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2006年7月27日 (木)

歩行者優先施策、道路空間の有効活用等25地域の社会実験

国土交通省の平成18年度社会実験実施地域について~歩行者優先施策、道路空間の有効活用等25地域の社会実験に着手~ 平成18年6月29日

社会実験についてという国交省のサイトから。

道路空間を移動のためだけでない転換、という社会実験も数多くあるようで、研究の比較例として復習っておく必要がありそう。

例)歩道空間を活用した自転車駐車場設置など自転車利用環境向上施策 【施策の概要】 歩道上に無秩序に駐車する自転車・自動二輪車等を整序化するため、歩行者・自動車等の通行に必要な幅員を見直し、道路空間を再配分した上で、既存の道路空間を有効活用した自転車・二輪車の駐車スペースの確保・運用を試みます。 【代表事例】 東京都新宿区:道路空間の再配分による自転車等の駐車スペース確保・整序化実験

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2006年7月21日 (金)

マン島・三宅島・八丈島:ニュースクリップ

マン島・三宅島・八丈島に関するニュースをクリップ。一部、ウエブ魚拓によるキャッシュ表示へのリンクもあります。


三宅島2輪レース、実現へ前進!
CAR モード

三宅島の平野村長や日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)の鈴木正利会長、東京都の細井知事本局政策担当参事や商工会関係者らによって意見交換会が開かれたのです。意見交換会には島への物資輸送を担う東海汽船の貨物部門責任者や村議会の人々も出席。三宅島で実際に2輪レースを実施できるのか、実施に向けて何をしなければならないかが話し合われました。

八丈島で公道試走
東京新聞2006.7.3.

三宅島の公道レースは、ミニバイクにしませんか
日経ビジネスオンライン、若林葉子さんのコラム
♯バイカーズステーション誌に掲載された川島さんのコラムへの共感。

来年三宅開催で本格調整 オートバイレース構想
中日新聞 2006.7.6

『スモール『マン島』だ』 実現なるか三宅島オートバイレース
東京新聞 2006.7.18
♯けっこう間違った表記(例:「英領マン島」→正しくは英国連邦マン島、またはイギリス王室属独立国領とか)をメールで指摘したところ、1時間経たないうちに電話が。国際面で読者とのQ&Aコーナーにてマン島の解説をする予定だそうです。

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久米是志,,『「ひらめき」の設計図』

ホンダ創成期のエンジン技術者だった久米是志さんの本に、マン島TTレース出場のため2バルブから4バルブ化する経緯が書かれているという。
以下、JANJANの東村篤氏の書評から。どうでもいいがJANJANのタイトルのカッコ付けが間違ってる。

例を挙げると、50年ほど前、英国マン島TTレース出場のため、新型のエンジンを開発。優勝するためには1万3千回転以上の高速回転に耐える頑丈な軸受けが必要。それには燃焼室の容積はある限度以下におさめなければならない。その結果として2バルブ方式では燃焼室の形状がどうしても煎餅のように薄くなってしまう。モンディアルの軸受をヒントに「押してだめなら引いてみな」式に軸受を頑丈にすることにこだわって改善できないでいた。そんなとき、本田宗一郎さんがやってきて「軸受を細くしろ!」と檄が飛び「軸受を薄くできる4バルブ方式」のひらめきが浮かび上がったというのだ。エンジンの回転が上がると回転慣性モーメントの大きなローラーとリテーナーは烈しい速度変化に追従し切れず自分自身が転がることもできなくなって滑り出してしまい、摩擦の急増で焼き付いてしまうからであった。

当時のメンバーの言葉や雰囲気を知りたい。宗一郎氏の本はさんざん出ているので。約40冊入手済。


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2006年7月14日 (金)

都知事定例記者会見(2006.5.26)

マン島TTを「オートレース」という言い方するのはやめてほしいなあ。日本でオートレースというとギャンブルレースのことを指すのであり、一部の人びとにとってギャンブルは悪、みたいなイメージがありますので。私自身は公営ギャンブルそのものを否定はしませんが。
オートバイのロードレース、と言って欲しいなあ。

石原知事定例記者会見録
平成18(2006)年5月26日(金)15:00~15:26


2.ロンドン市長との会談について
【知事】次いで、お聞き及びかもしれませんが、この日曜日に出発しまして、ロンドンとオートレースをやっているマン島を参考に視察に参りますが、ロンドンでは、リビングストン市長との会談をしまして、5月31日に行なう予定ですけども、東京オリンピック招致に関連して、2012年のロンドンオリンピックの準備状況や開催に合わせた都市づくりなどについて視察もし、意見交換をしたいと思っています。

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都知事定例記者会見(2005.3.24)

フリージア娘だけではダメみたい。キャンギャル祭りとかどうですかねえ。治安に不安が。冗談、冗談。

石原知事定例記者会見録
平成18(2006)年3月24日(金)15:04~15:35

【記者】八丈島について…。

【知事】えっ?

