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2006年4月 8日 (土)

官と民の間には「公(パブリック)」という概念が存在する。

2006年4月4日(火)朝日新聞夕刊

「団塊の世代へ──老成を気取る前に「平和」「公」自問を」寺島実郎 (財)日本総合研究所会長

もう一つ、団塊の世代に問われるのは「新しい公共」への思想軸である。我々の世代は「公」という言葉が嫌いだった。「滅私奉公」といわれた時代を思い出したくないために、全体による個への抑圧を拒否した。今日でも「官から民へ」などとして官と民の二元論でことが運ばれがちだが、官と民の間には「公(パブリック)」という概念が存在する。いかなる社会でも、誰かが公的目的性の高い分野を支えて、利害損得を超えて汗を流すことをしなければ、社会システムは安定しない。

官と民の間には「公(パブリック)」という概念が存在する」がキーワード。拙論文の核になる概念である。
公共交通機関という言い方があって、バス・電車(拙論文では交通のうち道路交通だけを扱うので、飛行機・船は入れない)など不特定多数を乗せる乗り物はエコで尊いもののように言われているが、その実、不採算だとすぐ廃止したりして、公的(パブリックな)負担は結局、民に押しつけられる。
そんなことより、個人交通が誰もが利用しやすい社会、すなわち、モビリティ力の高い社会こそ、パブリックな交通社会が達成されるのではないか。

……と志だけ語って、じゃあ、どのように実証していくのか(^^;

寺島のいう「官と民の間には「公(パブリック)」という概念が存在する」のネタ元を知りたい。

(財)日本総合研究所……三井住友のシンクタンク。

・寺島実郎……wiki

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コメント

下のほうで「自分の研究テーマは、道路交通のうち、道路を意味のある空間としてとらえる、ということがある」とありましたが、(1)「意味のある空間」=公共圏で、(2)それが近代以降すこしずつ官に掠め取られてきた、みたいな議論を展開したいのなら、まずは古典だけど、コレは必読でしょう。

ユルゲン・ハーバーマス『公共性の構造転換』

投稿: Bruin | 2006年4月10日 (月) 10:33

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