2008年10月 7日 (火)

教授の有難いお言葉

高速道路の渋滞にはまっているみたいなわたしの研究の進捗状況に対してひと言。

「これは“冒険”ですっ!」

これ=こんな状況で来年出すのか?!と翻訳することができます。

あと、

「使えないデータはガラクタと同じ」

宝物かと思っていたけど、実はガラクタにしか過ぎなかっただなんて……。

ここ数カ月はそのガラクタの山を造成しにかかります。

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2008年4月20日 (日)

サバティカルと定年退職と

いや困った困った。

来年度、主査が1年間のサバティカルに突入。

いっぽう、副査は来年度で定年退職。

2年目の3年生だけど、あとがない。

10年選手が当たり前と言われるこの界隈で、修士・後期含め6年で終わるのか? 終えられるのか?

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2007年10月10日 (水)

公立図書館はあなどれない

蔵書130万冊を誇る我が大学図書館だが、家から遠いこともあって借り出すのは少々おっくうなときもある。
必要な本はほとんど大学で揃うのだが、ごくたまにない場合もある。

そんなとき、近所の公立図書館を使う。

我が家は横浜市にあるので、区内にある図書館を使うのだが、横浜市の図書館網はすこぶる使い勝手が良い。
まず、市立中央図書館と17館ある地区図書館がOPACでつながれている。
さらには、インターネットなどでそれらの蔵書を予約すると、好きな図書館に無料で配達してもらうことができるのだ。これはスゴイ。

18館合わせた蔵書数は約300万冊
大学に置くような専門書もかなりの確率で蔵書しているのだから恐れ入る。

貸し出し期間は14日間。一人6冊まで借りることができる。

たしか、横浜市は日本一税金を教育に費やしている自治体ではなかったかな。
こんなとき、都会に住んでいる恩恵を強く感じる。

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2007年9月30日 (日)

初めての国際学会英語口頭発表~その1

9月29日、東洋大学大学院福祉社会システム専攻のOB会組織である二季の会で講演を行いました。
5月30日にマン島で行われた国際バイク学会での発表までの1年10カ月の顛末記を報告しました。
研究の内容は、ま、ともかく、英文アブストラクト作成の四苦八苦やら、カンファレンス発表時のハッタリポイントまで裏話ばかりお話ししまた。こんなふざけた題目でよかったのかどうか……。

というわけで、以下は当日お配りしたレジュメを数回に分けて公開します。

初めての国際学会英語口頭発表
──小林ゆきの場合──

2007年9月28日(土)二季の会・秋の集い
発表者: 東洋大学大学院社会学研究科後期課程2年
小林ゆき

2007年5月開催の学会に誘われたのが2005年8月。
発表するためのアブストラクト締切は2006年7月。
発表まで実に1年と10カ月もの準備期間があったが、
英語による国際発表の準備に「余裕」という文字は
浮かびもしなかった……。
国際バイク学会でマン島TTレースについての
発表を行った院生の顛末記。

1.2005年8月
博物館に毎日通ってたら声をかけられた

2005年8月から9月にかけて、修士論文のための中期フィールドワークのため、イギリスの方にあるクラウン・ディペンデンシー で英国連邦 のIsle of Man マン島に滞在していた。滞在中、Manxマン島人の友だちとカフェでお茶していたとき、彼の知人で博物館に勤めている人からバイク学会開催の話を聞かされた。ちょうどそのころ、過去の文献を調べるため、Manx Museumマンクス博物館 のLibrary図書館(リファレンス室)に毎日朝10時から5時までしばらく通っていたところ、博物館館長に1枚のコピーを渡された。2007年5月に100周年を迎えるマン島TTレース時にバイク学会が開催されるというのだ。主催はイギリスの大学教授とアメリカ人のカレッジ教授が主宰しているInternational Journal of Motorcycle Studies国際バイク学会。テーマは、The Isle of Man TT Races : Heritage, Place and Spirit というもの。バイクを核にした学際的で横断的な学会なので、技術やデザイン、工業、経済、サブカルチャー、ポップカルチャー、芸術、メディア、社会学などなど、なんでもアリの団体である。半ば強制的に「あなた出なさいよ」とオススメされたのが、国際学会発表のきっかけだった。

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2007年4月17日 (火)

学会発表原稿に苦戦

5月28日~30日にマン島で行なわれるInternational Journal of Motorcycle Studies で発表するための原稿作りをしている。
なんせ、初めての学会発表がいきなり国際学会かつ英語発表。
原稿を読むしかないので、まずは和文原稿の作成から。

