G-FP2DF1P69Y 頑張れ!トランポリン中田大輔: 小林ゆきBIKE.blog

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2004.11.05

頑張れ!トランポリン中田大輔

【7月の記事から引っ越して来ました…11月5日続報あり】

皆さんは経験ありませんか? バイクを運転中、故意に嫌がらせをされたこと。
次に紹介する事例は、実際にぶつかってしまい、選手生命を危うくする重傷を負った事例です。

トランポリンのプロ選手、中田大輔さんがバイク乗車中、追突されひき逃げされた事件の続報から。

日本で唯一のトランポリンのプロ・中田大輔選手がひき逃げされ重傷。川崎市 バイクで走行中、ワゴン車に追突されて転倒、左肩を骨折。男(39)を逮捕 (ソース:自動車ニュース&コラム)
ひき逃げ事故に遭ったトランポリンの中田大輔プロ(30)が復帰会見

 中心性頸髄(けいずい)損傷で全治3カ月の重傷だったが、驚異的な回復を見せ、6月中旬に退院して現在はリハビリ中という。加害者は任意保険にも加入せずざまあ見ろと思った」と語るなど反省や謝罪の意思もないという(ソース:日刊スポーツ)

トランポリン中田選手のひき逃げ認める  プロトランポリンの中田大輔選手をひき逃げしたとして危険運転致傷罪などに問われた自営業阿部喜裕被告(40)は16日、横浜地裁川崎支部で開かれた初公判で起訴事実を認めた。  検察側は冒頭陳述で「被告は中田さんの車線変更を不快に思い、停止させて因縁をつけようとした。中田さんが転倒したのをいい気味だと思った」と指摘した。  起訴状によると阿部被告は5月7日午後11時20分ごろ、川崎市高津区の市道交差点でワゴン車を運転中、左折のため減速した中田選手のオートバイに追突。右肩骨折などの重傷を負わせ逃走した。中田選手は公演先の横浜市内からの帰りだった。[2004/7/16/13:39](ソース:日刊スポーツ

相手は任意保険にも加入していないとのことですから、中田選手への金銭的賠償は、民事訴訟を起こさない限り、怪我についての部分にのみ、自賠責から支払われるだけです。
休業損害や慰謝料は、民事裁判で勝ったとしても、相手に支払い能力があって、支払いの意志がなければ、泣き寝入り、ということにもなりかねないのが、ニッポンの現実。

加害者は、危険運転致傷罪どころか、殺人未遂で立件してもいいくらいかと。


ともあれ、中田選手の今後を応援していきたいと思います。
中田大輔公式サイト

★★11月5日続報★★
横浜地裁で、危険運転致死傷罪により懲役3年の実刑判決が出ました。
以下、産経ウエブからの引用です。

トランポリンの中田選手はねた男に実刑判決  シドニー五輪に出場したプロのトランポリン選手、中田大輔さん(30)をひき逃げしたとして危険運転致傷罪などに問われた自営業、阿部喜裕被告(40)に、横浜地裁川崎支部は5日、懲役3年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。  菱田泰信裁判官は判決理由で「走る凶器として車を運転し、あまりに無謀で悪質だ」と述べた。(~中略~)(11/05 10:51)

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コメント

ホントに仰る通りで、ここ一連の事故と事件含めて感じる事は、日本の法律は何故にこうまで加害者を守りたいのかなと。

そうする事で、何が嬉しいのかなと疑問符だらけです。

投稿: 883 | 2004.07.20 22:47

”加害者天国ニッポン”~交通死・
重度後遺症被害者は告発する~

というサイトがあります。ぜひご覧ください。
http://www.higaishasien.com/index.html">http://www.higaishasien.com/index.html

弁護士さんが運営しているサイトで、ニッポンの現状をわかりやすく解説しています。
わかりやすいゆえ、現状に対して拳を握りしめたいような、やり場のない怒りも強くなります。

本当に、なんとかならないものなのでしょうか。

投稿: YUKKY | 2004.07.20 23:55

中田選手の事故は,横浜のマッスル・ミュージカルを観た直後だった(そのときは出演されていた)ので,他人事ではありませんでした。さらに私も,事故には至りませんでしたが,今年,同じような経験をしたので,こちらも他人事ではないと…。
青梅街道をバイクで走行中に車線変更したのですが,ギヤを間違え加速がトロかったところ,後ろから来た商用バンに思いっきりホーンを鳴らされました。それだけだったらまだしも,その後,バンの運転手は窓から顔を出して延々と大声で怒鳴りながら,私のバイクを追いかけてきます。怖くなったので信号待ちのときに無理矢理すり抜け前に出て,そのまま左折で逃げました。
素直にそのまま走っていたら,たぶん,追突してきたのではないかと思える状況でした。
思わず,「同じヒト?」と思ってしまいました。

