ムーミン大学のニョロニョロ
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
高速道路の渋滞にはまっているみたいなわたしの研究の進捗状況に対してひと言。
「これは“冒険”ですっ!」
これ=こんな状況で来年出すのか?!と翻訳することができます。
あと、
「使えないデータはガラクタと同じ」
宝物かと思っていたけど、実はガラクタにしか過ぎなかっただなんて……。
ここ数カ月はそのガラクタの山を造成しにかかります。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
先日、国際スポーツ社会学会に参加してきた。
僣越ながら自分も口頭発表をしてきたのだが。
それはともかく(とか言ってる場合でもないのだが)、ほかの人の発表とかシンポジウムを聞くこともたいへん勉強になった。
最終日のシンポジウムはpublic sphereのセッションを拝聴。
1番目の研究者はハーバーマスについて語っていてちょっと眠かったのだけど、2番目に発表した研究者のプレゼンテーションが、それは素晴らしいこと、素晴らしいこと。
パワポの画像は完全にしゃべりにリンクしていて、それも思考とリンクするように練りに練ってある。
アニメもグラフも引用写真のセンスもなかなかのもの。
30秒に一回、笑いを取り、1分に1回考えさせられ、2分に一回納得してしまうような。
そんな素晴らしいプレゼンだった。
あまりにも素晴らしかったんで、彼に対していっさい質疑応答で質問が出なかったのが印象的だったのだが。
あれっ?
あまりにも素晴らしかったので何について発表されたのか、わたくし自身も忘れちゃいました。あらららら。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
前々から悩んでいたのだけど、「研究ノート」をどういう体裁にするか、今さらながら考えている。
普段のメモや手帳は、
スケジュール→バイブルサイズのシステム手帳+バインデックスのリフィルで〔週間〕バーチカルタイプ 品番 : 015
フィールドノート(取材メモ)→ミケリウス(ミケルリュウス)のA6方眼
を愛用しています。
バインデックスのリフィルは3年前からバーチカルタイプ(1日の行動を縦に書く方式)に変えて、とても気に入っています。
ですが、今年、月間スケジュール付き+見出し付きを買って大失敗。月初に月間ダイアリーが付くのですが、週間の方が前と後の月にそれぞれ現れるので、スケジュールを2回書かないとつながらない。
あと、やっぱり4月始まりの方が便利ですね。
ミケリウス(またはミケル リュース)は、もともとミュンヘンの文房具屋さんで見つけて買って気に入ったもので、世界中の文房具屋さんで探してたんですが、ある日、二子玉川の銀座伊東屋さんで見つけて大人買い。それ以来、本当に取材にフィールドワークに贈り物にと活躍しています。
愛用しているのはもっぱらA6サイズで、手のひらサイズなのと、表紙がプラスチックで固いので持ったまま書きやすいんですね。あと5mm方眼とか、ミシン目入りとか、4色塗り分けてたりとか、太いリング式なのでペンをそこに差しておけるとか、もうとにかく物書きのためのノートブックだと言えます。
なのですが。
日々の研究のアイディアを練ったり、研究の進捗状況を書き留めておくには、バイブルサイズのシステム手帳でもA6サイズのミケリウスでも小さ過ぎます。
そこで、A5、B5、A4サイズあたりのノートに日々書き留める必要があるなあと考えています。
ひとまず候補に上がったのは次のいくつか。
方眼なところと、A4なところ、そして2穴で綴じられるところがいいと思いました。
まさに研究者用のノートです。が、ちょっと豪華過ぎるかな。
オックスフォードのリングノード【 Oxford A4リングノート 】
![]()
方眼だし、左縦罫線入りだし、タイトル部もあるし、2穴開きだし、ミシン目もあるけど、1600円というお値段が豪華。あと、継続して購入できるのか?という心配もあります。
マルマン MNEMOSYNE【ニーモシネ】 特殊5ミリ方眼罫ノートA4
![]()
横書きっ! 方眼! タイトルスペース入り。KJ法ヤマインドマップを書くのにぴったり。でも、横書き系だとノートブックにする意味をあまり感じないんだよなあ。ペロンってめくれるプロジェクトシートの方が好みかも。
議事録用とのことですが、方眼、タイトルスペース、ミシン目、角丸、2穴開き等々、かなり理想的です。お値段も800円程度とまあまあ。
でもやっぱり…
Miquelrius(ミケリウス)ストライプA4方眼ノート4穴パンチ済み
![]()
使い慣れた紙質、罫線の濃さで言えば、ミケリウスかなあ。。。
と思いつつも、結局、押し入れにストックしてあった学部生時代から使ってなかったコクヨのキャンパスノート100枚をとりあえず使うことにしました。
これを使い切ったら心ゆくまでミケリウスを使い倒せるようになるかも。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
「研究計画 奨学金」
で検索してくださる方が多いのだけど、とくに有益な情報がなくて申し訳ない。
なので、何かみなさまの役に立つ情報がないか思い出してみた。
あった。
・研究計画や奨学金の申請は「ですます」ではなく「だである」調で書くこと
奨学金などをお願いするのだから、謙虚に書かなきゃ、と思って「ですます」で書いたらマイプロフェッサーに「「だである」でガツーンと書かなきゃダメっ」とのアドバイスをいただきました。
知らなかったー。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
いや困った困った。
来年度、主査が1年間のサバティカルに突入。
いっぽう、副査は来年度で定年退職。
2年目の3年生だけど、あとがない。
10年選手が当たり前と言われるこの界隈で、修士・後期含め6年で終わるのか? 終えられるのか?
