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2004.01.09

MFJトライアル委員会報告

MFJインフォメーションは、毎号郵送される「ライディング」でも読めますが、小林ゆきバイクブログでも読めます。
以下、2004年1月 407号からの抜粋です。
太線・下線は筆者の注記です。

〈トライアル部門の見どころ〉
・インドアの世界選手権はすでに3戦終わっている
・共済会費はトライアル部門も引き上げられたが、引き上げ分は主催者が負担
・メカニックもエントリー代を払わなければいけないらしい。知らなかった。
・子どもたちに学校に自慢させるための成績証明書を発行。素晴らしい。


2003年度第2回トライアル委員会報告

●開催月日:2003 年11月7日(金)
午前 9:30~17:oo
●開催場所:東京築地・MFJ 会議室

1委員の変更について
近畿委員交代 山本隆氏→山本昌也氏

2 2003年度主要競技会開催状況について
1)世界選手権報告
5月31日、6月1日ツインリンクもてぎで開催された世界選手権の観客数は前年対比100%、参加者数は3% 減とほぼ横遣いであった。

2)全日本選手権報告
全8戦開催され、観客数が20% 減、エントリー台数も11%減であった。今後の活性化対策を検討することとなった。

3)地方選手権・県大会報告
2003年度公認大会数は、122 大会(地方選手権:71大会、県大会:51大会)開催され、前年同数であったが、参加者数は前年対比5%減(地方選手権:5006台、県大会1472台) であった。


3 2003年度全日本トライアル選手権 シリーズランキングについて

1)国際B級から国際A級への自動昇格者
藤原由樹、萩原真理子、斉藤晶夫、塚本厚志、上久保浩唯、樋田智明、柴田暁、高尾英嗣

2) 国際A級から国際A級スーパークラスへの申請昇格者
田中裕人、小川毅士、井内将太郎

3) 国際A級スーパークラスから国際A級への自動降格者
山田哲也、白神孝之


4 2004年度主要競技会日程について
世界選手権並びに全日本選手権カレンダー が報告された。

1) 世界選手権力レンダー
①インドアトライアル世界選手権(暫定)
第1戦 2003 年 11月29日イタリア
第2戦 12月 5日香港
第3戦 2004年 1月 3日ドイツ
第4戦 1月10日ドイツ
第5戦 1月24日フランス
第6戦 2月 1日スペイン
第7戦 2月14日イタリア
第8戦 2月21日ポルトガル
第9戦 2月28日ロシア
第10戦 3月 6日スペイン
第11戦 3月13日フランス
第12戦 3月20日ドイツ

②世界選手権 ( 暫定 )
第1,2戦 4月3,4日アイルランド
第3,4戦 4月17,18日ポルトガル
第5,6戦 5月22,23日ツインリンクもてぎ
第7,8戦 6月5,6 日アメリカ
第9,10戦6月19,20日フランス
第11,12戦6月26,27日アンドラ
第13,14戦7月(未定)イタリア
第15,16戦7月(未定) チェコ
第18,19戦7月24,25日スペイン
第20,21戦9月4,5日スイス

③トライアル・デ・ナシオン

9月25,26日スペイン

④インドア・トライアル・デ・ナシオン 10月22日フランス


2) 全日本選手権力レンダー

第 1 戦 3 月 14 日 関東・茨城県真壁トライアルランド
第 2 戦 3 月 28 日 九州・矢谷渓谷トライアル場
第 3 戦 5 月 9 日関東・新潟県大日ケ原
第 4 戦 6 月 6 日 近畿・兵庫県猪名川サーキット
第 5 戦 8 月 8 日 北海道・わっさむサーキット
第 6 戦 9 月 12 日中国・鳥取県 HIRO スポーツパーク
第 7 戦 10 月 10 日中部・ 岐阜県坂内バイクランド
第 8 戦 10 月 24 日 東北・宮城県スポーツランド SUGO

3) トライアルグランドチャンピオン大会
11 月 14 日近畿猪名川サーキット

5 MFJ共済会制度の改訂について

●改定事項
1)共済会掛金
トライアル選手 500 円 ( 現行 300 円 )
メカニック 500 円 ( 現行 300 円 )

2)共済会加入条件
MFJ 競技ライセンス所持者
エンジョイ会員所持者
競技役員ライセンス所持者 ( 運転免許所持者 )
ピットクルーライセンス所持者 ( 運転免許所 持者 )

2004年度より、承認競技会に参加する場合 も上記いずれかのMFJライセンスを所持しなければ共済会は適用できない

3) 見舞金算出基準
負傷部位、負傷程度から定額の見舞金の支払いとなる


6 2004年度国内競技規則について

1. セクション内持ち時間
前回委員会にて、選手会から提案されたセクション内持ち時間の統一化について2004年度規則について下記のとおり改定された。

・セクション持ち時間
各セクションにセクションを走りきるための持ち時間が与えられ、この時間内にセクションアウトできなかった場合は“失敗 " となる。特別規則 ( 公式通知 ) に記載されなかった場合、セクション持ち時聞は1分とされる。(変更される場合、最長で1分30秒)

