「産む機械」というメタファーの何が問題なのか解らない
柳澤厚生労働省大臣の発言が問題になっている。
発言の主旨は読売新聞によると以下の通り。
関係者によると、柳沢厚労相は27日に松江市で開かれた島根県議の会合で講演し、「(女性という)産む機械、装置の数は決まっている。あとは1人頭で(多くの子供を産むように)がんばってもらうしかない」と発言した。厚労相はその場で「機械と言ってごめんなさい」と謝罪し、「産む役目の人」と訂正した。
問題にしている人たちは、「女は産む機械」=「女は子どもを生まなきゃいけない機械程度ということなのかっプンプン」という論調なんだけど、
社会学者はこれを聞いて、何が問題なのかよく解らず、ププっと笑った人が多いんじゃないでしょうか。
つか、前後の文脈を解してみると、べつに「女は産む機械」と断定して言ってない。
べつに、不妊の人を卑下なんかしてないじゃん。
産める人に対しての合計特殊出生率をどうにかして上げるには、っつーことじゃん。
単なる比喩。
単なるメタファー。
社会学では、「○○は○○を生み出す“装置”となっているのである」なんてメタファーはよく使う手で、というか、使わないと社会学じゃない、くらいな勢いなんで。
かくいう私も、修論では「装置メタファー」は使わせてもらいました。
民主党のTVCMは「トヨタメソッド」で敷居を下げてますから、
(トヨタメソッド=ちょっとアホっぽいくらいが大多数の国民にはちょうどいいという作り方のCM)
民主党は「ハイ、失言一丁釣った!」ってな具合に判っててわざと騒いでるかもしれないけど、
民主党以下の野党さんたちが、柳澤発言を「女は機械」と言っているんだと素で言っているとしたら、そっちの方が恐ろしい。
リテラシーですよ、リテラシー。
あと、日本語読解力。
部分を切り取ってミスリード、なマスコミもどうかと思うが。
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