【記者】八丈島についてなんですが。

【知事】ああ、八丈。

【記者】はい。島では、昨年の10月から、航空会社とかけ合って、航空運賃を値下げするということをやっておりまして、ただし、3月末までに乗客が1万人増えなかったら、もとに戻ってしまうという内容なんですが、一応来週早々にそれが達成されそうだということだそうなんですけど、改めて知事、こういった島の取り組みというのはどういうふうにお考えですか。

【知事】お客を呼ぶには、お客を引きつける行事というものを考えないとね。フリージア娘だけじゃどうにもならないと思うよ、それは(※)。

※平成18年3月下旬にフリージア娘などで構成される、「第40回八丈島フリージアまつり」キャラバン隊が都内で宣伝活動を行った。

 だから、僕が言ったみたいなマン島(英国グレートブリテン島とアイルランドに囲まれたアイリッシュ海の中央に位置する)みたいなね、オートバイのレースをやったらどうだと言うんだ。それはものすごい求心力になりますよ。それは一方では、うるさいとか環境だとか言う人が出てくるかもしらんけど、あそこなんかとにかく八丈富士を回るあたりというのは、民家が少ないですからね。この間、町長が来たときに言ったのよ。「僕は三宅島にも言ったけど、君ら競争してやれ」と言ったの。そういうものをやらないとね。日本人は海の楽しみ方が下手くそだから。本当に限られた人だけですからね。

 まあ、国全体が観光客を呼ぼうと思って四苦八苦しているんでね。東京もそうだけどね。島も島なりの苦労が要るんでしょうけど、運賃を下げたって、人はそう簡単に来るもんじゃないよな。もうちょっと知恵を出せばいろんなことができるんだけどね。

 それから、ああいうスペースの大きな島はね、これからの夏休みとかだけじゃなくて、どういうんでしょうね、ああいう自然の中でいろんな体験する、そういう小学校、中学校の年齢の子供たちを受け入れてね、何かあそこで特修するみたいな、そういうカリキュラムってもの、向こうがアクセプタンス(引き受け体制)を構えてくれたら、東京だって考えますからね。

 行くのにも金がかかる、滞在するのに金がかかるんじゃ、誰も行かないけどもね。この間、町長と話したんですよ。その可能性、僕は八丈なんか一番あると思います。


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都知事定例記者会見(2005.3.4)

例によって都知事の定例記者会見です。とにかく三宅復興にはバイクのレースだ、と。


石原知事定例記者会見録
平成17(2005)年3月4日(金)15:00~15:27

【記者】今日は、三宅島避難指示解除になってから、島に帰ったその後の三宅高校の卒業式が、今日お昼を挟んで行われまして、11人が巣立っていきました。そして、早くも4月からは、島に帰って何とか復興に役立つような仕事にもつきたいというような、高校を卒業した若者が語ってくれてもいるんですが、また、これについては、知事の心の中にも、何か大きなものがきっとあると思うんですが、改めて……。

【知事】大きなものって何が。

【記者】三宅復興へ向けての支援といいますか、一緒にやっていこうというお気持ちみたいなものを、改めて今日の卒業式に合わせて、いかがでしょう。

【知事】やっぱり若い人たちがね、例えば、発想のリーダーシップみたいなのをとって、つまり、我々が外部というのかな、同じ東京都に属しているんだけど、島の外側の人間が説得するんじゃなくて、中から、要するに、ちょっと1つの問題提起をしたときに、討論し、前にもちょっと申し上げたけど、例えば三宅島を使っての、マン島(イギリス諸島に位置する英国政府保護領)のやっているようなオートバイのレースなんてのも、それは賛否両論はあるでしょう。騒音が嫌だという人もいるだろうし。しかし、まあね、ああやって誘導合戦を、島の半分がああいう形になっちゃってるときに、まず環境の問題ってのは、それはきりないことだけれども、やっぱり立ち上がるために新しいイベントというのを考えないとね。そういうものの、やっぱり何というのかな、現代性みたいなものは、年配の人間にはわからないからね。そういう、何もオートバイのレースに限りませんよ。そういう島の観光なら観光の新しい開発みたいなものについて、若い人たちに知恵を出してもらいたいと思いますけどね。

 それから、もう1つね、モイヤーさん(ジャック・T・モイヤー:海洋学者)という人は死んじゃったんだけれども、三宅島の海を愛した。魚はたくさんいるっていうけど、これ、くれぐれもいっているんだけど、やっぱり制限をしないと、日本の、要するに、釣り師ってのは乱獲しますからね。獲物の制限をするとか、リリースをするとか、やっぱり三宅島ルールをつくってやらないと、1年たったら人も来なくなるみたいな、魚いなくなるみたいじゃ困るんで、そういうことも管理なんかもやっぱりちゃんとやってもらいたいですね、若い人たちにね。

【記者】島の人たちがですね、まさに三宅の復興のためには、人である。つまり、いかに人が戻ってくるかということ。それから、観光とかそういった経済的な産業の復興ももちろんあるかもしれませんが、そういった意味からいうと、今日の若者たちが島へやっぱり早く戻って、そういったものに一緒になってやっていきたいという言葉は、とってもうれしかったんです。

【知事】なるほど。そうでしょうね。お年寄りばかり行ったってしようがないものね、やっぱり。しようがないといったらおかしいが、若者はやっぱり変な魅力の方が東京の方にあるからね、島よりもこっちの方がおもしろいという人もいるだろうと思うけども。それは初めて聞きましたけども、やっぱり若い連中が島へ帰るんだという、「帰りなん、いざ」ということで、島へ戻っていって、新しい活力になるというのはうれしいと思いますよ、それは。

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都知事定例記者会見(2005.1.27)

