二人乗り、首都高是非最終検討へ
ミュンヘン出張中につき、ざっくり紹介。
首都高2人乗り最終検討 警視庁 二輪『全面解禁』へ危険な場所規制も 高速道路での二輪車の2人乗りが来年6月上旬までに解禁されるが、警視庁は東京都内の首都高速での危険個所の調査や関係業界への調査など、規制解禁の是非を決める最終的な検討に入った。同庁は「安全策を講じても危険な場所は、規制を検討する」と全面解禁には慎重な姿勢だ。警察庁が昨年末実施した道交法改正試案に関する意見公募では、賛成意見が八割を突破。しかし「首都高などは危険なので認めるべきではない」と条件を付ける意見もあった。個別道路の規制は各地の公安委員会が担当するため、首都高の場合は警視庁が年内にもまとめる調査などに基づき、都公安委員会が最終的に判断する。
同庁交通規制課は「カーブが急だ」「路側帯がない」など、首都高の道路特性を検討。過去十年の人身・物損事故の発生状況を分析している。さらに今月、トラック業界や宅配業者などを対象に調査を実施。四輪車や二輪車が体感する首都高の危険個所などアンケートを始めた。
警視庁は、二人乗りは「全面解禁が基本」としながらも、「首都高は渋滞が多く二輪車が車間をすり抜けたり、路側帯がなく転倒すると逃げ場がないなどの危険性がある」と、路線によっては規制存続の可能性も示唆。首都高は東名、中央、関越など各高速道と接続しており、規制が続けば二人乗り二輪車は首都高速に入る前に一般道に出る必要が出てくる。
警視庁の判断には二輪車業界などの注目が集まっている。一九六五年の高速道路の二人乗り禁止以降、二人乗り解禁を訴えてきた日本自動車工業会。大越茂交通統括部長は首都高の危険個所を認めるが、「安全走行で事故を防ぐのはドライバーの自己責任。規制で道路を分断しないでほしい。規制を続ける場合も経過を見て、事故がなければ見直すなどの措置が必要だ」と話す。十六歳から二輪車に親しみ、国際ラリー出場歴も豊富なエッセイスト山村レイコさんは「これからが新しいスタート。ライダー自身が技術を磨き、マナーを守って、いい方向に持っていかなければ」と解禁論議の行方を見守っている。
<メモ>
高速道路の二輪車2人乗り 今年6月の道路交通法改正で、改正1年以内の来年6月までに解禁される。対象は125cc以上の二輪車。運転者は20歳以上で、免許取得後3年以上の場合に認められる。各都道府県公安委は危険防止などの目的で、2人乗り禁止や速度制限など管内の道路で個別規制ができる。
(ソース:東京新聞)
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コメント
現状の首都高速を見ているとそもそもバイクの走行が危険。
確かに腕のいい奴もいるが、大半は3年経とうがだめなものはだめ。
投稿: | 2004.10.17 15:56