小泉のサプライズ人事、実は……
インターネット3大タブーに、「政治」「宗教」「野球」があるそうですが、敢えてその二つに挑戦。
バイク乗りに一番関係あるかもしれない国土交通省の国土交通大臣に、小泉首相はじんわりサプライズ人事を入れ込んだ。
石原前大臣から代わったのは、「北がわ」こと北側一雄氏。
創価大学法学部卒業で、弁護士、税理士のバリバリ公明党員です。
平成2年2月に衆議院議員初当選後、連続5期当選・現職で、平成5年8月細川内閣大蔵政務次官(平成6年4月まで)、平成8年11月衆議院大蔵委員会筆頭理事、平成10年1月同予算委員会理事、平成11年1月同科学技術委員長(平成12年1月まで)、平成12年6月政務調査会長と、科学技術委員長を除き、税理士の知識を活かしてか、財務関係の要職を歴任してらっしゃいます。
思いつきで高速道路値下げ!割引!を言っちゃう石原前大臣よりは慎重かも、というサプライズ人事なのかもしれません。
石原氏は「台風が近づいているが、国交相をやっていると災害や台風が気になる。一番心配なのは、浅間山の噴火だ」とアドバイス。(ソース:ヤフー読売新聞)
前国土交通大臣は石原良純だったのかと。
ライダーにとって一番心配なのは、二輪のETC問題、ETCによる割引が受けられるのか問題、来年の高速道路二人乗り解禁に向けて首都高や阪神高速は二人乗りできるのか問題、に話題は集中するわけです。
北側氏は神妙に耳を傾けていた。(ソース:ヤフー共同通信)
いや確かに浅間山噴火問題も問題ではありますが(三宅島のようなことになったら本当に大変)、解決するのかしないのかわからない二輪ETC問題を、早くスッキリさせてもらいたいものです。なんつったって、11月から開始?のような報道もなされていますから。
平成15年予算では、北がわ政調会長の政策提案が随所に反映されたらしい。
(都市再生) ○ETCを活用した料金引き下げ(長距離割引、夜間割引の社会実験)
なるほど、石原前大臣の考えを引き継げる人事というわけですね。
自工会こと日本自動車工業会会長さんも歓迎されてらっしゃいます。
会長コメント 2004年09月27日 第2次小泉改造内閣の発足について 日本自動車工業会会長 小枝 至新内閣は、これまで小泉政権が取り組んできた構造改革をさらに推進していく布陣になっており、歓迎したい。
現下のわが国経済は、輸出主導により回復基調にあるものの、原油価格の上昇など懸念材料もあり、その勢いは鈍りつつある。
今後は、小泉総理のもと、内需中心の本格的な経済活性化や構造改革の推進、およびFTAの締結に向け、一丸となって取り組んでいただきたい。
以 上
あーそうですか。
願わくば、北側氏がオートバイに理解のある、いや、全ての国民が平等にあるべき、という考え方の政治家であることを期待したいです。(ETCに限る割引って時点で、その期待からは反するわけですが)
ところで、二輪ETC問題、二人乗り問題がどーなっちゃってるのか……。国土交通省、日本道路公団あたりで発表がありました。が、それについてはまた今度。
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