三宅島だけでなく八丈島でも手を挙げている、と石原都知事は答えています。
また、空港再開やガス濃度についての発言も。

石原知事定例記者会見録
平成18(2006)年1月27日(金)15:00~15:28


【記者】すみません、もう1つの別の話で。2月1日で、三宅島避難指示解除から丸1年たちますが、島の人たちのお話を聞いてみても、農業や漁業、観光業、なかなか先行きが見えないというような声も聞きます。知事、今、現状をご覧になって、この…。

【知事】さっき村長が来ましてね、1年たちましたという報告とね、僕は、いろんなことを考えなさいと。東京都の持っている農事(業)試験場みたいな跡地があるそうでね、これを開放してと。そんなものは東京都が使っていないんでいくらでも提供しますが、やっぱり人を呼び寄せるイベントというものを考えたらいいと思う。

 私は、だから、公道を使用する警察は非常にリラクタント(気が進まない)かもしらないけど、今度のマラソンなんかで協力してくれるし、大道芸人だって警察も割り切ってくれたし。私は三宅島の1周のオートバイのレースなんかを考えたら、1つの吸引力になると思うんで、あなた行ってきなさいよって。マン島(英国グレートブリテン島とアイルランドに囲まれたアイリッシュ海の中央に位置する)のね、世界のオートレースの発祥地になった、今でもやっていますがね、「ああいうものを真似して三宅でやったらどう」と。何か視察に行く予算も組んであるんで「今年は行きます」と言っていました。今まで忙しかっただろうからね。

 これは、まあ僕は前からの持論なんだけどね、「三宅でやらなきゃうちでやります」と八丈島なんか言っているわけだよ。そういうことをいろいろ考えたらいいんだ。

【記者】この三宅島の関係で、この間、当初懸念されたような健康被害をもたらすようなそういう影響はなかったかのように見受けられますが、知事、空港の再開に向けた見通し等は。

【知事】先ほどその話もしました。あの地域でね、基準値を超えるケースが今まで1年間に何回あったかと言ったら、5回(昨年2月の帰島から昨年12月までの間で6回)だったそうでね。ですから、まあそれぐらいの頻度ならば、それほどあそこの飛行場そのものは相対的に危険だということにならないだろうし。基準値を超え得るゾーンにターミナルビルが入っているから、小さな建物ですから、あんなものは横へ移したらいい。

 それから、この問題も構えて、この間ね、全日空の前社長と社長と、前社長は特に親しいんで、棚橋参与(棚橋泰 東京都参与)と4人でいろんな懇談をしたんですけども、そのときにも三宅の問題を持ち出しましたらね。飛行機会社は喜んで飛ばしますが、頻繁にね、危険だからといって就航が不可能になるような状態だと、会社としては定期便ということは考えられないと言うから、それは全く、その心配はほとんどないと思う。聞き及ぶ限りでも、何とか週に何便も欠航するというようなことにはなり得ないと思っている。今日、村長に確かめましたらね。そのことも言い含めてあったんで、彼は特に飛行場での計測をずっとしてきましたけどね。この1年間で4回か5回だというんで、その程度ならターミナルビルを移すだけのことでね、私はあそこの航空路は復活すると思います。させます。

【記者】すみません、同じ話で、空港の再開について、具体的な時期というのは目途として上がっているんでしょうか。

【知事】ターミナルが再整備されたら、もうそれですぐ飛べるんじゃないんですか。まあそんな立派なビルじゃなしにね、この部屋に毛が生えたぐらいのものだからね。例えば、最初はプレハブだって何だって移せばいいんだよ、あそこのは。

【記者】その時期までには全日空との交渉もまとまるというお考えですか。

【知事】いや、条件が揃いさえすれば、既にある機材ですからね、飛ばせばいいことですから。

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都知事定例記者会見(2006.3.17)

このときの石原都知事の発言で初めて、三宅島だけでなく八丈島の八丈町長もマン島視察に誘っていることがわかった。


石原知事定例記者会見録
平成18(2006)年3月17日(金)15:08~15:18

【記者】全く話が変わって恐縮なんですが、きょう、八丈島の方から、フリージア祭りのPRの方に何人かお見えになったと思うんですが、八丈島の現状として、かなり観光客の減少ということで悩んでいるという実態がありまして、あの手この手でいろいろ島の方、頑張っておられるんですが、何かしら妙案みたいなのがあればお伺いできればと思うんですが。

【知事】そりゃなかなか妙案はないね。まあ私の昔の選挙区でもあったんですけどね、八丈っていうのはやっぱり非常に魅力のある、特に日本人ってのは海が苦手なんだよ。それで、どういうのかな、海を怖がるし、海洋民族なのに、日本人は山猿だよね。

 日本の海っていうのはね、私は世界中の海でヨットで走ってきたからわかってますが、非常に険悪な怖い海ですからね。このごろ、気象通報がね、人工衛星を使って非常に精度を増してきた。それでも当たらないときもあるけども、あのね、そういう点ではですね、なかなか行くに難い。特に海路は、みんな船にもそう強くないし、空路ということになるとね、じゃ、同じ経費で他に行くとこがあるじゃないかということになっちゃうんだな。だから、やっぱり四面海に取り囲まれた絶海の孤島というものの魅力をだね、日本人が教養感覚でエンジョイできるようにならないと、なかなか島の観光というのは難しいでしょうね。

 だから、僕はね、三宅にしろ、八丈にしろね、可能性があるんだから、あそこでマン島(英国グレートブリテン島とアイルランドに囲まれたアイリッシュ海の中央に位置する)のようなオートレースでもやったらどうだということを言っているんですけどね。今年、私もね、視察に行きますんでね、そのときに三宅の町長と八丈の町長、同行させてね、どっちがやるかということだよ、それは。両方ともやらなきゃしようがないけども。

