ツール・ド・新城」を開催。耐久レースだけでなく2.7kmの公道を閉鎖したスプリントレースを行なっている。ツール・ド・新城には1200名の参加があった。
・今回のスタート地点の会場は旧鳳来町のほうらい公園。JR飯田線本長篠駅から徒歩10分ほどの小高い丘の上にある公園の駐車場にSS(スペシャルステージ)が設けられ、タイムアタックが行なわれた。

●新城市概要

・新城市は2005年10月1日に新城市・鳳来町・作手村3市町村が合併しできた。
・新城市は人口5万2000人、面積499平方㎞。主な産業はかつては林業だったが、現在は近隣の工場(トヨタ)など。

●当日の様子

・スタートは7時から。豊川から始発だと最寄りの本長篠着は7時ちょうどなので間に合わなかった。
・駅舎にはラリーのポスターはあるものの、会場がどこにあるのか、また盛り上げるようなのぼりなどは出ていない。
・駅から80mのところにバスのロータリーがあり、無料シャトルバスのポスターが。しかし、何時から運行するか書いていなかったため諦めて歩いて会場を探す。
・駅近くにラリーのための無料駐車場があり、その案内の看板は出ていた。案内係の人に会場の場所を聞いて歩いて向かう。
・公園入り口で自主的?とも思われる軽トラックの仕出し屋さんが出店していた。地元のお年寄りがサンドイッチ(200円)、おにぎり(300円)、炊き込みご飯(250円?)など格安で販売。出店料やマージンがないため安いのかもしれない。
Cf.十勝WRCラリージャパンの食べ物は総じて高かったので(串もの400円程度、ご飯もの800円程度)マージンが高いと思われる。
・ほうらい公園の来場者は約3000人と推定。朝7時の時点ですでに1000人ほどが集まっていた
・セレモニアルスタートは7時から約1時間かけて行なわれ、スタートしたクルマは林道セクションのSSに向かった。
・セレモニアルスタートのフラッグはレースクィーン2人が大きな新城市旗を振っていたが、おそらくプロでないのか、コートを着たり、笑顔が崩れたり、二人でおしゃべりしていたり、姿勢が悪かったり、白いフラッグを地面に付けてしまってどろどろにしたりと、ちょっと興ざめ。
・セレモニアルスタートと公園で行なわれるSSの間に道路閉鎖のインターバルがあって、その間に来場者がどんどん増えた。
・公園の上で行なっているので、選手紹介のアナウンスは下の道まで聞こえたが、かすかに聞こえる程度。運動会並みだった。クルマの排気音などはほとんど聞こえないか気にならない程度。
・ほうらい公園には地元の出店によりお祭りのような雰囲気に。子どもが楽しめる屋台から、地元特産品の販売、パラグライダーのデモ、ロッククライミング体験などが行なわれたいへん賑わっていた。出店はプロの仕出し屋さんだけでなく、コンビニからの出店でヤマザキの肉まんを売っていたり、八百屋さん?、地元鮎の塩焼き、商工会議所?、商工会女性部など地域の団体が出店。また、来年工場移転が決まっているユアサ工機も出店しPR。ほかに、地元造形作家の出店、奥三河観光協議会のスキー場のPRなども。
・地元密着の出店のため、ラリーに興味のないお年寄りなども観戦ついでに茶飲み話ができる、といった風情だった。
・NPO法人縁日楽校ブースはとくに子どもたちが集まっていて大成功。独自の地域通貨を作って両替をする。地域通貨は間伐材を輪切りにして焼き印したもの。
・シャトルバスは三菱の岡崎工場の社員送迎バスを無償で提供してもらい活用
入場料、駐車場、パンフレットなど新城ラリーは全て無料
・巨大アストロビジョンでのSSからの生中継も、地元企業やラジオ局の協力で無償で展示。
市が使ったお金はわずか●万円(一応伏せる)とのこと。スタッフ、機材などほとんど全てボランティア、協賛で賄っている。
・参加台数は60台限定。70台以上の応募があり、書類選考を行なったとのこと。
・観戦者はマニア1割、普通のクルマ好き2割、残りはクルマ好きとは関係なさそうな地元の家族連れやお年寄りばかり。地元密着のイベントとしては大成功だと思う。
・1000円のマフラータオルを販売、応援に活用していた。昼前の時点で450枚売れたとのこと。
・緑色のマフラータオルは販売ブースに応援などの活用の仕方がポスターで掲示されていて、ラリーカーが来るたびにマフラーを振りながら応援する姿が見えた。
市役所からは約100名が土日返上で無償で対応
・実行委員は焼肉屋さんの社長さん。何かイベントごとをやるにしても、突拍子もないことをしないと全国の注目は得られない、と考え、花火やマラソンではなく、モータースポーツを選んだ、とのこと。
地元のお年寄りに聞くと、「反対なんてなかったな」と皆異口同音に答えた
・一方で市役所の担当者は、理解を得るのはたいへんで説明を何度も行なった、という。
公園内のSSはスチールの仕切りコーナーとロープで仕切られた簡単なもので、スポンジパッドなどの安全策はない。数台、縁石に乗り上げるクルマもいたが、今年は大した事故もなかった。
・昨年は縁石に乗り上げたクルマが横転した事故があったそうだが、観客やオフィシャルへの被害はなかった模様。
・コースと観客との距離は非常に近く、一番近いところで2mほど。WRCに比べて格段に距離が近く、ほとんどノーマルで音に迫力のないマシンばかりでも視覚的に迫力を感じることができた。
・大成功の秘訣は、入場料無料、駐車場無料にカギがあるのではないか。
Cf.マン島TTもほぼ観戦無料、駐車場無料か格安である。そこまで行くのにお金がかかるため、遠方からの来場者への配慮だと思われる。
SSの1台目、ゼッケントリプルゼロ?はなんと市長さん自ら自走で登場。SSの途中でクルマを停めて挨拶をした。通常、こういったイベントの場合、首長はスタートフラッグを振るなどの登場の仕方をするが、実際に走ってみせるというのは市民の理解を得るための大きなアピールになる。クルマは公用車ではなく、自家用車のアウディであった。手を振りながら退場し、うっかりコースミスも。
Cf.マン島の観光大臣も自ら走ることで有名。かつてはマンクスグランプリに参戦経験があり、TTレースではラップ・オブ・オナーのパレードラップに参加している。また、TTウィーク中、バイクであちこちに登場したりもする。
・セレモニアルスタートの脇やステージ脇に置かれたスポンサーを掲示する看板は、地元林業の間伐材を使っていた。
・参加マシンはチューニングしてそうなラリー専用車が3割、残りは普段は自家用車であろうと思われるステッカーチューンもほとんどしていないもの。軽自動車(ミラ)の参加もあった。