| 固定リンク | トラックバック (0)
研究活動をしていますと、たびたび英文のライティングとか、読解とか英語の口頭発表をしなければならない場面がありますが、実はわたしは英語が苦手。
苦手と言ってもなんとかしなけりゃならないので、以下の要領でどうにかしています。
例えば、英作文の場合……。
●日本語を主語述語の最小単位(名付けて核センテンス)に分解
↓
●自分なりに電子辞書を使いつつ英作文してみる
↓
●英辞郎 on the Webで例文を参照してみる
↓
●オンライン翻訳機(Cross Translationにかけてみる(和文→英文、英文→和文、と双方向で)
↓
●Gramleeでネイティブチェックを依頼する
こんな感じでなんとかしています。
ちなみに、電子辞書はカシオのEX-wordが断然おすすめ。
2008年最新モデルでは、
とか
こちらのモデルがあります。
英辞郎は訳語、文例がたいへん豊富で、とくに文例は実際に最近使われている事例が取り上げられているので、ニュアンスの違いなどを実感することができます。
alc(アルク)のサイトの上の方に検索窓があって、無料で利用可能です。登録も要りません。
オンライン翻訳機(Cross Translationは、Yahoo! 翻訳、Excite 翻訳、Livedoor 翻訳、infoseek 翻訳(関西弁)、vil-net、Dictionary.com、So-net翻訳、ブラザー TransLand、FreeTranslation.com、の9つのオンライン翻訳を同時にかけてくれるというたいへん便利なもの。さらに、上記alcの英辞郎にもリンクしています。
それぞれ翻訳エンジンが異なるので、異なる結果が出ますが、わりとヤフー翻訳が使えるかなという感じがします。
格安のネイティブチェックをしてくれるGramleeは、24時間以内にアメリカのネイティブが赤入れをしてくれるというもので、たったの250語=5米ドル。
回答は清書したテキストと、ワードで赤入れしてコメント付きの添付ファイルが送られてきます。きめこまやかな添削がされていて、格安校正とは思えない仕上がり。
| 固定リンク | トラックバック (0)
久々にGoogle Scholarで探し物をして驚いた。2、3か月前とは格段に日本語論文の拾い方が深くなっている。
今までは私に関連する論文はほとんど英語の文献しか拾えなかったのだが、日本語論文もけっこうな確率でpdfなりで拾うことができる。
これは便利。
この勢いだと、論文データベースでタイトルとアブストラクトだけ拾って有料で本文を買うなんてことは必要なくなってくるんじゃないかな。
このごろ研究者は論文を惜しげもなくインターネット上で公開することが多くなってきたし。
でも、たまには公開していない論文もあります。たいてい、論文集として書籍化されたもの。
先日も日本には入ってきてない英語文献を泣く泣くアマゾンで数か月かかって数千円(四捨五入して1万円)で買いましたっけ。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
9月29日、東洋大学大学院福祉社会システム専攻のOB会組織である二季の会で講演を行いました。
5月30日にマン島で行われた国際バイク学会での発表までの1年10カ月の顛末記を報告しました。
研究の内容は、ま、ともかく、英文アブストラクト作成の四苦八苦やら、カンファレンス発表時のハッタリポイントまで裏話ばかりお話ししまた。こんなふざけた題目でよかったのかどうか……。
というわけで、以下は当日お配りしたレジュメを数回に分けて公開します。
初めての国際学会英語口頭発表
──小林ゆきの場合──
2007年9月28日(土)二季の会・秋の集い
発表者: 東洋大学大学院社会学研究科後期課程2年
小林ゆき
2007年5月開催の学会に誘われたのが2005年8月。
発表するためのアブストラクト締切は2006年7月。
発表まで実に1年と10カ月もの準備期間があったが、
英語による国際発表の準備に「余裕」という文字は
浮かびもしなかった……。
国際バイク学会でマン島TTレースについての
発表を行った院生の顛末記。
1.2005年8月
博物館に毎日通ってたら声をかけられた
