G-FP2DF1P69Y 球形ロータリーエンジン?: 小林ゆきBIKE.blog

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2006.10.16

球形ロータリーエンジン?

国際モーターサイクルショーに行くとたいてい“トンデモバイク”に出会える。

今回、2番目に驚いた、というか何の意味があるのか?と思ったのは、中国メーカーの世界初『LPG&ガソリンのハイブリッド』スクーター。


もっとも驚いたのがコレ。

『SUPERBALLMOTOR』。

Superballmotr

球体ロータリーエンジンとでも言おうか。
ブースではモデルエンジンが電気でくるくる回っていて、中国人エンジニアが興味深く見ていました。

PERAVESというスイスの会社が発明(?)したもので、サイトに行くとエンジンの仕組みの動画を見ることができます。実際に積んで走った、という写真もあるけど、このエンジンにどれほどの実用性とメリットがあるのか……。

全国の当ブログをご覧の世界の精鋭技術者の皆さん、ゆっきー(サル)でもわかる解説をひとつよろしくお願いいたします。

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コメント

こんばんは、お疲れ様です。もう帰ってきたのですか?
ワタシのブログで紹介させていただきました。
原理はケースの内側にあるガイド溝を、ローターに付いているセラミックボールが滑り、ローターのなかの浮動子がそれに連れて動き、開いたり閉じたりして容積が変化し、吸入行程、圧縮行程をして、スパークプラグで点火して燃焼します。燃焼するとその圧力で浮動子が開きますので、それがセラミックボールを経て回転力になるようです。
よくぞ、これをレポートしていただきました。

投稿: 近藤 | 2006.10.16 20:52

昔のミスターバイク誌の、中沢ヨシオ先生のイラストに出てきそうやなぁ…(^^)

投稿: PUNKY | 2006.10.16 23:21

昔のRX-7みたいに、メリットはやっぱり、
どこまでも駆け上がるエンジンサウンド!

今のご時世マッチしませんね・・失礼。

投稿: 湯田 | 2006.10.30 20:32

 はじめまして.
 
 ロータリーエンジンの特性はやはりピストン,クランクシャフト,バルブなどを使用しないことによる高効率,低振動,稼動部の少数化,軽量,省スペースなどです.
 効率については主にピストンにあるような上下端での停止・加速によるエネルギーロスを廃せることからくる物ですが,これはあくまで机上計算でRX-シリーズに用いられているようなオムスビ形のロータリーは三角形の頂点における圧縮部気密シールの保持が難しいことで損失があり,結果実際の燃費はあまりよい物ではありません.冷間時は特に.もとよりスポーツモデルなので燃費をどうこう言うものでもありませんが・・・
 で,例の球体ロータリーですが,動作については近藤様がすでに述べているとおりだと思います.利点としては先ほど述べたロータリーの物が当てはまります.このエンジンでは一回転ごとに二回燃焼サイクルを行っているため,メーカーによれば4気筒エンジン以上の力を得るのに半分の回転数でよいそうです.
 後は気密さえ保てていればかなりの能力だと思いますが,省スペースとはいえ単気筒よりは大きいためスクーターだと収納スペースはパンパンです・・・
 長々と失礼しました

投稿: tool | 2006.11.02 17:10

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