●その他、メモ

・競技会の名称……2006年JAF中部・近畿ラリー選手権第6戦 新城ラリー2006
・開催日程……2006年11月18日(土)~19日(日)
・開催場所……愛知県新城市
・オーガナイザー……モンテカルロ・オート・スポーツ・クラブ(JAF加盟クラブNo.23011
・競技内容……スペシャルステージラリー開催規約に従ったスペシャルステージラリー
・スペシャルステージの路面の種別……舗装路面
・コースの総距離……160km(内スペシャルステージ7か所・合計40km)
・前座イベント……18日(土)新城文化会館にて、レプリカカー展示&レースクィーン撮影会、エコドライブラリー「奥三河“味・走”選手権!」、市民感謝祭「あののんまつり」、新城ラリー2006開会式

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2006.11.21

モトルネ筑波チケット差し上げます

11月26日(日)に筑波サーキットで行なわれる、モトルネッサンスin筑波の招待券をご希望の方に差し上げます。
なるべく、レース・モータースポーツ観戦初心者を引きずり込める方に差し上げたいと思います。

残り3枚あります。先着3名に1枚づつ差し上げます。
ご希望の方は、Mixi経由でメッセージを送って下さい。

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回避できない交通事故

日本では任意保険の過失割合という妙なものがあって、「両方動いていたらどちらにも過失が生じる」という不思議な常識がある。
しかし、法律を遵守して走っていたとしても、絶対に避けきれない交通事故というものは確かにある。