2005年8月から9月にかけて、修士論文のための中期フィールドワークのため、イギリスの方にあるクラウン・ディペンデンシー で英国連邦 のIsle of Man マン島に滞在していた。滞在中、Manxマン島人の友だちとカフェでお茶していたとき、彼の知人で博物館に勤めている人からバイク学会開催の話を聞かされた。ちょうどそのころ、過去の文献を調べるため、Manx Museumマンクス博物館 のLibrary図書館(リファレンス室)に毎日朝10時から5時までしばらく通っていたところ、博物館館長に1枚のコピーを渡された。2007年5月に100周年を迎えるマン島TTレース時にバイク学会が開催されるというのだ。主催はイギリスの大学教授とアメリカ人のカレッジ教授が主宰しているInternational Journal of Motorcycle Studies国際バイク学会。テーマは、The Isle of Man TT Races : Heritage, Place and Spirit というもの。バイクを核にした学際的で横断的な学会なので、技術やデザイン、工業、経済、サブカルチャー、ポップカルチャー、芸術、メディア、社会学などなど、なんでもアリの団体である。半ば強制的に「あなた出なさいよ」とオススメされたのが、国際学会発表のきっかけだった。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
わたしの研究でけっこうキモになっているのが、新聞のスクラップです。すでに溜めに溜めまくっていて、何か月分、切り抜きをしなきゃならないのやら。
こうなってくると、効率も大事なんですが、やっかいなのが、スクラップするときの糊の使い勝手。
現在はスティック糊を使っていますが、それでも、はみ出しにはイライラさせられます。
で、見つけたのがコレ。
コクヨのドットライナーシリーズです。
修正液→修正テープ、のように画期的なアイディア。ペンのようにドットライナーを滑らせれば、的確に欲しいところだけ糊がついてくれます。
メンディングテープのように、貼って剥がせるタイプや、強力粘着力タイプもあります。
これで、一気に4か月分の切り抜きがはかどる?! ん? そんなに溜まってたっけ(汗
| 固定リンク | トラックバック (0)
5月28日~30日にマン島で行なわれるInternational Journal of Motorcycle Studies で発表するための原稿作りをしている。
なんせ、初めての学会発表がいきなり国際学会かつ英語発表。
原稿を読むしかないので、まずは和文原稿の作成から。
発表時間は15分。質疑応答に5分。
日本語の場合、NHKアナウンサーの話すスピードが1分間に約400文字、関西の漫才師がしゃべる言葉が1分間に約600文字だそうだから、日本語で約6000字の原稿を作ればよい。というわけにはいかない。
パワーポイントのスライドの操作や、オーディエンスの反応を見ながらの間合いというものが実際にはあるだろうから、15分で日本語4000字相当が妥当ではないだろうか、という指導教授からのアドバイスが。
日本語と英語、どちらが文字量・単語量が多いか?
ホントのところは原稿を作ってしゃべって測ってみないことにはわからないけど、恐らく英語のほうがよりシンプルに文章を作るし、丁寧語や敬語がないので短いのではないか、ということになった。
とはいえ、原稿にはない
「こちらの図をご覧ください」
みたいな言葉が入ってくると、日本語できっちり4000字以内で作らないと厳しいのではないか。
てなわけで、あと約1か月後の発表なのだが、いまさら日本語原稿で悪戦苦闘している次第。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
柳澤厚生労働省大臣の発言が問題になっている。
発言の主旨は読売新聞によると以下の通り。
関係者によると、柳沢厚労相は27日に松江市で開かれた島根県議の会合で講演し、「(女性という)産む機械、装置の数は決まっている。あとは1人頭で(多くの子供を産むように)がんばってもらうしかない」と発言した。厚労相はその場で「機械と言ってごめんなさい」と謝罪し、「産む役目の人」と訂正した。
問題にしている人たちは、「女は産む機械」=「女は子どもを生まなきゃいけない機械程度ということなのかっプンプン」という論調なんだけど、
社会学者はこれを聞いて、何が問題なのかよく解らず、ププっと笑った人が多いんじゃないでしょうか。
つか、前後の文脈を解してみると、べつに「女は産む機械」と断定して言ってない。
べつに、不妊の人を卑下なんかしてないじゃん。
産める人に対しての合計特殊出生率をどうにかして上げるには、っつーことじゃん。
単なる比喩。
単なるメタファー。
社会学では、「○○は○○を生み出す“装置”となっているのである」なんてメタファーはよく使う手で、というか、使わないと社会学じゃない、くらいな勢いなんで。
かくいう私も、修論では「装置メタファー」は使わせてもらいました。
民主党のTVCMは「トヨタメソッド」で敷居を下げてますから、
(トヨタメソッド=ちょっとアホっぽいくらいが大多数の国民にはちょうどいいという作り方のCM)
民主党は「ハイ、失言一丁釣った!」ってな具合に判っててわざと騒いでるかもしれないけど、