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東京都議会会議録、2006.6.14

東京都議会での質疑応答でも島嶼部の観光振興に絡んで石原氏がマン島視察について答えました。
質問している石毛しげる氏は民主党所属の議員です。


平成十八年東京都議会会議録第九号〔速報版〕
平成十八年六月十四日(水曜日)
 出席議員(百二十四名)

○議長(川島忠一君) 七十七番石毛しげる君。    〔七十七番石毛しげる君登壇〕    〔議長退席、副議長着席〕

○七十七番(石毛しげる君) 観光振興についてお伺いいたします。
 石原知事は、就任以来、観光を新たな産業ととらえ、国に先駆けてさまざまな施策を展開してこられました。世界最大の東京国際アニメフェアの開催など、都が打ち出す斬新な取り組みは、目をみはるものがあります。(~中略~)
 知事はこのたび、ロンドンとマン島を視察してこられました。都としても参考すべき点が多かったのではないでしょうか。東京オリンピックを見据えたプレイベントとしての東京マラソンの開催に当たって、東京ならではのおもてなしの精神が随所で遺憾なく発揮され、東京の魅力の一つとして、世界に広く発信されることを期待します。
 そこで、改めて、もてなしの精神を理論から応用、実践へと、都民に対してどのように具現化されるのか、お聞かせください。
 観光という字は「光」を「観」ると書きます。光輝く東京を世界に見せられるのか、一千二百万人の頂点に立つコンダクター、それは石原都知事であります。
 ご所見をお伺いしまして、私の一般質問を終わりにさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。(拍手)
   〔知事石原慎太郎君登壇〕
○知事(石原慎太郎君) 石毛しげる議員のなかなかユニークな一般質問にお答えいたします。
 東京オリンピックや東京大マラソンにおけるホスピタリティーについてでありますが、先般、マン島の公道を利用したオートバイレースを視察して、いろいろ得るところがございました。感心しましたのは、マーシャルと呼ばれるボランティアの方々が、実にたくさん綿密に会場整理から大会全体の運営までを支えていたことでございまして、これは、日本でも元気な、既にリタイアされた高齢者がたくさんいるわけですから、人材の供給という点では十分に可能だと思っております。
 特に、モータースポーツを心から愛する島の年齢者の方々が、非常にたくさん参加しておられまして、いかにもその姿勢が、我が島、我がまちを愛するという心遣いが如実にあらわれておりまして、オリンピックやマラソンなどの国際的なビッグイベントを東京で開催する場合にも、アスリートたちが実力を遺憾なく発揮して、観客も含めてそのスポーツを楽しむためには、これを単に見守るだけではなくて、都民一人一人が催し物に参加しようという意識で、ホスピタリティーの精神を発揮しながら、自発的かつ積極的に参加することが不可欠であるということを痛感いたしました。
 例えば、東京マラソンの応援についても、コースの沿路の方々にお願いしまして、それぞれのまちの情緒などを、特性を反映した心の温まる応援を地域ごとに展開していくことが必要であると思います。
 そういう点では、商店街の方々あるいは青年会議所の方々、特に日本の神社は、宮司さんがいなくても非常に氏子さんたちがきれいに整備しておりますが、こういう心遣いを人間対人間ではもっと如実に発揮できるわけでありまして、そういう方々にご協力を願いながら、東京大マラソンはもとより、オリンピックについても、東京ならではのホスピタリティーを存分に発揮して、これを盛り上げ、成功に導いていきたいと思っております。
 他の質問については、産業労働局長から答弁いたします。
   〔産業労働局長成田浩君登壇〕

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都知事所信表明2006.6.6

施政方針でも石原都知事によるマン島視察について、議会へ報告がありました。

石原知事施政方針
平成18年第二回都議会定例会知事所信表明
平成18年6月6日

 ロンドン視察の折に、アイリッシュ海に浮かぶマン島に立ち寄ってまいりました。淡路島ほどの面積の、人口8万に満たないこの島は、百年前から続く公道を使った国際的オートバイレースで世界的にたいへん有名であります。民家のすぐ脇の公道を200キロを超えるスピードで疾走するオートバイの迫力に圧倒されるとともに、住民の皆さん一人ひとりがモータースポーツを心から愛し、レースを島全体で盛り立てる様を間近に見聞することができました。

 一時は観光客の低迷に悩んだマン島は、レースだけではなく、IT産業の誘致など独自の産業振興策により、今では、一人当たりの国内総生産がイギリスを上回るに至っております。こうした先駆的な取組みから、東京の島々も大いに学ぶべきであり、同行した三宅、八丈の両島の首長さんも同じ思いであったと思います。

 今後、オートバイレースを観光の起爆剤に据え、島の皆様が一致協力して、実現に向けた具体的な第一歩を踏み出すことを期待しております。都としても、地元の創意工夫を活かした島の新たな発展を積極的に支援してまいります。

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2006年7月13日 (木)

「都民のみなさんへ」2006.6.28

石原都知事が「都民のみなさんへ」と題したメッセージをオンデマンドで放送&テキストで公表しています。2006年6月28日付けのコメントから。

【ロンドン及びマン島出張】  先般、東京オリンピック開催のための参考意見の聴取にロンドンに行って来ました。(~中略~) もう一つ、ロンドンに行く前にマン島、アイリッシュ海に浮かんでいる淡路島くらいの島ですが、これが不思議な島で、独立しているんです。