以下、自動車ニュース&コラム(2006年11月19日号その2)のまとめ記事から。太字は筆者による。

◆自転車の高1死亡事故、「回避は無理」と会社員(29)無罪。徳島地裁

 「走行車線が青信号の時、 運転手は横断歩道の赤信号無視で人が横断してくる事まで予想して走行する注意義務はない」、「交通法規を順守していても事故を回避できなかった」として、無罪(求刑禁固8月)を言い渡した。

 徳島地検は当初、不起訴としたが、徳島検察審査会は「車が赤信号を無視した可能性がある」との遺族の訴えを受け不起訴不当と議決。同地検は再捜査の結果、「信号は青だったものの、安全確認の注意義務を怠っていた」として在宅起訴していた。

 判決理由は「60km/hの場合、衝突地点の約32.75m手前で急ブレーキを踏めば事故は回避できたが、検証によると、被害者の姿をかろうじて認識できるのは27.55m地点であり、事故の回避は不可能だった」、「制限速度50km/hを守って進行したとしても、被害者の姿を認知することは難しい。 いずれの義務を尽くしても、事故を回避することはできない」とした。

しかし、問題点も残る。毎日新聞11月18日付けヤフー経由の記事のウエブ魚拓によるキャッシュ

毎日新聞の報道にもあるように、自転車の運転手が死亡しているため、この判決は自動車の運転手の言い分のみを採用している、という部分だ。
たしかに、われわれライダーにとっても「死人に口なし」という問題は常につきまとう。
結局のところ、ドライビング・レコーダーやライディング・レコーダー、はたまたサイクリング・レコーダーやウォーキング・レコーダーを持ち歩いて記録して万が一に備えるしかないのか? それとも、国中に監視カメラを設置するしかないのか?

事故がこの裁判の判決通りだったとすれば画期的判決と言えるし、真実が違っていたとすれば空恐ろしい判決である。

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2006.11.18

メーター巻き戻しを知らずに中古車を購入してしまったら?

最近はデジタルメーターが増えてきましたから少なくなってきたかもしれませんが、それでもまだまだ油断ができないのがメーターの巻き戻し問題です。

国民生活センターでは次のような事例を紹介しています。

走行メーターが巻き戻されていたことを知らずに購入した中古車

アドバイス

走行メーターの巻き戻しがあった場合には、販売店がどのように関与したが問題になります。(1)販売店自らが巻き戻しを行い販売した場合 (2)販売店が自ら巻き戻しを行ってはいないが、巻き戻しが行われていることを知りながら、それを隠して販売した場合 (3)販売店は巻き戻しが行われていることを知らずに販売した場合 などが考えられますが、いずれの場合も販売店は、販売の当事者として民事上の責任を免れることはできません。
(以下略)

なお、

平成16年1月以降に車検(新車登録時の新規検査以外のもの)を受けた車は、車検証に車検時の走行距離数が記載されることになりました。

とのことですが、これはあくまで車検のある排気量の二輪車までのことなので、250㏄以下の軽二輪車や原付自転車は今まで同様、消費者がメーター改竄に気をつけなければならないでしょう。

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2006.11.17

交通事故時の心のケアをカバーする自動車保険

自動車損害保険の大手外資系会社、チューリッヒ保険会社日本支店では、プロのカウンセリングサービスを提供する「パニックケア」を9月20日から開始している。

この特約は自動車の任意保険の特約で、契約者やその同居家族が対人事故を起こされたときのショックを軽減し不安を取り除くことを目的としたもの。「米国の例では交通事故の経験者の約9%が、PTSD (外傷性ストレス障害)を発症している」としている。

カウンセリングは提携先のグッドウィル・フォーサイトのプロのカウンセラーが、電話カウンセリングまたは面談カウンセリングにより、事故の直後、あるいは事故の後の心理的な悩みのご相談に応じるとしている。対応は、電話や面談によるカウンセリングの予約を24時間行い、最大5回までプロのカウンセラーによるカウンセリングを無料で受けられる