民主党以下の野党さんたちが、柳澤発言を「女は機械」と言っているんだと素で言っているとしたら、そっちの方が恐ろしい。
リテラシーですよ、リテラシー。
あと、日本語読解力。
部分を切り取ってミスリード、なマスコミもどうかと思うが。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
Mixiにて「バイクゼミナールMixi版」を主宰しております。
趣旨としまして、
『バイクゼミナール』は、バイクにまつわるさまざまなトピックスを、・一人につきA41枚以上のレジュメを用意していただく
・それを元に一人15分程度の発表と5分程度の質疑応答を行なういわゆる大学の“ゼミ”のような形式で語り合う勉強会として立ち上げたいと考え、まずはミクシでコミュニティを作りました。
工学から物理学、アート、デザイン、文化、心理学、社会学、安全学、経営学、関係団体の動向、法学、などなど学問に限らず、マーケティングの手法、新しい商品開発についてのアイディア、読書会、映画鑑賞会などなど、ありとあらゆるバイクに関わる分野を異分野からお互い刺激を受け合う会にしていきたいと考えています。
日本のバイクの世界では、こうした横断的なつながりが薄いと感じており、このような企画を温めていました。
バイクに関わる日本での最先端の研究や、開発や営業さんの日ごろの努力のたまもの、あるいは研究途中のこと、一般のライダーさんの疑問をすり合わせるような場所を作ることはできないか、というのがこの試みです。
いろいろな情報や研究のインプットだけでなく、アウトプットを広く一般の方、いろいろな学問や業種の方に文字データとして送り届けるためにも、単なるオフ会ではない「バイクゼミナール」を、メンバーや場所など賛同者が集まれば随時企画していきたいと思います。そして、息の長い勉強会に育てたいと考えています。
参加者の資格は問いません。バイク屋さんでも、一般ライダーでも、学生さんでも、研究者や学者さん、メーカーさんでも(匿名・匿テーマ、秘密は厳守します)、商社さん、関連団体さん、レース関係者さんなどなど、日ごろ誰かに発表したいことがあれば異業種異分野でお互いの刺激を受け合う場にしていきましょう。
……ってなことにしております。
現在参加されている方々は、社会学・社会心理学・エンジニア・コンサルタントの方々などなど多彩です。
現在、設けている掲示板のトピックとしては、
・参考文献、サイト、リファレンス
・騒音規制って、どうなの?
・バイクの魅力、とは
・広州市のバイク乗り入れ禁止を考察する
・雑談板
・バイク文化、とは
・自己紹介
・発表テーマ
・お知らせ用トピック
などがあります。
とくに、「バイクの魅力、とは」「バイク文化、とは」のあたりで活発な議論が交わされており、分析的に言語化しつつバイクの魅力や文化を解き明かしていこう、という試みをすすめています。
これだけで共著本ができてしまいそうな勢いでして。
引き続き、みなさまのご参加、お待ちしております。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
「公道スポーツは道が祝祭の舞台になる」と仮説を立ててマン島TTレースを研究している私だが、比較事例として日本では「箱根駅伝」を挙げると、わりと理解がたやすいかも。
箱根駅伝は東京大手町~箱根間を往復する駅伝方式のマラソンだが、単純な一本道と考えるのではなく、A地点からB地点を通ってA地点へ帰る、という「サーキット」(=周回路)と見なすことができ、マン島TTレースのマウンテンコース(一周60㎞の周回路)と比較してもいいんじゃないかと。
あと、箱根駅伝は大手町を一斉スタートするので、着順で争うマラソンと同じ競技のように思われがちだが、実は10分または20分のタイムアップルールで繰り上げスタートになるため、チームが総合タイムに向かって挑む「タイムレース」となっている。
繰り上げスタートの心配がないトップグループは競り合いによる着順や記録への影響があるが、後半のチームは“己との闘い”となるため、これもまたタイムレースであるマン島TTレースとの比較事例として検討してもよさそうな。
しかし、なんでまた国道一号線が祝祭空間に生まれ変わるのだろう? という目でこの3年間箱根駅伝を見てきた。
一つ重要な要素として、走っているランナーは大学の、それも予選を突破したりシードを守った大学の陸上部に所属するある一定の年齢層の大学生しか走れないわけで。それは、祭りにおける神輿であり山車であり、それらの担ぎ手であり引手である、ということだ。担ぎ手や引手は選ばれた人しかなることができない。
しかも、一定の時間、そこは祭りたる駅伝の空間として管理される。それを見に行く観衆とのコントラスト。
……この話は今日はここまで。