 3分の2ぐらい、もっとかな、外交と防衛はイギリスに任せていて、彼らにとっての王様は、今のエリザベス女王ですが、総理大臣はブレアではないのです。自分たちの総理大臣がいるのです。

 人口7万人ぐらいの島ですが、防衛、外交以外独立しているのです。ポンド(通貨)も違うポンドを使っています。通貨としての価値は全く同じですが、うらやましいです。

 東京も本当にマン島みたいに独立すると、国の鼻をたくさん明かしてやるのですが、そうもいかないので。

 非常に歴史が長いのですが、パブリックロード(公道)を使った、オートバイのレースをしていて、皆さんもご存知でしょうが、だいぶ前に日本のオートバイがすごいぞと言うことを世界に証明したのが、このマン島で、日本の車が突然優勝しました。

 私、子供の頃、その記事を読みましたが、「なんで、日本ごときのオートバイが走ってきて勝ったんだ」といって、そのオートバイを彼らが買って分解してみたら、その精密さに驚いたと。まるで、時計の内側と同じぐらいだということで仰天したという話があります。以来、世界の市場を日本のオートバイは席巻しているわけです。

 行って見ましても、日本のオートバイはホンダ、スズキ、ヤマハ、カワサキというところですが、日本以外のオートバイというのは2台ぐらいしか見なかったです。イタリアのデュカティーとドイツのBMWですか、確か、そのくらいでした。

 私が、なんであんな所へ行ったかというと、東京の島、伊豆七島、小笠原も随分遠い所にあるのですが、なかなか観光客が足りなくて疲弊しているのです。何かイベントを考えないと。パブリックロードを使うといっても、東京ではなかなか出来ませんが、島ですと、人口も限られています。特に三宅は、あの災害の後、非常に苦労していますし、なかなか立ち上がれない。人をたくさん呼んできて、観光の振興から島に活力を集める必要があるので、三宅の村長と八丈の町長2人と行きました。二人とも乗り気でして、きっと出来ます。どっちの島でやるか二つでやるか、これからの問題であると思います。

 私が感心しましたのは、とにかく条例を決めて、街で島全体で、公道を使って、住んでいる人は幾分不便でしょう。その時間帯は危険だから、道を歩けませんから。それを違反した人は罰金を取るような条例をきちっと作って、みんなでこの行事を盛り上げて、島の振興を図っている。

 非常に年輩の方々、数多くのマーシャルという、監督というのでしょうか、そういう立場で本当に数多くの人が協力していました。

 もう一つ、これはマン島のクラシックレースというもので、これは、古いといっても、つい数年前のオートバイで、これを使ってのクラシックレースをキャッスルタウンの全長6マイルぐらいのコースをぐるぐる回ります。

 メインのTTレースは、タイムトライアルで全長60キロぐらいのコースを何周かするのですが、これは最新のマシンがそろっていまして、ほとんどが日本製。しかも直線に近い道路では、多少起伏があっても300キロは出るというレースでした。

 実は、公式のタイムトライアルの時に、日本から唯一エントリーし、何年も出ている今まで最高で6位まで行った前田君というライダーが、新しいマシンだったのですが、直線で距離がある非常にスピードの出る所で急に機械が壊れたのでしょう、減速して、多分、それを10秒遅れてスタートした後続車が追突したのです。両方のライダーは、追突した方は意識不明だった。前田君は意識はしっかりしていたのですが、いろんな骨折等怪我をあちこち併発して、残念ながら亡くなりました。

 しかし、それほど非常に危険でスリルがあるが、素晴らしい催し物だと思います。(~以下略~)

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都知事定例記者会見(2005.1.14)

石原都知事が初めて三宅島でマン島TTのようなイベントを行ないたい、と発言したときの記者会見のテキストを東京都のサイトから引用します。

石原知事定例記者会見録
平成17(2005)年1月14日(金)15:00~15:27

知事冒頭発言 1 平成17年度予算原案について 【知事】冒頭幾つか、私から申し上げることがあります。(~中略~) まず、都民生活の安全確保のため、三宅島帰島支援と災害対策に300億円を計上するほか、治安対策の充実強化を図っております。(~中略~)

【記者】三宅島が2月に帰島しますけれども、村の方は観光にも力を入れていきたいというようなお話をされていたんですが、知事がご覧になって、なかなかガスが出ている中で難しい面もあると思うんですが、何か具体的なお考えというのはございますでしょうか。