なお、このサービスは当初、関東1都6県への提供で、順次提供地域を拡大する予定だという。

・保険会社の対応が二次被害になんだよ!オマエがトラウマを生んでるんだよ!
とか
・プロのカウンセリングはいいけど、PTSDって精神科や心療内科など医療の範疇なんじゃなかったっけ?
とか
・5回でPTSDが軽減するのか?
とかツッコミどころ満載なのは置いておいて。

東京海上日動ではメディカル・アシストという自動車保険の特約商品がある。
こちらは、事故とは関係なくても緊急医療相談、予約制専門医相談、医療機関案内、転院・患者移送手配を行なうもの。

弁護士を使うほどじゃないけど、医療機関にかかるほどじゃないけど、ってときに、気軽に相談や愚痴を聞いてくれる窓口があると、事故後のストレスはかなり軽減されるかと思われます。

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2006.11.16

内閣府地域活性法による公道モータースポーツ第一号、新城ラリー

来る2006年11月18日(土)19日(日)に開催される新城(しんしろ)ラリー2006は、内閣府の地域活性法第一号認定イベントとして行なわれる自動車ラリー競技である。

これは新城市が市長名で「DOS地域再生プラン(DoOutdoorSports)」を内閣府に提案し認定されたもので、いわば行政側の提案によるモータースポーツの実現と言える。日本では初めてという。

公式サイトを見ると、カーレースに伴う道路使用許可の取扱い(警察庁)(pdfファイル)という興味深い資料も公開されている。
たとえば書き出しは警察庁が定義するカーレースとラリーについての定義。

1 カーレースの定義

( 1 ) この通達において「カーレース」とは、「レース」及び「ラリー」をいうものとする。

( 2 ) 「レース」とは、同一コース上において、2 台以上の車両が同時に発走し、決められた距離を最初に走りきった者、あるいは決められた時間内に最長距離を走った者を優勝者とし、順次順位を決定する競技をいう。

( 3 ) 「ラリー」とは、定められたルートを指示された速度に従って走破し、指示通りの運転の正確さを競う競技をいう。オーガナイザー( 競技運営者) が算出したルートごとの所要時間に対して各参加車両の所要時間の誤
差を減点法で採点するリライアビリティランが一般的であるが、特定の区間の最速タイムを競うタイムトライアルが競技に盛り込まれることがある。

それはともかく、この資料を読むと、どのようにして公道モータースポーツの許認可や関係諸団体や住民との会合を持てばいいのか、一目瞭然。

三宅島TTはもちろん、ニッポン全国でバイクやクルマで町おこしをしたい行政の方、業界の方、新城ラリーの前例はたいへん参考になるのではないだろうか。
ちなみに、新城ラリーは国際格式昇格を目指しているという。

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2006.11.15

第66回デイトナ・バイク・ウィークの日程

来年2007年のデイトナ・バイク・ウィークの公式日程は、

3月2日(金)~3月11日(日)となっています。

その他の日程は、

3月10日(土) デイトナ・スーパークロス by HONDA
3月10日(土)デイトナ200マイル by HONDA

など。
なんと、スーパークロスと200マイルが同じ日程になってます!ホントか?

デイトナ・バイク・ウィークの公式サイトはこちら

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2006.11.14

青山ウェルカムプラザでも本田宗一郎生誕100年イベント

静岡県浜松市では本田宗一郎生誕100周年記念イベントが目白押しですが、本田技研工業(株)本社のある青山のホンダウエルカムプラザでも生誕100年の記念イベントが開催されます。

Honda原点の想い ~いつまでも伝えたいものがある~

日時:11月17日(金)~ 11月30日(木)

この度、創業者の本田宗一郎の生誕100年を機に、「Honda原点の想い~いつまでも伝えたいものがある~」をテーマに、11月17日(金)から11月30日(木)まで、ホンダA型(1947年)、CVCCエンジン搭載シビック(1973年)などの製品と映像、パネルなどによる展示をウエルカムプラザにて開催いたします。

主な展示内容

●製品

ホンダA型(1947年)、カブF型(1952年)、汎用H型エンジン(1953年)、スー パーカブC100(1958年)、耕耘機F150(1959年)、RA272(F1初優勝同 モデル1965年)、RC166(マン島TTレースマシン1966年)、N360(初の本格四輪量産車1967年)、他。