発表時間は15分。質疑応答に5分。
日本語の場合、NHKアナウンサーの話すスピードが1分間に約400文字、関西の漫才師がしゃべる言葉が1分間に約600文字だそうだから、日本語で約6000字の原稿を作ればよい。というわけにはいかない。
パワーポイントのスライドの操作や、オーディエンスの反応を見ながらの間合いというものが実際にはあるだろうから、15分で日本語4000字相当が妥当ではないだろうか、という指導教授からのアドバイスが。

日本語と英語、どちらが文字量・単語量が多いか?
ホントのところは原稿を作ってしゃべって測ってみないことにはわからないけど、恐らく英語のほうがよりシンプルに文章を作るし、丁寧語や敬語がないので短いのではないか、ということになった。

とはいえ、原稿にはない
「こちらの図をご覧ください」
みたいな言葉が入ってくると、日本語できっちり4000字以内で作らないと厳しいのではないか。

てなわけで、あと約1か月後の発表なのだが、いまさら日本語原稿で悪戦苦闘している次第。

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2006年11月24日 (金)

社会人大学院生の日々~学部選び

私が大学の学部を選ぶとき、重要視したのは、社会学部という枠組みの中にある社会学科、という部分でした。

法学科は法学部にあるし、国文学科は文学部にあるし、経済学科は経済学部にあるのが普通ですが、社会学科は文学部の中だったり、文理学部だったり、人文学部だったりと、独立した学部の中に必ずしもあるわけではないのです。

社会学部の社会学科であれば、社会学の精鋭の教授陣がいるだろうと思い、社会学部ばかりを狙ってみました。

大学院にいる今、四年制学部選びのポイントはもう一つ、大学院の博士課程がある大学を選ぶべきだなあ、と痛感しています。
大学院、しかも博士課程がある大学ならば、教授陣が強力なのはもちろん、専門書の蔵書数も違ってきます。

しかし、社会学部の社会学科がどこでもいいというわけでもありません。ヘタすると社会学部の枠組みの中に小さくまとまってしまい、横断的な考え方、他学科受講などができない場合もあります。
しかも、似てるけど、近いけど別の分野の蔵書があるかないかは、その大学が総合大学かどうか、という点も影響してきます。

東洋大学は四年制の学部のランクとしてはたいしたことがないかもしれませんが、以上の

「社会学部の社会学科」
「博士課程のある社会学部」
「理系も備える総合大学」

という意味で、研究の土壌は整っていると感じています。

なんと言っても図書館の蔵書数は123万冊
たいがいの専門書は学内で揃ってしまうのですから、こんなありがたいことはありません。

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2006年11月11日 (土)

塩爺は東洋大学総長

塩爺こと元財務大臣で我が東洋大学総長の塩川正十郎(しおかわ まさじゅうろう)氏。御歳85歳になられるそうですが、ますますかくしゃくとされてます。

2006年11月10日付け朝日新聞夕刊に教育問題について、塩爺の談話の記事が出ていましたが、素晴しい。

要約すると、

1.先生は医師と同じように通算9年、6年は教養を学び、3年は実習をする。そのかわり給料は高く。
2.教育の源は家庭。虐待は重罰化すべき。
3.コミュニティの欠如の指摘。西洋は毎日曜日教会に集まるように、地域スポーツを振興して地域社会の連帯を図るべき。小学校は女性教諭が多いのでサッカーなどの指導は難しいが、ボランティアを募る。事故が、という懸念は仕組みを変えて対処すべき。

こんな感じです。

塩爺は日本武道館会長をされていて、そのせいかどうかわかりませんが、我が東洋大学は4月の入学式も3月の卒業・修了式も日本武道館で行なわれます。そのときだけ生・塩爺にお目にかかることができるのですが、この3月の卒業式の挨拶も心に残るものでした。

「人間は多面性がある。変化もある。だから、一時の感情でその人を見るのではなく、長い目で見るような感覚が必要だ」、と。

表面的な「グローバルな」とか「ビジネスうんぬん」かんぬんなんてほざいていた関係各エライ人たちの挨拶なんかチャンチャラおかしくて、短くぱすっとお話してくださった塩爺の挨拶のほうが心に響きました。

なんとか、学位が取れるまでお元気で総長を続けていただけると嬉しいのですけど。

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2006年11月10日 (金)

