G-FP2DF1P69Y バイクとNPO: 小林ゆきBIKE.blog

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2005.12.26

バイクとNPO

以前に、「ライダー自身の団体はない」と自民党に行ってきました、の回で書いたが、本当にないんだろうか。

(自民党から)「二輪車の関係団体ってないんですか」とも聞かれました。一応、NMCA日本二輪車協会と自工会を挙げておきましたが、両団体ともメーカー主導の団体であって、圧力団体として力を持っているトラック協会だとか労連とは性格が異なる。事実上、ライダー自身の団体はないんだなあ、と顧みざるを得なかった。

そういえば、財団法人とかじゃなくてNPOというものあったなあ、と思い出して調べてみた。

NGOとは、内閣府国民生活局市民活動促進課のサイトNPO公式ホームページによれば、

NPOとは 継続的、自発的に社会貢献活動を行う、営利を目的としない団体の総称です。

だそうである。NPOのメリットとしては、NPO法は「法人格付与制度」なので、これまでは銀行で口座を開設したり、事務所を借りたり、不動産の登記をしたり、電話を設置するなどの法律行為を行う場合は、団体の名で行うことができないなどの不都合が生じていたのを、NPOなら団体名義で契約を締結することができる、土地の登記をできるなど、団体がいわゆる「権利能力の主体」となり、団体の代表者個人としての名義を使うことなく、団体自身の名義において権利義務の関係を処理できる点にある、という。

その活動の内容は特定非営利活動促進法第2条によれば次の通り。

一 保健、医療又は福祉の増進を図る活動
二 社会教育の推進を図る活動
三 まちづくりの推進を図る活動
四 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
五 環境の保全を図る活動
六 災害救助活動
七 地域安全活動
八 人権の擁護又は平和の推進を図る活動
九 国際協力の活動
十 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
十一 子どもの健全育成を図る活動
十二 情報化社会の発展を図る活動
十三 科学技術の振興を図る活動
十四 経済活動の活性化を図る活動
十五 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
十六 消費者の保護を図る活動
十七 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動

なるほど、NPOはボランティアとか人道支援とかだけじゃなく、スポーツ振興なんかも関わってくるわけですね。バイク関係の団体も十分資格がある団体はたくさんあるのではないか。

そこで、すでにNPOとなっている団体、またはNPOを目指す団体を調べてみた。以下、カテゴリーはランダムですが。

昭島バイクレスキュー隊
こども二輪塾
広島レスキューサポート・バイクネットワーク
NMA
NPO日本救難バイク協会 静岡県支部
三沢モータースポーツ協会
Harley - Jamboree
日本パーキングビジネス協会
BMWモーターサイクル・オーナーズクラブ日本支部
GRA ジムカーナライダースアソシエーション
福祉作業所 ひばり園 バイクに使われるベアリングの加工などを行っている。
アニミ ネットカフェを通じてバリアフリー・ノーマライゼーションを推進。代表タロさんのサイドカー試乗会も行っている。障がい者の運転免許取得についてのアドバイスも。

なるほど、オーナーズクラブもNPOになれるのかー。こうして並べてみると、大小、けっこうたくさんあるんですね。

NPOの利点は、法人格を取ることで所在地や代表者を公表しなければならないこと。逆に言えば、たとえば募金活動を行う際に、身元をハッキリさせることができるから怪しいと思われることが少なくなるというわけ。なので、たとえば有名ライダーさんが世のため人のために何かをするとき、順序としてまずは腹を据えてNPOを設立するかNPOを通じて活動を行うようにすれば、社会に対して透明性が出るのではないでしょうか。

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