●テーマ別コーナー

・創業者たち ~ 本田宗一郎、藤澤武夫の映像

・モノづくりの原点 ~ 創業期の気概、三つの喜び

・世界的視野 ~ マン島TTレースへの挑戦、アメリカ進出

・モビリティ ~ F1への挑戦、鈴鹿サーキット

・チームワーク ~ アイデアコンテスト

・次世代へ ~ 安全運転普及活動、社会貢献活動、ASIMO

今回の展示会は、ウエルカムプラザがリニューアルオープンしてはじめての大規模なイベントと言えるもので、11月19日(日)10:00~15:30には、第10回カフェカブミーティング in 青山も開催される。

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2006.11.13

失敗まんだらを事故防止に活かす

六本木ヒルズの回転ドアの事故検証で一躍有名になった失敗学の畑村洋太郎氏。氏が中心となって、独立行政法人科学技術振興機構(JST)失敗知識データベースを公開している。

例えば、自動車のカテゴリーでは、「交通誘導員が工事車両を誘導中に普通乗用車にはねられる」という事例をもとに、シナリオ失敗事例のまとめが公開されている。

失敗知識とデータベースは以下のように分類、カテゴライズし、多角的に評価できるようになっている。

失敗に至る脈絡を原因、行動、結果の観点から階層的にまとめた「失敗まんだら」(原因まんだら、行動まんだら、結果まんだら)を作成し、原因、行動、結果のキーフレーズを因果関係を考えて配列した「シナリオ」によって失敗知識を表現

Pict11
(失敗シナリオの立体表現 より引用)

なかでも、失敗まんだらからわれわれライダーとして、交通に関わるものとして、いや、人として学ぶべきことは多い。詳しくはこちらを読んでいただくとして、事故が起きたとき、起きそうになったとき(ヒヤリ体験)、一つ一つ言語レベルで表現して(つまり、文字に起こして)原因を考えることは、事故防止にもっとも役立つことなのではないだろうか。

交通事故、サーキットでの事故、あるいは企業でのヒューマンエラー防止に、一度、失敗まんだらを参考にしてみてはいかがだろうか。

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2006.11.12

キムタクが「事故りかけた」と発言?

映画「武士の一分」に主演のキムタクこと、木村拓哉のニュースとして、

「キムタク『武士』ロケ後に事故りかけた」

というタイトルが流れた。(ソース:goo 映画)

私はそもそも、「事故を起こした・事故に遭った」というべきときに「事故った」「事故る」とカジュアルに表現することが大嫌いだ。
そういう言い方をする人は交通事故を甘く考えているだろうし、悲惨な事故に対する想像力が欠如していると思うからだ。

交通事故は年間93万件届け出がされている。交通事故で死亡するのはそのうち6,871人(2005年、24時間以内死者数)だけだけど、93万件に関わった人たちはみな、死亡の可能性を帯びる。
日本人の年間死者数(病死・事故死・自然死すべて含めて)は約107万人。交通事故による死者数はそのうちの1%以下ではあるが、交通事故で死の危険にさらされる人は毎年の死者数に匹敵するわけだ。
それほど交通事故は日常茶飯事ではあるが、病気と違って防げるときは防げるのだから、まずは意識から変えていきたい。
それが、「事故る」という言葉を使いたくないという私の主張の理由だ。


ところで、キムタクという日本を代表するアイドルかつ俳優は「事故りそうになった」と発言したのだろうか?

記事を読んでみると、本人が言った言葉ではないことがわかる。

撮影時のエピソードを聞かれ「何を話そう…」と考えている間に、共演の笹野高史(58)がマイクを強奪。「事故りかけたんだって」と、木村がロケ後に自動車を運転中、あわや事故になりかけたことを“暴露”した。

「事故りかけた」と言ったのは、団塊世代の俳優であった。

とはいえ、漫然運転は道路交通法違反である。
漫然運転、脇見運転、運転操作不適、動静不注視、安全不確認をまとめて「安全運転義務違反」といい、道路交通法第70条の規定に違反する行為となっている。
2005年の安全運転義務違反による死亡事故は3,337件で、全体の55%を占めるほどになっている。

