MFJ技術委員会報告
MFJではオンラインで国内競技規則が読めます。
以下、MFJライディング誌より抜粋したインフォメーションです。
ちなみに、データロガーについては昨年5月の全日本鈴鹿200㎞時にART(全日本ロードレースチーム協会、全日本ロードレースの運営方法やレギュレーション、練習走行などを仕切る、参加チーム側の組織。)の会議で協議されましたが、チーム側は「データロガー使いたい」「データロガー認めたくない」の両方の意見がありました。
レースそのものにおいて、データロガーを使ったからと言って有利になるわけではないのですが、やはりまだまだ高価な製品だけに、慎重論もありました。結果的にコストダウンになる、という意見も一利あります。
そういう意味で、「廉価なパーツが公平に供給されるようになった時点で再度検討する」というMFJロードレース委員会の判断は、なかなかいいんじゃないかな、と思いました。
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平成15年度第6回技術委員会報告
●開催月日:2003年11月13日
●開催場所:静岡県・浜松
1 2004全日本ロードレースの再車検について
2004年度の全日本選手権におけるレース後の再車検対応について審議され、2003年後半に実施したとおり、当該大会の再車検内 容及び台数については公式通知で対応することが確認された。
2 2004年技術規則について
1)ARTからの技術規則の提案について、前回ARTの総意として受け取り、技術委員会にて検討した。
2) 筑波サーキットの車検より質問があり、金型シリンダーのメッキ前加工品は、国内GPクラスでの使用が認められることが確認された。
3)GPフォーミュラ技術仕様について
①排気量の計出方法
排気量測定における測定の際の許容範囲について検討され、50μmとすることが確認された。
②ブレーキディスクの素材
鉄製に限ることとする。
4)JSB1000の技術仕様
①ブレーキフルードの変更を可能とする。またブレーキホース変更に伴うバンジョウボルトの変更も認める。
②国内競技規則のJSB1000の仕様・フェアリングの項のタイトルを「ボディーワーク(フェアリング・ウインドスクリーン・フェンダー)」に変更する。なお素材な(筆者注:原文ママ)自由とするを追加する。
③国内競技規則のJSB1000の仕様・シートの項のタイトルを「シート及びシートカウル」に変更する。
④国内競技規則のJSB1000の仕様に「クラッチケーブルの変更が認められる。車両公認時に油圧式クラッチの車両の場合、油圧式クラッチ用ホースの変更とホース変更に伴うバンジョウボルトの変更が認められる」を追加する。
⑤国内競技規則のJSB1000の仕様エキゾーストシステムにサイレンサーの素材に鉄、SUSを追加する。
3 各専門委員会報告
1)ロードレース委員会報告(11月4日開催)
①データロガーについて
ST600におけるデータロガー(データ収集器)の使用許可について、再度技術委員会にARTより要望され審議された結果、廉価なパーツが公平に供給されるようになった時点で再度検討することが確認された。
②レース距離について
レース距離について各クラスとも最低64km~最高130kmとなったことが報告された。
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