二輪駐車場整備に国の支援
ニュース初出からちょっと出遅れましたが。
バイク用駐輪場に対しても国の支援、つまり金銭的援助を活用できるようにするんだそうです。(以下、太字は筆者による)
駐輪場整備にも国の支援 酒類免許緩和など34項目政府の規制改革・民間開放推進本部(本部長・小泉純一郎首相)が、駐車場だけでなく自動二輪車の駐輪場整備にも国の支援が活用できるようにすることや、免許ごとに条件が異なっていた酒類小売業免許の規制緩和など、34項目の規制緩和を進めることが16日、明らかになった。
17日の同本部で政府方針として正式決定し、各省庁が2006年度中に法改正など必要な措置を行う。
都市の駐車場整備を促進するための駐車場法では自動二輪車が除外されているため、自動二輪車用の駐輪場には国の支援が使えなかった。自動二輪車も法の対象に加えることで地方自治体による整備を加速させる。
(共同通信) - 2月16日21時56分更新(ソース:ヤフー/共同通信)
むむ、なんか順番が逆じゃあ? 駐車場法の自動二輪除外規定をなんとかする方が先なのでは?
ところで、最近ホントに二輪車の駐車取締りが増えていると思いませんか。それには、こんな背景があったのでした。
信号バリアフリーは56% 05年度末、目標に及ばず施行後5年が経過した「交通バリアフリー法」に基づき高齢者や障害者の移動をスムーズにする施策のうち、信号機のバリアフリー化率(対象となる交差点の達成率)は2005年度末には56・3%となる見込みで、目標を7・7ポイント下回ることが16日、警察庁のまとめで分かった。
一方、通行の妨げになる歩道上のバイクなどの駐車違反取り締まりを強化した結果、2000年は年間約2万9000件だった取り締まり件数が、昨年は約11万件と約3・8倍に急増していることも分かった。
(共同通信) - 2月16日10時19分更新(ソース:ヤフー/共同通信)
「交通バリアフリー法」施行5年、信号機の56%改良警察庁は16日、高齢者や障害者が安心して出かけられる施設整備を目指す「交通バリアフリー法」施行から5年間の推進状況をまとめた。対象となる信号機のうち、56.3%が改良されたほか、歩道上の通行の妨げになる二輪車の駐車違反取り締まり件数は5年間で4倍近くになった。
同法は1日5000人以上が利用する駅の周辺など一定の要件を満たす地区について、高齢者などに配慮した施設整備を求めている。この地区にある信号機のうち、56.3%が青信号を知らせる音響装置を付けたり、ボタンを押せば青の時間が長くなるなどの改良を行ったという。
横断歩道を338カ所新設したほか、「止まれ」などの道路標識8498枚を夜でも見やすいよう明るくした。また、二輪車の駐車違反取り締まり件数は、同法の対象地区以外も含めて、2000年の2万8759件から05年は10万9506件に増えた。 (11:00)
(ソース:日経)
そんなの知らなかったよーの電気用品安全法じゃないが、交通バリアフリー法なんて、知らなかったよー。
警察はこれを根拠にバシバシ二輪車を取り締まっていたわけですね、合法的に駐車できる場所がほとんどないというのに。もちろん、通行の邪魔になるところに停めてはいけないわけですが、通行の邪魔にならない場所(例)もあるわけで。
こういった、歩道橋の下など使わない場所を有効に使うような手立ては必要ではないでしょうか。東京都の場合、デッドスペースを柵で囲うのはホームレスが住み着かないための対策でもあるわけで、自動二輪が駐輪できるようになれば一石二鳥です。
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コメント
とうとう高輪周辺歩道も即ワッカはじまりました。
今日はカギ『』されてしまったので30分おきにチェックしに行ってますorz
投稿: orz | 2006.02.27 16:45
ジャーナリストを名乗るくせに、交通バリアフリー法も知らなかったんですか?
エゴ丸出しのバイク乗りの視点でしかものを語れないのはいかがなものでしょうかね。
投稿: 一般ライダー | 2006.03.01 21:59
春ですねえ(^o^)y-゜゜゜
投稿: 春 | 2006.03.04 07:48
バイクに関した社会的問題を取り上げるジャーナリズムって正直少ないですね。
どちらかと言うとこのサイトは良い方でしょう。
雑誌などの出版物では商業的な兼ね合いもあってそれが顕著で、バイクの性能やカスタムなどの記事程度しか書けない・書かせてもらえないのが多い。
ただ、バイク乗りの年齢層が高くなってきたこともあり、いつまでもそればかりでは困りモノ。
社会性を考えられる大人の記事が増えることを望みたいですね。
そう言う視点が乏しいようではいつまで経っても「バイクはガキの乗り物」なんてイメージを払拭できないかもしれません。
投稿: ちょっと通りますよ | 2006.03.07 09:41