キムタクが仮に公務員で、暴露された内容が飲酒運転に絡む話なら懲戒免職になるはなしだ。
俳優魂を追究するのはいいけど、他人を巻き込む恐れのある運転中は慎んでいただきたいものである。

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2006.11.11

ついにETC車載器O円!ただし予想外のヤフーだけに

ついに、ETC車載器もセットアップ料金も送料も、み~んな0(ゼロ)円!ってなサービスが始まりました。

ただし。

予想外のヤフーだけに、条件がた~くさんあります。

条件1.ヤフージャパンETCカードに加入

条件2.車載器は古野電気(株)のものだけ

条件3.リース制度による導入に限る(つまり、5250円分はヤフーが負担するのではなく、財団法人道路システム高度化推進機構(略称:ORSE)の助成による)

つまり。
今回は二輪車ETCは関係ないっつーことで。

でも、いつなんどき、二輪ETC車載器タダっていうサービスが始まるとも始まらないとも限りません。いったい、いつがお買い得なのやら。

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2006.11.10

上野公園駐車場

南方熊楠展を観に、上野公園にある国立科学博物館に行ってきた。

上野公園の美術館などに行くときは、いつも上野公園駐車場を利用している。

ここは1回200円と超格安。しかし、入り口がわかりにくいためか、以前はけっこう空いていた。
久々に行ってびっくり。以前は数台が停まっているだけだったが、今は30~40台はいるだろうか。以前にクルマ用だったワクをつぶしてその奥の植え込みの土の上にまで停めるようにしている。屋根はなく露天。管理人室の目の前のため、治安は良好と思われる。

係員の男性にたずねたところ、やはり6月からの駐車取り締まり方法変更が効いていて、急にバイクが混み始めたのだという。

料金的に安過ぎる気もするけど、この界隈じゃ貴重な駐輪場なので、このまま上手くクルマとバイクの共存をしながら駐車場を運営していって欲しいものだ。
なにしろ、係員さんたちは5人も6人もいるんだし。

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2006.11.09

本田宗一郎、11月17日生誕100年

11月17日は、本田技研工業の創設者、本田宗一郎の生誕100年なんだそうです。

縁の地、浜松市では、本田宗一郎生誕100年記念事業実行委員会が設けられ、さまざまな催し物が企画されています。
本田宗一郎生誕100年関連の公式サイトはこちら

公式サイトからさまざまなイベントを抜粋しました。

■記念式典
とき 11月12日(日) 午後1時~4時30分
ところ 天竜壬生ホール(以下壬生ホール)
< 第1部>記念式典
< 第2部> 表彰式:本田宗一郎伝記読書感想文コンクール、本田宗一郎似顔絵、オートバイ絵コンテスト
< 第3部>記念公演:《伝統・芸能とコンテンポラリーダンスの共演》《ミュージカル「SOICHIRO物語」》
※入場整理券の配布終了

■遺品展:本田家から寄贈を受けた約1000点にのぼる宗一郎の遺品の一部を展示します。
とき 11月11日(土)~19日(日)
ところ 秋野不矩美術館市民ギャラリー
< ルーツ>大工道具、うすときね、糸くり機、碁盤、火縄銃など
< 偉業>賞状、トロフィー、盾、メダル、似顔絵、肖像画など
< 趣味>彩色・水墨画、絵の具、ゴルフクラブ、カメラ、写真など

■記念祭:《展示》
とき 11月4日(土)~26日(日)
ところ 壬生ホール展示ギャラリー
内容 1. F1、GPマシン展示、2. 名車展示(ドリームほか)、3. 本田宗一郎「軌跡展」(懐かしい・秘蔵パネル写真の展示)、4. 本田宗一郎「空への夢」(幼少年時代のエピソードと関連写真の展示)、5. 似顔絵・バイク絵コンテスト作品展示

