G-FP2DF1P69Y MFJ車検長セミナーより: 小林ゆきBIKE.blog

« フォーチュンクッキー | トップページ | MFJ車検長セミナー2 »

2004.05.02

MFJ車検長セミナーより

ちょっと出遅れ気味ですが、MFJライディング誌よりMFJインフォメーションの抜粋を掲載します。それにしてもST600ってスンゴい規定が細かいんですね。
------------------------------------------------------
2004年度MFJロードレースセミナー・車検長セミナー

2004年度国内競技規則について以下のとおり報告並びに統一解釈が諮られた。

1.ゼッケンプレートについて(全クラス適用)
①名称をナンバープレートに変更する。
②ナンバープレートサイズについて、全クラスともに傾斜角(30°以上)及び最大湾曲(60mm)を削除する。
【質問】
プレート角度規則が削除されたことにより、更に鋭角に取り付けることも予想されるが?
《回答》
基本的にオフィシャル及び観客から明確なものと規定してあるため、車検において指導する。

2.音量に関する規則以下を追加する。
SB、S-NKは105dB/A、ST250/ST400は99dB/A
全クラス共に固定回転数での計則が可能とする。
気温O℃以下の場合の許容誤差+2dB/Aをすべてのクラスに適用することが確認された。

3.エキゾーストパイプ(全クラス適用)
以下を追記する。
「エキゾーストパイプの先端は、最低30mmにわたってモーターサイクルの中心軸に水平且つ並行でなければならない。また、その後端はリヤタイヤの垂直線より後ろにあってはならない。」
ST600において、キットパーツを組むことにより、サイレンサー端部がリヤタイヤの後端より後ろに出る場合もあるが、その場合、車検不合格となる。
公認車両状態でリヤタイヤ後端より出ている場合で、改造していない車両については車検合格とする。但し、チェーン
アジャストの範囲内でリヤタイヤ後端より出ている場合は、チェーンアジャストを最後端にしてリヤタイヤ後端より出な
ければ合格とすることが確認された。

4.ボディーワーク(全クラス適用)
7-1I-3 サスペンションが伸びた状態での測定は困難であることから空車1G状態で可能とする。

5.燃料夕ンククイックピンについて
JSB1000においては、燃料タンクの変更が認められていることから使用が認められる。
ST600においてはタンク変更禁止であるため、使用は認められないことが確認された。

6.JSB1000技術仕様
①7-11-6 アングーカウルの水抜き用の穴について
直径20mm(許容誤差5mm)の穴を最低1個設けなければならない。(最大2個まで)
耐久レースの場合、その穴の開閉に関しては大会特別規則に記載することが確認された。
②7-11-9 フロントフェンダーについて
取り付けられていなければならない。材質及び形状は自由とする。

7.ST600の技術仕様
① 7-3-3-5 リヤサスペンションの車高調整について以下を追加する。
’03、'04 ホンダCBR600RR:シム追加による車高調整は不可
'04スズキGSX-R600及び'04カワサキZX-6RRは規則書記載数値どおり
②7-3-3-7として以下を追記する。
フロントフオークのイニシャルアジャスターの調整を手で操作できる機能の追加は認められない。公認車両時にその機能が付いている車両については、走行中の調整を禁止とする。
③7-3-5-4 ブレーキ
ブレーキディスクの変更は可能であり、ウェーブディスクも使用可能とする。
ディスクの外径は公認車両時のものと同じでなければならない。但し、ディスクの厚みについては変更可能とする。
材質については、鉄製(SUS含む)とする。
④7-3-6-2-8 として以下を追記する。
タイヤウォーマーの使用が認められる
⑤7-3-11 シリンダー及びシリンダーヘッド
カーボン除去のみ認められ、シリンダーヘッドの研磨は一切認められない
型割りのバリ段差研磨も禁止となることが確認された。
⑥7-3-18 ワイヤーハーネス
以下を追記する。
「ACGの機能を止めることは可能とするが、その取り外しは認められない。また、エンジンスターターは機能しなければならない。」
⑦ST600指定タイヤについて
ブリヂストンの指定タイヤが以下のとおり変更となる。
新BT002F、BT002Rは2月28日より使用可能
旧 BTーO0lFPRO、BT-00IRPROは、8月28日まで使用可能

8 その他
①ST250/ST400のタイヤについて
ST250クラスにおいて、18インチ車両が依然存在しているものの、ミシュランPilot Sportの18インチがないことから、昨年度指定タイヤであったダンロップGPR80を使用可能する。

| |

« フォーチュンクッキー | トップページ | MFJ車検長セミナー2 »

MFJ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: MFJ車検長セミナーより:

« フォーチュンクッキー | トップページ | MFJ車検長セミナー2 »