ところで、箱根駅伝を見ていて、というか最近マラソン報道などで擬人化ならぬ“擬機械化”の言説が気になった。
「昨年は8区でブレーキを起こして」(日刊スポーツ20006年1月4日付)
「ギアチェンジ」(TVのアナウンス)
ギアチェンジというのは、高橋Qちゃん尚子選手がオリンピックでサングラスを投げ捨てスパートをかけたときから広まった表現ではないかと思うが、出典は定かでない。
逆に、オートバイの世界ではけっこう擬人化した表現が用いられる。中には名前を付ける人さえ。
モータリゼーション100年の間に、人間も機械化され表現されるという現象はなんかおもしろい。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
マン島関連の文献を調べていて、マガジンプラスで最新の論文?が出てきたので調べてみた。
MAGAZINPLUSとは、「857万件の雑誌記事情報に加え、戦後国内の学術雑誌が刊行した人文社会系の年次研究報告や学術論文集59万件の論文タイトル情報を加えた、総計916万件にのぼる国内最大の雑誌・論文情報データベース」で、個人では年額1万8,900円とか、1件いくらで料金がかかるが、大学なら法人契約しているので図書館では使い放題という学生の権利をとことん使える超便利な検索エンジンである。
で、2006年10月3日の世界週報という雑誌に、「マン島にて--的川教授の宇宙よもやま話」なる論文(?)が発表されているというので、図書館で探してみた。
世界週報は時事通信の発行している雑誌だし、的川泰宣「教授」が書かれているということで、はてマン島で宇宙?でもマン島にはたくさんの妖精伝説があるから多少、宇宙にも縁があるかもしれない、と思ってコピーをとってみた。
するとすると。誤認だらけの内容が。
×「1957年に始まったこのバイクレースの最高峰は、来年で半世紀を迎える」
どこでどう聞き違えたのだろう。マン島TTレースがはじまったのは1907年のことなので、来年で一世紀を迎える。
的川氏がマン島を訪れたのは9月11日とのことなので、おそらく8月下旬~9月上旬に行なわれているアマチュア対象のマンクス・グランプリ(MANX GP)と勘違いしたのだと思う。
それにしても、MGPの前身、MARRCは1923年から1929年まで、MGPが始まったのは1930年のことだから、なぜ1957年という数字が出てきたのだろう??
ちなみに、1957年はマン島TTレース50周年で、ボブ・マッキンタイアがはじめてオーバー・ザ・トン(平均時速100マイル超)を達成した年だ(Kelly,Robert ed. HERE IS THE NEWS A CHRONICLE OF THE 20th CENTURY Volume Ⅱ: 1951-2000 Onchan, The Manx Experience, 2000, p39)。
ほかにも、
×「イギリスの領土でありながら『自治国家』の様相を呈している」
とあるが、マン島はイギリス領土ではない。英国王室に属しているだけである。また、「自治国家の様相を呈している」のではなく、自治国家である。
×「『ルマン』さながらのスピードでぶっ飛ばし」
よくある誤解だが、いわゆる「ル・マン」はフランスのLe Mansのことであって、マン島=Isle of Manとは違う。ル・マン24時間耐久レースなどは、自動車やオートバイのクローズドサーキットで行なうレースである。
「ぶっ飛ばし」とあるが、空港からダグラスの間はほとんど制限速度があるが(マン島は基本的に制限速度がない)、それも50マイル(80キロ)から60マイル(96キロ)という、日本の一般公道では考えられないハイスピードである。マン島では決して飛ばしている範疇にはない。日本人からすれば飛ばしているような感覚になるのはわかるが。
マン島と宇宙は何が関係あるのかと思ったら、マン島で国際宇宙大学(ISU)の理事会が行なわれたのだそうだ。
マン島では政府が国策として国際カンファレンス招致に力を入れている。
ともあれ、的川教授に日本のオートバイが海外でとりわけ認知されていることを知らしめたのはうれしいことである。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
南方熊楠展に行ってきた。
(11月26日(日)まで、上野公園にある国立科学博物館にて)
私と南方熊楠との出会いは、1989年にバイクで日本一周したときのことである。
和歌山県田辺市のユースホステルのペアレントさんのおばちゃん(おばあちゃん?)が、夜中に消灯時間を自ら破って占いをしてくれて、それはともかく、翌朝、本来そこのユースでは朝食が出ないのだが、近所の喫茶店にペアレントさんが朝食を誘ってくれて、1時間、いや2時間近く話をした中で