自慢のポンポン大集合in天竜》:参加者の愛車展示などを行います。
とき 11月12日(日)午前9時~
ところ 壬生ホール芝生広場

セレモニー
とき 11月12日(日)午前9時30分~
ところ 壬生ホール芝生広場内 容 若杉太鼓、マン島TTレース出場ライダー紹介など

子どもものづくり体験教室》:ASIMO・紙飛行機などの工作を行います。
とき 11月12日(日)午前10時30分~
ところ 壬生ホール芝生広場

《記念講演「おやじさんを語る」》:マン島TTレース出場ライダーや関係者によるトークショーを行います。
とき 11月18日(土)午後1時開場、午後1時30分開演
ところ 壬生ホール

■ASIMOショー
※入場整理券の配布終了


とくに11月18日の記念講演が気になります…。

続きを読む "本田宗一郎、11月17日生誕100年"

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2006.11.08

池袋の藤久パーキングはスゴイ

先日、所用があって池袋に行ってきました。池袋は都内でも有数のバイク駐車場・駐輪場の整備が進んでいる街で、バイク駐車取り締まりも激しく行なわれている地域でもあります。

さて、今回用事があったのは南池袋・西池袋側なんですが、前々からチェックしていた藤久パーキングを利用してみることにしました。
ここは私営の平面&二階建て駐車場で、バイクは排気量に関わらず入り口左側の屋根付き駐車場に停めることができます。

台数は約5台。
料金は初めの1時間300円(S-PARK for Ridersの情報とは変更されてます)、以後、30分毎に150円。
営業時間は平日7時~24時、日曜日8時~23時、祝祭日8時~24時。

さて、バイク駐輪場として素晴しいと思った一点目は、西武デパートで2000円以上のお買い上げで1時間30分無料になることです。
同様に、2軒隣のジュンク堂書店の利用でも割引を受けることができます。

もう一点。この藤久パーキングは私営なのとけっこう出入りが激しいため、係員が常に4~5人いらっしゃいます。なので、治安対策はばっちりです。で、申し出ると管理人室でヘルメットを預かってもらえるのです。ちゃんとホワイトボードに書き込んで管理も徹底しています。

停める場所がけっこう狭いのが難点ですが、今後も池袋に来るときは利用したいと思った二輪車駐車場でした。

ちなみに、木曜日の午後の利用でしたが、5台のスペース中、2台利用されてました。

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2006.11.07

この冬は充電式カイロで乗り切ろう

あのジャパネットたかたの高田社長も「スゴイ電池です、みなさん」と絶讃の、三洋電機エネループシリーズ。使い捨てない充電池がキャッチフレーズのエネループシリーズに、充電式カイロが新たに登場する。

2006hokkaido2

充電時間は5時間とやや長いが、強モード43度5時間、弱モード41度6時間の持続時間と切り換えスイッチがある上、オン・オフスイッチもあるため、使い捨てカイロと違って、必要なときに必要なだけ使うことができる。

まさに、寒い冬のツーリングや通勤・通学にピッタリではないか。

気になる価格はオープン価格だが実勢価格で4000円前後になる見込みと報道されている。
発売は12月1日。

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2006.11.05

そうだ、韓国にバイクで行こう

「そうだ 京都、行こう」ってくらいお気軽に、海外バイクツーリングができるように去年からなっていたんだった。

2005年6月まで韓国には日本のナンバーのまま普通乗用車や軽自動車は持ち込みができたが、オートバイは持ち込みが出来なかった。それが、昨年7月より125㏄以上のバイクも韓国に持ち込めることになった。
日本の下関から韓国の釜山までカーフェリーで約12時間。ビザの問題も含めるともっともお手軽に行ける海外船旅となっている。

日本発の国際定期航路は少なく、そのうちの一つが、大阪・神戸~上海を新鑑真号で結ぶ日中国際フェリー。毎週火曜日発。こちらはビザが要るし、バイクやクルマは持ち込めない。

さて。
韓国にバイクを持ち込むには、以下のものが必要だということだ。

【輸出入手続きに必要なもの】

・通関手数料 ¥6,000
・パスポート(1ヵ月以上有効期限があるもの)
・運転免許証(日本・国際免許証の両方)
・自動車車検証(有効期限が1ヶ月以上残っていること)
・認印
・登録ナンバー所轄運輸局の発給する一時携帯輸出の登録証書