2. 第1ラップの持ち時間
前回委員会にて、選手会から提案された 1ラップ目の持ち時間の見直しについて議論され、出場台数・混雑の程度を考慮して、大会特別規則にて公示することとなった。しかし 特別規則 ( 公式通知 ) で対応する本年の運用で問題なかったことから、規則は変更しないこととなった。

3. 渋滞対策について
大会によって国際A級専用セクションの設定がなされ、バイパスを作る等して渋滞緩和に務めているが、今後は、当該コース設営担当者は、現場の状況を分析した上でなるべく 早く走りきることが出来るようなコース設営 とすることとなった。

4. 工ン卜ラン卜車両サイドスタンドの 取り外しについて
サイドスタンドを取り外した選手がコース 下見中、運営に関わる杭などに車両をたてか け、杭を倒してしまう事例が
あった件について審議され、各主催者が方法を考慮することとし、公式通知等で参加者に対して注意を促 すこととした。

5. 全日本トライアルエントリー料金について
共済会掛金改訂 ( 増額 ) はあったものの、 エントリー料金の改訂はせず増額分は各主催者が負担することにより、現行どおりとすることが決定された。

(エントリー料・出場料・ MFJ共済会掛金の順に表記)
国際A級部門 ( スーパークラス含む )
12,000 円 11,500 円 500 円
国際 B 級部門
12,000 円 11,500円 500円
メカニック
6,OOO 円 5,500 円 500 円

6. 2004年度昇格ポイントの確認

1) 国内B級から国内A級への自動昇格ポイント
■2003から変更のあった地域のみ
近畿 55ポイント、中国 45ポイント、 九州 40ポイント

2) 国際A級から国際B級の自動昇格人数
関東 8人

また、昇格ポイントに達成した時点で昇格させる提案があったが、年間ポイント(現状どおり)で昇格とすることとなった。

3) 国際A級から国際A級スーパークラス
申請昇格について

・告知事項 2005 年より
全日本選手権国際A級ランキングで、 1位から5位にランクされた者は、申請によりスーパークラスへ昇格できる。 ( 申請期限 :12 月 31 日消印有効 )

7. 全日本選手権セクション難易度の方向性について
スーパークラス・ IA-IB のセクション難易度の差が大きくなっていることから来年度セクションの方向性について検
討され、セクション難易度のレベルを統一化できるマニュアルが作成され、主催者に配布される。

8. セクショントライの順番待ちにおいて、 ライダー以外の人物による順番待ちの判別が難しいことが挙げられ、順
番待ちもコース内であり、ライダー以外の人物による順番待ちは失格とされることが再確認された。

9. 付則、判例集におけるマナーに関することがらに、「セクションに入る準備が出来次第手を挙げてセクションオフィシャルに合図しなければならならない」とあるが、一部合図無しでセクションに進入する選手もいることから、各大会時のライダーブリーフイングにお いて徹底する。

7 普及対策について
1. トライアル年齢別推移と今後の課題について
トライアル登録者年齢推移 (1998/2000/ 2002 比較 ) 資料が提出され、入門者(年長者)クラスの設定、乗り方教室・ライセンス講習会の開催、全日本における観客サービス、 レディスクラス(お楽しみ趣向) の設定について明確に方向性を打ち出し、コストアップしないためにノーマルのまま各地方選手権 盛り込んでいくべく各支部、主催者への協力 要請を行うことが確認された。

2. 未成年者の競技会参加承詰書について
モトクロス委員会にて決定された未成年者に対して競技会参加時に毎回提出頂いている 参加承諾書を簡素化し、ライセンス申請時に一度提出すればその年度有効とするための様式が提出され、了承された。

3. 成績証明書の発行
特に若年層の通う学校に対して、モーターサイクルスポーツへの理解を深めて頂き、競技会に参加しやすい環境を作るため、要請のあったライダーに対し、学校長宛の成績証明書等の文書を作成し、当該ライダーのご両親を通じて学校に提出していることが報告され、トライアルについても必要に応じて発行することが報告された。

4. トライアルオブザーバー講習会開催について
2004年度は各支部単位で、オフィシャル教育を徹底することが確認された。また、テキスト、テストの内容を再検討
し、改定して各支部へ送付することとなった。

5. トライアル・デ・ナシオン報告
2003年9月27・28 日イタリアで開催され たトライアル・デ・ナシオンにおいて、日本代表チーム (藤波貴久選手、黒山健一選手、 野崎史高選手、田中太一選手)が第3位入賞。また、女性部門において伴津留代選手、稲垣和恵選手(女性チーム) 第9位完走となったことが報告された。

6. 選手会アンケー卜報告

1) 全日本選手権第7戦中部大会において実施したアンケート結果が報告された。


↑(筆者注記)結果を知りたいですねえ。


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