【知事】あそこは私の衆議院時代も選挙区でしてね。ほかの島に比べて場所が中途半端なんです。大島ほど近くない。しかし八丈ほど暖かくない。あれは温帯とね、寒帯の間の亜温帯といったかな(三宅島は気候帯区分では温帯に位置していながら、熱帯から暖かい黒潮が北上するため、緯度のわりに気温が高いといわれている。)、モイヤーさん(ジャック・T・モイヤー氏)って、死んじゃったけど、自殺した海洋学者がいて、彼が言っていましたが、珍しい生物もあるんですよ、海中に。それで、この数年間、人が入らず、漁業活動も余り活発ではなかったんで、魚は非常に増えていましてね。ただ、これも三宅に島民が帰って、釣り宿に行って、磯釣りでも船でも仕立てると魚がたくさん採れるぞということで、うわーっと釣り人が行くんだ。だからね、やっぱりアメリカなんか、アラスカでやっているみたいに、この魚は何匹しか釣っちゃいかんとかね、そういう制限というのを設けながら、しかしやっぱり非常に豊穣な漁場として復活しているという情報も伝えて。それからもう1つ、これは条例(正しくは、東京都漁業調整規則)でやったはずなんだけれども、当局の指導もいいかげんでね。僕は、コマセというのは本当にね、自分自身がダイビングするから分かるけれども、潜ってみると、やたらに磯を汚すんですよ。あれは禁止したはずなんだけどね、結局、遊漁船なんかでお客を乗せていく漁師は、まあ、魚を呼びつけるために平気でコマセを許す。磯はあくまでも厳禁ですがね、海上においても私はコマセというのは禁止すべきだと思うし、そういう新しい釣りのマナーのパターンというものを三宅でね、私はやっぱり観光の開発ということで示してもらいたいのと、それからあの島の周遊道路というのは、かなり起伏に富んでいてね、怖い道路なの。これは逆に、腕に自信のあるライダーにとっては1つの魅力の場所なんでね。私は、世界の単車の、オートバイのレースの黎明というのはあそこで始まったわけですし、イギリスのマン島で。私も行ったことがありますがね。マン島というのはもっと大きな島ですけども、いずれにしろ島挙げてオートバイレースの誘致をし、協力してるんだけども、明日この島でそういうレースをやると、私は非常に若いライダーが集まって人気になると思うんですがね。まあ、島がどういうふうに協力体制をするかね。一番嫌がるのは警察だろうな。めんどくせえから。やっぱり、それは観光も警察の協力がなかったら、歩行者天国でのヘブンアーチストなんかも警察がうんと言ってくれたんで。まあ完全にうんとは言ってないけどね。まあ登場することができたんで、そういった点で、新しい試みをしたらいいと思いますけども。

【記者】これからどんどん高齢化、一気にすると思うんですけれども、若年層を呼び込むという対策にもなる……。

【知事】と思いますね、それは。余り年寄りはオートバイで走らぬだろう。

【記者】ありがとうございます。

都の公式サイトでも註釈が入るのが面白いですね。ちなみに、このテキストは石原氏の発言を完全に再現したものではありません。また音声の入った映像版も、この回は音声を途切れさせた部分がありますね。

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都知事定例記者会見(2006.7.7)

MFJ、ホンダ、ヤマハと東京都関係者がオートバイを使っての八丈島視察を終えて、石原都知事が記者会見で発言しました。以下、東京都のサイトからテキストを引用します。

石原知事定例記者会見録
平成18(2006)年7月7日(金)15:03~15:13

質疑応答 【記者】島のオートバイレースについてなんですけれども、先日、現地調査がありまして、調査なさった協会の方もすごく高評価でして、あと島の方も受け入れに大変前向きでした。開催の可能性について、知事、どのようにお考えでしょうか。

【知事】あなたの方が知っているんじゃないの、そういう情報。私、そこまで知らなかったから。行った連中がだね、専門家がどういうふうに評価したか、詳しく報告聞いていませんがね。とにかく非常におもしろいレースになるんだろうと。しかも、ある場所なんかはね、千数百メートル直線の距離を、三宅島にそんなとこあったのかなと思うんですがね、多分あのあたりでしょう、三七山の、ありましてね、非常に起伏に富んだカーブの多いコースですから。要するに、すべきプロテクションはね、局所、局所に置いて。向こう(マン島)はエアマットだったかな、あれ?いや、羽毛かな、何か入っているあれ(乾燥わらの入った袋)を危ないとこに備えていましたけども、そういう整備をすればね、あとはライダーの技量次第でしょう。とにかく何もないところだからね、三宅は。まだ八丈の方はね、観光の吸引力がいろいろありますけども、三宅はもう全くないところだからね。やっぱりいろいろ政党があるらしいけども、議会も全員一致してやろうということを言っているようですし。ただ、やればやったでね、(200~300人をまとめて収容できる)旅館がないんだから、あそこは。(一度に50人以上が食事をできる)食堂も1軒しか。爆発する前もそうだったんだけど。だから、やっぱりそういうものをこれからどの程度見込んで、どういうふうに整備していくか。うーん、まさか、あの災害の後に自衛隊が出向いたみたいに、レースの手伝いに自衛隊を呼ぶ訳にいきませんからね。これはやっぱり島の才覚でね。またボランティアの人たちがマーシャル(監視員)として局所、局所で張り番してもらうにしたって、それはやっぱり人の数足りませんから、東京からそういうことの好きな高齢者が行っていただければ、ホビー(趣味)も兼ねた有効な時間になると思うんだけども。さて、その人たち、どこでしまうかといったら、民宿の数も知れているしね。あとの問題が出てくる訳ですが。まあ、これはとにかく、そのつもりでやっていきますけども。大事なことは、やっぱりあそこで新しいイベントをして人を呼ぶということだと思います。

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都知事定例記者会見(2006.6.9)

マン島から帰ってきた石原慎太郎東京都知事の記者会見のテキストを東京都のテキストサイトから引用します。

石原知事定例記者会見録
平成18(2006)年6月9日(金)15:00~15:25

【記者】マン島のオートバイレースで、日本人のレーサーの前田(淳)選手が亡くなってしまうという大変痛ましい事故が起きてしまいましたけれども、三宅や八丈島でこのようなレースを行うという知事のお考えは、変わりはないでしょうか。

