マン島の速度規制、またも否決される
一昨年から法案が出されている、マン島の速度規制法案。今年もまた否決される見込みです。
(ソース:Isle of Man today、2006年6月19日付けニュース)
マン島は英国連邦に属する緩やかな連合体の国で、UKではなく英国王室属の国。つまり、英領ではないのですが。なので、道路法も独自のものがあり、道路法ができた19世紀末から今日に至るまで、最高速度の規制が原則ありません。(一部、生活道路や市街地は速度規制があるが、一般にイギリスに比べてたいへん緩やか。山間部のほとんどは規制がない。)
一昨年も昨年も法案は否決されました。理由に、議員の大半がクルマ・バイク好きであり、速度規制法案に反対する活発なロビー活動がされていたことが、昨年8月の新聞に書かれていました。
一方、事故の遺族や関係者ら市民サークルなどは、速度規制案可決への市民活動、署名活動などを行なっています。
世界的に見ると先進国ではドイツのアウトバーンが速度無制限(一部制限あり)が有名ですが、佐渡島や淡路島ほどの島嶼、しかもモータリゼーションが進んだ国で規制がないのは珍しいかも。
今後の行方を見守りたいと思います。
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