高速道路無料化~民主党のマニフェストの先にあるものは
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★2009年7月9日追記★
検索でたどり着いた方へ。
この記事は2005年に書いた古いものですので、現在の民主党やその他政党のマニュフェストは改めてご確認ください。
★★★
衆議院選挙ですね。
ハイカ廃止、不透明な二輪車用ETC問題、高速道路の料金格差問題など、高速道路二人乗り解禁されてもまだまだ問題は山積みです。
われわれライダーにうれしいマニフェストを出している政党はあるのでしょうか。
7〈構成・透明な市場経済へ〉 官製談合を根絶し、道路公団廃止と高速道路無料化を実現します。(民主党マニフェスト重点項目より)
なるほど、高速道路無料化はありがたい。しかし、高速道路無料化すると、所得税、消費税、ガソリン税が上がるのでは?
例えば、高速道路が無料のイギリスでは今ガソリンは約200円です。軽油はもっと高くて205円くらい。消費税は確か17%、マン島は14%です。
高速道路は無料ではありませんが日本の高速道路料金の5分の1程度で、高速道路民営化を果たし小泉首相が視察に行ったイタリアは、給料に対する手取り額は約50%です。税金が高いのです。
北欧諸国はバスや電車の初乗り料金が約400円から500円です。
……てなことにならないか? 民主党のマニフェストには高速無料化するための財源確保に言及していないではないか。そこで各論を見ると、ありましたー。
③道路公団を廃止し、高速道路を原則無料化します。現在の道路公団民営化の仕組みでは40 兆円の借金を減らすことはできず、ムダな高速道路をつくり続けることに変わりはありません。一般道路建設を目的に徴収している年間6 兆円に及ぶ税金が、国では余っているにもかかわらず、そのお金は高速道路にはまわりません。その結果、日本の高速道路の料金は世界一とも言われる高さです。民主党は、高速道路を使いやすくし、物流コストの引き下げ、生活の利便向上をめざしてフリーウェイ(無料化)にするとともに、さまざまな「族お化け(税金をムダづかいする既得権益集団)」がはびこっている道路を「つくる、利用する、管理する」それぞれの面において、地域と国民の手に取り戻します。多額の投資をしながら有効活用されていない高速道路をいかすことで、地方を活性化するとともに、流通コストの削減を図ります。不透明な道路特別会計や道路公団の実態を精査し、具体的な無料化計画を策定します。そのうえで、高速道路は3 年以内に、一定期間一部大都市を除いて、無料とします。道路関係四公団(日本道路公団、首都高速公団、阪神高速公団、本州四国連絡橋公団)は廃止します。料金徴収が不要となるなど無料化によってコストが削減されるだけでなく、出入口を大幅に増設できることから、地方の高速道路が暮らしにいかせる道路としてよみがえります。また農産物、畜産物、水産物の消費地への流通コスト、時間コスト削減は、農林漁業など生産者の基盤強化にもつながります。高速道路に係わる債務返済と道路の維持管理には、年間2兆円の財源が必要ですが、国と地方を合わせて約9 兆円の道路予算の一部振り替えと、渋滞・環境対策の観点から例外的に徴収する大都市部の通行料でまかないます。
なるほどー。民主党の試算によれば、一般道路の財源を振りあてれば十分やっていける、ってことなんですね。
だがしかし。バイク乗りの不利益には言及されてないではないかー。
調べてみました。ただしネットでですけど。
積極的に二輪問題に取り組んでいる民主党のうさみ登議員が衆議院内閣委員会でこんな質問をされています。
○宇佐美委員 出ているのが四月の一月間の事故件数だと思いますけれども、その中で、オートバイ二人乗りの死亡事故は二件、二人だということでございます。 この二件、二人というのは、一件に二人乗りしているうちの両方とも運転手さんが残念ながら命をなくしているわけですけれども、この二件とも違法な中で行われている。片方は無免許、もう一件は十七歳ということで、この二人乗りについては私はずっと進めてきたわけですけれども、こうやって結局、一人乗りでもそうなんですけれども、合法的な運転をされている方の中ではいまだ、少なくとも私の聞いている限り、五月はまだゼロ件というふうに速報的なもので聞いておりますので、合法、つまり免許をきちっと持って、三年以上持っていらっしゃって二人乗りをしている方の死亡事故はまだゼロ件だというふうに理解しておりますけれども、それでよろしいですか。○矢代政府参考人
お答え申し上げます。そのとおりでございます。
去年のここも面白いですけど。
たまたま今回の私の記事は民主党について調べてみましたが、他政党はどうでしょうか。二輪問題に取り組んでいる政治家や政党はありますでしょうか。
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