MFJのロードレース委員会に提案書提出
Moto Racing Japanさん経由の情報で、MC-Japanさんのコラム集の中に、私の編集の師匠木田さんのコラムに興味深いことが書かれています。内容は、「折原 徹選手へのお見舞い支援」についてなんですが、後半、レース関係者のMFJに対する考えについて述べられています。
MFJに関して、ライダーやチームの関係者からは「MFJがしっかりしないから日本のモースタースポーツはダメなんだ。」とか「MFJは目先の金儲けのことばかり考えている」…というような、批判の声がよく聞こえてきます。~(中略)~おそらくここで糾弾されるMFJというのは、東京築地にあるMFJ本部のことだと思うんですが、行ってみれば分かるけれど、どうみたってあそこはただの事務局なのです。歴史や活動方針、組織の構成は、現在発売中のライディングスポーツ誌が詳しく報じている~(中略)~概要だけならホームページや「ライディング」という機関誌でも知ることができます。 見て貰えばわかると思いますが、みんなが思ってるMFJっていうのはただの「器」で、実際にレースを運営したり、方針を決めているのは、メーカーや施設、用品を取り扱う会社、もちろんライダーやメカニック、競技役員を含めた会員なんです。「MFJダメだぁ~」って言うのはつまり「オレってダメだぁ~」って言ってるのと同じなわけで、現状をヤバイと感じたら、自分がどう行動するか、つまりそういうことだと思うのです。
みんな影でだけで、コソコソ批判を言ってやしまいか? その声が届いているのか? というわけです。
当サイトでもリンクしているのですが、『サーキットを安全にするにはどうしたらいいだろう?』というサイトがあります。このサイトは、ロードレースを走っている人だけでなく、いわばロードレース予備軍とも言える走行会を走るライダーや、オフィシャル、ライダーの家族の方などなど、サーキットにまつわるさまざまな人びとが意見を交換しているサイトです。
残念なことに、昨年は例年にも増してサーキットでの死亡事故がありました。(バックナンバー参照) このようなことも踏まえ、活発に意見交換がなされています。興味深いのは、走行会や草レースを走るすそ野の方々から、極めてトップに近い方々まで忌憚なく掲示板に意見を書き込んでいることです。時に容赦ない意見の応酬も見られますが、どんな意見も、レースやバイクを愛すればこそ、なのだと思います。
さて、たくさんの意見が集まったところで、一般的にどんなことが危ないと思えるのか、どう対策したらいいのか、という提案書を、サイトを運営しているMORIさん、そして99年もてぎ7耐決勝中に亡くなられた大島正さんのお母さまが文書にまとめ、MFJのロードレース委員会に提出したそうです。遺族でしか知り得ない部分も提案書に盛り込んでいます。
これを受けて、さっそくサーキット関係者などを集めた会議が行われたらしい、との情報が飛び込んできました。
さあ、今日は鈴鹿でMJFの全日本開幕戦。これからのモータースポーツシーンがいい方向に変わっていくことを願っています。
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