雑誌の印刷実数を公表へ 透明性確保で、雑誌協会
雑誌の印刷実数を公表へ 透明性確保で、雑誌協会(ソース:ヤフーニュースby共同通信)
雑誌の部数は、3種類の発表の仕方があります。
実売部数(日本ABC協会調べ)
印刷部数(印刷工業界が集約)
公称部数(自己申告)
このうち、公称部数とは、実売部数+返品など+水増し分、ということです。(ソース:朝日新聞の5月15日付け朝刊1面より)
日本雑誌協会の発行部数によれば勇気あるバイク系5誌が発行部数を発表しております。
(単位=万部)
GARRRR 実業之日本社 10.0
Kawasakiバイクマガジン ディー・アンド・エー 25.0
別冊MOTOR CYCLIST 八重洲出版 15.0
モーターサイクリストRUN PLUS 八重洲出版 27.0
ロードライダー 立風書房 23.0
ちなみに、単位は「千部」じゃないですよ、「万部」です。(それ以上は何も言うまい)
ロードライダーさんよりカワサキバイクマガジンさんの方がたくさん発行しているらしいです。
いや、公称部数ってのは、日本の雑誌業界において常識です。
文教堂の雑誌売上ランキングによれば、モーター・バイクというクルマ・オートバイ混合のランキングにおいては、
(単位=部)
2位Goo Bike関東版 プロトコーポレ 2032
4位オ-トバイ モ-タ-マガジ 1934
6位VIBES ディー・アンド 1706
9位モトチャンプ 三栄書房 1440
10位ツーリングGO!GO! 三栄書房 1432
11位ジパングツーリング ディー・アンド 1425
17位モトメンテナンス ネコパブリッシ 1186
20位ロードライダー 立風書房 1061
25位カスタムバーニング 造形社 989
26位custom Scooter 造形社 935
29位ガルル 実業之日本社 921
30位ライディング スポーツ ニューズ出版 908
所有台数を考えるとクルマの方が圧倒的にバイクより多いのに、雑誌の売上ランキングは10位以内に5誌もバイク雑誌が入っているということは、バイクユーザーは雑誌読者率が高い、ということが言えましょう。
全国に約230軒ある文教堂の合計数がこれで、全国に書店は約2万店前後あるそうなので、単純に掛け算割り算してみると、グーバイクは2032÷230×20000=17万部
ライディングスポーツは、908÷230×20000=7.9万部
肝心の勇気あるロードライダーは、1061÷230×20000=9.2万部
勇気あるガルルは、921÷230×20000=8万部。
あれっ?!(はび)。いや、あくまで憶測です、憶測。定期購読者が10万人いるかもしれないし。
朝日新聞の報道によれば、「印刷部数」について、「車、スポーツ、パソコン、コミックの4分野が消極的」だという。
まさに、車、スポーツ分野のバイク雑誌は消極的なのか。
本日、オチ無し。
追記:しっかし、雑誌を糧に生きているわたしがこんなこと書いちゃってていいんだろうか? と一抹の不安がないわけではない。
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