[お試し需要]」レンタルバイクは業界を救う?
バイクネットのメールマガジンのコラムにレンタルバイクの件について書きましたが。
などとため息をつきつつ、奥さんの顔色をうかがっている元ライダーの皆さん。 これからライダーになりたいが先立つものが足らない皆さん。 たまには愛車じゃないバイクに浮気したい皆さん。 毎日乗るんじゃなければ、買わなくてもバイクを楽しめる方法があるんです。 それが、最近増えてきた「試乗車」を乗り倒してみる、という方法。
そういや、最近レンタル楽器をめぐるニュース記事があったなと思い出したけどすでにキャッシュも残ってないようなのでネタフルさんとこのこの記事にトラックバック。
ネタフルさんの言うように、レンタルというシステムは
ものすごく入り口のハードルを低くしている
と言える。引用されていた記事によると、
「当初は実販売とシェアの奪い合いになる懸念があった」(伊奈正美社長)というが、実際には相乗効果が出た形。レンタルの最短期間が終了し、延長に入った段階で1割がその楽器を購入した。
「その後、やめた人もより上位の機種を購入するなど、結局レンタルした人の6割が購入に踏み切っていた」
なんと! コンバージョン率、実に1割ないし6割ですよ、e-ビジネスな皆さん!
このレンタル楽器のビジネスモデルは「趣味としてのバイク」の分野なら十分応用出来るのではないかと思う。
400cc借りてみたけど物足りなくて大型二輪免許取りに走ったとかさ、国産車借りてみてもっと所有欲満たしてくれる外車買っちゃうとかさ。
と思ったら、すでにビジネスモデルとしてのレンタルバイク事業をしている会社を見つけた。ビンゴクラブ本部さん。
ところで、レンタルでお試し→購入、というビジネスモデルを実現するためには、結局、その商品の販売もしてなくちゃいけないんだよね。つまり、既存の販売店がレンタル事業もやるって形態。
レンタルバイク事業のみで会社を成り立たせることは出来るかもしれないけど、レンタルバイクだけの会社形態をレンタカーのように文化として定着するかどうかはちょっと疑問。
「足としてのバイク」の分野には必ずヘルメットやグローブ、ライディングジャケットなどのギアも必要なんで、クルマとは違った道具を用意しとかなきゃならない。
実際にはレンタルバイクだけで事業を成り立たせているレンタルバイク屋さんもいくつかあるけれど、全国的にどこの駅前でもバイクを借りられる、という状況には至っていない。
ともあれ、奥さん対策(100万円のバイクでヴィトンのバッグが10個くらい買えるかもしれないのに)や、自宅の駐輪場問題(場所がないだけじゃなく、盗難も心配だ)を鑑みると、レンタルバイク事業はこれから成長する分野ではないかと思った月曜日でした。
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