【知事】変わりないですね。何もねレースや予選でライダーが、4輪にしろ2輪にしろ事故を起こすのは、何もマン島のケースだけじゃない。マン島だって随分そういうケースがある訳ですが、みんなそれを覚悟でやっているんだから、プロだから。大事な事はね、マン島のレフェリーたちが、シェリフ、何というんですか(マーシャル:監視員)、とにかくボランティアで出ている監視員たちが言ってる事は、公道を使うんだけど、絶対に住民の事故を防がなきゃいけないと。それから、マン島は歴史が長いからね、条例(法律)をつくって、あれは一種の国ですからね。外交と防衛だけはイギリス本国に任しているけど、あそこの王様は今の王室だけども、総理大臣は別にいるんですよ。ですから、自分たちの国法できちっと法律をつくって、とにかく協力しないで勝手に出てきた人間はペナルティーといって、罰金まで課すだけの、そういう取り締まりをしていますからね。歴史も長いし、島民全体が観光振興にでも協力しているんで、そういう事故は起こりませんけど、自分たちが一番注意しているのはそれだ。あとは知らぬと。プロなんだから。

 まあ前田君の場合もね、初めての機械でね、車検を受けたばかりのマシンだったので。それもしかも300キロぐらい出る直線コースを、その後上がり坂の、これはかなり直線に近いんですけど、すぐに見に行きましたが。まあ、それでもね、200キロを超すスピードが出ているあたりで機械が急に、あれは止まったんだな。それでね、後ろから来た車が追突した。後ろから来た車もちょうど真正面に太陽が見えるので、それほど太陽は低くなかったと思うんですがね、とにかくちょっと上り傾斜のところでね、光線に目がくらんでね、前が見えなかったのかなと言うんだけど、とにかく急に減速したのにぶつかって、追突した方が完全に意識不明でね。どうなったか知りませんけど。前田選手はね、本当に日本人で一人頑張って、前回も6位までいって、非常に期待されていたんですがね。まあね、ライダーとしては乗れなくなっても、本当に日本で珍しくあのレースに参加してね、公道レースの経験があるんで、三宅や八丈でこれが実現されたらいいと思うし、されるためにも、彼のアドバイスを聴こうと思ったんですけど、残念です、本当に。まあしかし、ああいうパイオニアがいてね、物事というのはどんどん、どんどん敷衍(ふえん)し、進歩していくんで、やっぱり彼の死を無駄に終わらせたくないと思いますね。

 まあ、あれは多分恋人なんだろうけどね(?)、英語の上手い、日本の、何といったかな、京都の女性がつき添っていて、マネージャーしていて。ああいう何というのかな、若い人がね、国際的にメディアが追っかけなくても頑張っているというのは美しいよね。ああいうところは本当の青春の燃焼だよ。はい、それじゃ。はい、どうぞ。

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都知事定例記者会見(2006.4.28)

石原慎太郎東京都知事の記者会見における、マン島TT、三宅島・八丈島TTに関連することばを書き留めておきます。

石原知事定例記者会見録
平成18(2006)年4月28日(金)15:04~15:35

2.ロンドン・マン島への出張について 【知事】もう1つは、5月28日から6月3日まで、イギリスのロンドンと、マン島へ出張いたします。目的は2つで、1つは2016年、東京オリンピックの招致に向けまして、2012年、夏季オリンピック大会の開催予定地でありますロンドンで、招致の方策や現地の準備状況を調査視察することであります。現地では、大会開催に向けた施設の整備状況を視察するほか、現地組織委員会の訪問やロンドン市長との会談も行います。今回の調査、視察を通じ、東京へのオリンピック招致に向けた有益な情報を得てまいりたいと思っております。

 もう1つは、マン島は、皆さんご存じでしょうけども、国際オートバイレースの発祥地でありまして、世界最古の公道レース、TTレースには、毎年、世界各地から多くのレーサーや見物人が集まりますが、ここは昭和30年代初めに、日本のオートバイメーカー各社がTTレースへのあくなき挑戦を通じて、ついにあそこで勝利を得たわけですけども、私、若いころの新聞の記事で記憶がありますが、優勝した日本のオートバイを、向こうの専門家が買って、解体分析してみたら、まるで精密な時計のような構造に固唾をのんだというエピソードがあるくらい。それから日本の二輪が世界的に飛躍したわけでありますけども、日本の技術立国の地位と名声というものは、あそこで始まったわけですが、オートバイに限らず。

 今回の視察には、八丈の町長と三宅村長も同行します。三宅は、たいへん噴火によって疲弊しましたし、八丈もですね、それぞれ魅力のある島ですけど、どうもちょっと海外旅行にみんなうつつを抜かしてね、せっかくのすばらしい観光資源、東京都にあるのに、お客さんが年々減っていますが、何かイベントをすることで島の印象をつくっていきたいと思うので、まあやっぱり公道を使ったレース。私はね、代議士のころからあそこは選挙区だったんで、三宅にも随分持ちかけたんですが、今日ほど決定的な損害を受ける前だったんで、まあ島の人たちもね、あまり傾聴してくれなかったんだけど、ここまで追い詰められてくると、相当のことを考えぬと、島はなかなか存続が難しくなりまして、八丈もね、観光地といっても、シーズンオフのときには閑散としていますし。まあ2つの島は競争するなり、あるいは交代でやるなり、ひとつ東京の名物を島でつくって、観光の誘致にてこ入れしたいと思っています。