学割

社会人大学院生といっても、れっきとした大学院生ですから、各種の学生割引が効きます。

有名なのはJRの学割ですが、ちょっと使い勝手が悪くて、大学で学割証を発行してもらってから窓口で学割での購入となります。
学割証は有効期限が3か月となっています。うちの大学の場合、1年間に10枚の発行枚数制限があって、できるだけ往復で1枚使うこととされています。

JRバスなど一部の高速バスやフェリーの場合、学生証を見せれば学割となることがあります。
私が過去使用したのは、東名高速を走るJRハイウエイバスの横浜青葉~大阪間や、苫小牧~新潟の新日本海フェリーです。

他にも、学割のメリットが受けられるものとして、映画、美術展、展覧会、コンサートなどがあげられます。
美術展は、例えばダリ展の前売り1200円が1000円、NHK交響楽団定期公演3回分6000円が3000円などです。

けれども、博物館の常設展などは、ほとんどが高校生以下からの学生割引になりますので、日本じゃ大学生、大学院生のメリットが少ないのが現状です。海外に行くと、学生は神社仏閣から(ウソ、教会や修道院など)や博物館、美術館は、ほとんどが半額とか無料になるんですけどね。

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2006年10月31日 (火)

針の筵(むしろ)ゼミ

社会人大学院生として、社会学を博士後期課程で学んでいる(研究している?)私ですが。

博士後期課程1年目の今年は、文化人類学のゼミと地域社会学のゼミ、二つのゼミをとっています。

で、昨日は懸案の文化人類学ゼミだったんですが。
このゼミ、わたくし勝手に「針の筵(むしろ)ゼミ」と名付けて戦々恐々としております。
なにしろ、U教授、Y助教授、M教授、さらに退官されたS教授、ほか、現役常勤・非常勤講師さんらがなぜか一堂に会する、レヴェルの高いゼミだからです。

学生より先生の方が多いんじゃないか。

で、発表ともなると針の筵とはこういうことか、という気分にさせられるわけですが。

正直、あんまりお稽古しなかった週のピアノのレッスンのような。
行かないより顔出して怒られた方がマシ、みたいな。

幸い、わたくしの場合、U教授の1対1ゼミでじっくりご指導いただき、、もう一つ、癒されに通っているような社会学系のゼミにも所属してますので、心の均衡は保たれていたり。

大学院生のみなさまにおかれましては、コテンパンにやっつけられる系ゼミと、大丈夫だよー一緒に頑張ろうよーそういう考え方もあるけどこういう考え方もあるよーと優しく包み込んでくれるような癒され系ゼミの二つ以上、レベルや分野違いのゼミを併せて採ることをオススメします。

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2006年10月27日 (金)

奨学金のための研究計画

大学院生にはたくさんの奨学金制度があります。
我が大学には、大学によるもの、校友会(OB会)によるもの、そして妖怪研究で有名な学祖、井上円了賞があります。(いずれも、返還不要)
額も規模も、かなり手厚いといってよいのではないでしょうか。

んで、今、申請書やら研究計画書やらを書いているところなのですが。
改めて、日々、自分の研究の方向性が右往左往していることに焦る焦る。

こんな風にちゃんと文章に書いていくと、自分の研究は祝祭研究からイベント研究に移行している? と自分を振り返りつつ。

通るか通らないかは別として、冷静に研究や自分の状況を振り返る、という点において、奨学金申請はたいへん意味のあるものなのではないか、と。

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2006年7月 8日 (土)

オープンキャンパスで校風を知る

2003年の春ごろ。
大学院に行こう、と考えたとき、まず行なったのは、通学可能かつ自分に適した研究科がある大学院を探すことでした。
交通社会学関連の教授がいる大学というと、関東では東洋大学、そして千葉大学。関西では奈良と大阪にそれぞれあることがわかりました。
大学院はせいぜい年間6か月ほどしか開講しませんから、関西への通学も無理すればなんとかなります。しかし、図書館の利用や研究会などを考えると、やはり関東の大学の方が現実的でした。
千葉大は旧国立大学なのに学費がけっこう高い(年額約100万円)ということがわかりました。東洋大には事実上の社会人コースとも言える社会学研究科の福祉社会システム専攻(現・福祉社会デザイン研究科)があり、卒業生なら入学金が半額、しかも学費は年額約70万円だったこと、そして図書館の蔵書数がハンパじゃないことが決め手となって受験を意識し始めました。