「南方熊楠知っとるやろ? 知らん? 白浜に博物館があるから行ったらええ。人生観が変わるろ」
と進言してくださったのだ。
そのとき私は先を急いでいたこともあり、結局、白浜には戻らなかったのだが、1994年ごろ、仕事にかこつけて白浜の南方熊楠記念館を訪れることができた。
さほど広いとは言えない記念館だが、熊楠の仕事っぷりは細かく丹念で、全部見終わるのにたっぷり2時間はかかっただろうか。
熊楠の何がわかったわけでもなかったが、若い頃の端整で男っぽい顔だちの写真が自分好みで、引き続き興味をひいているというわけである。
さて、今回の展示は熊楠のダイジェストとも言えるものだったが、それでも500円払って見るのに惜しいことはない。
特に印象に残った部分--。
●(外国の)アマチュア研究家が6000点の標本を学者に送ったと知った熊楠は、それ以上を収集してやろうと決意した。
→研究者としての原点が、他を越えてやる!という気概からだったとは。
●民俗学者、柳田国男が熊楠を評して「南方熊楠という現象であり、南方熊楠という事件である」というようなことを言っていた。
●熊楠はとっくにKJ法を行なっていた。それどころか、三次元のマインドマップを考えていたようで、これが南方熊楠曼陀羅であると言っていいと思う。
もう一度、白浜に行ってみたいと強く思った。
研究とは何か、方法論や気迫のようなものから受ける刺激は絶大である。
| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
塩爺こと元財務大臣で我が東洋大学総長の塩川正十郎(しおかわ まさじゅうろう)氏。御歳85歳になられるそうですが、ますますかくしゃくとされてます。
2006年11月10日付け朝日新聞夕刊に教育問題について、塩爺の談話の記事が出ていましたが、素晴しい。
要約すると、
1.先生は医師と同じように通算9年、6年は教養を学び、3年は実習をする。そのかわり給料は高く。
2.教育の源は家庭。虐待は重罰化すべき。
3.コミュニティの欠如の指摘。西洋は毎日曜日教会に集まるように、地域スポーツを振興して地域社会の連帯を図るべき。小学校は女性教諭が多いのでサッカーなどの指導は難しいが、ボランティアを募る。事故が、という懸念は仕組みを変えて対処すべき。
こんな感じです。
塩爺は日本武道館会長をされていて、そのせいかどうかわかりませんが、我が東洋大学は4月の入学式も3月の卒業・修了式も日本武道館で行なわれます。そのときだけ生・塩爺にお目にかかることができるのですが、この3月の卒業式の挨拶も心に残るものでした。
「人間は多面性がある。変化もある。だから、一時の感情でその人を見るのではなく、長い目で見るような感覚が必要だ」、と。
表面的な「グローバルな」とか「ビジネスうんぬん」かんぬんなんてほざいていた関係各エライ人たちの挨拶なんかチャンチャラおかしくて、短くぱすっとお話してくださった塩爺の挨拶のほうが心に響きました。
なんとか、学位が取れるまでお元気で総長を続けていただけると嬉しいのですけど。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
社会人大学院生として、社会学を博士後期課程で学んでいる(研究している?)私ですが。
博士後期課程1年目の今年は、文化人類学のゼミと地域社会学のゼミ、二つのゼミをとっています。
で、昨日は懸案の文化人類学ゼミだったんですが。
このゼミ、わたくし勝手に「針の筵(むしろ)ゼミ」と名付けて戦々恐々としております。
なにしろ、U教授、Y助教授、M教授、さらに退官されたS教授、ほか、現役常勤・非常勤講師さんらがなぜか一堂に会する、レヴェルの高いゼミだからです。
学生より先生の方が多いんじゃないか。
で、発表ともなると針の筵とはこういうことか、という気分にさせられるわけですが。
正直、あんまりお稽古しなかった週のピアノのレッスンのような。
行かないより顔出して怒られた方がマシ、みたいな。
幸い、わたくしの場合、U教授の1対1ゼミでじっくりご指導いただき、、もう一つ、癒されに通っているような社会学系のゼミにも所属してますので、心の均衡は保たれていたり。
大学院生のみなさまにおかれましては、コテンパンにやっつけられる系ゼミと、大丈夫だよー一緒に頑張ろうよーそういう考え方もあるけどこういう考え方もあるよーと優しく包み込んでくれるような癒され系ゼミの二つ以上、レベルや分野違いのゼミを併せて採ることをオススメします。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ご無沙汰してますのバイクゼミナールです。
マン島TTレースのため、今年もマン島に約3週間滞在してきました。