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2006年7月 8日 (土)

オープンキャンパスで校風を知る

2003年の春ごろ。
大学院に行こう、と考えたとき、まず行なったのは、通学可能かつ自分に適した研究科がある大学院を探すことでした。
交通社会学関連の教授がいる大学というと、関東では東洋大学、そして千葉大学。関西では奈良と大阪にそれぞれあることがわかりました。
大学院はせいぜい年間6か月ほどしか開講しませんから、関西への通学も無理すればなんとかなります。しかし、図書館の利用や研究会などを考えると、やはり関東の大学の方が現実的でした。
千葉大は旧国立大学なのに学費がけっこう高い(年額約100万円)ということがわかりました。東洋大には事実上の社会人コースとも言える社会学研究科の福祉社会システム専攻(現・福祉社会デザイン研究科)があり、卒業生なら入学金が半額、しかも学費は年額約70万円だったこと、そして図書館の蔵書数がハンパじゃないことが決め手となって受験を意識し始めました。

ちょうど7月にオープンキャンパス(当時は「大学院進学説明会」、現在の「院博」)が開催されたので、いそいそと出かけて行きました。
10数年ぶりに訪れる母校は、何もかもが変わっていて、当時の面影を残す建物は一切ありませんでした。
1号館の16階で行なわれた説明会は、一人の質問者に3人の現役大学院生と一人の教員が相談に乗る、というスタイル。
院生になってからの生活の質問より、私は受験についての質問ばかりしました。それも、一番年輩の教授と思われる女性に向かってばかりしゃべっていたのですが、実はその人も学生だと気づいたのはだいぶ後のことでした。

大学院受験には学部時代の成績証明を提出することになっています。私の場合、自分で言うのもなんですが、けっこう学部時代は成績が良かったので(リポート形式の試験ばかりだったのが幸いした)、
「学部時代の成績はどれくらい加味されますか?」
と質問してみました。
すると、相談席の教授はいいました。
「ま、ほとんど、というか、一切関係ないね」
が、がびーん、です。
じゃあ、どこを重視されるのか?

私は7月の入試で4月入学を決めたかったので、必然的に一般入試、つまり英語も受験科目にあります。ちなみに、東洋大学大学院の場合、社会人入試は英語がありません。

「うーん、論文半分、面接半分かな。というか、面接重視だな。しゃべれる人は「書ける」からね。しゃべれない人は書けない。大学院は「論文を書く」ところだから、書ける人が受かるんだよ」

うむ、なるほど。
学部の成績が関係ないと聞いてちょっとガッカリした反面、正直、ホッとしました。なぜなら、しゃべくりも書くことも自分の中では得意分野だからです。

説明会では、大学院紀要(学生や教員の同人誌のようなもの、研究発表の場)や学位論文審査報告書など分厚い冊子を配布していました。さらに、ここ数年の入試問題集まで。
立派な紙袋にボールペンのお土産までいただき、洋大(東洋大の略称:ようだい)を後にしました。

家に帰って過去問題を見てびっくり。ほとんど毎年、同じような問題だったりします。
「社会学」の設問は、社会学・社会福祉学・人類学の設問20問から5問を選び、用語の説明をせよ、というもの。
「小論文」は、2つの設問のうち1つを選んで、B4サイズの解答用紙に書き込むもの。
「英語」は、短めの新聞記事かなにか2つをそれぞれ和訳せよ、というもの。テーマは社会学的なもので、辞書持ち込み可、でした。

「社会学」の設問は、はっきりいって、チンプンカンプンでした。何しろ、社会学は基本的には現代社会を扱うことが多く、用語にしても、自分が学部で学んだ知識はまるで役に立たない感じがします。というより、さっぱり忘れてる。
そこで、『テキスト現代社会』という本を古本屋で買ってきて3日漬けで暗記しました。

説明会で教授が言っていたこんな言葉を思い出しました。

「まあ、6割出来れば合格。5問のうち3問書ければいいんだよ」

なるほど。20問のうち3問ヤマ勘に引っかかればOK、という、偏差値世代には仰天の受験対策なのでした。

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2006年7月 7日 (金)

マン島TTで論文を進めます

ご無沙汰してますのバイクゼミナールです。
マン島TTレースのため、今年もマン島に約3週間滞在してきました。

今年マン島に行くまでは、博士論文を交通社会学として日本をフィールドに斬るのか、あるいは、修士論文で書いたマン島TTレースについて、もう少し知見を深めていくのか悩んでいたのですが。

決めました。

マン島TTを題材に博士論文のための研究を進めていきます。
理由は二つ。
今年のマン島TTでは、サイドカーの事故を目撃してしまったこと、そして現在唯一の日本人参戦者・前田淳選手が亡くなったこと。もちろん、これらは偶然ではありますが、得体の知れない何かが私に書け、書けと言っているような気がしているのです。おこがましいようではありますが。
もう一つは、100周年に向けてマン島はUKからの圧力、TTバッシングに対して必死に抵抗している気がしてなりません。このような刻々と変わる情勢を書き留められるのは今しかない、そのように感じています。

理論の枠組みは地域社会学的に、方法論は文化人類学的に進めることになりそうです。

しかし、その前に基礎的文献の読み込みがまったくもって足りませんねぇ、はあ。
そして英語力も……。

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