ちょうど7月にオープンキャンパス(当時は「大学院進学説明会」、現在の「院博」)が開催されたので、いそいそと出かけて行きました。
10数年ぶりに訪れる母校は、何もかもが変わっていて、当時の面影を残す建物は一切ありませんでした。
1号館の16階で行なわれた説明会は、一人の質問者に3人の現役大学院生と一人の教員が相談に乗る、というスタイル。
院生になってからの生活の質問より、私は受験についての質問ばかりしました。それも、一番年輩の教授と思われる女性に向かってばかりしゃべっていたのですが、実はその人も学生だと気づいたのはだいぶ後のことでした。

大学院受験には学部時代の成績証明を提出することになっています。私の場合、自分で言うのもなんですが、けっこう学部時代は成績が良かったので(リポート形式の試験ばかりだったのが幸いした)、
「学部時代の成績はどれくらい加味されますか?」
と質問してみました。
すると、相談席の教授はいいました。
「ま、ほとんど、というか、一切関係ないね」
が、がびーん、です。
じゃあ、どこを重視されるのか?

私は7月の入試で4月入学を決めたかったので、必然的に一般入試、つまり英語も受験科目にあります。ちなみに、東洋大学大学院の場合、社会人入試は英語がありません。

「うーん、論文半分、面接半分かな。というか、面接重視だな。しゃべれる人は「書ける」からね。しゃべれない人は書けない。大学院は「論文を書く」ところだから、書ける人が受かるんだよ」

うむ、なるほど。
学部の成績が関係ないと聞いてちょっとガッカリした反面、正直、ホッとしました。なぜなら、しゃべくりも書くことも自分の中では得意分野だからです。

説明会では、大学院紀要(学生や教員の同人誌のようなもの、研究発表の場)や学位論文審査報告書など分厚い冊子を配布していました。さらに、ここ数年の入試問題集まで。
立派な紙袋にボールペンのお土産までいただき、洋大(東洋大の略称:ようだい)を後にしました。

家に帰って過去問題を見てびっくり。ほとんど毎年、同じような問題だったりします。
「社会学」の設問は、社会学・社会福祉学・人類学の設問20問から5問を選び、用語の説明をせよ、というもの。
「小論文」は、2つの設問のうち1つを選んで、B4サイズの解答用紙に書き込むもの。
「英語」は、短めの新聞記事かなにか2つをそれぞれ和訳せよ、というもの。テーマは社会学的なもので、辞書持ち込み可、でした。

「社会学」の設問は、はっきりいって、チンプンカンプンでした。何しろ、社会学は基本的には現代社会を扱うことが多く、用語にしても、自分が学部で学んだ知識はまるで役に立たない感じがします。というより、さっぱり忘れてる。
そこで、『テキスト現代社会』という本を古本屋で買ってきて3日漬けで暗記しました。

説明会で教授が言っていたこんな言葉を思い出しました。

「まあ、6割出来れば合格。5問のうち3問書ければいいんだよ」

なるほど。20問のうち3問ヤマ勘に引っかかればOK、という、偏差値世代には仰天の受験対策なのでした。

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2006年5月 3日 (水)

社会人院生の日々~時間割

大学院生というと、どんな時間割で学校に通っているのか、経験がないと皆目見当がつかないことと思う。

社会学研究科のワタシの場合。


修士1年春学期(セメスター制 ※1)
※1セメスターとは半期完結の方式。7月修了・9月入学が可能。

月 6限(18:10~19:40)講義
7限(19:50~21:20)講義
水 5限(16:20~17:50)ゼミ
7限 ゼミ
金 7限 講義


修士1年秋学期

月 4限ゼミ(ヤミ出席ゼミ※2)
6限講義
7限講義
水 5限ゼミ
7限ゼミ
金曜は週3だとしんどいのでナシにした。
※2 ヤミ出席とは、登録していない講義に出席すること。まるで違う学部・大学の人が来ることもあるらしい(^^;


修士2年春・秋学期(同一時間割)

月 6限 人類学研究会的ゼミ
7限 人類学一対一ゼミ
水 7限 地域社会学ゼミ


博士後期1年(※3)
※3 博士後期課程は通年制ということになっている。

月 4限 一対一ゼミ
水 6限~終電まで 白熱したゼミ

どちらも毎週でなくてもよい、ということになっている。


学費65万円を授業コマ数で割ると……。
(前期13回+後期13回)×ゼミ2つ。=52コマ。

……1コマ90分で1万2,500円!!
一言一句聞き逃すまい(^^;

院って贅沢な遊びだ……。

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