今年マン島に行くまでは、博士論文を交通社会学として日本をフィールドに斬るのか、あるいは、修士論文で書いたマン島TTレースについて、もう少し知見を深めていくのか悩んでいたのですが。
決めました。
マン島TTを題材に博士論文のための研究を進めていきます。
理由は二つ。
今年のマン島TTでは、サイドカーの事故を目撃してしまったこと、そして現在唯一の日本人参戦者・前田淳選手が亡くなったこと。もちろん、これらは偶然ではありますが、得体の知れない何かが私に書け、書けと言っているような気がしているのです。おこがましいようではありますが。
もう一つは、100周年に向けてマン島はUKからの圧力、TTバッシングに対して必死に抵抗している気がしてなりません。このような刻々と変わる情勢を書き留められるのは今しかない、そのように感じています。
理論の枠組みは地域社会学的に、方法論は文化人類学的に進めることになりそうです。
しかし、その前に基礎的文献の読み込みがまったくもって足りませんねぇ、はあ。
そして英語力も……。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
(下書き)
ETC価格高い
↓
一部の新しモノ好き、高所得層だけに先に普及、一般に普及が進まなかった
↓
数パーセントほどの普及率は、装着車の運転者に特権意識を植えつけた
↓
事実上、ETCバーは徐行しなくても通過OK
↓
特権意識+ゲート徐行OKは安全意識より特権意識、速く通り抜けようという意識が働き、進入と通過後の前後左右の安全確認がおろそかになる
↓
ヒドイ例では、一般/ETC兼用ブースで、料金を支払っているバイクの横のすり抜けをする車も現われる。特権意識の象徴。
↓
普及率60%を越えても、通過時間が格段に少ないので一般レーンの渋滞を尻目にまだまだ特権意識に浸れる。しかし台数的には一般レーンと半々程度なので、進入・通過後の走行ライン取りがクロスして接触等料金所付近での事故が増える?(実感としては増えている)
〈考察〉
米のようにタダで配るようなシステム、ドイツのようにトラックには強制的に装着しあとで支払い制度、ヨーロッパ各国のように未払いは後で追跡のようなシステムにすれば特権意識を生みにくかった?
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
同じゼミに観光学のM2の人が紛れているんだけど、その人から聞いた観光学の研究の話。
例えば、サーズとかエボラ熱がどこかの国で流行っている、と報道されると、ぐっと渡航する日本人が減る傾向にあるが、何かが起きているから観光を取り止めようとするのは、世界的に見て日本人だけの特徴らしい。
風説(まあ、事実ではあるが)に左右される日本人。
以前、「鈴鹿8耐をあそこまで盛り上がらせたのはオレだ!」と豪語していた雑誌編集長がいた。地元ローカルライダーを取り上げたり、行き方ガイドを取り上げるなど、地道な報道から盛り上がったというのだ。
真偽のほどはともかく、逆に考えると、報道が(マスコミが)日本人の意識を変えるのは簡単なことかも。
バイク雑誌でメディアスクラム。まだ見たことないな。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
「公」と書いてあっても「官」に変換するとわかり易くなる。
例)
公務員→官務員
公益→官益
公民→官民
公文書→官文書
公安委員会→官安委員会
公営→官営
公共→官共
公金→官金
公権→官権
パブリックを示す“公”なのか、パブリックを統制するガバメントを意味する“官”なのか、実際のはたらきを注意しなければならないね。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
富山ライトレール:次世代路面電車、車いすでも楽々--富山で開業 /石川富山ライトレール富山港線が29日正式に開業し、日本初の本格的なLRT(次世代型路面電車)がスタートした。
ライトレール「ポートラム」=写真=は、北陸新幹線整備に伴うJR在来線の高架化で、赤字線の富山港線をJR西日本が富山市に売却。同市が路面電車化した。
富山駅北―岩瀬浜間総延長7・6キロのうち、奥田中学校前から富山駅北までの1・1キロを軌道路線として新設。新たに富山駅北など5駅も設置した。車両は、車いすでも利用しやすく、専用スペース2カ所を設けるなど、バリアフリーにも配慮している。定員は80人。(~中略~)運賃は中学生以上200円、小学生100円。【青山郁子】4月30日朝刊 (毎日新聞) - 4月30日15時2分更新
(ソース:ヤフー・毎日新聞)
LRTって何よ。→国交省道路局のサイト
路面電車はエコだなんだかんだと大歓迎ムードだけど、鉄道を作り電気を使うことは本当に効率良くエコなのだろうか?