ああそうか、一時携帯輸出登録証書がいるから、急に思い立って韓国ツーリングは出来ないのか、残念。

でも、自分のバイクで右側通行できるなんて夢のような時代になりました。
 
かかる金額については乗用車航送諸費用一覧表をごらんください。

大雑把に言って、
二等込み運賃¥48,000+下関港湾施設利用料¥600+車両保険(強制保険)W67.000(15日間)+関税の保証団体手数料W160,000+保証書収入印紙代  W100+釜山港湾税施設利用料  W2,600+燃油サーチャージW3,000くらいです。

1ウォン=0.13円。

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2006.11.04

賀曽利さんの新ツーリング企画、300日3000湯めぐり

「日本の道を知り尽くした温泉のカソリが59歳にして挑戦!!」のキャッチフレーズが付いた、賀曽利隆さんの新ツーリング企画、300日3000湯めぐり

やっぱりびっくりするのがカソリさんの生年。1947年生まれだそうではありませんか。
正直、1日平均10湯ってのはお身体にキツくないのか心配ですが、そこは鉄人、湯あたりしない温泉の入り方を心得てらっしゃるのでしょう。

あと、何がびっくりって、いつもテンションの高い表情のお写真ですが、けっこう自分撮りされているのだとか。

凡人には何が何やら。もうこれは、芸風の域に達してます。

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2006.11.03

清成龍一選手が来年100周年のマン島TTレースに

マン島の新聞社Manx News Papers のウェブサイトIsle of Man Todayの11月2日付けTTニュースによれば、バーミンガム・モーターサイクル・ショーでマン島TTレース100周年プロモーションとして、TTのトップライダーを集めてイベントを行なったそうなんですが、HM Plant Hondaは来年のマン島TTレースに、今年英国スーパーバイク選手権で日本人としては初めてシリーズチャンピオンを獲得した清成龍一選手を来島させるんだとか。

ただし。
本人はレースには出たくないそうで、100周年行事にのみ参加するのだそうです。

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2006.11.02

南大阪・羽曳野のバナーがドゥカティ正規代理店として新規開店

もともとペイントショップから始まった大阪府羽曳野市にあるバナーデザインさんが、11月3日よりDUCATI正規代理店としてオープンすることになりました。の、お知らせです。

バナーのサイトはこちら

11月5日(日)にはオープニングイベントとして全員参加できる抽選会を開催。特等はなんと、ピレリドラゴンスーパーコルサが当たるんだそうです。

……と、珍しくショップさんの告知をしているのは、オープニングにお招きいただいたのですが緒事情(※1)によりうかがえないため、開店祝い代わりだったりします。

バナー様には旧TI、現岡山国際や鈴鹿サーキットのレースに出始めて以来、さんざんお世話になっております。

その昔、かねやんのレトリーバに押し倒されてマウンティングされたのもトラウマにはならず今となってはいい思い出……か?


※1 論文が書き終わりませんっ

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2006.11.01

「バイクもお好き」な池町選手、パリダカ参戦

9月の北海道・十勝/帯広 WRCラリージャパン(※1)のセレモニアル・スタート(※2)で、MCのバイリンガルお姉さんに

池町選手はバイクもお好きなんですよね~

と紹介されていた池町佳生選手。

もはやクルマの人になってしまったのか、、、と一人ギャフンとつぶやいていたわけですが、10月30日付けBig Tank MagazineさんのモシニチPRESSによれば、2007年のパリ・ダカール・ラリーはどうやら三菱で参戦されるとのこと。

トヨタからはやはりバイク出身の三橋淳選手がエントリー。

年賀状発売、とか、クリスマスはどうする、とか、忘年会の幹事は、なんて声を聞くころになると、なんだかパリダカも気になるというのは、もう、年末年始の風物詩って感じですね。


※1 開催を危ぶまれる声もあったラリージャパンは来年、第14戦として、2007年10月26ー28日に帯広市を中心とする北海道・十勝エリアで再び開催されることが決定した。

※2 セレモニアル・スタート パリダカのスタートシーンなどでおなじみの、お立ち台から選手紹介を受けつつのスタート儀式。

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