投稿: nozzzy | 2004.11.05 16:04

可能性、のハナシなのですが、飲酒運転はもちろんのこと、シンナーを吸いながらとか、覚醒剤を打ちながら運転している人だって珍しくない世の中になってきているようで。

これは事実のハナシですが、自動車の任意保険加入率は70%、沖縄では50%。オートバイの任意保険加入率はわずか30%。

「ルール」とか「マナー」をあなたが正す必要はない、警察官に任せましょう、と言いたくなる世の中です。

投稿: 小林ゆき | 2004.11.10 13:12

中田大輔さんの事故は、人ごとではなく感じました。

「危険運転致死傷罪」の新設は、1999年11月の東名高速(ほぼ首都高速3号渋谷線?)で飲酒運転のトラック運転手が、車への追突により幼児2名を焼死させた事が契機になったと聞いていますので、殺人罪等に近いものという認識でいるのですが、実際に出ている判例達は、総合するとどういう分析が出来るのか、関心が湧いてきました。

私も昔はバイク便ライダーでしたが、運転中や制止されての身の危険と恐怖を感じた事が数回あります。
車線のレーン違いで割り込みしてきたベンツ(230C)にホーンを鳴らしたら、連続2回もブレーキを踏まれて、箱を積んだリアが2回も浮き上がる急制動をかけさせられたり(講習会で反射神経を磨いておいて良かったです。頭で考えていたら、追突していた可能性が捨て切れませんし、最悪、相手もそれを期待していた可能性もありますし…)、
場所は変わって、京葉道で後ろにぴったり付いてきた土建業の1BOXの運転手の言葉「見ろ!あいつ(車)もやってるだろ!(中略)お前は京葉道走るな」
これを聞いた時には、自身の善悪の判断を放棄していると恐怖と阿呆らしさが混じり合った心境でした。

次は私が悪いケースですが、ある日、目黒通りで横を「スカー」と同一車線内で併走追い越ししてきた小型スクーターがいまして、
この時丁度会社への鬱憤が蓄積されてきていたはけ口がその「(私から見て併走された恐怖を与えられた)小型スクーター」に、普段は絶対に自制して行わない「白バイ的追尾と煽り」を2km以上も行ってしまいました。
これ自体は明らかに私の「危険行為」なのですが、相手は逃げずに赤信号で停止してからも、「私の吹かす単気筒エンジンの高回転音(リアブレーキかけまくりでしたが)」で私の存在が分かると思われる状況にもかかわらず、存在に気が付かないそぶりでいた様でした。
その結末は、2台が2車線の中間を走っていたままの位置で赤信号で相手が停止し、左車線に車両がいなかったのが幸いして、私が反射神経的にパイロンスラロームの要領で左回避して自爆転倒しましたが、その際に相手の服にミラーがかすったらしく、救急車が呼ばれたと思ったら、相手はそのまま歩いて救急車に乗り込んでしまわれました…。
どうも、「私が追突するのを期待していた疑惑」を感じ出し、後に警察の事情聴取で相手が先に、私が後に現場検証した警察官に話をしたところ、
「追尾は警察官に任せればいい。(中略)夜はワルでいっぱいだ」と、夜間の無謀運転の横行さを話してくれました。
この件は再度書きますが、私の自制心が利かなくて起きた事故で、併走追い抜き後の行為は私が悪いのです。
ただ、私としては「あくまで威嚇だけのつもりだったから、こちらが嫌だった事を理解してくれて、せめて手を挙げてくれていたら」と思っていました。
しかし、現実は、方法論の間違いと、小林さんの言うとおりに、警察官に任せるのが「一番無難な乗り切り方」なのだと、今でも肝に免じる出来事でもありました。

ちなみに、次はその事故より数年前ですが、渋滞の上りの青梅街道をすり抜けていて「すり抜けてすいません」と1BOXに手を挙げて挨拶したつもりが、
予想外に猛追されて「車でよくこんな渋滞路をバイクみたいに進めたものだ」とミラーを逐次見ながら感心していたら、追いつかれた時に同乗者が降りてきていきなり腰の脇を蹴られ感情的な罵声を浴びせられました…(体格の華奢な方だったので、転倒はしませんでした)。

車の運転手も、悲しいですが同じライダーでも、命を奪いかねなかったり、もらい事故で利益を得ようとする相手がいるのが、現実の交通事情だと身を引き締めています。
そして、自分がその加害者に成らないようにという自戒と意思も込めて。

大変長くなってしまった事を、お許し下さい。

投稿: こぐれ@東京 | 2004.11.12 07:52

はじめまして、いつも読ませていただいてますm(__)m
こちらで読んでから続報が気になっていたんですが、
先日トランポリンW杯決勝大会で優勝したようでちょっと感動しました。
中田選手にはこれからも頑張って欲しいですねぇ

投稿: ao_dai | 2004.12.09 23:43

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