路面電車のもっとも大きな影響力は、都市における“記号”なのではないだろうか。
どこからでも見れる道路上の移動施設。それを待つ人々、吐き出される人々。
そのような光景が人々の脳裏に刻み込まれ、「都市」の記号として理解される。
最近、“路面店”という言い方があるけど、安っぽいフェイク満載のテナントビル(例:こことか)よりは、例えば銀座や表参道におけるブランド基幹店のように、都市の記号として存在させた方が、地域社会への記号と化するのではないか。
“都市の祭り”はほとんどが「パレード」である。数字の裏付けは取ってないけど。今度やってみよう。
パレードは道路を“非日常の空間”に変貌させ、祭りを沿道の人々の脳裏に刻みつける。
つまり。
路面電車は都市における日常のパレードなのではないか、と。ふむ?
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
よく、「自動車優先の道路政策」が批判され、批判の延長上に自動車、マイカー(業務上の運行ではないクルマ)、マイカーの運転者を批難する風潮が昔からある。しかし、道路を作るにあたり、いかにクルマを効率よく快適に走れるかに重点を置いて政策を進めてきたのは行政=官なのだから、ドライバーではなく官を批判すべき。か?
→交通問題への社会運動は、「住民運動」としてそこに住んでいる人の組織でないと起こされない。
→通過交通という社会集団の運転者側の社会運動は極めてまれ。というか聞いたことがない。あるのか?
→トラック協会など業務上の運転者側の社会組織はあるが、主に税制など制度に対する社会運動だけ。道路施策に対する社会運動はあったのだろうか?
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)
「まちづくり」
「ものづくり」
「ものつくり」
「つくば市」
「さいたま市」
「南あわじ市」
……政策を平仮名化すると胡散(うさん)臭く、地名を平仮名化すると馬鹿っぽく感じるのはなぜだろう。
まちづくり=街作り・街造り・都市政策、じゃなんでマズイんだ?
参考URL:まちづくり
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
そこに山があるから登る、と同じように、前にクルマがいるから追い越す……ということが調査でわかったという。
追い越しの心理学、または哲学、あるいは美学 2006年4月10日 「人は何故、追い越しをするのだろうか?」。追い越しをするドライバーの心理にせまる研究結果が、イスラエルのベン-グリオン(Ben-Gurion)大学によって発表された。同大学の調査チームは、150人のドライバーに、ドライブシミュレーターで運転してもらい、その後聞き取り調査を行った。
その結果、60%を超える人が、追い越しをした理由として、「そこにクルマがあったから」、あるいは「前のクルマについていくのが嫌だったから」と答えたという。シミュレーターの結果でも、追い越しが行われたケースでは、前方のクルマのスピードが、追い越しをしたクルマのスピードと同じか、速いケースがほとんどだったという。
同大学では、「追い越しをするのは、時間と燃料の無駄。前のクルマについていっても、目的地に到着する時間はあまりかわらない」と結論づけている。
《Satoshi ANDO, European editor》(ソース:レスポンス)
日本でやっても同じ結果になるんだろうか。前にクルマがいなければ(仮想前車を)追い越す気になる、つまり加速気味で走ることはない、というわけか。
確かに、前にトラックなんかがいると「ダラダラ後ろを走ってたくない」なんて思ってしまう。
こういう研究は工学系・心理学系の調査だろうが、これを社会学で当てはめるとすると、社会集団的にとらえなければいけないのかな。
「初心者マークのクルマは追い越したくなる」
「軽自動車に乗っている若い女性は追い越したくなる」
「大型トラックは追い越したくなる」
「ナンバーの見えないダンプカーは追い越すのはやめておこう」
みたいな。乗っているクルマとかジェンダー、年齢層、ファミリーで乗り合わせているかどうか、などで態度を変えるとか。変えないとか。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)
バイクゼミナールブログ版始めます。
私は大学院博士後期課程で社会学を学んでいて、話題はバイクに限らずですが、道路交通における交通社会学、社会学の考え方、論文の書き方、調査や分析の方法、参考文献などについて、備忘録的にこのブログに殴り書き、走り書きしていきます。
おいおい、いろいろな方を交えて実際にゼミを行なってみたいとも考えています。
それでは3年間よろしくお願いします。
| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)